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Yamareco

記録ID: 8078114
全員に公開
ハイキング
比良山系

滋賀県大津市 キタダカ道〜打見山〜蓬莱山〜ロープウェイ 雨の花々 

2025年04月28日(月) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:17
距離
9.3km
登り
1,059m
下り
1,065m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:22
休憩
0:55
合計
4:17
距離 9.3km 登り 1,059m 下り 1,065m
10:37
9
「びわ湖バレイ」駐車場P1
10:46
14
キタダカ道登山口
11:00
54
11:54
12:00
6
12:06
12:16
32
天狗杉西標高780m辺り
12:48
12:50
32
13:22
28
13:50
13:53
1
13:54
14:15
16
比良大神奥宮社
14:31
2
14:33
14:45
4
ロープウェイ山頂駅
14:54
「びわ湖バレイ」駐車場P1
雨天でも安全に旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離7.5km、歩行時間3時間15分、歩行数?歩、消費カロリー?Kcal
天候 曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 誘導されて「びわ湖バレイ」駐車場のP1に自動車を停めました。駐車料金は平日1,000円、土日祝2,000円、Gw中は平日も2,000円です。Gw中ですが平日で昼過ぎから雨の予報だったためか、かなり空いていました。キタダカ道登山口<写真01>に近いP11は1台もありませんでした。
 下山はロープウェイ山頂駅からロープウェイに乗車しました。片道は2500円、所要時間は5分です。15分おきに発車し、混雑時は臨時便もあります。運行時間は9〜17時(上りは16時)です。
コース状況/
危険箇所等
 危険箇所やヤブコギはありません。スイセンの丘<写真32〜35,43,44>は濡れているとかなり滑りやすく、登山靴でしたが上りでも何度も滑りかけました。
 キタダカ道登山口<写真01>から歩きやすい砂利道が始まります。標高420m辺りから石埋まりの間道や小石がゴロゴロした道がしばらく続きますが、歩きやすいです。
 バイカオウレン<写真25>撮影地点は前方に道が3本あり、左の道に入りました。ザレ場で溝状に掘れており、距離は短いですが大雨後は水が流れそうで要注意です。今回は大丈夫でした。
 眞心の塔<写真28>辺りから平坦な細道になり、最後に石段と金属製の階段を上ると打見山のリフトの横に出ました。しばらくはリフトと平行にロープの外側を歩きますが、打見山(うちみやま)と蓬莱山(ほうらいさん)の間にあるびわ湖バレイスキー場まで上がってくると、スイセンの丘<写真32〜35,43,44>に入れました。 
その他周辺情報 打見山頂上<写真45>にびわ湖テラスがあります。レストランやお土産屋がありますが、びわ湖テラスに入館するにはロープウェイ乗車券が必要なので、全く乗らなくても片道分の料金2,500円を支払わなければなりません。
01蓬莱山キタダカ道登山口…たいていの登山者はここから登ります。打見山(うちみやま)頂上<写真45>にあるびわ湖テラスに入館するにはロープウェイ乗車券が必要なので、全く乗らなくても片道分の料金2,500円を支払わなければなりません。
01蓬莱山キタダカ道登山口…たいていの登山者はここから登ります。打見山(うちみやま)頂上<写真45>にあるびわ湖テラスに入館するにはロープウェイ乗車券が必要なので、全く乗らなくても片道分の料金2,500円を支払わなければなりません。
02ホソバテンナンショウ…砂利道の左側にたまに咲いており、ここは3株ありました。茎葉2、小葉は全縁、舷部が短く、仏炎苞開口部は広めで下に反り返ります。通常、付属体は筒部から少し出るくらいですが、この株はかなり突き出ていました。
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02ホソバテンナンショウ…砂利道の左側にたまに咲いており、ここは3株ありました。茎葉2、小葉は全縁、舷部が短く、仏炎苞開口部は広めで下に反り返ります。通常、付属体は筒部から少し出るくらいですが、この株はかなり突き出ていました。
03ムラサキケマン…長さ2cm足らずの花です。色と形で見分けやすく、間違えることはないでしょう。この日見たのはこの1株だけだったように思います。
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03ムラサキケマン…長さ2cm足らずの花です。色と形で見分けやすく、間違えることはないでしょう。この日見たのはこの1株だけだったように思います。
04ウリハダカエデ…直径1cm程の花がついた花穂は長さ8cm前後でした。目立たない花ですが、満開でした。
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04ウリハダカエデ…直径1cm程の花がついた花穂は長さ8cm前後でした。目立たない花ですが、満開でした。
05気にならない木…根元から倒れて真っ逆さま😮通行中は気になりませんが、前方に見えると🎵この木なんの木気になる木😊
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05気にならない木…根元から倒れて真っ逆さま😮通行中は気になりませんが、前方に見えると🎵この木なんの木気になる木😊
06シキミ…このすぐ手前に右斜面から登山道に倒れかけて咲いているシキミが現れ、そこからしばらくの間、シキミロードが続きました😊すぐ先左側に「ホスの木場」と書かれた立て札があったので、シキミのことを地元ではホスと呼ぶのだろうと思っていましたが、「ホスの木」はナラの木の滋賀県での呼び名だそうです。
06シキミ…このすぐ手前に右斜面から登山道に倒れかけて咲いているシキミが現れ、そこからしばらくの間、シキミロードが続きました😊すぐ先左側に「ホスの木場」と書かれた立て札があったので、シキミのことを地元ではホスと呼ぶのだろうと思っていましたが、「ホスの木」はナラの木の滋賀県での呼び名だそうです。
07穴不思木(あなふしぎ)⁉…根でしょうか、複雑に絡んで穴がたくさん開いているように見えておもしろかったです。
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07穴不思木(あなふしぎ)⁉…根でしょうか、複雑に絡んで穴がたくさん開いているように見えておもしろかったです。
08あぐらか木⁉…これも根が絡まっています。連れが腕組みかあぐらかで悩み、あぐらをかいていると判断。どっちゃでもええわ😅
08あぐらか木⁉…これも根が絡まっています。連れが腕組みかあぐらかで悩み、あぐらをかいていると判断。どっちゃでもええわ😅
09天狗杉東側…看板はなくてもすぐにわかりました。なかなかの大木ですが、詳細はわかりませんでした。見上げて動画も撮りました。
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09天狗杉東側…看板はなくてもすぐにわかりました。なかなかの大木ですが、詳細はわかりませんでした。見上げて動画も撮りました。
10天狗杉西側根元に天狗⁉…通り過ぎて振り返ると、根元がこうなっていました。一部が天狗の顔のように見えるのはたまたまでしょう。天狗の鼻にしてはちょっと長過ぎかもしれません😊
10天狗杉西側根元に天狗⁉…通り過ぎて振り返ると、根元がこうなっていました。一部が天狗の顔のように見えるのはたまたまでしょう。天狗の鼻にしてはちょっと長過ぎかもしれません😊
11天狗杉西側…下のほうの枝の伸び具合も天狗の鼻を連想させます。こちらからも動画を撮りました。
11天狗杉西側…下のほうの枝の伸び具合も天狗の鼻を連想させます。こちらからも動画を撮りました。
12ミヤマカタバミ…天狗<写真10>の左下です。小雨がポツポツし始めたので閉じかけていました。ここまでに何度も葉は見かけたのですが花は終わっており、ここから先は閉じた花やつぼみを何度も見ました。
12ミヤマカタバミ…天狗<写真10>の左下です。小雨がポツポツし始めたので閉じかけていました。ここまでに何度も葉は見かけたのですが花は終わっており、ここから先は閉じた花やつぼみを何度も見ました。
13ナガバタチツボスミレ…早春から咲くスミレで、春先は表側の葉脈や葉裏が赤紫色を帯びます。葉裏はまだ赤紫色でした。
13ナガバタチツボスミレ…早春から咲くスミレで、春先は表側の葉脈や葉裏が赤紫色を帯びます。葉裏はまだ赤紫色でした。
14第一イワカガミ発見!…標高800mを過ぎるとイワカガミの葉が見られるようになり、やっとここで花が登場😊葉は直径6〜7cmと、岡山県北部で見るコイワカガミの倍の大きさです。
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14第一イワカガミ発見!…標高800mを過ぎるとイワカガミの葉が見られるようになり、やっとここで花が登場😊葉は直径6〜7cmと、岡山県北部で見るコイワカガミの倍の大きさです。
15シハイスミレ…直径2cm程の花はピンク色(この写真ではなぜか青みがかって見えています)で、花茎は赤みを帯び、葉裏は赤紫色です。今回はよく見かけました。
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15シハイスミレ…直径2cm程の花はピンク色(この写真ではなぜか青みがかって見えています)で、花茎は赤みを帯び、葉裏は赤紫色です。今回はよく見かけました。
16色の薄いイワカガミ…登山道右側の斜面に群生していました。ここはよく咲いているほうで、つぼみもまだの群生地のほうが多かったです。
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16色の薄いイワカガミ…登山道右側の斜面に群生していました。ここはよく咲いているほうで、つぼみもまだの群生地のほうが多かったです。
17色の濃いイワカガミ…株により色の濃淡が微妙に違います。
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17色の濃いイワカガミ…株により色の濃淡が微妙に違います。
18ホンシャクナゲ…登山道から少し逸れて見に行きました。この1本だけでしたが、満開でした。動画も撮りました。
18ホンシャクナゲ…登山道から少し逸れて見に行きました。この1本だけでしたが、満開でした。動画も撮りました。
19ツルシキミ…ミヤマシキミの変種で、樹高は低く1mにもなりません。岡山県では北部がツルシキミ、南部はミヤマシキミとなんとなく分布が違うようです。シキミと名が付きますが、シキミ<写真06>の仲間ではありません。
19ツルシキミ…ミヤマシキミの変種で、樹高は低く1mにもなりません。岡山県では北部がツルシキミ、南部はミヤマシキミとなんとなく分布が違うようです。シキミと名が付きますが、シキミ<写真06>の仲間ではありません。
20クロトノハゲ北側…前方に不意に岩場が現れました。歩きながら動画を撮った後でこの辺りがクロトノハゲだと気づきました。
20クロトノハゲ北側…前方に不意に岩場が現れました。歩きながら動画を撮った後でこの辺りがクロトノハゲだと気づきました。
21クロトノハゲ北側の石仏…詳細は不明です。この尾根の北側にも岩場があるようなので、昔は周辺が行場だったのかもしれません。
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21クロトノハゲ北側の石仏…詳細は不明です。この尾根の北側にも岩場があるようなので、昔は周辺が行場だったのかもしれません。
22クロトノハゲ…登山道の東側で、この周辺だけがザレ場です。登山道はここを避けるように延びており、無理に上る必要はありません。少々濡れたほうが滑りにくいので、逸れて少し上がってみました。クロトは、玄人(くろうと)のことでしょうか。仏教用語で僧侶のことを玄人といいます。このハゲた岩場で修行し、石仏<写真21>に祈ったのかもしれません。
22クロトノハゲ…登山道の東側で、この周辺だけがザレ場です。登山道はここを避けるように延びており、無理に上る必要はありません。少々濡れたほうが滑りにくいので、逸れて少し上がってみました。クロトは、玄人(くろうと)のことでしょうか。仏教用語で僧侶のことを玄人といいます。このハゲた岩場で修行し、石仏<写真21>に祈ったのかもしれません。
23クロトノハゲより岩越しに比良岳&鳥谷山&堂満岳&カラ岳&釈迦岳…岩越しに北方面を望みました。左が比良(ひら)岳、中央少し左寄りが鳥谷山、中央少し右寄りの頭だけ見えているのが堂満(どうまん)岳、そのすぐ右奥がカラ岳、さらに右は釈迦岳です。
23クロトノハゲより岩越しに比良岳&鳥谷山&堂満岳&カラ岳&釈迦岳…岩越しに北方面を望みました。左が比良(ひら)岳、中央少し左寄りが鳥谷山、中央少し右寄りの頭だけ見えているのが堂満(どうまん)岳、そのすぐ右奥がカラ岳、さらに右は釈迦岳です。
24クロモジ…<写真23>の右手前に写っています。直径数mmの黄色い花には透明感があり、出始めの葉が毛深く葉柄がうっすら赤みを帯びます。和菓子に添えられる爪楊枝の高級品はこのクロモジで作られています。
24クロモジ…<写真23>の右手前に写っています。直径数mmの黄色い花には透明感があり、出始めの葉が毛深く葉柄がうっすら赤みを帯びます。和菓子に添えられる爪楊枝の高級品はこのクロモジで作られています。
25バイカオウレン…直径2cm程の花です。白い花弁のように見えるのは萼で、黄色いスプーン状のものが退化して蜜腺だけになった花弁、中央の黄緑色が花柱です。葉が5枚セットなのが特徴です。ここだけでした。
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25バイカオウレン…直径2cm程の花です。白い花弁のように見えるのは萼で、黄色いスプーン状のものが退化して蜜腺だけになった花弁、中央の黄緑色が花柱です。葉が5枚セットなのが特徴です。ここだけでした。
26アセビ…長さ1cm程の壺型の花は通常は白ですが、たまに山中でもピンクが見られます。周辺に点在しており、この木はちょうど見頃だったので動画も撮りました。登山道の右(西)側は小さな岩やアセビなどの花木があり、ちょっとした庭園のようで風情がありました。
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26アセビ…長さ1cm程の壺型の花は通常は白ですが、たまに山中でもピンクが見られます。周辺に点在しており、この木はちょうど見頃だったので動画も撮りました。登山道の右(西)側は小さな岩やアセビなどの花木があり、ちょっとした庭園のようで風情がありました。
27ムシカリ…登山道から逸れて見に行きました。オオカメノキとも呼ばれます。花の雰囲気はヤブデマリに似ていますが、白い装飾花は均等に5裂します。また、花期が少し早いです。見頃だったのでズームして動画も撮りました。
27ムシカリ…登山道から逸れて見に行きました。オオカメノキとも呼ばれます。花の雰囲気はヤブデマリに似ていますが、白い装飾花は均等に5裂します。また、花期が少し早いです。見頃だったのでズームして動画も撮りました。
28眞心の塔…背後に玉垣らしきものが見えますが、ロープがあったので立ち入り禁止かと思い、上がりませんでした。
28眞心の塔…背後に玉垣らしきものが見えますが、ロープがあったので立ち入り禁止かと思い、上がりませんでした。
29眞心の塔の隣の仏像…電話ボックスのようなお堂らしきものの内部です。なたで大胆に彫られたような仏像でした。
29眞心の塔の隣の仏像…電話ボックスのようなお堂らしきものの内部です。なたで大胆に彫られたような仏像でした。
30天命水…この少し上の石垣の間から水が出ているそうです。少し飲んでみると、湧き水らしくクセのない味でした。本降りの中、飲んだので、雨水も大量にゴックンしたかも😱
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30天命水…この少し上の石垣の間から水が出ているそうです。少し飲んでみると、湧き水らしくクセのない味でした。本降りの中、飲んだので、雨水も大量にゴックンしたかも😱
31雪渓越しにリフト…これが見えたので、迷わずゴー。まさかのGW中の残雪でした。今年は雪解けが遅かったようです。もちろん、本降りなのでこの上には上がりませんでした。
31雪渓越しにリフト…これが見えたので、迷わずゴー。まさかのGW中の残雪でした。今年は雪解けが遅かったようです。もちろん、本降りなのでこの上には上がりませんでした。
32スイセンの丘白と黄色の西洋水仙…「びわ湖バレイ」のHPによれば、3品種だそうです。白はほとんどなかったので、古い球根が残っていたのかもしれません。動画も撮りました。
32スイセンの丘白と黄色の西洋水仙…「びわ湖バレイ」のHPによれば、3品種だそうです。白はほとんどなかったので、古い球根が残っていたのかもしれません。動画も撮りました。
33スイセンの丘下部…見上げて動画を撮り、この斜面を直登しました。黒々としたいい土は濡れるとかなり滑りやすく、何度か片足が滑りました。ここが今回のコース唯一の要注意箇所でした😅
33スイセンの丘下部…見上げて動画を撮り、この斜面を直登しました。黒々としたいい土は濡れるとかなり滑りやすく、何度か片足が滑りました。ここが今回のコース唯一の要注意箇所でした😅
34黄色い西洋水仙…この品種が最も多かったです。
34黄色い西洋水仙…この品種が最も多かったです。
35スイセンの丘上部…およそ30万球の西洋水仙はこの日はまだ6分咲きでした。よく見るとつぼみも多いのですが、これだけ数が多いと十分です。動画も撮りました。
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35スイセンの丘上部…およそ30万球の西洋水仙はこの日はまだ6分咲きでした。よく見るとつぼみも多いのですが、これだけ数が多いと十分です。動画も撮りました。
36蓬莱山頂上三角点「比良ヶ岳」越しに打見山…標高1,173.9mの頂上三角点越しに北東方面に打見山(うちみやま)<写真45>が小さく見えています。
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36蓬莱山頂上三角点「比良ヶ岳」越しに打見山…標高1,173.9mの頂上三角点越しに北東方面に打見山(うちみやま)<写真45>が小さく見えています。
37彼岸の鐘…登山者はこの鐘を鳴らして無事を祈願するそうです。ここから法華供養塔<写真38>まで歩きながら動画を撮りました。
37彼岸の鐘…登山者はこの鐘を鳴らして無事を祈願するそうです。ここから法華供養塔<写真38>まで歩きながら動画を撮りました。
38石仏&法華供養塔…詳細は不明です。背後には左に琵琶湖大橋、右に小女郎ヶ池(こじょろがいけ)西の尾根がかすかに見えています。
38石仏&法華供養塔…詳細は不明です。背後には左に琵琶湖大橋、右に小女郎ヶ池(こじょろがいけ)西の尾根がかすかに見えています。
39比良大神奥宮社鳥居…扁額は山の神になっています。雨宿りしようと鳥居をくぐり、建物のほうへ。
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39比良大神奥宮社鳥居…扁額は山の神になっています。雨宿りしようと鳥居をくぐり、建物のほうへ。
40比良大神奥宮社…内部には小さな祠がありました。比良山地の神である比良大神は、元々ここに祀られていましたが、信長の焼き討ちにより焼失したため、志賀駅の西にある樹下(じゅげ)神社の境内社(峯神社)となり、蓬莱山(ほうらいさん)頂上のここは奥宮とされています。
40比良大神奥宮社…内部には小さな祠がありました。比良山地の神である比良大神は、元々ここに祀られていましたが、信長の焼き討ちにより焼失したため、志賀駅の西にある樹下(じゅげ)神社の境内社(峯神社)となり、蓬莱山(ほうらいさん)頂上のここは奥宮とされています。
41蓬莱山の神(比良大神)…祠<写真40>の左にありました。なたで彫られた像はガラスケースの中で大切にされています。
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41蓬莱山の神(比良大神)…祠<写真40>の左にありました。なたで彫られた像はガラスケースの中で大切にされています。
42比良大神奥宮社より比良岳&武奈ヶ岳&コヤマノ岳&鳥谷山&堂満岳&釈迦岳…北北東方面です。中央手前が比良(ひら)岳と奥が鳥谷山、左奥は武奈ヶ岳(ぶながたけ)と雲にほぼ隠れたコヤマノ岳、中央少し右は頭だけ出た堂満(どうまん)岳、その右奥が釈迦岳です。
42比良大神奥宮社より比良岳&武奈ヶ岳&コヤマノ岳&鳥谷山&堂満岳&釈迦岳…北北東方面です。中央手前が比良(ひら)岳と奥が鳥谷山、左奥は武奈ヶ岳(ぶながたけ)と雲にほぼ隠れたコヤマノ岳、中央少し右は頭だけ出た堂満(どうまん)岳、その右奥が釈迦岳です。
43スイセンの丘上部越しに打見山…再びスイセンの丘に入りました。東北東方面に冬季のみ営業のレストラン「バードキャッスル」と打見山(うちみやま)<写真45>が見えました。
43スイセンの丘上部越しに打見山…再びスイセンの丘に入りました。東北東方面に冬季のみ営業のレストラン「バードキャッスル」と打見山(うちみやま)<写真45>が見えました。
44スイセンの丘上部越しに比良岳&武奈ヶ岳&コヤマノ岳&鳥谷山&堂満岳&釈迦岳…北北東方面です。左奥は雲がかかりかけている武奈ヶ岳(ぶながたけ)とコヤマノ岳、中央手前は比良(ひら)岳、すぐ右奥は鳥谷山、さらに右奥は頭だけ出た堂満(どうまん)岳、右端が釈迦岳です。
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44スイセンの丘上部越しに比良岳&武奈ヶ岳&コヤマノ岳&鳥谷山&堂満岳&釈迦岳…北北東方面です。左奥は雲がかかりかけている武奈ヶ岳(ぶながたけ)とコヤマノ岳、中央手前は比良(ひら)岳、すぐ右奥は鳥谷山、さらに右奥は頭だけ出た堂満(どうまん)岳、右端が釈迦岳です。
45打見山頂上…地形図では標高1,108mとなっています。ここからすぐにロープウェイ山頂駅に入りました。
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45打見山頂上…地形図では標高1,108mとなっています。ここからすぐにロープウェイ山頂駅に入りました。
46ロープウェイより琵琶湖…発車直後です。動画を撮り始めると琵琶湖がかすんで見えました。中央は八屋戸浜、右がほうらい浜、その奥が和邇(わに)浜です。
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46ロープウェイより琵琶湖…発車直後です。動画を撮り始めると琵琶湖がかすんで見えました。中央は八屋戸浜、右がほうらい浜、その奥が和邇(わに)浜です。
47ロープウェイすれ違い…ちょうど中間地点ですれ違うタイミングで動画を撮りました。
47ロープウェイすれ違い…ちょうど中間地点ですれ違うタイミングで動画を撮りました。
48アヒル…わずか5分で山麓駅に到着。駐車場までわき目もふらずに歩くはずが、アヒルと合鴨<写真49>に足止めされ動画を撮りました😊
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48アヒル…わずか5分で山麓駅に到着。駐車場までわき目もふらずに歩くはずが、アヒルと合鴨<写真49>に足止めされ動画を撮りました😊
49合鴨…アヒル<写真48>よりも一回り小さいです。水を飲む様子を動画に撮りました。
49合鴨…アヒル<写真48>よりも一回り小さいです。水を飲む様子を動画に撮りました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 手袋(防水加工) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子(フード付き) 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 ザックカバー(防水用) 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

【直前まで迷った挙げ句、雨天山行に…😭星山の訓練が生きる😅】
 前日までの計画では、天気がよければ打見山(うちみやま)と蓬莱山(ほうらいさん)の登山、雨なら大津市南西部の史跡巡りと決めていました。出発直前の天気予報によると、当日は午後から雨の確率が高かったので、雨の日コースの大津市南西部の史跡巡りと決め、目的地に向かいました。ところが、目的地が近づくにつれ天候が微妙に変化しうっすらと晴れ間もあり、夕方までギリギリ本降りは避けられそうで山行可能な状態となりました。打見山頂上近くに設置され10秒ごとに更新される「びわ湖バレイ」のライブカメラをスマホでリアルタイムで見ると、山頂一帯や琵琶湖の展望も効きそうでしたので、結局、打見山と蓬莱山の登山コースに決めました。
 打見山頂上にある「びわ湖バレイ」には、一番上にあるP1から一番下にあるP15まで、駐車場が15ヶ所もあります。キタダカ道登山口<写真01>に近い駐車場はP11ですが、1台も停まっていませんでした。下山時には雨が降っている可能性があるので、ロープウェイで下りることにし、なるべく山麓駅に近い駐車場に自動車を停めようとすると、一番上にあるP1に誘導されました。平日とはいえ、一応、世間の方々の多くが連休中で、駐車場には当然多くの自動車が停まっているものと思っていましたが、まさかのP1への誘導でした。この日は天候が不安定で、しかもロープウェイ往復、リフト、びわ湖テラスの施設利用料がセットになったチケットは大人一人4,500円(通常料金4,000円)もかかることから、多くの方々は、訪問を取りやめたのでしょう。ちなみに、駐車場代もGW中はずっと土日祝料金なので2,000円でした。
 少し天候不安定で活動に支障を来すのではという不安が頭をよぎりましたが、意を決してP11駐車場の奧にあるキタダカ道登山口<写真01>に向かいました。当然、午前10時40分頃から登山を開始する方は他におられませんでした。午前中は晴れ間は見えないものの雨が降る様子もなく、むしろ晴れてくるのでは?と思えるほどで、少し安心しました。登りの途中で時々琵琶湖がうっすらと見え、よりいっそう天候回復の期待が高まりました。
 しかし、昼頃から突然、雨が降り出しました。それからは雨が降り止むどころか、風も強くなり、気温も下がりました。この状況は最近どこかで経験したような???実はこの日の2週間前に岡山県真庭(まにわ)市の星山(ほしがせん)で「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」山行を行っていました。
2025年4月13日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8012880.html
この時の経験が生きて、冷静に防水、防寒、防風などの対応ができ、おかげで身体だけでなく、カメラやスマホなど雨の中で頻繁に使用した精密機器等も大丈夫でした。
 登山者が多いと、心理的にゆっくりと花の観賞ができませんが、すれ違った方は数名しかおられず、人目を気にすることなく、いつもの「歩いては立ち止まる」を繰り返す花見メインの登山を存分に楽しむことができました。この日のコースのメインテーマを“お花見”と考えていた我々にとっては、この悪天候はむしろ“恵みの雨”でした。
 下りは121人定員のロープウェイに自分たちも含め9人で乗車し、2時間40分程かけて登った打見山をわずか5分で下りました😅ログの直線部分は、ロープウェイです。以下、お花見独占登山についてレポートします。

【シキミロード⇒イワカガミロード⇒スイセンの丘を独占😍】
 昨年のGW頃の記録を調べていると、キタダカ道にはイワカガミ、蓬莱山の北東斜面(びわ湖バレイスキー場)にはスイセンの花がたくさん見られるということで期待していました。
 頂上までキタダカ道を歩くことにし、「びわ湖バレイ」の駐車場P1から階段を2つ下りてロープウェイ山麓駅前を通過、車道の脇に細道がところどころあり、一部は駐車場を横切って少しショートカットしました。登山口<写真01>からは歩きやすい砂利道が始まります。標高420m辺りから石埋まりの間道や小石がゴロゴロした道がしばらく続きますが、歩きやすいです。数は少ないものの、ホソバテンナンショウ<写真02>、ムラサキケマン<写真03>などの花を見ることができました。

 そして、標高600m手前で右斜面から登山道に倒れかけて咲いているシキミ<写真06>が現れると、すぐ先左側に「ホスの木場」と書かれた立て札がありました。周辺をよく見ると、あっちこっちでシキミが咲いており、そこからしばらくの間、シキミロードが続きました😊シキミのことを地元ではホスと呼ぶのだろうと思っていましたが、「ホスの木」はナラの木の滋賀県での呼び名だそうです。
 シキミの実は焼香に用いられる香料の原料で特有の臭いがします。また、仏前に供えられるなど、一般的には仏事に利用されることが多い植物です。白い花は神聖なイメージがありますが、実はシキミは根・葉・枝・花・実のどの部分にも毒性を持っています。特に実には猛毒があるので「悪しき実」から「しきみ」になったそうです。
 これまでの記録にはほとんど出てこず、全く期待していなかったので、いいもの見つけた!状態でした😊

 標高730m辺りで突然、巨大な天狗杉<写真09〜11>が現れました。根元の一部が天狗の顔のように見えるのはたまたまでしょうが、見応えがありました。ちょうどこの辺りから小雨がポツポツし始め、結局、標高780m辺りで雨合羽を着用しザックカバーをつけました。気温は低いのですが風が弱かったので、手袋なしでも手がかじかんで動かなくならずにすみました。
 標高800mを過ぎるとイワカガミの葉が見られるようになり、標高830m辺りから花が咲き始めた株がありました。まだ開花していないのもたくさんありましたが、しばらくはイワカガミロードが続きました。イワカガミの花は、花茎の先に総状花序を出し、3〜10個の花を下向きに咲かせます。花は直径1cm程の筒状で、5裂した花冠の先が細かく糸状に裂けており、小さいながら特徴的な形状をしており可愛らしいです。今年は開花が遅れていそうだと半ば諦め気味だっただけに、見られてとてもうれしかったです😊

 クロトノハゲ周辺<写真20〜24>はザレ場ですが、登山道はここを避けるように延びており、天候に関係なく安全に歩けます。少々濡れたほうが滑りにくいので、逸れて少し上がってみました。雨は本降りでしたが、北方面に比良山地が見えるとなぜかほっとしました。
 バイカオウレン<写真25>撮影地点は前方に道が3本あり、左の道に入りました。ザレ場で溝状に掘れており、距離は短いですが大雨後は水が流れそうで要注意です。今回は大丈夫でした。
 眞心の塔<写真28>辺りから平坦な細道になり、最後に石段と金属製の階段を上ると打見山のリフトの横に出ました。しばらくはリフトと平行にロープの外側を歩きますが、打見山(うちみやま)と蓬莱山(ほうらいさん)の間にあるびわ湖バレイスキー場まで上がってくると、スイセンの丘<写真32〜35,43,44>に入れました。

 もし、晴れていたら多数の人で賑わっていただろうと思われるスイセンの丘も、この日は誰もいませんでした。おかげで、人がカメラのフレーム内に入るのを気にすることなく、いろいろなアングルから西洋水仙の撮影を自由に行うことができました。側で見ると確かにつぼみも多く、この日は6分咲きだったそうですが、およそ30万球もあるので、見上げるとほぼ満開に見えました。ただし、黒々としたいい土は濡れるとかなり滑りやすく、上まで直登すると何度か片足が滑りました。ここが今回のコース唯一の要注意箇所でした😅
 標高1,115m辺りでスイセンの丘を抜けると、芝生のような斜面を登り蓬莱山頂上<写真36〜38>へ。やはり貸し切り状態で、琵琶湖がなんとか見えました。風がさらに強まってきたので、すぐに引き返し、比良大神奥宮社<写真39〜42>の建物に避難。ほっとしてザックを下ろし栄養と水分を補給、人心地ついたところでやっと神様に気づきました😅

 ロープウェイ(片道大人一人2,500円)で下山する気満々で引き返し、再びスイセンの丘に入ると、ようやくお一方が来られましたが、強風のため折りたたみ傘ではまったく防雨の機能を果たせないようでした。びわ湖バレイ運営側からするとこのスイセンの丘は集客の目玉の一つなので、この日の天候は厳しいものがあったと思います。
 14時33分、ロープウェイ山頂駅に入ると、なんと乗り場前にストーブがあり、冷え切った体を温めているうちに雨合羽もかなり乾きました。この日は通常運行の15分おき発車で、次は14時45分発でした。貸し切りだろうと思いきや、後から何組か来られて自分たちも含め9人で乗車、2時間40分程かけて登った打見山をわずか5分で下りました😅山麓駅から駐車場までわき目もふらずに歩くはずが、アヒルと合鴨に足止めされ、少しペースダウンしてゴール。雨の中、登山靴や雨合羽を脱いでいるうちにまた少し濡れ、車の中に入ると力が抜けました😅
 無理して登りましたが、これはこれで楽しく、いい経験になりました。次に来る機会がありましたら、小女郎(こじょろ)峠経由で蓬莱山から打見山へと逆コースで“お花見”登山を楽しみたいと思います。



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