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Yamareco

記録ID: 8634474
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沢登り
中国

香々美川右俣足谷。県内屈指の綺麗な沢を歩く。

2025年09月01日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
05:14
距離
5.0km
登り
326m
下り
328m
歩くペース
ゆっくり
1.71.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:15
休憩
0:00
合計
5:15
距離 5.0km 登り 326m 下り 328m
8:07
315
スタート地点
13:22
ゴール地点
天候 晴れ。28〜33度くらい(鏡野町)。
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
越畑集落奥の林道を少し上り、空き地に駐車。6台くらいは停められそうだけど、工事関係者が使うかな?
コース状況/
危険箇所等
※沢登りなので、沢靴、ヘルメット、防水グローブなどが最低限必要です。滝を攻めるなら、それなりのギアも必要だと思います。また、深さ1メートル以上の淵が多いので、ザックを浮袋代わりにしたり、ライフジャケットがあってもいいです。

 今年の沢はウルトラマラソンのトレーニングの一貫というのがモチベーションだったが、それにしてはもったいないくらいの秀麗な沢だった。水不足で楽しめないのでは?という不安もあったが、適度にあり良かった。
 川が林道に平行しているので、いつ入渓するかタイミングを見計らう。「まだ、まだだ」と頭の中でつぶやきながら歩いてると、同行者(山散歩さん)がいい流れを見つけたようで下りていく。想定よりも早めの入渓。
 さっそくいい淵。泳げるところは泳ぐ。同行者は下だけウェットスーツ。僕は少々悩んだが、カッパの着脱で対応した。香々美川は全体的に傾斜も緩く平易な沢だが、淵が多い。深さもあるため、泳ぎが苦手な人は溺れないように注意。
 目的の奥の二俣の前に顕著な二俣があった。左もまあまあの水量があったが、右へ。奥の二俣は右の足谷へ。ただし、足谷の方が水量が少なかった。4−6か3−7くらい。この水量なら、足谷の滝はちょろちょろしかでてないんじゃない?という心配があったが、たぶん伏流水でもあるのか、途中で水が復活した。
 えん堤やナメ滝を通過したのち、標高800を超えたくらいで7メートル滝に出くわす。左右に流れがあり、ルートは大きく分けて3つあるように感じた。一番難しいのは確実に一番右側のチムニールートだが、これは山の先輩が突破している(信じられん)。中央に適度な段差があるルートがあって、まずこれに挑戦。下から見る分には「なんとかいけるかも」と思ったが、最後の足がかからない。傾斜があるので上体も持ち上げられない。結局断念した。その後、同行者が左の流れを登りはじめたので僕も続いた(なぜか二番手)。
 その後、平易な道になるが、標高900くらいでこの日メインの滝、足谷の滝(15メートルくらい、二段)と会う。視線を左にしたときに突如として出現するので、出会い方が面白い。流身の岩肌をみるに、適度にホールドがあるようだったが、水量と傾斜でフリーでは挑まない方がいいと思った(ここも先輩はトップロープで登った)。ここで10分程度小休止。
 左岸は高度感があり、巻くのに体力も使いそうだったので、少々ヤブっぽいが右岸を選択。同行者の貴重なウエットスーツがちょっとやぶけるハプニングがあったが(けっこう悲しそうにしていた)、また無事に再入渓。だが、すぐに出渓。
 
 越畑林道を下る。途中がコンクリートの道になっていたので、当時はそれなりに使っていたのだと思われるが、今は草が茂っており放置されているのだろう。石もゴロゴロ。橋は崩壊しており、おそらく今後直されることはないだろう。
 天人淵Pまで帰ってくると、ラストは天人淵にダイブすると決めていた。ザックも置いといてザブーン! あれ、カッパのポケットに入れておいたデジカメがない。高度をあげて淵をのぞくと、なんと深さ2,5メートルの天人淵の底にピンクの色。「木こりに声をかけられた女の人と女の子は、天人淵に飛び込み、浮かび上がってくることはなかった」という民話の話が浮かんできたが、飛び込まないわけにはいかない。一度目のザブーン! 指先が触れた。二度目のザブーン! しっかりと右手でホールド。デジカメのピンク色の先に黒髪の女の子が映ったような気がしたが、気にしすぎないようにした。
天人淵の空き地に駐車。奥から工事関係者と思われる車両が走ってくる。
2025年09月01日 08:16撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 8:16
天人淵の空き地に駐車。奥から工事関係者と思われる車両が走ってくる。
天人淵にはこの日いろいろお世話になる。
2025年09月01日 08:17撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/1 8:17
天人淵にはこの日いろいろお世話になる。
早めに入渓。
2025年09月01日 08:27撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 8:27
早めに入渓。
寒そうな服装で果敢に挑む同行者。滝上のホールドに乏しく、停滞状態が続く。なんとか体を受け止める。僕は右足を上のとっかかりにのせて上体を上に引き上げクリア。
2025年09月01日 08:30撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 8:30
寒そうな服装で果敢に挑む同行者。滝上のホールドに乏しく、停滞状態が続く。なんとか体を受け止める。僕は右足を上のとっかかりにのせて上体を上に引き上げクリア。
深さがあり、右側の足場がなくけっこう登るのが難しかった。
2025年09月01日 08:43撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 8:43
深さがあり、右側の足場がなくけっこう登るのが難しかった。
このような泳げる淵が多い岡山では貴重な沢。
2025年09月01日 09:02撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 9:02
このような泳げる淵が多い岡山では貴重な沢。
手前の二俣。ここで僕が地図の現在地を読み間違えて苦笑。頭がにぶってる。
2025年09月01日 09:16撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 9:16
手前の二俣。ここで僕が地図の現在地を読み間違えて苦笑。頭がにぶってる。
ウォータースライダーができるか微妙なライン。たぶんケツは痛いと思う。
2025年09月01日 09:27撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 9:27
ウォータースライダーができるか微妙なライン。たぶんケツは痛いと思う。
4つあるえん堤の1番目。一番古い。
2025年09月01日 09:30撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 9:30
4つあるえん堤の1番目。一番古い。
ここが香々見川の顕著な二俣。6−4か7−3で左の方が水量多いが、右側が足谷なので右へ行く。
2025年09月01日 09:34撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 9:34
ここが香々見川の顕著な二俣。6−4か7−3で左の方が水量多いが、右側が足谷なので右へ行く。
2つ目。
2025年09月01日 09:39撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 9:39
2つ目。
蒜山とタメをはる透明度。
2025年09月01日 09:54撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 9:54
蒜山とタメをはる透明度。
2025年09月01日 10:02撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2025年09月01日 10:05撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7メートル滝の登場。左右から流れがある。
2025年09月01日 10:24撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 10:24
7メートル滝の登場。左右から流れがある。
左のフェースが登れそうだが、一番奥のチムニーの調査。登れる気がしない。真ん中に段差のルートがあったので、水に濡れながら登る。
2025年09月01日 10:26撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 10:26
左のフェースが登れそうだが、一番奥のチムニーの調査。登れる気がしない。真ん中に段差のルートがあったので、水に濡れながら登る。
2分くらいマゴマゴするが、足のとっかかりがなくて撤退。左ルートを登る。
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2分くらいマゴマゴするが、足のとっかかりがなくて撤退。左ルートを登る。
2025年09月01日 10:36撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/1 10:36
2025年09月01日 10:47撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/1 10:47
この日のメイン、足谷の滝。2段で15メートルくらいか。この滝を見ながら小休止。
2025年09月01日 11:10撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 11:10
この日のメイン、足谷の滝。2段で15メートルくらいか。この滝を見ながら小休止。
水流の裏に適度なデコボコがあるので、渇水期ならワンチャンいける??
2025年09月01日 11:09撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 11:09
水流の裏に適度なデコボコがあるので、渇水期ならワンチャンいける??
手前に少し戻り、右岸を高巻き。同行者が頼もしい。
2025年09月01日 11:38撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 11:38
手前に少し戻り、右岸を高巻き。同行者が頼もしい。
再入渓。
2025年09月01日 11:38撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 11:38
再入渓。
上から二段目を見る。あそこに降りたらここまで戻ってこれんな。
2025年09月01日 11:40撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 11:40
上から二段目を見る。あそこに降りたらここまで戻ってこれんな。
2025年09月01日 11:41撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 11:41
林道へでる。
2025年09月01日 11:46撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/1 11:46
林道へでる。
林道が崩壊してる。橋があったのかな?
2025年09月01日 12:19撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/1 12:19
林道が崩壊してる。橋があったのかな?
最後のお楽しみの天人淵。2度ダイブするも、デジカメを落としてしまう。その後3度目のダイブで取れず、4度目のダイブで右手で掴んだ。
2025年09月01日 13:00撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/1 13:00
最後のお楽しみの天人淵。2度ダイブするも、デジカメを落としてしまう。その後3度目のダイブで取れず、4度目のダイブで右手で掴んだ。
民話では木こりがここで女性と女の子の子供にあったが、2人ともこの淵の中に消えたらしい。僕も消えていた可能性あり!?
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民話では木こりがここで女性と女の子の子供にあったが、2人ともこの淵の中に消えたらしい。僕も消えていた可能性あり!?
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