サンシャインツアーで8200円の日帰り富士登頂

過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
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感想
サンシャインツアーさんの「夜発2日間たっぷり1日満喫富士登山 吉田ルートフリー登山」というコースで旅行代が8200円となる「B出発」の日を選び、日帰り登頂できましたので紹介します。入山料4000円は別途必要です。
https://www.sunshinetour.co.jp/tour/sub.html$/tid/1483/pid/1486/did/1518/sid/5999/
○個人的感想
◎サンシャインツアーは、値頃な富士登山ツアーを提供してくれているので二重丸。
◎ツアーで利用する「花の湯」さんは、料理も風呂も各種サービスも優れているので二重丸。
△日帰り登山をする事については、日の出も見れたし登頂もできたとはいえキツい。夜に都内を発つのでバス席でなるべく身体を休め、花の湯で仮眠してなるべく身体を休め、花の湯から登山口までのバスでなるべく身体を休め、日の出前に登頂開始。強行軍のあとに日帰り登頂です。日帰り挑戦者は7人でした。
○吉田コースと富士宮コースの比較
日帰り吉田コースは早朝から登り始められ「現地にて13時間たっぷり使える」ので、標準コースタイムでは歩けない人でも日帰り登頂の可能性が高く、お鉢巡りも視野に入ります。反面、仮眠時間が90分…とはいえ出発の2時までに準備を整えてバスに乗らないといけないので、その分も引かないと。
注1: 実際には登山口には4:10頃に着いたので、3:30から登る計画を立てていた私は「40分を挽回するのはキツいなぁ」と思いました。夜道を慎重に運転するため昼間より時間かかるのでは。多分、あなたの時も3:30には着かないと思います。
注2: 日の出前なのでヘッドライト無しには登山口前のトイレ(無料、水洗)にも行けません。
日帰り富士宮コースは500円安く、出発は朝7時で朝食付き。「現地にて9時間たっぷり使える完全フリーコース」なので、健脚といいますか高山病対策も心得ていて標準コースタイムで歩ける人。剣ヶ峰は富士宮ルートの頂上からは近いですが、お鉢巡りまでやれる人は少ないかな。吉田ルートのように早く降りられる下山道も無い事も計算に入れないと。でも花の湯さんの夕食の豪華さからすると朝食も充実してそう。しっかり腹ごしらえして登山開始できるし、800円で昼食の弁当を頼む事も可能。(吉田の日帰りは朝2時出発なので弁当も無理) 次回はトレーニングして、こちらにしようかな。プリンスルートも可能とありますが、時間内に降りてこれる人って少ないのでは。
https://www.sunshinetour.co.jp/tour/sub.html$/tid/1483/pid/1486/did/1518/sid/6180/
○予約
当初は「7800円で富士山に登ったぞ」と仲間にケチ自慢しようと思いましたが、台風の影響で予報が変わるかもとグズグズしてたらA出発の枠が埋まってしまい順延しました。この一例で「こうすれば予約はバッチリ」的な事は言えませんが、レンタル無しなら2日前の午前中まで予約可能…とはいえ2日前では厳しいものの、平日なら登山天気などで晴れそうな日を選んで予約できるのは日帰りコースの利点です。土日は早めに埋まります。他に、まだ空いてると思っていても、グループで予約されればたちまち残席僅かになり得ます。
○バスの東京の集合場所
暗かったのでこの目では確認できていませんが、ネット情報によれば八重洲ダイビル前に無料巡回バス「メトロリンク」の「八重洲地下街」という乗降所があって、そこではないかな。ツアーの待ち合わせ場所だと示す表示や旗等は何も無し。(道路使用許可が取れないのかな) 乗客は25人で外国人らしき人はおらず。トイレ休憩は本来は無しですが、我慢できない場合は申し出て下さいとドライバーさんが言ってくれました。実際に行く人は居ませんでしたが、乗る前に用足しを済ませ、利尿作用のある飲料をカパカパ飲んだりしないのが良いと思います。車内は禁酒です。
リュックはトランクルームに入れるので乗車中は取り出せません。スマホ、現金等貴重品、飲み物、空調で寒いと感じた時用の羽織る物などはリュックから出して車内に持ち込んで下さい。棚などはありませんので、私はレジ袋に入れて前の座席のグリップに蝶結びにしました。
帰りのバスは都内渋滞のため新宿での下車を勧められ、そうしました。
○下山が遅れ夕方のバスの出発時間に間に合わなかったら?
コールセンターに連絡との事ですが、誰も遅れはしませんでしたが、考えてみると、もし遅れたら登山口から花の湯に行けない&風呂も食事もありつけない&東京に戻るバスも乗れないから辛い状況ですね。一時間以上前に下山する計画でもいいかな。
○花の湯攻略法
タダで湯茶が好きに飲めるので「保温ボトルがあれば紙コップから移して富士山で温かい飲み物が飲める」と思いましたが、恐らく火傷を防ぐため熱々な湯は出ませんが、インスタントコーヒー等なら十分でしょう。冷水は出ません。
休憩所に向かって左手前の透明なバーティションのあるスペースにあるマッサージチェア(無料)からの音が煩いのに堪りかねて「この音のせいで休憩所の皆さん誰も寝れないので」とお願いし利用を止めてもらったが、しばらくして別の人が使い出したので仮眠は諦めた。これ壊れてるのか? なぜかマッサージチェアを使っている人は音が気にならないようで不思議。これが現時点での花の湯の最大の問題。
なお花の湯の誰かが夜中に起こしてくれる訳ではないので、スマホのアラームを迷惑にならないようにバイブに設定したのですが、前述のイカれたマッサージチェアの騒音で寝れなかったので必要ありませんでした。
下山後の夕食は2階のレストラン「HIDAMARI」にて提供されます。ここのセルフのコーナーの給水器は冷水も出ます。
浴場の写真はありませんが、湯船は広かったです。浅くて泳ぎ難かったけど。90分で入浴&食事&帰り支度しないといけないので長風呂は禁物ですが、カラスの行水ほど慌てる事もなく30分くらいは大丈夫。
登山道具のレンタルは利用した事がありませんが、花の湯の1階に「やまどうぐレンタル屋」のブースがありました。
○カップ麺に関する考察
1階のカウンター前の土産等のある売店エリアにカップ麺数種と沸騰ジャーポットがあり温度は98℃に設定されています。以下は単なる思い付きですが
200円でカップ麺を選んで買い、お湯も貰う。ただし熱湯はカップ麺には注がず持参の保温ボトルに入れる。結局、カップ麺を買いお湯を貰いはするが、その場では食べずに後で、すなわち富士山で食べる。
というのはどうでしょう? これならOKではないかな。
沸騰ジャーのお湯はカップ麺購入者用の物なので、持参したカップ麺用に無断で熱湯を「盗む」のは止めてください。自宅近くで安売りのカップ麺なら、花の湯さんで買うより数十円安いかもしれませんが、それで泥棒&度顰蹙するのも。
注意:山頂での沸点は87℃だそうで、98℃の熱湯を入れると高い所では保温ボトルの中で沸点を超えてしまい、水蒸気が発生しボトル内の圧力が高くなり、蓋を開けた途端に「爆弾」のようになって熱湯を撒き散らして火傷するかもしれません。水で薄め温度を下げる、開ける時に注意するなどが必要でしょうかね。そうなると、休憩所に近い湯茶の給湯器から汲んだ方が簡単かつ無難かもしれません。
と思いきや、富士登山オフィシャルサイトの登山に必要な装備に魔法瓶と書いてあります。
https://fujisan-climb.jp/erquipment/
こちらの掲示板には「五合目、8合目で蓋を開ける」や「五合目辺りで栓をホンの少しだけ緩めて"シュッ"と瞬間的に音がして圧力が平衡になる様に」という提案がありました。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14245736619
いっぽう「容れる量を、八分目に抑えておく」の提案は…そもそも保温ボトルって八分目位しか入れない物だし、ボトル内の空間が広い方が高圧蒸気の溜まる体積が大きくなり不利に働くのでは。
これ以上はやってみないと分からないですね。
○女性登山者へ
男なので女性固有の注意等は、個人差もありイメージが湧きませんが、仮眠について。女性は別室という訳ではなく大部屋の休憩所で雑魚寝で、係の人などは居ません。そこでバスの中で他の女性登山者に声を掛け、花の湯に着いたら、案内してくれる人に「私たち女性はどこで休むのがいいですか」と交渉?すれば、よきに計らってくれるのでは。(大混雑してる日だと「女性陣のスペース」が確保できないかもしれません) グループ等で男も居れば、女性陣の近くで休んでもらい、もし変なのに声を掛けられる等したら男を呼ぶ。知ってる男が居なければ大声で助けを呼ぼう。なお男女混合の雑魚寝では落ち着けず寝不足になりそうと心配する人だと、JR富士宮駅周辺でホテルを取り、花の湯集合のコースに参加するとの事。これかな?
https://www.sunshinetour.co.jp/fuji/hut_guide/
アクセス・周辺観光 (花の湯HP)
https://tokinosumika.com/hananoyu/access/
何でこんなに心配してるのかって? いや〜、私の住んでる地域から遠くはない某スーパー銭湯では、何者かが仮眠してた男性客をレイ○して逃走する事件があって。逮捕されましたけど。やっぱり寝てる時って無防備だし、電車に痴漢が居るように、触って逃げて俺じゃねぇ! とか酷い男も居るかも。
○それでサンシャインツアーの日帰りフリー登山はお勧めですか?
私は気に入ったけど、他人に勧められるか…人によるかな。「富士山なら8200円で登ったぜ。あと入山料も要るけど」な言い方は、間違ってはいないけど誤解の元。富士山が初登山とか、それに準じる人も厳しいが、若くて元気な人なら、吉田コースは13時間あるから登頂できちゃう可能性もある。いっぽう「これは無理だな」なのに富士山に行くと言ってきかない人なら「格安価格なのでお試し富士登山に最適」とあるので、富士宮コースとか良さそう。富士宮ルートなら登頂を断念しても登った道を降りるだけなので山小屋もトイレも利用でき安心。(吉田ルートの下山道は、須走との分岐より下は山小屋ゼロなので厳しい。登山道で下山する人も居るけど上の方は道が狭い) 他に、登頂は目指さなくても富士山に来て少し登れれば十分な人もいるだろうし、迎えのバスが来るまでWi-fiがあるからゲームや動画で遊んどけと。それと花の湯の風呂と食事で満足するのでは。
○おまけ
無料の「富士山Wi-Fi」も提供。登山時の安心と楽しみをサポート
https://newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr-635_3994.html
○お勧め動画
サンシャインツアーを利用する人は極めて有用。この動画で紹介されている事柄は私の山行記録にはわざわざ書いていないので必ずご覧ください。
これも富士登山する人は必見。ただし、りょーじさんの「ゆっくり」は私には早い部類で私が本当にゆっくりしたら日が暮れる、水を3Lも担いだら非力な私では重くて登れないから1Lだけ持参し五合目で自販機で500ml飲んでから登山開始し不足分は買う気だったが富士山は涼しいから汗をかかず1Lで間に合った、アドバイス通り食料を多めに持参したら大量に余り無駄な重りにしかならなかった、吉田ルートは登り易いと紹介しているが富士宮ルートも楽ではないものの手をつかないと初心者には危険な岩場が続く事は無かったような、など若干の見解の相違はあります。
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