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Yamareco

記録ID: 826552
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アルパインクライミング
谷川・武尊

谷川岳 東尾根

2016年03月12日(土) [日帰り]
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コースタイム

ベースプラザ出発5:35-指導センター5:40-一ノ倉沢出合6:30
一ノ倉沢出合出発7:00-シンセンコル9:00
シンセンコル出発9:20-第二岩峰10:20-第一岩峰14:00-第一岩峰コル14:20-最終P取付15:00-オキノ耳16:10-トマノ耳16:30-田尻尾根-18:50下山
天候 霧 時々 雪
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
第一岩峰 手前。
霧が濃く視界悪い。
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第一岩峰 手前。
霧が濃く視界悪い。
多分ここが高度感あるトラバースのはず…
多分ここが高度感あるトラバースのはず…
視界悪い中、トレースを刻む
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視界悪い中、トレースを刻む
もう一グループのお三方
もう一グループのお三方
一ノ倉は天気悪。
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一ノ倉は天気悪。
標高が低い場所は天気がいい。
標高が低い場所は天気がいい。
一ノ倉出合からすぐで滝が露呈しとる…
一ノ倉出合からすぐで滝が露呈しとる…
山頂。
ガスガス
第一岩峰
稜線直下、岩登りになりました。
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稜線直下、岩登りになりました。

感想

去年先輩に連れて行って貰った東尾根に今度は連れて行く立場として登った。

今回一番悩んだのは気象判断と入山日で、寒気がやや残る土曜と抜け出す予定の日曜。
リスク的には日曜の方が、やや良さそうなのだったけど
色々情報収集する内に土曜にチャンス有りと判断した。

最終的には直感で「行ける」と感じたからなのだが、結果的には去年と同じ様な気象で、
更に今年の方がホワイトアウトは強かった。。。

やはり野性的な感も最後には「登りたい」と言う衝動と葛藤し、
「行ける」と言う判断に成ってしまうから怖い。

第二岩峰の次のピークで最終的な結論を出したのだが、
やはり「安全登山」と言う点では戻るべきが本来の姿勢なのかも知れない。
その為に懸垂下降用の土嚢袋やスコップも準備していた。

が、今日降りると明日は登らないだろうとか。
同じルート上に他のパーティーも張り付いてる状況だとか。
もう少し立てば天候は少しは良くなるだろうとか考えて見たが、
結果はそんな甘い方向には行かなかった。

二人の力量も信用していたが、もう少し考えに余裕が有れば、
翌日の再チャレンジも決して悪くは無かった筈。
そこも経験の無さなのかなぁと戻って来て実感している。
無謀登山とチャレンジは紙一重なので難しい。

でも、今回の山行で一番嬉しかったのは二人の成長が良く見えた点かな。


内心ドキドキしながらワルちゃんにトップを任したが、ルート取りや岩の登り方とか昨年とはかなり違っていた。

多分、沢や岩で色々な経験をして来たからだろう。

ホワイトアウトの中でシッカリ雪の状態を見ながら登ってたし、
状況に応じた確保も出来ていた。

只、最終ピッチは先行者のルートを試して見ても良かったと思った。
それくらい慎重な方が良かったのかも。

いずれにしても是非来年は自分達でチャレンジして欲しい。
パートナー次第だけど、今のワルちゃんなら行けると思うよ。
来年は雪が多いとイイネ!


サナエちゃんは、岩の処理はかなり上手く成ったと感じた。
後は通常の雪面に対し自信を持ったキックステップが出来れば、もう少し安定して来ると思う。

キックステップが疎かだとどうしても、足が気になり加重を掛け難く、自分で信用出来てないんじゃ無いかな。

たまにずり落ちる事が有るし、そう言う状態が続くと心拍数も高く成るので息が上がりやすいです。
キックステップをきちんとする為には姿勢が大事で、何度も言ったように少し前のめり過ぎるのかも。

下りは足が悪いので仕方無いけど、登りはもう少し早く登る練習は出来るので頑張りましょう。


偉そうな事は言えないけど、自分も今回の山行で多くを学んだし、ワルちゃんやサナエちゃんも色々経験出来た。

こんな小さな山なのに、谷川は凄いなぁ。

来年は中央稜にも行きたいけど、東尾根もまたチャレンジしたい。

そんな反省や来年の目標にも成る山行でした。

ワルです。
いやー楽しい山行でした。
久々のCLから解放され、自分がルート
で歩きたいという自由選択をして
それを信頼出来るCLへ判断を迷う時は
行える安心感が常にありました。

初の谷川バリとの事で、気象や雪の状
態へビビりながらでした。

その期待は、ある意味では危険をはらみ
ある側面ではいい経験となりましました。

雪が少なく、雪溶けが早い岩場付近で
は過去の記録に無い状態となり新たな
判断を必要とした。

雪に隠れて登られてなかった新たな岩場登攀、岩場付近の雪の融解による
クラックがあり、崩壊気味である為に
踏み抜きへのリスク対応、視界不良で10m先がまともに見えないよ急傾斜での先頭移動など。

初級ながら、自らの自然環境の厳しい
さへの対応判断、対策、後続への配慮
など含めた開拓、突破感がたまらない。美しく幻想的景色へトレースを刻む…

やはり、冬バリは自然を相手にしてう
る感じがするので楽しい。

古山さんは相変わらずの頼れる先輩で
あり、霜田さんは、純粋に山を楽しむ
後輩であった。
下山はヘッデンとなったが安全を優先
した判断と行動の結果であったので
後ろめたい面はなく、納得のいく
時刻とリスク判断であった。

いつも組んでいる2人に割って入れて
頂き本当にありがとうございました。
この山行が悪くなければ、是非また
バリルートをご一緒させて頂ければ
と思います。

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