六甲 摩耶山 杣谷コース+捜索救助訓練
コースタイム
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
近年の登山ブームと共に、山での遭難事故も増える傾向にあります。総合山岳会としての神戸中央山の会はハイキングから岩登り・沢登り・雪山・夏山・冬山・春山と活発に活動しています。こういった状況の中で、当会も緊急の事態に備えておくことも重要で、神戸中央山の会として初めての捜索訓練に取組みました。当初は5月に予定していたのが雨天のため中止となり、仕切りなおしの実施となりました。例会参加者11名と捜索隊9名が役割分担をして、捜索・応急手当・搬出訓練を行いました。初めての訓練としては捜索発見や応急手当は予測に近い範囲内で推移できたのですが、登山道への引き上げやリュックをつなぎ合わせての搬出は苦労しました。山の中では無線が通じないところもあり、実際の捜索となると、捜索範囲の特定や地形、天候、困難な状況等、難関だらけだと思います。訓練での教訓もいくつか有り、いざというときの備えもしながら、事故を未然に防げたらと思います。(TA)
例会グループは阪急六甲駅を8:30に出発(杣谷コース)、続いて、捜索隊グループは阪急六甲駅を9:00に出発しました(長峰山コース)。この2班が穂高湖で合流し、行方不明者2人の想定で模擬捜索訓練を行いました。事故が起きたときの応急手当や被災者搬出の大変さを体験しました。
今日の捜索訓練は、「杣谷コースから穂高湖へハイキングに行き、穂高湖で『メンバーの内、2人がお花摘みに行ったまま戻らない』、探しても見つからないので留守宅に連絡をし、会の捜索隊がやってくる」という設定で行動をスタートしました。
朝、私達は捜索隊より30分早く8:30の集合でしたが、捜索隊も阪急六甲駅に集まっていました。私達は捜索隊より早く穂高湖に到着しないといけないので少し焦りましたが、みなさん健脚で予定より早く到着しました。道中長峰山コースから登ってきている捜索隊と無線で何度か交信しましたが、メインの周波数はアマ無線の人達がずっと使っていてサブの方を使うことにしました。でも私達のいる谷コースは電波がうまく入らず、だいぶ上に上がった場所からやっと繋がるようになりました。携帯電話は繋がらない箇所が多々ありました。
穂高湖で昼食後、捜索隊と合流し2班に分かれて捜索を開始しました。「見つけたぞ〜」の声に全員集合し、手分けして二人(一人は足を捻挫?一人は額から出血、片腕も痛めている)を手当し搬出にかかりました。斜面から登山道、そして広い場所までの搬出に「怪我をしたら大変なことになる」ことをみんな実感したように思います。
下山は長峰山コースをくだる予定でしたが、雨が降りそうなので全員で杣谷コースを下りました。遭難者役を引き受けて下さったお二人、ありがとうございました。 (OG)
(参加者の感想)
シュリンゲという言葉すら知らなかったしカラビナも持っていません。ロープの結び方も学んでいきたいと思います。それにしても、搬送する負傷者って重いものですね。(HA)
この日の捜索訓練はとても衝撃的、かつ参考になりました。これから学んでいくべき事項をたくさん示唆してくれました。
訓練前のミニ講習では、三角巾はなぜ三角に切ってあるのかの質問に先輩から納得いく説明をいただきました。ありがとうございました。
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