醍醐の本宮の峰



- GPS
- 07:02
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 998m
- 下り
- 1,122m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
倒木が時々あるが問題はなし |
写真
感想
本当に久しぶりに、醍醐奥の本宮の峰に行って来た。大津の石山団地から、東海自然歩道を歩いて奥宮神社までは何度歩いたことか!と言いながら、階段続きに嫌気がさしてくる。でも奥宮神社の展望台からの景色はいつ見てもいいものだ。ただ、今日は三上山までしか見えず、比良も鈴鹿方面も何も見えないのが残念至極だ。今日は奥宮の駐車場には、仕事の車が4,5台とオートバイ野郎が3名ほど屯していた。
笠取の平出地区を通過して、自動車道から生活道路をクネクネと進むと再び自動車道に出て、直ぐに東笠取の清滝宮だ。この辺は過疎になりかけているのに、神社はしっかり守られているようだ。西笠取への道から、山道に入って急峻なクネクネを下ると、昔の庄屋のようなお屋敷の前に出た。家の門は左右に部屋、上にも部屋があるような大きな建物なのだ。きっと、左右は馬や牛の部屋で、2階は小作などの牛馬使いの部屋であったのではなかろうか?そんな立派な建物から再び車道を進むと、西笠取の清滝宮である。正午を過ぎたので、ここでランチとした。今日は雲りのはずなのに、途中では陽ざしが熱いこともあって、神社の木影は嬉しい。
清滝宮から本宮の峰までは、今日一番の急坂なので覚悟したものの、本宮の峰の丁度中間あたりに、展望台があるので、そこまでは頑張ろうと歩き始める。その登り始めの緩傾斜帯にアスレテイック設備があって、子供たちがワーワー言っていて、親子で弁当組もいる中を進む。斜面が急になると再び大きな段差の横棒階段だ。これさえ登ればと必死で進むと展望台に着いてホッとした。笠取集落が見下ろせて、岩間山の塔も見える。歩いて来た庄屋の家も良く見える。展望台のすぐ下に朴ノ木があるが、花が付いていない。花があれば朴ノ木の花を上から見えるいい機会なのにと不満を言っている。
ここから、本宮の峰までは此処までよりは楽だろうと、高をくくっていたのには参った。短いと思っていたのがいけないのだ。ピークまでにメンバーから遅れてしまい、その途中で一服して待つてもらう羽目に陥ってしまった。しかし、そこからは、一服は何だったろうというほど直ぐであった。10年ぶりくらいの本宮の峰であろうか?でもここは周囲が殆ど見えない樹林の中だ。山頂をスルーして東の覗に進むことにした。クネクネとした小さなアップダウン後に、右にある踏み跡を辿ると急傾斜の細い下りのトラバースを慎重に下ると岩場が出て来て、覗に到着だ。この前来た時には注連縄が飾られて、小さな祭壇があったのだが、今日は朽ち果てた木々があるだけで、暫く何も催事をされてなさそうな雰囲気だ。ステンレス支柱と鎖の手すりを伝って、覗の先端へ進むと笠取集落の真上から俯瞰する景色にその高度にびっくりする。疲れるはずだと納得している自らが居た。
元の稜線に戻って少し進むと炭山の源流の谷に下降する尾根のピークだ。GPSでここを確認してから、意外としっかりとした踏み跡を下って、谷の流れの音を確認すると林道が下に見えて、着地点が気になる。流れの右岸が林道なので、渡渉がありそうなのが気になることであるが、谷まで下降すれば、なんてことはなく小さな流れを一歩で渡渉して林道に上がった。
林道を少し下流に進むと、広場に出て林道が分かれている。今日はここからゆうれい峠に進むので西からの谷に行かねばならないが、踏み跡らしきは見当たらないので、沢の中を無理やり進むと薄い踏み跡が現れて、それに従うと右岸や左岸をウロウロとしながら、倒木や小さな藪状を分けながらの道はシンドイのであるが、何故か楽しい感覚で道探しだ。何本か左右の小谷が分かれた後に右の斜面が近づいて来ると廃林道風の道に合流した。そこは、小さな広場でゆうれい峠であった。ここも10年以上前に一度だけ来たことがある場所なのだが、何ひとつ記憶に残ってはいない。何と記憶の乏しいことかと、我ながらあきれてしまうほどだ。
ここから醍醐寺までの長いトラバース道は、飽きるほどの退屈な道であった記憶だけが残っているのだ。案の定、退屈する道を醍醐寺を目指してモクモクと歩くだけであった。
新緑もそろそろ終りであるが、緑の葉はやはり目に優しいのか、何故か気持ちが落ち着いてルンルン気分も味わ事が出来た。花はウツギが沢山彼方此方に咲いていた。他の花は少なくって来たが、この時期だからこその花を探しに行きたいなと思いながらの最後の歩きであった。
”八”、”永”、”竹”、”渡”
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