玖老勢副川から舞台岩・小瀬戸岩・瀬戸岩・離岩を巡り玖老勢峠経由で周回
- GPS
- 08:05
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 995m
- 下り
- 1,007m
コースタイム
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 8:05
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全く無い状態だったので赤テープを付けて来た。 舞台岩・小瀬戸岩付近と離岩への途中は滑落のリスクあり。 |
その他周辺情報 | 湯谷温泉 |
写真
感想
瀬戸岩周辺の岩場巡り。前回nakoe15さんと栃下からの尾根を上がり、小瀬戸岩・舞台岩に上がった。両者とも眺望が楽しめる私好みの岩だった。
鳳来寺山方向を見ると、途中に2つの岩を擁する尾根が延びている。逆に鳳来寺の仙人コースからは、この岩が見事に見える。いつか、行ってみたいと願ってきた。
今日の目標は、正に取り残してきたこの岩尾根に進入することだ。
登りのコースは、前回まで通過していない副川からの尾根にした。
「大石」のある県道に出て、10mも鳳来寺側に進み、民家への道を通らせて貰い尾根に進入した。栃下からの尾根との合流点まで危険なところはなかったが、赤テープを付けて来た。
合流点から上は、いよいよ岩の道。
舞台岩の下に達したところで前回は右に巻いて奥から台の上に上がった。
今回は、何か出来ないか。
注意して真直ぐ上がってみた。
少し這いつくばるところがあったが、上がれた。
上がる途中からの瀬戸岩の眺望もいい。
舞台岩、遮るもののない眺望を楽しんだ。
舞台岩から前回と同じく下に20m降りて岩裾にそい20mも移動すると、水が流れて湿っているところにでた。
ここから前回は、左の岩場に上がって、少し上にいき、右側に移動して
スリリングコースを進んだ。nakoe15さんのテープがそれをフォローしている。
今日のもう一つの目的は、右に行かずに真直ぐ上れないだろうかということを確かめることにある。やってみた。出来た。
後で、補助のために虎ロープを付けてきた。
小瀬戸岩の5m手前にでた。
これで、上からは小瀬戸岩を見て、ロープで降りて舞台岩に行き、戻って、スリリングコースで周回して戻るルートがあることになり、極めて楽しいコースになる。
小瀬戸岩では、スミレが岩の上に群生していた。2週前はタムシバが満開だったが、終わっていて、代わりにやしおつつじが舞うように鮮やかだった。イワヒバも地味だが生気を得て春を謳歌している。
「群れ咲いて やしおに競う スミレ花 静かなりしや 我ひとりきて」
離れ岩に向かう前に、瀬戸岩に立ち寄ってみる。
瀬戸岩には誰もいなかった。
隣の尾根から見た時、人が見えていた。
去ってしまったのだろうか。
「ヤッホー」問いかけてみた。
瀬戸岩ピークに二人、上がってきた。
それが、なんと、今朝副川でであった男女の登山者だった。
女性の方はヤマレコユーザーだとは聞いていた。
下と上で間見える。こういう縁もある。
写真のシャッタをお願いした。
女性は、先端まで行っていないというので、案内した。
先端には赤やしおが目立っていた。
岩脇に沿い、岩を越えて先端ツアを楽しんだ。
上の岩から男性が二人をカメラに収めている。
楽しんだ。
戻って、早々に退散した。
「這いあがる 岩先燃えて 舞い咲ける やしおが花は 君にあらずや」
今日の最大の目標、離れ岩が待っている。
途中、進入口をgpsで確認して入った。少し進んで方向が違う。戻って鳳来寺方向に巻いて、階段の下にでた。この尾根は正解だった。ただし、
直ぐ大きな岩場の上、進路は断崖の下り、やむを得ず、右から下に降りて、岩の下を移動した。これが最大の難所だった。落ちないように注意した。断崖の下にくると、登れそうな気がした。ということは、降りられる可能性もあった。ロープがあれば安心だろう。
尾根をいく。ところどころ枝が顔にかかる。払ったりくぐったり、第一の岩場の上にでた。
展望がいい。すぐ、小瀬戸岩を振り返る。よく見える。やはりこの岩だ。栃下からの尾根が桜で満開だった。平凡だが見事というしかない。
ここに来た甲斐があった。
「山桜 花色染めて 尾根飾る 昨日の山を 今日離れ見ん」
前進しようとすると、断崖の下り。今日はここまでか。
迷いながら、考えた。持参のロープの残りをだした。岩と松にくくりつけた。引っ張って見たが外れる気配はない。
ザックをおいて、降りてみた。前進!。
直ぐこんもりした植生のところを上がると、第二の岩場になった。ここも眺望がいい。
ここから、下りは難しくないホールドがある。
下って5mほど立ち上がった尖岩にでた。これが小瀬戸岩から見ると先端の岩だ。ついに来た。尖岩からは、第二の岩の剥き出しの断崖と第一の岩、その向うに小瀬戸岩が見渡せた。
その後、200mほど前進して下りになったところで戻った。
進入とは少し違ったルートで東海自然歩道にでた。21番の休憩場所の300m手前あたりである。玖老勢峠から下山する。沢沿いに降りると水が涼しそうに流れている。県道の手前で野草が花を付けて誘っていた。
今日は、収穫満載だった。
・舞台岩に直登
・直近のコースで小瀬戸岩へ上がれた
・二度も遭遇するご縁もあった
・離れ岩へ到達した。
吉野を彷彿とするような山桜もよかった。今日も岩場の山に感謝である。
(g)
コメント
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11日に 栃下から馬の背〜舞台岩〜小瀬戸岩〜瀬戸岩 スリルじゃなく 怖かったですよ!
ワクワクドキドキ 初めて経験しましたよ!
ここまではスリルとサスペンスでしたが
瀬戸岩から副川に下るルートにも挑戦したのですが 30分位でテープ 見失い 東海自然歩道に戻り 玖老勢峠から下山しました!
ymorさん
テープを見失ったところは、広い植林帯の下りの辺りかなと思います。尾根がひろいので間違い易いところがあります。テープも着けにくいところでした。
無事下山でよかったと思います。
極めてマイナーなところが多いので、今度は行きたいところは、申し出ていただければ、案内しますよ。(g)
gakukoh こんばんは。
とうとう行きましたね。
前回お楽しみに取っておいた岩場と、新しく一つ海老側の尾根から登ったのですね。
お疲れ様です。
nakoe15さんおはようございます。
念願達成しました。舞台岩と小瀬戸岩にも別ルートで上がれて満足です。
もうひとつの目標も見つけました。
寝観音コースの直ぐ上の尾根が大きな岩場になっていて、見えましたが、これが、副川であった二人が通過したジャンダルムと呼ばれる岩場かもしれないなと思いました。二人はロープとハーネスを付けてましたが、どんなものか知りたいと思っています。これで、この一帯は全て終わります。危なくないようであればご案内します。(g)
こんにちは!
瀬戸岩でのご案内、有難うございました。
岩の先端へのスリリングツァー、楽しかったです🎵
お昼ご飯の後、教えていただいた道しるべに従って尾根を下りました。
駐車場所へ戻ると車が2台。
”お! GAKUKOHさん、まだ元気に歩いてみえるな”、心の中で”お先に失礼しま〜す”と挨拶をして帰路についたのでありました @^^@
いやぁ、花あり岩あり良き岳人あり、棚山、良い所でした!!
またお会いすることがありましたらその時はどうぞヨロシクです。
water-liliyさんこんばんわ!
先端ツアでは、私も大変、楽しませていただきました。
いろいろ目標も達成して満足して副川に帰還すると、車が無くなっているので、
道迷いなく下山できたなと納得、帰路に着きました。
多分、貴方が登られたコースだけ、残しているので、次の目標です。
24日は、ヤマレコの方々と8名で私のこだわりの亀淵の山の岩巡りですので、今日23日は、危険の無いだろう玖老勢西尾根を周回して来ました。
もうすぐ連休、遠出になりますので楽しみです。
2度もお会いすることがありましたから、又お会いすることもできるでしょう。
今後もよろしく!。(g)
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