大和古仏巡礼、超国宝展ほか(備忘録)


- GPS
- 112:00
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 133m
- 下り
- 170m
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
以前から気になっていた奈良白毫寺の閻魔王や開催中の奈良博超国宝展の観賞に出かけることにした。奈良市周辺の素朴な寺も併せて訪ねてみたい。そんな予定にした。経由地の京都駅では超国宝展の当日券を事前購入した(現地当日券購入窓口は長蛇の列だった。現地購入でなく良かった )。まずは奈良市内の白毫寺へ。JR奈良駅から市内循環バスで10分ほど最寄りの高畑バス停下車。途中から緩やかな登り坂を経て門前まで徒歩30分。振り返ると奈良市街の展望が良い。拝観料500円を払い境内へ。新緑の境内に拝観者はひとりふたりで、静かな時間が流れた。本堂から石仏の道、宝蔵へ。宝蔵には本尊のほか、お目当ての閻魔王が強烈に怖いお顔で座していた。夢にも出そうな形相で深く心に刻まれた。遠路来た甲斐はあった。帰り際に受付で仏像の絵葉書はありませんか?とお尋ねした。販売はしてなかったが、以前の残りがないか引き出しの奥をあちこち探してくれた。あいにく閻魔王はなかったが本尊の阿弥陀如来像があったので記念に購入した。その後は奈良公園へ戻り超国宝展を観賞したのち、久しぶりに東大寺へと向かった。二月堂から望む大仏殿の甍も心落ち着く景色だった。
翌日は前日の暑さに懲りて予定を変更。涼し気な京都奥座敷の貴船神社へ。ひとり旅は融通がきく。JR京都駅を中継地にすると貴船神社への順路は複数の乗り換えが必要。面倒なので往路地下鉄今出川〜出町柳、復路京阪祇園四条〜四条の間は歩いた。暑いが京都の景色を流し見るのも一興だ。往路、叡山電車の新緑青もみじは良かった。貴船口駅から貴船神社まではゆるい登りを歩いた。新緑に薄紫のフジの花が涼しさを添えていた。神社まで30分、道中両脇には川床会席など料理屋が並んだ。涼し気な川床は良いが気軽に食事できる値段ではないね。京都はどこも見栄え設えの付加価値が高いと思う。帰路、四条河原町の喫茶でひと息入れ近江八幡の宿へと向かった。
最終日は彦根へ。昨夏伊吹山の翌日に予定していた彦根。暑くて近江八幡だけで切り上げたその残り観光。初めての彦根城はいい城だった。東西要衝の地にある城構えだけのことはある。天守からの眺望といい、名勝の玄宮園といい見事な景色と佇まいだった。彦根から長浜あたりまで足を伸ばせばさらに良かったかもしれない。連日の暑さで今回もヘタレ気味。ま、そんなに慌てずともまたいつかと云うことで彦根を後にした。
コメント
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白毫寺は、いいお寺ですよね
先日訪れた際に、山門からの景色を見て、いつ来たかな〜と思い返して、
30年ほど前の秋に来たことを思い出しました(萩が咲いていた)
奈良は、奈良公園さえ外せば空いてます
ついのんびりしてしまって、いつも時間がなくなる
なので、何度行っても回り切れない(笑)
また、行かなくちゃ!
白毫寺、行かれていたのですね。見落としていて失礼しました。
感想にも書きましたが、今回は百毫寺閻魔さまと超国宝を楽しみにでかけました。
若い時に関西で仕事をしていた関係で、奈良はかなりの回数訪れました。
西岡さんの本はいいですね!
私も奈良へ行く際は次のような本を少し読み返して行くようにしています。
大和古寺風物誌(亀井勝一郎)、仏像は語る(西村公朝)、棟梁(小川三夫)、最近は寺院建築にも
興味が出て、宮大工と歩く奈良の古寺(小川三夫)や奈良で学ぶ寺院建築入門(海野聡)など
百毫寺閻魔さまにご面会してから仏像観賞も楽しみになり、今回帰宅後仏像本を3冊読みました。
この時季は暑くなるので、晩秋にまた訪れたいと考えています。
ありがとうございました。
まさに、棟梁(小川三夫)を読み始めました
嬉しい😊
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