記録ID: 80351
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雪山ハイキング
日光・那須・筑波
雷霆の滝・咆哮霹靂の滝
2009年02月07日(土) [日帰り]
oginchan
その他1人
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 382m
- 下り
- 385m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
高原山山麓の学校平にある「山の駅たかはら」を起点としたハイキングコースは四季を問わず人気がある。高原山の主峰釈迦ヶ岳に登った時も、初めてのスノーシューハイキングを体験した時もこの「山の駅たかはら」からの出発だった。今回のスノーシューハイキングコースもここを起点として行程を計画してみた。 行き先に選んだのは塩原温泉の名瀑に数えられている「雷霆の滝(らいていのたき)」から「咆哮霹靂の滝(ほうこうへきれきのたき)」を巡るコース。無雪期ならば遊歩道が整備されていると言うからスノーシューでも林間コースから沢沿いのコースを楽しめる筈である。 「山の駅たかはら」の駐車場に滑り込んだのは朝の8時。道路の凍結や積雪を気にしていたのだが、駐車場まで呆気ないほど何も無い。逆に雪が積もっているかが心配になるほどである。それでも駐車場からコースの方向を眺めると林間に一面白い絨毯が敷き詰められていたので一安心。 身支度を済ませて早速樹林帯へと足を踏み入れる。積もった雪の表面だけが凍っていてスノーシューで踏むと一回りも二回りも大きく陥没する。 樹林帯をなだらかに下って行くと山神さまの大きな石碑が建っている。石碑を過ぎた辺りから斜面をトラバース気味に北へと向かう。左手に小さな沢の音を聞きながらいくつかの木橋を渡り進む。 傾斜がきつくなり九十九折れの下りにかかる辺りから別の沢音が一段と大きくなる。沢音に導かれる様に一気に高度を下げて桜沢沿いへと辿り着くと「雷霆の滝」も近い。 「雷霆の滝」到着 「雷霆」とは雷の事で、落水の音が雷の様に聞こえるさまを指していると言う。4m程の落差で横に広い。滝の右側の岩肌は一面凍りついている。左側は飛沫が様々な形に凍っていて綺麗だった。その真ん中を勢いよく滝は水を落としていた。 「雷霆の滝」を後に「咆哮霹靂の滝」へと向かう 桜沢を吊り橋で渡る辺りから雪が消えてしまい、仕方が無いのでスノーシューは担いで歩いた。 「咆哮霹靂の滝」は桜沢とスッカン沢の出合い上流の桜沢側にある滝で「咆哮」と「霹靂」の二つの滝からなる。虎が吠えるさまを「咆哮」と言い、雷が鳴るさまを「霹靂」という。どちらを取っても凄まじい瀑音を響かせている滝を想像する。 勢いよく噴き出す滝の落ち口に陽が射してキラキラと綺麗だ。滝からの流れ出しの飛沫が凍って流水との対照が面白い。 桜沢とスツカン沢の合流点に架かる吊り橋を隊長が渡って行く。「これから先は通行止めだって!」と叫んでいる。この先この道は塩原温泉の塩釜地区まで続いているのだが、崩壊しているらしく通行禁止になっている。 「上流で温泉が湧いていて魚が棲まない川だって書いてあるよ。」スッカン沢の説明板を読んで隊長が説明してくれる。吊り橋から見下ろす沢水は白く濁っている。岩魚は酸性をひどく嫌う魚である。一方、桜沢は綺麗に澄んだ水が勢いよく流れている。桜沢なら岩魚も生息出来そうである。 まっ白い雪に封じ込められた秘瀑を夢見て来たのだが、「咆哮霹靂の滝」周辺は一段と雪が少ない。それでもコンロにお湯を沸かし始める。陽だまりの沢沿いで昼寝でもしたい気分だ。 いつものようにラーメンをすする隊長の横で今日はのんびりとビールを飲ませて貰った。 さて、帰りは全部登りだ! |
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