（岡山）鬼城山；古代の山城遺跡を巡る

2025年06月04日(水) [日帰り]

• GPS: 01:47
• 距離: 3.6km
• 登り: 158m
• 下り: 159m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:14
• 休憩: 0:31
• 合計: 1:45

距離 3.6km 登り 158m 下り 159m

12:12 鬼城山ビジターセンター
12:20 12:30 鬼ノ城 西門
12:30 12:40 鬼城山
12:40 鬼ノ城 西門
13:00 13:10 鬼ノ城 東門
13:25 温羅遺跡
13:40 鬼ノ城 北門
13:49 鬼城山
13:56 13:57 鬼城山ビジターセンター
13:57 ゴール地点(駐車場）

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

頂上台地にある「ビジターセンター」までクルマで行ける。ただし、途中の道はやや解りにくい。
「ビジターセンター」には20台程度の駐車場あり（無料）。「ビジターセンター」にはWCあり

コース状況／危険箇所等

遊歩道状によく整備されており、歩きやすい。また標識も多い。空身で歩いている人も多かった。　
なお「ビジターセンター」でガイドマップが入手できる

その他周辺情報

登山口にある「ビジターセンター」では、この「鬼ノ城」が、古代の山城だった頃の遺構の説明がある。入場無料


（ご参考；総社市のホームページより、鬼ノ城ビジターセンターに関するページ）
　　https://www.city.soja.okayama.jp/kanko_project/bunka_sports/hakubutukantekisisetu/kinojouzan_vc.html

写真

6/4 11:49

麓から眺める「鬼ノ城山」、麓から見ると、ただの丘陵のような山容

6/4 14:31

「ビジターセンター」のある場所が、登山口

6/4 12:16

20台以上停められる、大きい駐車場があった。山というより、古代山城を中心とした観光地っぽい感じ

6/4 12:27

遊歩道を少し歩くと、なんだかでっかい建物が見えてきた

6/4 12:29

でかい建物は、古代（7世紀）の見張り台　兼　城門を復元したもの、だそう

6/4 12:30

遊歩道は山城の縁をたどっているので、低山ながら、どこからも展望が良い。麓の総社市や、遥か　岡山市街まで望めた

6/4 12:38

遊歩道から少し内側にいると、「鬼ノ城山」の山頂。広場状になっていた

6/4 12:46

環状の遊歩道に戻り、石畳状になっている山城の縁に沿って歩く。

6/4 12:48

遊歩道に敷かれた石畳状のものは、最近整備したのかと思いきや、古代（7世紀）に作られたものらしい。えらく手前をかけて作った山城なのが解る

6/4 12:54

遊歩道は山城の縁をたどっているので、どこからも展望が良い

6/4 12:55

この山は300m台の低山ながら、東側は落差200mほどの絶壁となっていた。これは確かに、天然の要塞だな

6/4 12:58

この山城は4カ所にガッツリした城門があったらしい。復元された城門はどれも、しっかりした作り

6/4 13:00

新緑は鮮やかだったが、花は少な目だった。これはレンゲツツジか？　ミツバツツジか？
・・・　そろそろ「初夏」の季節も終わりだな

6/4 13:08

この山は、全山が花崗岩類で出来ており、所々に花崗岩の露頭があった。これらの岩を山城建設に利用したのだろう、と思いをはせる

6/4 13:31

山城の北東端には、「ウラ」という豪族みたいな人の本拠地だったとして（民間伝承）、記念碑が立っていた

6/4 13:46

山城周縁部の遊歩道を巡ったのち、台地中央部の遊歩道を行く。この日は暑いくらいの青空と日差しがあり、新緑も眩しい

6/4 13:28

遊歩道沿いには、あちこちにこのような説明板があり、（予備知識がなかったので）、勉強になった

撮影機器：

Canon PowerShot SX720 HS Canon

感想

ベルクハイル

※　6月に入り、そろそろ梅雨入りも近そうだが、この週の半ばに数日晴れる、という天気予報を見て、岡山の山に泊りがけで出かけてみた。この日は、途中の寄り道で、岡山平野付近にある「鬼城山」という低山ハイク。

・この山は、登山の対象といえるほどのものではないが、古代の山城（7世紀）があった山だそうで、ビジターセンターから遊歩道を歩いてみると、あちこちに、その山城の痕跡や、復元された城門などがあり、「歴史散歩」と思えば、興味深かった。

・また、この日は初夏の陽気で、山城周縁部の遊歩道からは、低山ながら展望も良いし、新緑の中、気持ちの良い歴史散歩ができた。


※　「ビジターセンター」での説明によると、この「鬼ノ城」は、九州の太宰府付近にある、大野城（大野城山）や、基肄城（きいじょう；基山）と同じく、7世紀中葉の「白村江の戦い」以降に、唐・新羅の侵攻に備えて作られた、古代山城、との説明がされていた。
　大野城山、基山とも歩いたことがあるが、この「鬼ノ城」ほど立派には、山城遺構は復元されていない。当時の建造技術の高さを見られ、なかなか興味深い山城だった。

※　自分用メモ；山の名前は、「鬼城山」（きのじょうさん）、古代山城の名前は、「鬼ノ城」（きのじょう）

※　　ウイキペディア　「鬼ノ城」
　　https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC%E3%83%8E%E5%9F%8E

※　（ご参考；YAMAP」での同じ山行記録）
　　https://yamap.com/activities/40478158