山行記録: 恐羅漢山・台所原ブナ林スキーツアー広島遠征編Ⅴ-①

記録ID: 8009915

全員に公開

山滑走

中国山地西部

恐羅漢山・台所原ブナ林スキーツアー広島遠征編Ⅴ-①

2008年02月10日(日) [日帰り]

島根県広島県

kpochi その他7人

コースタイム

日帰り

山行: 3:30
休憩: 1:30
合計: 5:00

9:10

10分

恐羅漢スキー場かやばたゲレンデ（973m）

9:20

9:30

10分

リフト上(1235m)

9:40

20分

夏焼尾根(1285m)

10:00

10:20

70分

恐羅漢山(1346m)

11:30

12:00

60分

台所原広場(975m)

13:00

13:10

20分

尾根取付(1045m)

13:30

13:50

20分

滑降開始(1140m)

14:10

ゴール地点

－備忘録－
日時：2月10日　恐羅漢山～台所原（だいどころはら）広島遠征編Ⅴ-②
ルート：恐羅漢スキー場かやばたゲレンデ－（リフト）－夏焼尾根－恐羅漢山－台所原－（林道）－夏焼尾根－牛小屋高原ヒュッテ－福岡
時間：5h－05m(休憩含む）　
距離：7.8km（リフト除く）
メンバー：広島山岳会の皆さん（6名）、髭じじーさん（三原山岳会）、ぽち（しもざらめ同人）計8名
用具：Atomic SNOOP DADDY(174cm)+ディアミール+スカルパマトリックス
＊今回は髭じじーさんと一緒に広島山岳会の例会山行にゲスト参加させて頂いたので、その模様を少しだけレポートしてみました。
前夜広島山岳会の「牛小屋高原ヒュッテ」に宿泊。殻付き牡蠣と牡蠣鍋を御馳走になり、こたつ付きの部屋で快適に安眠できました。朝は香ばしい生豆コーヒーの香りで目覚め、炒りたてコーヒーで朝食をいただきました。

09:10　恐羅漢スキー場かやばたゲレンデ（973m）
恐羅漢山の遭難騒ぎの1週間後であったが、髭じじーさんが事前にスキー場に了解を取り、登山届けを提出することによって特にトラブル無く全員リフトに乗ることができた。昨晩は結構な風雪であったが天気は回復し、絶好の山スキー日和でスキー場も朝から大変な賑わいを見せている。
09:15～09:25　リフト上(1235m)
リフトはあっという間に1200mまで担ぎ上げてくれる。皆シールを着けたりして準備を整え出発する。先ずは髭じじーさんが先導を切って進む。取り付きはやや斜度があるもののシールはしっかりと斜面を捉えている。新雪は20cmくらいだろうか？くるぶしあたりのラッセルだ。2番手に居た自分はこの美しい新雪を汚したくなり？先頭を交代してもらう。この太板の威力は絶大で登りが楽しくなる。

09:40　夏焼尾根(1285m)
傾斜が緩やかになった頃からモンスターが現れ、夏焼尾根に到達したことがわかる。
この頃から山岳会のSさんがビデオカメラを持って行ったり来たりして忙しくなる。今回は山岳会の撮影ロケ山行でもあるのだ。最新のフルハイビジョンカメラを駆使しての撮影でもあり、結構モデル？達にも注文も多い。カメラ目線にならぬようにやや緊張気味に歩く。手足が一緒に動いていたりしていないだろうか・・・

10:05～25　恐羅漢山(1346m)
ゆっくり歩いて約40分で登頂してしまった。自分はこれで3回目であるが皆は相当な登頂数であろう。特に記念撮影するわけでもない。しばらくすると岳連の登山教室の一行とすれ違い皆顔見知りのようでそれぞれ話がはずんでいる。

シールを外しメインの台所原への滑降が始まる。自分は今まで雪不足、時間切れ敗退を喫しており、3回目にしてようやくデビューできる。滑降準備が整いいざ出発！皆のスキーレベルがわからないのでちょっと様子見のため後攻で出発する。
前回同様滑り出しはブッシュが多い。標高差で50mくらい降りた辺りから滑るルートが現れる。2週間前は藪こぎで滑るどころではなかった。

降りるほどにブナ林の間隔がいい感じになってきて、皆のほほが緩んでくる。奇声を上げる人、雪と戯れる？人もいたりしてそれぞれ楽しみ方いろいろである。
いい斜面あれば、すかさずカメラマンが先行し、滑降コースの指示が飛ぶ。要所要所で撮影が入るため、なかなか気が抜けない。いつも自分が撮影を担当するので、自分の滑りをほとんど見たことがない。一体どんな滑りだろうか？出来上がりが楽しみです。皆さんの滑りを激写すべく待ちかまえてたのですが、なかなかベストショットは得られませんでしたが、その中から各1枚をセレクトしみました。
11:35～12:05　台所原広場(975m)
のんびりビデオ・写真撮影しながら降りてきたが、楽しいことはあっという間であり、的確なルートファインディングのおかげで台所原の広場に到着。各自行動食を頬張りながら、登り返しの準備に取りかかる。
ここからシールで林道をハイクアップ。緩やかに山肌を縫ったルートは飽きず、疲れず、景色も良くて快適である。
12:55～13:10尾根取付(1045m)
約50分ほどで夏焼尾根鞍部に取り付く地点に到着し1本取る。
登り出して気温は徐々に上がり始め、自分はシャツ一枚になるがすでに汗だくである。帽子も蒸れるので結局いつものタオルを頭に巻くスタイルになる。髭じじーさんも同類のようで頭にタオルを巻いている。休憩後、1110mの鞍部目指して直登する。誰が開拓したのか、なかなか好ルートである。これならためらうことなく台所原に降りられるのではないかと思う。

13:35～50滑降開始(1140m)
夏焼尾根鞍部に乗越し1120m付近で尾根のトレースと合流し、しばらく行くとゲレンデを見渡せるポイントに到着。ここでシールを外し、2度目の滑降準備に取りかかる。今度は陽射しもあり、気温は上がり雪はしっかりと重い。さらにブッシュの間隔もかなり狭い。こちらの斜面はもう一降りといったところか？何とかブッシュを蹴散らし杉の植林地帯に降り立った。あとは夏焼峠からのトレースを辿って「かやばたゲレンデ」を通り山小屋に到着！お疲れ様でした。