記録ID: 8001880
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山滑走
富士・御坂
富士宝永山ー春の大滑降ー
2008年04月02日(水) [日帰り]


コースタイム
−備忘録−
日時:2008年4月2日(火)
場所:富士山・宝永山(2693m) 静岡県御殿場市
ルート:横浜自宅−御殿場口−宝永山−御殿場口−自宅
時間:6h−30m(休憩含む) 距離:15km
メンバー:ぽち(単独)
用具:Atomic SNOOP DADDY(174cm)+ディアミール+スカルパマトリックス
航海から戻って1週間が経ったが、どこかでひと滑りしないことには航海でたまったストレスが吹っ切れないような気がして、近場で大滑降ができる富士山に向かった。
08:10 御殿場口太郎坊洞門前(1280m)
この時期、御殿場登山口までは通行止めなので、車道脇の駐車スペースに停め出発する。今回は車道を通らず二ツ塚へ通じるハイキングコースを利用しながら、御殿場登山口に向かった。3月末に降った雪は所々残ってはいるが富士の真っ黒な砂の上では、あっという間に融けてしまったのだろう。
1350m付近からシールを着けれるくらい雪はあったが、途中で途切れる可能性があるのでしばらくつぼ足で我慢する。
10:10〜30 次郎坊小屋(1925m)
1700m付近では途中所々地面が出ているところもあり、ルート取りに少し戸惑うが二ツ塚寄りにルートを取れば問題はなさそうだ。
二ツ塚を越えたあたりは風の通り道なのか、シュカブラ帯となり、やや歩きづらくなる。帰りの滑降は苦労しそうな所だ。
傾斜が増してくるにつれ、靴擦れがひどくなり仕方なく小屋の屋根上でテーピングを施すことにする。(最近は特に靴擦れはなく足に馴染んできたと思っていたのだが・・・)
しばらく休憩がてら展望を楽しんでいると、宝永山の肩あたりに人影が2つあり、望遠で覗いてみると登山者のようで既に下山しているようであった。先行のトレースの持ち主だろう。
12:00 2540m付近(小滑落地点)
小屋を出発し快適に登高していたのだが、2500mあたりからアイスバーンとなり、シール登高が怪しくなってくる。スキーアイゼンは板を新調し太くなってしまったので、合うものを持っていない。ここでアイゼンに履き替えるにも傾斜がきつくやばそうだ。騙し騙し慎重に登っていたのだが、一瞬の気の緩みなのか滑ってしまった!やばい!ここで滑落すれば止まらない!今回は滑落準備?でストックを短く持って備えていたので3mくらいで済んだ。
滑落停止したが次の滑落が恐ろしくてなかなか立てない。ビンディングを滑降モードに固定し、安全な雪の柔らかいところまで降りることにした。こんなこともあろうかとアルペンにしたが、改めてテレマークにしなくてよかった。
13:00〜30宝永山(2693m)
滑落の恐怖から解放され、今度はシール登高からつぼ足に切り替え、順調にハイクアップし稜線の小雪屁を乗っ越し稜線に立つ。
途端に強風にさらされるが思ったほど気温は低くない。写真を撮りながら頂上のある方に少し下る。ジャスト13時に4回目の宝永山に立つ。宝永山には申し訳ないが、いつも目指して行くわけではなく、途中断念し仕方なくここで良しとしてしまうのだ。でも一応の達成感もあり、眺望も良いので便利ないい山である。スキーで頂上目指すなら4月下旬が適期ではないだろうか?
写真を撮り終え滑降準備を整える。小雪屁の切れ間からドロップアウト!アイスバーン地帯ではスピードを抑えながら慎重に降り、雪が緩んできた2400m付近からは豪快に飛ばす。途中アイスバーン・シュカブラの難所があったが、この大斜面を独り占めしていることに幸せを感じるのであった。
14:10〜20 スキー終了地点(1420m)
いつもながら下りはあっという間である。下部は思ったほど雪は重くなく、雪解けもなく快適に滑り降りることが出来た。少し無理して砂礫で板をガリガリとやってしまったが・・・
雪の途切れたところで板を脱ぎザックに付けていると、ボーダー1人が降りてきて沢沿いの雪の繋がっている方へ消えていった。
おそらく宝永の西斜面か二ツ塚あたりを滑っていたのだろう。
14:40太郎坊洞門前 到着(1280m)
あとは来た道をたどり、車のある登山口で山行を終了した。
いやー気持ちよかったなあ〜!
日時:2008年4月2日(火)
場所:富士山・宝永山(2693m) 静岡県御殿場市
ルート:横浜自宅−御殿場口−宝永山−御殿場口−自宅
時間:6h−30m(休憩含む) 距離:15km
メンバー:ぽち(単独)
用具:Atomic SNOOP DADDY(174cm)+ディアミール+スカルパマトリックス
航海から戻って1週間が経ったが、どこかでひと滑りしないことには航海でたまったストレスが吹っ切れないような気がして、近場で大滑降ができる富士山に向かった。
08:10 御殿場口太郎坊洞門前(1280m)
この時期、御殿場登山口までは通行止めなので、車道脇の駐車スペースに停め出発する。今回は車道を通らず二ツ塚へ通じるハイキングコースを利用しながら、御殿場登山口に向かった。3月末に降った雪は所々残ってはいるが富士の真っ黒な砂の上では、あっという間に融けてしまったのだろう。
1350m付近からシールを着けれるくらい雪はあったが、途中で途切れる可能性があるのでしばらくつぼ足で我慢する。
10:10〜30 次郎坊小屋(1925m)
1700m付近では途中所々地面が出ているところもあり、ルート取りに少し戸惑うが二ツ塚寄りにルートを取れば問題はなさそうだ。
二ツ塚を越えたあたりは風の通り道なのか、シュカブラ帯となり、やや歩きづらくなる。帰りの滑降は苦労しそうな所だ。
傾斜が増してくるにつれ、靴擦れがひどくなり仕方なく小屋の屋根上でテーピングを施すことにする。(最近は特に靴擦れはなく足に馴染んできたと思っていたのだが・・・)
しばらく休憩がてら展望を楽しんでいると、宝永山の肩あたりに人影が2つあり、望遠で覗いてみると登山者のようで既に下山しているようであった。先行のトレースの持ち主だろう。
12:00 2540m付近(小滑落地点)
小屋を出発し快適に登高していたのだが、2500mあたりからアイスバーンとなり、シール登高が怪しくなってくる。スキーアイゼンは板を新調し太くなってしまったので、合うものを持っていない。ここでアイゼンに履き替えるにも傾斜がきつくやばそうだ。騙し騙し慎重に登っていたのだが、一瞬の気の緩みなのか滑ってしまった!やばい!ここで滑落すれば止まらない!今回は滑落準備?でストックを短く持って備えていたので3mくらいで済んだ。
滑落停止したが次の滑落が恐ろしくてなかなか立てない。ビンディングを滑降モードに固定し、安全な雪の柔らかいところまで降りることにした。こんなこともあろうかとアルペンにしたが、改めてテレマークにしなくてよかった。
13:00〜30宝永山(2693m)
滑落の恐怖から解放され、今度はシール登高からつぼ足に切り替え、順調にハイクアップし稜線の小雪屁を乗っ越し稜線に立つ。
途端に強風にさらされるが思ったほど気温は低くない。写真を撮りながら頂上のある方に少し下る。ジャスト13時に4回目の宝永山に立つ。宝永山には申し訳ないが、いつも目指して行くわけではなく、途中断念し仕方なくここで良しとしてしまうのだ。でも一応の達成感もあり、眺望も良いので便利ないい山である。スキーで頂上目指すなら4月下旬が適期ではないだろうか?
写真を撮り終え滑降準備を整える。小雪屁の切れ間からドロップアウト!アイスバーン地帯ではスピードを抑えながら慎重に降り、雪が緩んできた2400m付近からは豪快に飛ばす。途中アイスバーン・シュカブラの難所があったが、この大斜面を独り占めしていることに幸せを感じるのであった。
14:10〜20 スキー終了地点(1420m)
いつもながら下りはあっという間である。下部は思ったほど雪は重くなく、雪解けもなく快適に滑り降りることが出来た。少し無理して砂礫で板をガリガリとやってしまったが・・・
雪の途切れたところで板を脱ぎザックに付けていると、ボーダー1人が降りてきて沢沿いの雪の繋がっている方へ消えていった。
おそらく宝永の西斜面か二ツ塚あたりを滑っていたのだろう。
14:40太郎坊洞門前 到着(1280m)
あとは来た道をたどり、車のある登山口で山行を終了した。
いやー気持ちよかったなあ〜!
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