キリマンジャロ登山とタンザニア観光

- GPS
- 38:14
- 距離
- 64.7km
- 登り
- 3,729m
- 下り
- 3,754m
コースタイム
- 山行
- 15:00
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 16:31
天候 | 1日目 晴れ。夕方から雨 2〜5日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
飛行機
|
写真
感想
キリマンジャロ登山〜出発から帰国まで
はじめに。
めちゃくそ長いです。その時々で書いていたり、後日まとめて書いてたりと文章めちゃくちゃです。感想兼ねているため支離滅裂です。
後半に感想以外も載せていますが感想も混じってたりとマジで勢いに任せて校正しないまま書き殴っているため読みにくいです。
東京方面へ移動
金曜日の深夜羽田発の便で向かうことになる。金曜日に半休をもらうか有給をもらうかで有給をもらえたので前乗りする。
仕事が終わり名古屋駅へ向かう。東京まで行く時は大概プラットこだまを利用するがGWは期間外。木曜日は利用できた。1000円くらい追加で払うとグリーン車に乗れるので毎回これ。新横浜で降りる。
新横浜から横浜駅まで在来線で移動中、3人ほどすわれるロングシートに仕事終わりなのか横になって爆睡している人がおり、なるほどこれが都会かと変な感動をした。疲れて寝てしまったではなく靴を脱いでいるあたり眠る意志があって寝てるんだなぁ。
カプセルプラス横浜 サウナ&カプセル
横浜駅から少し歩くが徒歩圏内ではある。扉は全て鍵(QRコード)で開ける。カプセルホテルは初めて利用したがシャワー、ドライヤー、室内着(未使用)、コンセント、歯磨きセットもいただけて、女性はサウナなしにはなるが、4000円いかないくらいで泊まれるのは十分満足できた。2段のベットの下を選択していたが、予想通り上の段は登る階段がきつそうだった。
ワールドカレンシーショップそごう店
近くの喫茶店でモーニングをすませ、チェックアウトもして10時に開店するでっかいショッピングセンター?に移動する。
タンザニアの通貨はタンザニアシリングとアメリカドル。最近の円安が進む前にと名古屋の店で12月くらいに両替していたが、100ドル紙幣がほとんどであり、チップ等を払うための細かいドルがなかったため2万円分両替。12月の(比較的マシな)時より1ドル8円くらい円高になっていた。
いざ羽田空港へ
特にやることもないため羽田空港へ移動する。横浜駅を宿泊先に入らんだ理由のひとつに京急で乗り換えなしに羽田空港へ向かえるということ。11時ごろには到着した。普段乗る飛行機は出国の3時間前とかに受付が開くのだが、JALだったからか羽田空港だからなのかはわからないがいつでも搭乗手続きができた。
窓際か通路側がいいというと後方はまだ選べるとのことで最後列の窓際の座席をいただけた。ついでに帰りの便の座席もやってもらったのだが、そっちはシステムエラーでできないみたいだった。2-4-2の配置でつまり2か4の通路側なら問題ないのだが、4の中席なら地獄。
今日はイベントをやっていて、公共系のマスコットが集合していた。(警察、農林水産など)
搭乗手続きをしてくださった方におすすめの店を聞き、そこに向かう。
羽田エアポートガーデンと第3ターミナル
第3ターミナルにくっついている。マツキヨで日焼け止めも入手し、おすすめされたうどん屋さんに行く。花山うどんに一旦木綿みたいなうどんがあるとのことでいただいたが、うどんと温玉と肉がうまくマッチしていて美味い。うどんの麺が板状なため一般的なうどんより絡んでいる気がする。
そのあとは第3ターミナル内を散策したり、展望デッキに行ったりと散策し、ターミナル間無料シャトルバスで第2ターミナルへ向かう。
空港ラウンジ(イオンゴールドラウンジ)
イオンゴールドカードで入れるラウンジ。口コミは悪いものが多いが、普段使いのクレジットがゴールドの基準満たしたからとゴールドになって、タダで使えるのだからフリードリンクがあり、席があり、空調が効いてと特になんとも思わなかった。
高い年会費払ってこれなら怒るのかな。3時間くらい居座る。
第1ターミナル(茶漬け膳)
バスで移動し事前に調べておいたお店へ。2000円だが小鉢が多く、ご飯のおかわりもあり満足。帰国後に食べると安心する味だと思った。ちゃんと酸っぱい茶漬けに合う梅干しだった。
第3ターミナルに戻り再度時間を潰す。
いざドーハへ(12時間のフライト)
フルキャリアの飛行機は研修旅行の台湾関空往復のみ。クッションやブランケット、モニター、イヤホン、ジュースに機内食。しかし時間がなかなか進まない。
出発後1時間くらいで機内食が準備し出すが後方なためそこから1時間後くらいにようやくきた。機内食は片方売り切れのため選べず。食事が始まってすぐにデザートのハーゲンダッツが来て忙しない。
なるほど後方があまり人気がない理由がこれかな。乗り継ぎとかあると最後におりることになるのもマイナスなのかな。その後は目を閉じ、起きて時間を確認し、また目を閉じての繰り返し。到着の2時間前ほどで朝食が出る。今回は後方から配られたので早かった。
到着後はバスで移動。
ドーハ空港
乗り継ぎもあっさり終わりゲートを確認して移動する。カタールは物価が高いと聞いていたが、おおよそ1カタールリアル=43円程度。日本で買えば2、300円程度のジュースが1000円ほどで売られていた。
ゲート前の待合所はアジア系の人が少なく、遠いところまで来たんだと再認識できる。飛行機までの移動はバス。15〜20分ほどで、かなり遠くに止まっていた。
カタール航空
窓が緑でなんやこれと思ったが調整していると太陽が眩しい。モニターは日本語も対応。ドーハ発成田行きがあるからかな。
疲れからか気がついたら空の上だった。出発から1.5時間ほどで機内食。おそらくチキンソーセージかパスタかと言っていたのだろうが聞き取れず。隣の人の中身を見て一緒のくださいとジェスチャーし、なんとか注文。パスタだった。飲み物はマンゴージュース。ドロドロしていて美味いがなんか喉に刺激がくる味だった。
いざタンザニアへ(5時間+1時間のフライト)
ダルエスサラームに止まった後ほとんどの客が降り、ごく一部の追加客が乗ってキリマンジャロ空港へ。その間に掃除などをしている。飛行機の外には出れない。トイレは掃除が終わる頃に使えるようになり、止まってから40分くらいは我慢していた。
200mlのマンゴージュースがいただけた。
キリマンジャロ空港
ビザはオンラインでやっていたため列に並ぶが、並んだ位置が間違っていたのか一向に進まない。列を変えて並ぶと前にはサファリに参加する日本人の方がいた。再度待っていると係員に別の場所に案内され、ビザの写しを渡すと特に会話も指紋を取られることもなくハンコが押された。
預け荷物は係員が確保しておいてくれているため名前を照合して受け取る。入国の際に荷物検査があり、それが終わるとツアーの送迎者と会え、時間はかかったが長時間はかからなかった。
アルーシャまで移動
ツアーの方でラマさん、ニックネームはマスターでこっちで呼んでほしいとのこと。ウェルカムペットボトルウォーターをもらい、1時間ほど揺られる。タンザニアはトヨタやスズキの中古車のオンパレードだった。乗った車はトヨタ。
エンジンがなかなか入らないっぽく、前に進みながらエンジンをかける動作を繰り返し、前が壁でなくなった時は、その辺にいた人が後方まで押してくれていた。
道中、キリマンジャロもメルーも綺麗に見えていた。
アルーシャホテル
現地ツアーの日本人ボス(松岡さん)と当日のガイドと一緒にブリーフィングを行う。日本語の安心感。
手荷物チェックもあるが、山頂付近に雪がまだ残っているらしく、急遽軽アイゼンをレンタルすることに(30ドル)。
ブリーフィング後も会話をさせていただき、軽く夕食をいただく。フルーツの盛り合わせを頼む(8000タンザニアシリング、4ドルでウェイターへのチップ1ドル)ゴロゴロと果実が入っており、満足。ただパイナップルが口内炎に染みて痛かった。
浴槽はなくシャワーのみ。ドライヤーが探してもなかったためタオルで拭いてそのまま眠る。
朝食は7時。バイキングだがコックがつくってくれていそうなのは基本辛く、ヨーグルトやココアフレーク?が美味しかった。ウェルカムドリンクでも出たスイカのジュースも美味しかった。コックは聞いた話だとインド人らしい。
8時にガイドと合流。チェックアウトを済ませ、お金を預ける(200ドル以上の持ち込み禁止のため。ただ特に見られることもなく、後から聞いた話だと下山の1日前に払うツアーもあるためその場合は持って行かざる終えなくないかな)
パスポートの写しとなんぼ預かったかを書いた紙に包んで保管してくれ、写しもこっちにくれる。
いざキリマンジャロ、マラングルートへ
他のポーターたちも乗り込んでいてマスターの運転で出発する。道中3時間の間に1回休憩があり、トイレに行く。待っていると知らないおじさんにキリマンジャロの帽子を買わんかと押し売りされる。それなりの出来で10ドルだったためまあいいかと購入。
途中なんかいもうとうとしていたらなぜか止まった。警察にお金を払っている。スピードオーバーで捕まったみたい。(後から聞いた話では10ドルの罰金らしい)登山口に着くと昼食を食べ、手続きを済ませていざ出発。
マラングルート登山口→マンダラハット
8km、標高差900m。標準コースタイムは3時間らしい。
ヤマレコ上では上り1600m、下り790m。実際には4時間かかった。(800m近く下っているわけはなく、GPSが荒ぶっていたためほぼ上り1000mだと思う)
比較的緩やかな道を進むせいか進んでいる気がしない。横尾山荘から涸沢カールに向かっている時みたいな感覚。この時期は大雨期であり、15:50くらいからスコール。
また蟻がズボンの中に侵入し皮膚を噛みとても痛い。
宿泊地までもう少しというところでウェイターが逆走してきており、荷物を持ってくれた。
マンダラハット
18:30から夕食だがついてからウェイターがお湯を持ってきてくれる(wash)。そのあとtea timeがある。ポップコーンやビスケット、インスタントコーヒーや紅茶がいただける。ガイドと一緒に話しながらいただく。
18:10ごろに一度解散し18:30から夕食。
キューカンバースープ、肉(竜田揚げに近い)、ポテト(ちょい硬い)、付け合わせのトマト?味のタレ、ピーマンや野菜とアボカドなど。キューカンバースープがマジで美味い。塩味効いていてごくごく飲める。毎日出てほしい。作り方教えてほしい。
1時間くらいかけて食べ、血中酸素濃度を測り、外に出ると満点の星空だった。日本の山小屋で見ると曇っているせいかあまり満天になることは少ないが、光量が少ないせいかマジで綺麗だった。流れ星も見れた。偶然夕食で一緒になった日本人の方2人と一緒にしばらく眺め解散する。(日程、行程が丸かぶりのため、今後も追い抜かされたり小屋で再開したり)
ベットはウェイターが備え付けの布団の上に布を敷いてくれ、その上に寝袋で眠る。
6時起床。15分くらいにお湯を持ってきてくれるので顔を拭く。6時半から朝食。おかゆ、パパイヤ、ウインナーやパンケーキなどが出る。日本から持ってきたのりたまのふりかけが美味い。最終パッキングを行い、トイレに行って今日の行程スタート。
マンダラハット→ランチポイント→ホロンボハット
11km、標高差1000m、コースタイム5時間。ヤマレコ上では11.8km、上り1150m、下り145m、タイム6時間45分だった。
昨日よりもさらに傾斜の緩い道を歩いていく。樹林帯が終わり、岩肌の地面になり、山頂のお目見え。標高は3000mを超え、道は険しくないのに息は上がる。ひたすらに長い。4時間半歩いたところでランチポイントにつき昼飯をいただく。キューカンバースープが出てきてテンションが上がる。まじで美味い。食欲がないということもなく、出されたものはしっかり食べることができた。あと2時間と言われ、30分くらい歩いたところでホロンボハットが見える。そのあとはまた見えなくなる。あと少しで着くというところで雲に巻かれ、視界は白一色に。ただし雨に降られることはなかった。
ホロンボハット
明日はまともに眠れる気がしないので早めに就寝。8時間眠ることができた。
ここの星空もめっちゃ綺麗。いつもは3000mを超えると頭が痛くなるがそんなこともなく、ペース配分のおかげなのかダイアモックスのおかげなのか。
トイレが遠かったのがきつかった。
ホロンボハット→ランチポイント→キボハット
9km、標高差1000m、コースタイム5時間。ヤマレコ上では9.3km、上り1000m、下り14m、タイム6時間20分だった。
初めの方は順調に進み、キリマンジャロも見え写真を撮りながら進むが、標高4300mくらいを過ぎた頃からほぼ平坦な道でも息が持たなくなり、50歩進んでは立ち休憩を繰り返していた。ランチに着く頃にはヘロヘロで、キボハットは見えているのに1時間30分かかった。途中からポーターが逆走して荷物を持ってくれた。
キボハット
標高4720m。トイレに行くにも息が切れる。ついてから仮眠を取れ。18時からディナーでそのあともう一回寝て起床は23時だということでなんとか眠る。
上は6枚、下は夏用と冬用ズボンの重ね着で目を瞑る。部屋に入るために階段を登らないといけないのが辛すぎる。
キボハット→いざキリマンジャロ頂上へ
深夜0時スタート。荷物はガイドが持ってくれる。今までの傾斜とは打って変わり、1000mの標高差に対して3kmしかない(ギルマンズポイント)。基本九十九折りで、今まであったトイレ小屋も完全になくなるため合法雉打ち(お花摘み)となる。使用したトイレットペーパーは持ち帰ったが、過去の人の道端に捨てられた残骸が落ちていた。
ヘッドライト頼りに進んでいくが、この日だけはガイドとウェイターの2人体制。荷物運搬以外に何をやっているかわからないポーター、ウェイターが運んできたご飯としか交流のないコック、身の回り全てのことをやってくれるウェイター。常に恩恵を受けるガイドを除けばウェイターがありがたすぎる。
元々寄付のつもりでヘッドライトを2個持ってきていたため、壊れているのかヘッドライトを持っていなかったウェイターに(今までの恩も加味して)プレゼントした。
薬のおかげで頭痛はないが、酸素の薄さから呼吸がひたすら荒く、10-30歩歩けば10秒くらい立ち休憩を繰り返すため全然進まない。あたりは暗く、寒く、メンタルが折れそうになる。ギルマンズポイントへのコースタイムは5時間。
ギルマンズポイントまであと1.5時間もあろうかというところで、先行していた2人組の日本人男性たちがウフルピークまで行って下ってきていた。この段階でウフルピークまで行く気持ちはなくなり、ギルマンズポイントでもキリマンジャロ登頂ではあることから妥協した。
キボハット出発から8時間経過しようやくギルマンズポイントに到着した。ツアー会社の方と状況報告をして、下山を決意。
行きの苦労が嘘のようにみるみる標高が下がる。下りは富士山の大砂走りみたいになっていると聞いていたが、(やったことはないが)スキーのように滑走していった。息はそこまで上がらないが足への疲労がエグすぎる。
途中からガイドにホールドされ、2人で滑っていった。あと1時間くらいのところでポーターが逆走してきており、ガイドとウェイターが持っていた荷物を預かっていた。
キボハット→ホロンボハット
キボハットで昼食をいただき、ホロンボハットへ歩みを進める。息も悪くなく、ガイドと一緒にタンザニアの文化、日本の文化などを英語で語り合う。
途中上り坂に来た時呼吸器が良くない状態になり、食べ過ぎ飲み過ぎでゲップが出そうな状態がずっと続いている感覚になる。花粉症ではない咳が出始め、息がすぐに切れるようになる。その状態でホロンボハットに到着。コースタイム3時間が行けそうだったのに結局4時間かかってしまった。
ホロンボハット→マンダラハット→ゲートまで
ひたすら下っていく。3000m前半になった頃から息がしやすい。酸素が多いなって実感する。相変わらず喉が死んでる。
マンダラハットでウェイターが待っていて軽食をいただく。キャロットとジンジャーのスープはキューカンバースープに匹敵するほどうまかった。ゲートで昼食とシャンパンをいただくがアルコールは好きではないので1杯だけ。残りは飲める人にあげた。
出発前にトイレに寄ったら靴磨きしようかと熱心に声をかけられ、怖いーと思いながら車に戻った。いくらくらいだったんだろう。
ガイドのスマホを借りて、日本人ボスへ連絡を取り、薬を買ってもらう。3時間の車移動。ホテルについてからは松岡さんとガイドと一緒にチップや翌日についての打ち合わせ。一度荷物を整理してから渡していいものをポーターたちにプレゼントする。ポカリもどきの水に溶かして使う粉末が安かったので多く持っていったがクソ不味くて、全部渡す。他にも普段の登山でもあまり活用できなかった折りたためるプラスチック1.5リットルボトル。日本から持ってきた行動食(玄米ブラン)、かかとに穴が空いた靴下、ちょい壊れた夏用手袋などなど。松岡さんにもふりかけとインスタント味噌汁をプレゼント。
特に登山関係のものは喜ばれた(壊れていても)し、ヘッドライトは渡した時にはえぐいほど喜んでくれた。
アルーシャ観光
前日に日本人ボスとガイドと一緒にブリーフィングを行い、どこどこにいくと予定を立てた通りに移動する。1ドル2700タンザニアシリングで両替した100ドルはほぼ使い切った。マサイマーケットは確かに安く、値切り交渉もできる。タンザナイトは予算100ドルで行ったが安くても120ドルくらいでめっちゃちっさかった。指輪に加工すると350ドルくらいになるらしい。石のままもらい、証明書ももらってクレジットで購入した。後から記入したgmailにお礼のメールが届いていた。
アフリカ布の店に行ったがめっちゃ高い。良い素材を使っていると熱弁されるが、素材云々にこだわるなら日本製でいい。結局押されるに押され購入したがこれだけは割高だったと思う。
ラム肉や念願のウガリを右手だけできちんと食べ、バジャジ(3輪の車)にも乗って最後にセントラルマーケットに行く。事前に聞いていた限りではマサイの人たちは写真に撮られるのが嫌いとのことだったが、ガイドたちは大丈夫だったためなんだったんだろうと思っていたが、写真撮ってもいいかと聞くと顔を写すなと言われるので頑張って売り場のみ写す。写真をチェックしてもらい、許可をもらって立ち去る。ここではばらまき用のお土産であるインスタントコーヒー等を購入した。
ホテルに戻り、ガイドに今日のお礼50ドルを渡してお別れする。明日もう会うことはないためここで本当にお別れ。握手を何度もしてお別れした。
2日目のアルーシャ観光とキリマンジャロ空港へ
(コーヒーロッジ)シャンガという障害者の方が働いている場所に行く。ガラス細工やネックレスなど加工の様子を見学でき、購入もできる。クレジットの利用可。あとで行くカルチャーヘリテッジよりも安く、マサイマーケットよりは高かった。
コーヒーロッジは事前に松岡さんから聞いていた通り値段は高め。軽く軽食をとってカルチャーヘリテッジに向かう。
カルチャーヘリテッジはアートが大量に置かれており、全部売り物。かなり強気な値段設定でドル払い。マサイマーケットやシャンガに置いてなく、めちゃくちゃいいのがあった時は買ってもいいと思うが本当に高い。
お隣にはAIM MALLというアルーシャで1番大きいショッピングセンターがある。ここでのど飴を買う。喉は悪化する一方。咳のたびに左肋骨あたりが痛み、疲労骨折も視野に入れるべきか…?とかなり恐怖。
その後は1時間半ほど車に揺られてキリマンジャロ空港へ。空港への出迎え、登山口への送迎、今回の市内観光も担当してくれたマスター。本当にお世話になった。初めは70ドルの予定だったが120ドル渡していた。でも良く考えると5日間の登山のウェイターへのチップがそれくらいだからそれと一緒かと言われると…。チップの相場って難しいし、ポーターやウェイターのチップが安すぎる気がする。が1日あたり5人雇うことになるからチップ代もバカにならない。拘束時間、仕事のきつさを考慮するとポーターの割の合わなさがやばい。
キリマンジャロ空港
入る時に手荷物検査がある。預け荷物が引っかかったらしく開けていいか聞かれ、フルオープン。インスタントコーヒーとジュースが引っかかったらしい。インスタントコーヒーはまあ確かに粉だものな。水分もX線だとおかしく写るんだっけ。
チェックインカウンターでドーハ→羽田間の座席を通路側でとお願いするが伝わったのか微妙。きた時の感じだと2-4-2配置だったからD席って通路側ではなくないか…?
カタール航空は3-3-3だからDにしたのかも。
出国審査は1人で担当していたためめちゃくちゃ遅い。が出発2時間前くらいに他の窓口が一斉に開きどんどん捌いていく。自分の番になってパスポートを出すとカタコトの日本語で挨拶やお礼をしてくれた。ハンコも押してもらえ、余ったタンザニアシリングでジュースなどを買い、出発まで待つ。
ドーハへ、そしてオリックスラウンジへ
今回は5時間半のフライト。ジュースと機内食が出る。ドラえもんの映画を途中まで見たり、ひたすらトローチを舐めて咳を抑えたりと大変。乗り継ぎの手荷物チェックを終えたら黄色のクマを見に行って、お金を払えば入れるというオリックスラウンジへ向かう。黄色いクマの近くにあった。
缶ジュースは炭酸系が多く、喉にダメージがくるのでほとんど水を飲む。食事内容は種類は少ないが辛すぎるということもなくちょうどいい。小鉢は美味しかったりまずかったり。
5時ごろから小鉢の内容が変わると聞いていたため行くと、チーズの盛り合わせやヨーグルトにかわっていた。両方とも美味しかった。6時間75ドル。長い乗り継ぎで安全と食事の確保がしたいと言うのなら別にありかなと思った。カタールは物価も高いし。
日本へ帰国
JAL羽田行きのゲートで係員の会話が日本語で安心する。薬飲みたくてお湯は出るのかと聞くと、出るし座席番号を控えてくれてCAさんに伝えてくれるとのこと。ありがてぇ。
喉は最悪の状態。原因がはっきり分かってないのも辛い。乾燥した空気? きつすぎる環境で喉がやられた? 衛生面の問題? 食べ物にアレルギーでもあったのか?(その場合はここまで続くの?)
今回人生で初めて通路側に行く。いつもは窓から見える景色が好きで窓側にしていたが、トイレに行く時に退いてもらうのがストレスだった。結局外の景色なんてほとんど見ないんだから長距離路線なら通路側でいい、と判断。中席じゃなきゃいいんだよ。
CAさんが搭乗してすぐにぬるま湯と挨拶に来てくれて、体温もはかってくれた。こんなにサービスいいのかと感動。基本咳を出さないようにするため寝て過ごす。機内食食べる以外は寝る。
羽田→中部セントレア→最寄駅へ
0時過ぎに入国も終わり、8時の国内線まで時間を潰す。ラーメンを食べたり、長椅子で寝そべったり。60リットルザックを400円のコインロッカーに入れられるのはありがたかった。が両替機は新札不可。100円玉4枚必要だから自販機で小銭を作る。
1時間のフライトはあっという間だが咳が酷くなってきてひたすらトローチをなめる。
中部セントレアにくると毎回買うおにぎり屋さんでおにぎりを買って名鉄に乗り込む。月曜の昼無事到着。火曜日の夜勤から仕事。
あー楽しかった。
利用したツアー会社はF &K 。現地の方と日本人の方(松岡さん)が運営しているツアー会社。やりとりはgmail等で松岡さんと日本語でできる。登山前と登山後にホテルにて松岡さんがガイドとの通訳もしてくれるし、登山中にも電波が通じるところで松岡さんとガイドが電話するため、その時に日本語で会話が可能。この精神的安心感。
キリマンジャロ登山をする上で方法はいろいろあるが、個人的なメリットとデメリットを書いていく。
最も安いのは現地のツアー会社に申し込むこと。当たり前だがツアー手配をする会社を経由するとその分値段はあがる。頼む会社によってピンキリらしく、安い分対応もそれなりだったり、安いのに対応が良かったりと結構博打。色々な人の体験談を集めて評判が良さそうなところを選ぶ必要がある。
私が会社選びをしていた時はキリクライマーズは日本人利用者が多いが安い分対応が悪く、評判は悪かった。正式な名前は忘れたが2 summit 〜みたいな会社は安い割に良いという評価が多かったと記憶している。
当然ながらやりとりは英語。さらに聞かないと教えてくれない(必要な荷物等)などの声が多かった。英語ができて自己判断や海外旅行、登山経験が豊富で安く抑えたいのならアリかも…。
F &Kは上記より高く、日本での手配より安い。日本の会社と違い電話でのやり取りはできないが(国際電話になるため私が嫌だった)
相手は日本人のため使用言語は日本語。HPに値段は載っていないため、はじめにgmailで値段を聞くところから始まる。タンザニアに訪れる時の注意点やらチップの相場など手順書のようなものももらえる。
形態としてはF &Kが日頃から依頼しているガイドに依頼している。正社員ではなくメンバーのようなもの。F &Kの客の9割は日本人らしく、日本人客への扱いに慣れているガイドも多いらしい。
日本語でやり取りしたい、値段を少しでも安くしたい、市内観光も行ってみたい(ガイドに頼める)、ハズレなガイド、会社に当たりたくない(私はアタリのガイドだったと思います。他のガイドだったらどうかは分かりませんが)
のならオススメ。
普段海外登山(マレーシア、キナバル山)でお世話になるNCT自然と文化の旅は1人からの手配もしているが、日本の会社を挟むため値段は高め。F &Kとの違いは電話でのやり取りが可能なこと(国内のため)。また追加料金で入国ビザの代理取得、飛行機の代理購入なんかもやってくれる。登山中お会いした2人の日本人の方はここ利用だったそうだが、例えば帰りのマンダラハットでは私は軽食が出たがそれがなかったり、山頂アタックは私は2人付き添いで登ったが、お二人は付き添いはガイドだけだったりと多少の差異がある。
海外に滅多に行かない、初の海外登山で何もわからない、聞きたいことは電話で事細かに聞きたい、手配から何から全部やって欲しい(タンザニアはビザが必要。当日現地でやるアライバルビザもあるがオンラインでやっておくが吉。英語のため日本語訳を書いてくれているブログを参考にしながら2時間ほど頑張って取ったため英語マジでダメで失敗したくないのなら金払ってやってもらうのもいいと思う)、団体ツアー登山ではなく多少カスタマイズしたい、という人はいいかもしれない。
日本の大手ツアー会社に手配をしてもらったり、西遊などの団体登山のツアーに参加は繁忙期は当然高い。ただしやり取りは日本語で、西遊などでは添乗員がついたりと英語が話せないし、ボディランゲージで乗り切れなさそうならド安定だと思う。
団体ツアー登山について私が否定的なため(自分のペースで登れない、遅いと迷惑かけてると思うし、周りが遅いと遅いと思ってしまうため。個人行動できないなど)あまりいいことが言えない。まとまった休みが取れそうなGWや年末年始は値段は高いしGWは大雨期のためやってないことが多いなどデメリットもある。
安全である、日本語で会話ができる、面倒がない、日本人が周りにいっぱいいて安心するのならいいかもしれない。
勝手に総評を言うならとにかくお値段は安く、英語できるなら現地ツアー、次点でF&K。
英語できないけど団体ツアー登山は嫌だ、できれば安い方がいいと言うならF &K、次点でNCT自然と文化の旅など個人手配やってくれる日本の会社。
とにかく安心安全、日本語囲まれていたい、金ならあると言うなら団体ツアー登山。
といった感じ。
なんだF &Kの回しもんか?。書いててめっちゃ持ち上げてるなと思った。それくらい良かった。英語全くできない分日本語で会話できる時の精神的安心感が凄すぎた。
タンザニアは日本から距離もすごく遠くて、最低でも1回は乗り継ぎが必要。スルーバゲージで行くならエチオピア航空かカタール航空。エミレーツ航空の場合はダルエスサラーム(タンザニア最大の都市)から国内線に乗り換える必要がある?
アフリカ最高峰のキリマンジャロのほか、タンザニア第2位のメルー山(アフリカ5位)、サファリ、マサイ族、タンザナイト等宝石の採掘国等魅力いっぱい。
ど田舎ではなく比較的都市だったためか、アフリカ=発展途上国のイメージは覆された。ほとんどの人はスマホ持っているしホテルにエアコンもあるし(冷蔵庫はなかった)、車も普通に走っている(バイクはノーヘルだし、中央分離帯があるような大通りでも逆走するし、信号が少なすぎるせいか脇道からの侵入は割り込まないと一生行けないし、定期的にある歩行者横断歩道や減速帯?のでこぼこでは5km/h程度減速する割に歩行者に先に行かせるわけでもなく、交通法はどうなっているんだろうかと気になるが)
しかしながら道端でヤギや牛が草を食んでいたり、マサイ族等少数民族は日常に溶け込んでいたり、屋外で放置されている切った肉や魚にハエやアブが集る様子なんかはまさに日本では見れない光景。
タンザニアではスワヒリ語が公用語になっており、初等教育はスワヒリ語で教える。アフリカで内戦や治安が悪い理由の1つに違う民族の対立があるとは思うが、タンザニアはスワヒリ語のおかげか、私たちはタンザニア人だと言う誇りを持っており比較的対立が少ない。ただマサイ語を話せないマサイ族の子供は増えており、教育する上で言語は統一する必要はあるけれど失われていく言語があるのは悲しいところでもある。
日本人への印象は比較的良いみたいで、理由としては中古車が多く走っているがその多くがトヨタ、スズキ、日産、トラックならfusoなど日本車がほとんど。そのため日本人とわかると、あートヨタのみたいな反応になる。
アフリカ=危険、治安が悪いというイメージはあるが、タンザニアに関しては日本では一応危険度レベル0〜1。国境付近は荒れている。コロナで失業者が増え治安悪化してレベル1になったとされるアルーシャ(キリマンジャロ登山やサファリの玄関口)だが、別にそんなこともなかった。(松岡さんに訊いても特に前後で変わらなかったらしい)。経験談で語られていた勝手にガイドしてチップを要求もなかった(1人で歩いていたわけではないからかもしれないが)。
2人の日本人の方はモシ(キリマンジャロ山麓。登山の起点)に泊まったらしいが、危うく囲まれかけたらしいなど、警戒心や現地をわかっているガイドなどと行動する方がいいかもしれない。危険予知、警戒は常にしておくべきかも。
キリマンジャロ登山はマラングルートが最短で5日。全て小屋泊。他のルートだと日程が6〜8日程度になりテント泊。当然雇うポーターや日程が伸びる分チップ量も日にち分増加。登山後サファリやマサイ族等文化体験をと思っても長期休みが取れないと厳しい。
飛行機の移動往復で2.5日。登山で5日と考えると日本人の多くはGWか年末年始に集中しそうだが、GWは大雨期、年末年始は小雨期と天気の悪いシーズンと被る。
今回は初日にちょい降られた以外快晴だったが、かなりラッキーだったらしい。2024年のGWの体験談で天気良くて👍みたいに書いてあって今回も良かったが、だからと言って来年も良いとは保証できない。
もし行くなら乾燥対策は必要。また車で走る時はバスなどは発進の際黒煙を巻き上げるし、道路工事中で未舗装のところは砂埃が舞い上がるため喉がやられる。咳関係の薬を持っていくことをオススメする(一応薬局等もあるため薬は買えるが外国からの輸入品のため安くはない)。
もし登山関係のものでまだ使えるけど破れて使ってないなどのものがあるのならポーターさんたちはめっちゃ喜ぶので持っていくと良い。
英語できないならgoogle翻訳の日本語と英語をダウンロードしておく。機内モードでも使える。
ドコモのスマホを使っているがドコモ海外利用がなぜか使えなかった。利用を予定している人は事前に設定の見直しを。ネットヘビーユーザーなら他の手段の検討も。なんで使えなかったんだろう。アルーシャというデカめの都市の結構な中心地でグレードの高いホテルだったがwifiは弱く、youtubeの144の画質で止まり止まりだった。ネット検索は検索結果が10秒から1分待ち、ページには飛べなかった。フロントのロビーでは240でも止まらず読み込めていたため4階だったのが悪かったのかもしれない。
値段相場は日本の1/3から1/5くらい?。果物はびっくりするほど安い。支払いはタンザニアシリングの方が安く、ドルで払うと1.5倍くらいになることが多かった。
1ドル2700タンザニアシリング。1ドル155円で計算すると1000タンザニアシリング=約57円。基本会話ではワン(1)と言われれば1000、テン(10)と言われれば10000タンザニアシリングだった。
基本ドルで払うところは高く、タンザニアシリングでしか払えないところは安い傾向にある。タンザナイトや大きなお店等はクレジットカードが使える(当然ドルになる)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する