雪彦山 ニッチモ（三峰岳）サッチモ（不行岳）マルチピッチクライミング

2025年06月07日(土) [日帰り]

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

6/7 0:48

久しぶりのマルチで緊張からか全く眠れなかった。

6/7 6:53

さて、準備して出発！

6/7 7:14

取り付きは地蔵岳の取り付きまで同じ。そこからさらに数分で三峰岳のニッチモの取り付き。この数日快晴だったからかアプローチにヒルの気配はなかった。

6/7 8:06

ちょっと行きすぎて『友人登路』の取り付きまで行ってしまい戻ってきた。ここがニッチモの取り付き。足元にはケルン有り。

さて、登りますか！
1ピッチ（5.10d）／リード
1ピン目から全開ムーブ！しかもルートがわかりにくくルーファイしながら、更にランナウト&カムでの支点づくりと体力とメンタルが必要なピッチだった。

6/7 10:01

なんとか終了点まで登り切り、オンサイト！
いやぁ、めっちゃくちゃしんどかった。

6/7 10:01

終了点はしっかりしてます。

6/7 10:32

がんちゃんも頑張って這い上がってきた。2人とも1ピッチ目で早くもぐったり。

6/7 10:50

今回初めてロープを収納する袋（fukumoto謹製）を使ったけど、セットするひと手間はかかるが、ロープの収まりも繰り出しも調子良く、使い勝手が良かった。

6/7 11:11

3ピッチ（5.10c）／リード
まずはハングの右側のフェイスを登る。

その先は直上せず、何故か左面の細かいフェイス（スラブ）を登るようだ。その後は簡単なフェイスを直上し終了点まで。OS。

6/7 12:06

ここも終了点はしっかり。っていうか全ピッチしっかりしてた。

6/7 12:31

4ピッチ（5.10a）／がんちゃんリード
岩が脆いが概ね快適。OS。岩の状態を確認しながら登っていく。

6/7 12:51

岩場に咲く花は美しい。
この後、2人とも無事に三峰岳の山頂を踏み、何とかリードオンサイトできた。

6/7 13:45

大休憩を挟み、不行岳のサッチモ（3ピッチ／80m）へ。

1ピッチ（5.10b）／がんちゃんリード
ここもランナウトなのでルーファイ力とカムをセットする技術力が必要だった。岩の形状も逆層気味でしっかりホールドを吟味して登った。広い岩壁をムーブを組み立てながら登るのでクライミングしてる感があって気持ちよかった。

壁はこんな感じ。

6/7 14:31

がっつりキマったカムは安心感があり、それだけで精神安定剤だ。

2ピッチ（5.10c）／リード

ニッチモの核心ピッチ。
まずは左から攻めてトラバースしながらリングボルト2つにクリップ。岩溝にカムをセットとあったがしっかり決まるかどうかわからない深さだったし、よく探すとサイドガバがあり安定したのでそのまま突っ込む。ハングの乗越にしっかりしたピンがありクリップしひと安心。気合いの声を出しながらハングを一気に乗っ越す。あー怖かった。その後は5.8とか5.9くらいなのだが疲労もあって超慎重に登った。
適当にロープを伸ばしていると右のほうに終了点があったのでそこでピッチを切ったが、多分このピッチの終了点はもう少し上だったのだろう。

6/7 15:38

がんちゃんはハング越えに苦労するかなと思っていたが、意外とスムーズ登ってきた。

6/7 15:42

3ピッチ（5.6）／がんちゃんリード

ということで、がんちゃんはほぼ50mロープを伸ばした。岩と樹林で擦れ重たかっただろうな。

あとは少し歩いて不行岳の山頂へ。
ルート名通り、にっちもさっちもしながら何とか登り終えることができ、リードオンサイトできて良かった。
いやぁ、よく頑張った。自分を褒めたい。

6/7 16:07

あとは帰るだけなのだが、大天井岳へはちょっとしたクライミングもあり、気が抜けない。ロープ出しても良いかもと思った。

6/7 16:29

大天井岳　山頂。
さぁ、あとは下るのみ。

6/7 19:15

下山後のご褒美。ビールが体に沁みる。

6/7 19:26

定食と酎ハイも完食し、満足！

6/7 19:26

完全食で栄養補給。

次は『友人登路』と『弓状クラック』かな。

6/8 10:25

翌日は予定していたクライミングが急遽中止になったので、アクティブレストでグラビティサンガへ。リードやボルダリングなど楽しんだ。
この後、凛靴へ。

6/8 16:50

帰りに寄った居酒屋の17:00までのハッピーアワーにも間に合った。

6/8 16:59

食事もとても美味しくなかなか当たりなお店で〆ることができた。
梅雨入り前にしっかり登れて良い2日間だった。

撮影機器：

iPhone SE (3rd generation) Apple

感想

ryowall

雪彦山の三峰岳南東壁の『ニッチモ（4ピッチ・130m）』と不行岳南東壁『サッチモ（3ピッチ／80 m）』を継続登攀してきました。

2つのルートの最高グレードは5.10dだが、全体的にボルトが少ないルートなので、カムなど交えて登らなければならずその技術力やランナウトに耐えられる精神力、ルートを見極める力などクライミングの総合力が必要なルートだった。