記録ID: 8663658
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ハイキング
京都・北摂
低い方が大変かも⁉ 妙見山、湯谷山、奥岸谷山（京都・南山城）
2025年09月09日(火) [日帰り]
京都府
pine-village
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 07:17
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 912m
- 下り
- 829m
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| 天候 | 晴れ 時々 くもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
※ 始発電車が動き始める前にバイクでアクセスしています （できるだけ涼しい内に歩きたいので...） ※ 駅前に無料駐輪場が有りますが、四輪は有料駐車場へ ● ゴール地点： 奈良交通バス「和束山の家」バス停 ※ 「加茂駅西口」行きに乗車 ※ 発車頻度は1時間に1本程度です ご参考までに （こんな方法も...） 期間限定、土日祝限定の急行バス「お茶の京都 グリーンライナー」が現在運行されており、「和束」へのアクセスが便利になっているようです。 https://www.kyotokeihanbus.jp/assets/uploads/2025/08/2025グリーンライナー運行開始プレス【★最終確定8.18】.pdf |
| コース状況／ 危険箇所等 |
コースの大部分は特に問題の無い車道や林道歩きです。 ただし、それらの区間はほとんど道案内が有りません。GPSが有れば安心して歩けると思います。 山頂周辺の山径区間の状況を以下に記しておきます。 ●妙見山（みょうけんさん） 「妙見寺」の本堂前から右後方へ延びる道から上りました。かなり荒れていて、歩かれていないのは明瞭です。一旦林道に合流し、直後に入口が不明瞭な山径へ再突入しましたが、山頂手前で草ヤブに吸い込まれてしまいました。多分、不明瞭な山径へ再突入するポイントで右方の巻き道へ進むべきところ、誤って真っ直ぐ進んだのだと思われます。ヤブ漕ぎは数十メートルほどの短い区間でしたが、密度が経験したことが無いレベルだったので、とても後悔しました。何とか通過できたものの、現れた土手を上がって茶畑が広がる山頂へ飛び出す箇所にもう一度ヤブ漕ぎがあります。 山頂茶畑から「湯谷山」方向へ下る道は見当たりませんでした。仕方なく上ってきたヤブの方向へ下ったのですが、ヤブ漕ぎ中にやや左方向へ進むと歩き易い尾根が現れます。これを下ると直ぐに巻き道へ合流するので、この尾根から山頂へ登降するのがベストルートだと思われます。合流した巻き道を左へ辿ると、進行方向に林道が覗く地点に達しますが、その周辺もヤブっぽくて接続ルートは不明瞭です。 なお、上記区間には道標はもちろんテープによる道案内は見当たりませんでした。 ●湯谷山（ゆやのやま） 林道から外れ、茶畑のヨコの作業道を直登するところからスタート。山頂へ向けて真っ直ぐ詰めて行くだけなので、単純明瞭なコースです。間もなく山頂にある通信施設の柵が見えてきます。 下りは、西方の「撰原」へ「みんなの足跡」が残っていたので、これを辿ってみました。最初から最後までテープは無いものの、境界杭のようなものが疎らに続いています。踏み跡はほぼ見当たりませんが、ヤブや倒木はそれほど気にならない尾根です。最後は神社の拝殿の後方土手へ続いていました。後は神社の参道を下って「撰原」集落へ下り着きます。 ●奥岸谷山（おくがんたにやま） 稜線沿いに南方の「腰越」から上り、東方の「犬打峠」へ下りました。最もよく歩かれているコースらしく、明瞭かつ歩き易い状況で、特に危険や困難は見当たりませんでした。 上りの区間は茶畑沿いの林道歩きが長く続き、開放感が有る印象。下りの区間は山径区間が長めなので山歩きらしいですが、展望はほとんど無いかも... それでも「犬打峠」の上の茶畑からは「鷲峰山」の展望が楽しめます。 |
| その他周辺情報 | ●妙見山 本照寺 https://honshouji.gionsyouja.com/index.html |
写真
しばらく車道歩きが続きます。
早朝なのでほぼ歩行者天国状態ですが...
早朝なのでほぼ歩行者天国状態ですが...
国道163号線になると大型車両等の通行量が結構あります。トンネル内を歩くのは精神衛生上よくないので、手前から右の車道へ迂回しました。
9/9 6:12
国道163号線になると大型車両等の通行量が結構あります。
トンネル内を歩くのは精神衛生上よくないので、手前から右の車道へ迂回しました。
トンネル内を歩くのは精神衛生上よくないので、手前から右の車道へ迂回しました。
「銭司（ぜず）」集落に到り、信号の有る交差点から左方へ...珍しい地名ですが、日本最初の通貨「和同開珎」を鋳造した地とのこと...地名の由来になっているようです。
9/9 6:27
「銭司（ぜず）」集落に到り、信号の有る交差点から左方へ...
珍しい地名ですが、日本最初の通貨「和同開珎」を鋳造した地とのこと...地名の由来になっているようです。
珍しい地名ですが、日本最初の通貨「和同開珎」を鋳造した地とのこと...地名の由来になっているようです。
振り返ると「灯明寺山」が綺麗に見えていました。
「加茂駅」近くの里山で、ついこのあいだ登ったばかり...
「加茂駅」近くの里山で、ついこのあいだ登ったばかり...
「妙見山」の中腹に建つこのお寺の境内からは、「加茂駅」周辺が見えます
広い道ですが、倒木が放置されているなど、かなり荒れています。
もはや歩く人もメンテする人もいないのかも...
もはや歩く人もメンテする人もいないのかも...
一旦、茶畑の間に延びる林道に飛び出し、これを辿ってきましたが...
再びヤブっぽく不明瞭な山径の入口に突き当たります。写真中央の隙間に進んでみましたが、後で考えると、さらにヤブっぽくなっていた右方へ進むべきだったのかも...
9/9 7:05
再びヤブっぽく不明瞭な山径の入口に突き当たります。
写真中央の隙間に進んでみましたが、後で考えると、さらにヤブっぽくなっていた右方へ進むべきだったのかも...
写真中央の隙間に進んでみましたが、後で考えると、さらにヤブっぽくなっていた右方へ進むべきだったのかも...
草ヤブが行く手に立ち塞がり、経験したことが無い濃密さと背丈ほどの高さだったのでエライ目に遭いました（写真はヤブを越えてから振り返った絵）
1
9/9 7:16
草ヤブが行く手に立ち塞がり、経験したことが無い濃密さと背丈ほどの高さだったのでエライ目に遭いました
（写真はヤブを越えてから振り返った絵）
（写真はヤブを越えてから振り返った絵）
現れたこの土手を上がると、もう一度ヤブを通過することになりますが...
茶畑沿いの作業道に飛び出して救われました。
後は緩やかに上って...
後は緩やかに上って...
「妙見山」の山頂と思われる高みへ到着です。標高は 260m。
あたりは広く茶畑に覆われていました。
あたりは広く茶畑に覆われていました。
山頂の茶畑を一周すると、全方位の景色が楽しめます。
スタート地点の「加茂駅」も綺麗に見下ろせました‼
スタート地点の「加茂駅」も綺麗に見下ろせました‼
山頂からの下りは、上りと同じ所のヤブ漕ぎからでしたが、少し左目に進むと歩き易い小尾根が見つかりました‼
ヤブっぽくなる所まで来ると、進行方向に林道が覗いているので...
ヤブを突っ切って飛び出した林道を右方へ進みます。正面に「湯谷山」が見え始めるので、その方向へ林道歩きです。
途中、何度か案内の無い分岐点に出合いましたが、都度GPSで確認しました。
9/9 7:41
ヤブを突っ切って飛び出した林道を右方へ進みます。
正面に「湯谷山」が見え始めるので、その方向へ林道歩きです。
途中、何度か案内の無い分岐点に出合いましたが、都度GPSで確認しました。
正面に「湯谷山」が見え始めるので、その方向へ林道歩きです。
途中、何度か案内の無い分岐点に出合いましたが、都度GPSで確認しました。
山頂の通信施設が見えてきます。
どうやらNHKの中継所のよう...
残念ながら展望は有りません。
どうやらNHKの中継所のよう...
残念ながら展望は有りません。
足下には埋もれてしまいそうな四等三角点が‼
点名「湯谷山」
標高 381.4m
点名「湯谷山」
標高 381.4m
山頂からは西方の「撰原」集落へ下ってみます。
下り口にテープ等の案内は付いていなかったです。
下り口にテープ等の案内は付いていなかったです。
小ピークを到りますが、此処までは穏やかな雰囲気です。
テープは引き続き見当たらないものの、境界杭のようなモノが打ってあります。
テープは引き続き見当たらないものの、境界杭のようなモノが打ってあります。
その後は一気に下りました。尾根筋が曖昧なので、特に方向には気をつけました。テープや踏み跡は見当たらず、所々に打ってある赤杭が頼りです。
救いは倒木やヤブが多くはないことでしょうか...
9/9 8:39
その後は一気に下りました。
尾根筋が曖昧なので、特に方向には気をつけました。テープや踏み跡は見当たらず、所々に打ってある赤杭が頼りです。
救いは倒木やヤブが多くはないことでしょうか...
尾根筋が曖昧なので、特に方向には気をつけました。テープや踏み跡は見当たらず、所々に打ってある赤杭が頼りです。
救いは倒木やヤブが多くはないことでしょうか...
神社の拝殿の後方の土手に下り着き、境内へ降りて来ました。
神域を侵したかもしれず、バチがあたらないようお詣りしておきました 😅
神域を侵したかもしれず、バチがあたらないようお詣りしておきました 😅
しばらくバス道を辿り、最後に「奥岸谷山」へ向かいます。
「和束川」の左岸から右岸へ渡る形となり、結構なアップダウンが有ります。
「和束川」の左岸から右岸へ渡る形となり、結構なアップダウンが有ります。
この車道は「腰越」を越えて「井手町」に至るのですが、車はほとんど走っていません
このあたりが「腰越」か？
車道が下り始める地点から右へ分岐すると...
車道が下り始める地点から右へ分岐すると...
よく踏まれた明瞭な径が続いており、分岐点にはテープもしっかり付いています
間もなく「奥岸谷山」山頂です。
立木に囲まれ展望は有りませんが、明るい山頂広場でした。
立木に囲まれ展望は有りませんが、明るい山頂広場でした。
三等三角点あり‼
点名「腰越谷」
標高 521.8m
赤杭に囲まれ、逆に見逃しそうです 😅
点名「腰越谷」
標高 521.8m
赤杭に囲まれ、逆に見逃しそうです 😅
下りは、上りに通過した分岐点から「犬打峠」へ向かってみました。局所的にMTBによる？轍が残ってましたが、概して歩き易い山径が続いています。
9/9 11:36
下りは、上りに通過した分岐点から「犬打峠」へ向かってみました。
局所的にMTBによる？轍が残ってましたが、概して歩き易い山径が続いています。
局所的にMTBによる？轍が残ってましたが、概して歩き易い山径が続いています。
小さな鞍部へ下り着くと、上り返す山径と左へ巻く林道が分岐しています。
此処は林道へ進んでみました。
此処は林道へ進んでみました。
「犬打峠」の手前に有る左右分岐点。
最後なので左の小ピークを経由してみると...
最後なので左の小ピークを経由してみると...
茶畑から南山城の最高峰「鷲峰山」の山頂を覗き見ることができました‼
このあたりが「犬打峠」の筈ですが、標識等は見当たりません。
ちょっぴり怖い言い伝えのある場所なので、足早に通り過ぎます 😅
ちょっぴり怖い言い伝えのある場所なので、足早に通り過ぎます 😅
後は「和束町」方面へ車道を下るのみ。
車の通行がほとんど無いのは...
車の通行がほとんど無いのは...
和束町側のトンネル入口へ下り着き、ゴールの「和束山の家」バス停へ向かいました
黙々とした車道歩きですが、振り返ると歩いて来た「腰越」から「奥岸谷山」、「犬打峠」の稜線が一望できます
期間限定、土日祝限定の急行バスが運行されているようです。https://alco-uj.com/news-20250907/
トンネル開通により「和束」へのアクセスが便利になったことが実感出来るかも...
9/9 12:51
期間限定、土日祝限定の急行バスが運行されているようです。
https://alco-uj.com/news-20250907/
トンネル開通により「和束」へのアクセスが便利になったことが実感出来るかも...
https://alco-uj.com/news-20250907/
トンネル開通により「和束」へのアクセスが便利になったことが実感出来るかも...
最後は「白栖橋」の対岸にあるコンビニへ...
本日も猛暑日となる中、砂漠の中のオアシスのようです。
本日も猛暑日となる中、砂漠の中のオアシスのようです。
コンビニ前の「和束山の家」バス停に到着してレコを終了‼
お付き合いありがとうございました。
お付き合いありがとうございました。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
日よけ帽子
サングラス
フェースカバー
防虫剤
雨具
ヘッドランプ
食料
飲料
モバイルバッテリー
スマホ
|
|---|
感想
「妙見山」は標高260mの低山。一応、京都府山岳総覧に名を連ねていますが、周囲の無名ピークと同じように山頂は茶畑で覆われており、地元ではもはやハイキングの山とは認識されていない模様です。林道、作業道が別の方向へ延びており、お寺から続く昔ながらの道は廃道となる運命かもしれません。
低山愛好家の端くれとしては寂しい状況ですが、地元ではハイキングのことなど考えていられないぐらい余裕の無い状態、人口減や高齢化が深刻化しているのかも... 地域の現実を垣間見たような気がして、面白おかしくコメントする気になりません。
幸いにして、「妙見山」より高い「湯谷山」や「奥岸谷山」はまだハイキングを楽しめる状況をとどめているかも... 「和束町」や「宇治田原町」は「宇治茶」の生産の担う地域です。茶畑の雄大な景色がいたる所に広がっており、観光を通じて地域の魅力を発信していこうとしています。課題のアクセスも改善されつつあるので、多くの人が訪れるようになればよいですね...
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