記録ID: 8048389
全員に公開
ハイキング
ヨーロッパ
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(フランス人の道ラスト105km)
2025年04月17日(木) 〜
2025年04月22日(火)


体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 38:32
- 距離
- 112km
- 登り
- 1,796m
- 下り
- 2,175m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:21
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:21
距離 14.3km
登り 115m
下り 380m
13:05
201分
ペルスカージョ
16:26
ポルトマリン
2日目
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:13
距離 25.4km
登り 524m
下り 329m
8:10
373分
ポルトマリン
14:23
パラス・デ・レイ
3日目
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:18
距離 14.2km
登り 208m
下り 323m
8:18
258分
パラス・デ・レイ
12:36
メリデ
4日目
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:45
距離 14.9km
登り 287m
下り 331m
8:37
345分
メリデ
14:22
アルスーア
5日目
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:30
距離 20.8km
登り 306m
下り 431m
8:05
450分
アルスーア
15:35
オ・ペドロウソ
6日目
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:03
距離 22.4km
登り 356m
下り 380m
8:07
483分
オ・ペドロウソ
16:10
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
天候 | 1日目:晴れ、曇り、小雨、本降りがクルクル変わる天気。 2日目:小雨と本降りを繰り返す雨。 3日目:小雨と本降りを繰り返す雨。前日よりは気持ち小雨の時間が長い。 4日目:朝と歩き終えの各1時間くらいは曇りだが他は雨。 5日目:朝1時間くらいで雨が上がり以降は曇り。 6日目:午前中は晴れ。午後から雲が出てきて曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
※飛行機とバスの細かい経由地は省略しています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
幾つかあるサンチャサンティアゴ巡礼路の中でもとりわけ人気のあるフランス人の道で、徒歩での巡礼証明書がもらえる基準100km以上を満たす最終区間。 不等間隔ですが道路脇や分岐、曲がり角等にモホンと呼ばれる進む方向と終点のサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂までの距離を記した標識や、道の方向を示す矢印が家の壁等にあるので見逃さなければ迷うことはないです。というよりも歩いている皆が同じルートを同じ方向に歩くのでホテルのある市街地以外では迷いようが無いです。路面自体は舗装されたり石畳の村々の中の生活道路や国道に沿った舗装されていない道、森の中の道等様々ですが、道幅はほとんどの道が車が通れそうなくらいあります。 山歩きされる方なら6日間連続で計100km歩くということ以外は特段問題はないと思います。ツアー参加の人も散歩はするけど山なんか行ったこと無いという人が半分以上だったと思います。 |
写真
今回の旅のスタート地点となるスペインガリシア州サリアのマグダレーナ修道院。
ここで最初のスタンプを押してもらい歩き始め。と言いたいところですがここからサンティアゴ・デ・コンポステーラから105km地点のペルスカージョまでバスで移動。
ここで最初のスタンプを押してもらい歩き始め。と言いたいところですがここからサンティアゴ・デ・コンポステーラから105km地点のペルスカージョまでバスで移動。
徒歩でのスタート地点となるモホン(終点のサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂への道の進む方向と距離を表示する道標)。ここは105km地点で今日はペルスカージョ から14.5km先のポルトマリンまで歩きます。
街の中心地にあるサン・フアン教会。
要塞を兼ねた教会でこの様な造りは珍しいようです。
現在のポルトマリンはダム建設によって沈む旧市街から移設された街でこの教会も移築されたとの事です。
要塞を兼ねた教会でこの様な造りは珍しいようです。
現在のポルトマリンはダム建設によって沈む旧市街から移設された街でこの教会も移築されたとの事です。
カストロマイオル丘陵要塞跡。
紀元前4〜5世紀から紀元後1世紀にかけてのケルト系の住民による要塞・住居跡。
日本の旅行社のツアーではここは必ず見学する様ですが、巡礼ルートからの分岐に目立つ看板も無く素通りする人がほとんどの様で雨のせいもあり我々のツアー以外の見学者は2人くらいでした。
紀元前4〜5世紀から紀元後1世紀にかけてのケルト系の住民による要塞・住居跡。
日本の旅行社のツアーではここは必ず見学する様ですが、巡礼ルートからの分岐に目立つ看板も無く素通りする人がほとんどの様で雨のせいもあり我々のツアー以外の見学者は2人くらいでした。
馬による巡礼も認められているので2回ほど馬に乗った人も見かけました。
鞍をつけた馬が道路脇の空き地に複数頭いる箇所があったので限定区間だけ乗馬するのかもしれません。
インストラクターらしき人とペアですが、乗馬には慣れている感じがして、さすがヨーロッパと思いました。
鞍をつけた馬が道路脇の空き地に複数頭いる箇所があったので限定区間だけ乗馬するのかもしれません。
インストラクターらしき人とペアですが、乗馬には慣れている感じがして、さすがヨーロッパと思いました。
3日目。今日も朝から雨。
今日はパラス・デ・レイからメリデまで15kmです。
朝、バスにスーツケースや使用しない荷物を積んだ後、添乗員さんと現地ガイドさんからその日のコースの説明を受け出発。街を抜けるまでは歩きながら観光案内的に説明を受けます。あとは各自勝手に歩きます。とはいえ自然に先頭グループ、お尻のグループ、その中間にパラパラと各2〜4人程度のグループなって進む感じでした。
今日はパラス・デ・レイからメリデまで15kmです。
朝、バスにスーツケースや使用しない荷物を積んだ後、添乗員さんと現地ガイドさんからその日のコースの説明を受け出発。街を抜けるまでは歩きながら観光案内的に説明を受けます。あとは各自勝手に歩きます。とはいえ自然に先頭グループ、お尻のグループ、その中間にパラパラと各2〜4人程度のグループなって進む感じでした。
中世のアーチ教。
この先にある橋もgoogle mapでRoman Bridgeとあったのでローマ時代の橋かと思っていましたら、石でできたアーチ橋なのでローマ風という意味でした。
この先にある橋もgoogle mapでRoman Bridgeとあったのでローマ時代の橋かと思っていましたら、石でできたアーチ橋なのでローマ風という意味でした。
わかりにくいですがサンペドロ教会の入り口とモホン。
この入り口が10ユーロ札の絵柄のモデルというのは偽情報ですと現地ガイドさんがおっしゃってました。比べると確かに似ているようで違います。
この入り口が10ユーロ札の絵柄のモデルというのは偽情報ですと現地ガイドさんがおっしゃってました。比べると確かに似ているようで違います。
道路脇にあった、この地域の植物、生物紹介と思われる看板。
猪の絵はありますが熊がいません。スペインに熊はいたように思ってましたが少なくともこの地域では熊に出くわすことはなさそうです。
猪の絵はありますが熊がいません。スペインに熊はいたように思ってましたが少なくともこの地域では熊に出くわすことはなさそうです。
6日目。いよいよ最終日です。霧が出ていますが雨は降らない予報です。
最終日の今日はオ・ペドロウソからモンテ・ゴソ経由でサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂までの計20.2kmを歩きます。
最終日の今日はオ・ペドロウソからモンテ・ゴソ経由でサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂までの計20.2kmを歩きます。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂を遠くに望む歓喜の丘にある巡礼者像の前でお決まり?のポーズ。
多くの人が順礼路を歩いていますが、順礼路から4〜500mくらい離れているせいかここに立ち寄る人は少ないです。どうしてだろう?
多くの人が順礼路を歩いていますが、順礼路から4〜500mくらい離れているせいかここに立ち寄る人は少ないです。どうしてだろう?
以降徒歩ツアー中以外のおまけの写真になります。
翌日午前中の自由時間を利用して大聖堂の屋根、カラカの塔へ登るガイド付ツアー(スペイン語)に参加しました。
スペイン語の説明のあと英語でも説明してくれたので、こんなこと言っているのかな程度ですがなんとなくわかりました。
翌日午前中の自由時間を利用して大聖堂の屋根、カラカの塔へ登るガイド付ツアー(スペイン語)に参加しました。
スペイン語の説明のあと英語でも説明してくれたので、こんなこと言っているのかな程度ですがなんとなくわかりました。
翌日の午後は「陸地の終わり」を意味するフィニステーレ岬へのツアー。と言ってもユーラシア大陸最西端でもスペイン最西端でもありません。サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼を終えた巡礼者が最終的に訪れる地とのことです。
今は禁止されていますがこの地を訪れた巡礼者は巡礼中履いていた靴を燃やすのが習慣だったとのことです。徒歩ツアー中履いていた靴では無いですが脱いでパチリ。(禁止されてはいるようですがところどころに燃やした跡がありました)
撮影機器:
感想
10年来の夢だったスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す徒歩での旅。最後の100km区間を歩くツアーに参加する形でしたが歩くことが出来ました。
キリスト教の中世ヨーロッパにおけるバチカン、エルサレムと並ぶ3大巡礼地の一つサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を目指す徒歩での巡礼旅は現在でも続いてており、徒歩・馬で100km以上、自転車で200km以上の基準を満たすと貰える巡礼証明書を入手した人は2024年は約50万人とのこと。
幾つかある巡礼ルートの中でも一番人気のある「フランス人の道」を巡礼証明書が貰える最短条件の100kmを歩くツアーは日本の旅行会社でも幾つか企画されていて今回そのひとつに参加しました。
参加したのは105kmを6日間で(ツアートータルは11日間)、スーツケースや使用しない荷物はバスに積み込んで次の宿まで運び最小限の荷物だけで、グループで揃って歩くのではなくバラバラに自分のペースで歩けるタイプのツアーです。
本当は個人でフランスからピレネーを超えて800kmを歩くというのが夢だったのですが、荷物一式背負って(荷物輸送サービスもありますが)毎日次の宿を確保しながら1.5ヶ月も歩くというのも時間とお金があっても(気力がないので)なかなかハードルが高く感じていました。今回の100kmのツアーで今の自分にはこれくらいがちょうどいいのかなと思いましたし充分満足できました。
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