岡山県真庭市 二俣山〜皆ヶ山＋蒜山名物 キノコの山に秋が来た
鳥取県
岡山県
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 03:56
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 706m
- 下り
- 706m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。苔むした粘土道は平坦で乾いていても妙に滑りやすいのですが、気を付ければ大丈夫です。 銀色の配水タンクの左が皆ヶ山登山口で、皆ヶ山案内図＜写真10＞があります。ここから木陰の土道が始まりました。歩きやすいのですが苔むした粘土で、ほぼ平坦なのに妙に滑りやすかったです。しばらくは登っている感じが全くない緩やかな道が続き、たまに急登になりますがすぐに終わりました。 アカヤマドリ幼菌＜写真32＞撮影地点を過ぎると急登が皆ヶ山（みながせん）＜写真41〜43＞頂上直下まで続きます。木の根や石が天然のステップのようになっており、急なだけで歩きやすいです。 皆ヶ山南斜面＜写真37＞撮影地点で急に日向に出ました。ここから皆ヶ山（みながせん）頂上＜写真41〜43＞までは日向が多くなりますが、その代わりに展望が効きます。 |
| その他周辺情報 | 皆ヶ山登山者用駐車場より1.7�卍�南下した所に休暇村蒜山高原があります。本館2階にある展望レストラン「四季彩」では、土日祝11時半〜14時（ラストオーダー13時半）限定で「ジンギスカン食べ放題ランチビュッフェ」＜写真47〜49＞を提供しています。HPのスタッフブログには9月の実施日は6日と7日しか記載されていませんでしたが、おそらく毎週土曜日になればこの土日には実施しますとのお知らせが出るだろうと思います。大人一人2,700円（税込み）です。 また、蒜山ICのすぐ側にチョコレート工場兼直売所の「ヒルゼンミルキー」があります。蒜山高原で育ったジャージー牛の牛乳や乳製品（生クリーム、クリーム、チーズバターなど）を使ったチョコレート＜写真52＞の製造直売をしています。営業は9〜17時で第三水曜定休です。 |
写真
01蒜山高原SAオオサンショウウオベンチ…蒜山ICで下りる前に展望を期待して立ち寄りました。真庭市の旧湯原（ゆばら）町・川上村・八束（やつか）村・中和（ちゅうか）村の全域は、国の特別天然記念物であるオオサンショウウオ生息地となっています。旧湯原町のはんざきセンターなどで見学可能です。また、昔、体長30cm程のチビ（国内最大記録は約150cm😱）が湯原温泉近くの川沿いを歩いているのを見たことがあります。
2
03蒜山高原SAガソリンスタンド越しに烏ヶ山…北北西方面です。右の尖った烏ヶ山（からすがせん）の左に大山（だいせん）が見えるはずですが、雲がかかっていました。
2
04アブラゼミ…ここからが山行中の写真です。出発点の皆ヶ山（みながせん）登山者用駐車場から蒜山高原キャンプ場＜写真07＞に延びる細い舗装道路を歩いていると、足元近くに着陸。翅の色合いが特徴的でわかりやすいです。
1
06ツマグロヒョウモン♂…メスは前翅の先端近くに裏にも表にも黒い帯状の模様があります。これはないのでオスです。ヒョウモンチョウの仲間の翅の表側は似ているのが多くてややこしいのですが、裏は違いがわかりやすいです。
07蒜山高原キャンプ場より二俣山＆皆ヶ山＆キャンプセンター…北方面少し西寄りにこれから登る二俣山（ふたまたせん）＜写真34,35＞とすぐ右奥に皆ヶ山（みながせん）＜写真41〜43＞が微妙にひょっこりはん😊受付のあるキャンプセンターの左側（西）も駐車場ですが、ここはキャンパー専用です。
1
08ツユクサ…二俣山（ふたまたせん）＜写真34,35＞と皆ヶ山（みながせん）＜写真41〜43＞の間の尾根でも見られたと思います。花数は少なかったです。
09密集キノコ…カサの直径4〜6cmのキノコが切り株にたくさん生えていました。ひだが傷んで茶色っぽくなりかけています。この周辺にだけこのくらいの塊が合計3つありました。
11ヒメキンミズヒキ…キンミズヒキよりも小さな花は直径数mmです。おしべが数本と少なく放射状に広がることで見分けられます。登山口＜写真10＞からしばらく点在していましたが、花数は少なかったです。
12シロオニタケ？…カサの直径は8cm程です。表面のイボが白でとれている箇所があること、カサの縁に内披膜の残片が垂れ下がっていること、つばがあること、つぼがあり柄の根元周辺が球状になっていないことなどからシロオニタケではないかと思いました。
2
14ボタンイボタケ…全体では直径8cm程でした。複数のキノコが重なって花のように見えます。また、カサの表側にはシワがあり、裏はオレンジ色に近い明るい茶色でイボが無数にあります。この日はたびたび見られ、中には直径15cm程の塊もありました。
15テングツルタケ…カサの直径は6cm程です。表にはつぼの破片がわずかに残っており、条線が長く、つばはありません。色はもう少し灰色っぽいのもあります。
17クロアザアワタケ？…直径5cm程のカサの表側は小さなつぶつぶが無数にあるように見えます。マップケースが当たって右側のカサが取れてしまい、裏側が黄色いスポンジ状なのがわかりました。
18ムラサキフウセンタケ？…カサの直径は3cm程で表側は細かなささくれがあります。柄の根元周辺は太くなっているはずですが、確認し忘れました。ミヤマムラサキフウセンタケは倍くらい大きく針葉樹林帯に生えます。
2
19コテングタケモドキ？…カサの直径は5cm程で条線はなく、縁に内披膜の残片が垂れ下がっています。つばがありますがつぼはよく見えませんでした。柄が微妙にまだら模様に見えるので、間違っているかもしれません。
1
20オニイグチの仲間…カサの直径は4cm程です。オニイグチモドキとは違いカサの表側の鱗片が角状ではありません。コオニイグチは柄の上部に網目模様があるそうですが、そこまで確認していませんでした。
1
23ベニウスタケ？…カサの直径は1〜3cmです。きれいなオレンジ色で似たのもいろいろありますが、カサの中心部がくぼみ、ひだは白、柄はカサと同色であることから、ベニウスタケかもしれないと思いました。この日はよく見かけました。
2
24ドングリ＆松ぼっくり…ドングリは直径1cm程です。丸っこいのが気になりますが、殻斗がうろこ状なので大きさからするとコナラかもしれません。松ぼっくりは長さ3cm程と小さめなのでアカマツでしょうか。
25ヤマジノホトトギス…直径3cm程の花はヤマホトトギスとは違い花被片が反り返りません。また、セトウチホトトギスよりも花期が早く、花の中心部は黄色ではなく赤紫色です。この周辺に3株ありました。これから花数が増えそうです。
1
26ツリガネタケ大型タイプ…カサの直径は5〜7cmです。大型タイプは茶色でカサの直径は20cm以上になることも多くサルノコシカケの仲間らしい形になりますが、小型タイプは黒っぽく直径数cmにしかなりません。
1
29親子キノコ…カサの直径は左下が10cm、中央が20cm程です。つばはよく見えませんでしたが、つぼは三重くらいに見えました。つばがとれて散らばっていたのかもしれません。テングタケの仲間には違いないと思います。
30兄弟キノコ…カサの直径は7cmと10cm程です。表側のイボは中心部は角状ですが、外側がペタッとしているのが気になりました。これもテングタケの仲間だろうと思います。
32アカヤマドリ幼菌…カサの直径は6cm程です。色だけ見ればコガネヤマドリやキアミアシイグチなどにも似ていますが、幼菌はカサの表側が脳みそのようにしわしわで、全体的な見た目から連れ曰く「しわしわプリン」😅成熟するとしわはなくなりひび割れが発生します。見た目とは違い、おいしいそうですが、ここは国立公園内なので「とっていいのは写真だけ。」
2
33びっしりキノコ…カサの直径は1〜7cmです。幹にびっしり生えていましたが、よく見るとカサの表側に毛がびっしり。裏は白っぽく、筒状の管孔のように見えました。動画も撮りました。
34二俣山頂上…周辺は開けており、木陰なので休憩中の方が1組おられました。展望は南方面しか効きませんが、蒜山ベアバレースキー場や耳スエ山などが見えました。
36ヤマヒガサタケ？…カサの直径は3cm程です。ベニウスタケ？＜写真23＞に色が似ていますが、中心部がポコッと突き出て条線があります。柄はカサと同色です。
1
38皆ヶ山南尾根より上蒜山三角点峰＆上蒜山…東南東方面です。中央が標高1,199.5m三角点「上蒜山」のある上蒜山三角点峰、右が上蒜山（かみひるぜん）です。
1
39皆ヶ山南尾根より上蒜山三角点峰＆上蒜山＆槍ヶ峰＆下福田山…東南東方面です。今度はもう少し広範囲に見えました。中央の小さくポコッと突き出たのが標高1,199.5m三角点「上蒜山」のある上蒜山三角点峰、すぐ右が上蒜山（かみひるぜん）、平坦な尾根の右端が槍ヶ峰、右端は下福田山です。このすぐ北から撮った動画には櫃ヶ山（ひつがせん）なども映っています。
1
40皆ヶ山南尾根より下蒜山＆上蒜山＆津黒山＆富栄山…南東方面です。左端奥にわずかに下蒜山（しもひるぜん）、手前に上蒜山、平坦な尾根の右端が槍ヶ峰でその奥が津黒山（つぐろせん）、その右手前が下福田山で右奥が乗幸山（のりさちやま）、さらに右が富栄山（ふえいざん）、右手前の田んぼの最奥の尾根の最高点辺りが霰ヶ山（あられがせん）、その右の尖ったのが雨乞山（あまごいせん）、右端最奥は三坂山辺りです。
1
41皆ヶ山頂上オトギリソウ…頂上直下からここまで歩きながら動画を撮りました。花の直径は1cm程とサワオトギリ並みに小さかったのですが、花弁や萼に黒斑がありました。動画も撮りました。
42皆ヶ山頂上よりアゼチ…東北東方面です。手前に大きくアゼチ、左奥に鳥取県倉吉市街、右奥のほうに鷲峰山（じゅうぼうやま）は見えていると思います。
1
43皆ヶ山頂上より下蒜山＆上蒜山三角点峰＆上蒜山＆槍ヶ峰＆下福田山…東南東方面です。左端奥にわずかに下蒜山（しもひるぜん）、中央の小さくポコッと突き出たのが標高1,199.5m三角点「上蒜山」のある上蒜山三角点峰、すぐ右が上蒜山（かみひるぜん）、平坦な尾根の右端が槍ヶ峰、右端は下福田山です。
1
44コンイロイッポンシメジ？…もう来た道をさっさと引き返すだけと思っていましたが、連れに呼び戻されました。カサの直径は5cm程です。黒っぽく見えましたが、こうしてみると真っ黒ではなく濃い紺色です。干からびかけているのか、しわしわなのが気になりました。ひだは白ではなく少し色づいています。よく似たナスコンイッポンシメジは、カサの表側に細かな鱗片があります。
1
45ワレモコウ＆ナツアカネ♂…小さな花がたくさん集まった花序は長さ2cm程です。赤いのは花弁ではなく萼で、花弁はありません。ナツアカネのオスは足が黒い以外は全身真っ赤になります。ショウジョウトンボは足まで真っ赤です。
47「休暇村蒜山高原」ランチビュッフェNo1惣菜…土日祝限定のランチビュッフェは大人2,700円（税込み）です。13時前は3組程でした。地元の有名店「とうふ屋元勢」（もとせ）の夏季限定とうもろこし豆腐は、トウモロコシではなく大豆の味がしておいしかったです。かなり粘りがあるもち米の蒜山おこわ、ジャージー牛の黒酢炒め、しらす入りのちらし寿司などは相変わらずでした。
2
48「休暇村蒜山高原」ランチビュッフェNo2ジンギスカン…蒜山（ひるぜん）名物ジンギスカンも食べ放題。固形燃料で焼いて食べます。ラム肉の塩麴はほのかな甘みも感じられ、ラム肉の漬けは今回はしょうゆ味が濃くタレなしでも食べられました。下味なしのラム肉もあります。タレは麦味噌と甘醤油味のジンギスカンのタレの2種類に減り、豆板醤などのトッピングがありました。
2
49「休暇村蒜山高原」ランチビュッフェNo3蒜山名物…ひるぜん焼きそばは、今回はニンニク風味と多少塩コショウのピリ辛感もありました。ジャージー牛のビーフカレーは肉の味がしっかりしておいしかったです。ジャージー牛のヨーグルトは無糖と加糖があり、無糖はかなり酸味があるので、ジャムなどをトッピングしてもおいしく食べられます。大根ジャムはほの甘の大根おろしでした😅なぜか違和感はなく普通においしかったです。モモジュースやオレンジジュース、アイスコーヒーなども飲み放題です。
2
50休暇村蒜山高原本館レストラン「四季彩」より二俣山＆皆ヶ山＆アゼチ…窓辺の席なのでこれを見ながら食事できました。牧草地越しに左から先程登った二俣山（ふたまたせん）＜写真34,35＞、皆ヶ山（みながせん）＜写真41〜43＞、アゼチです。二俣山と皆ヶ山の手前は蒜山タンチョウの里や中国四国酪農大学校第二牧場、アゼチの手前はひるぜんワイナリーです。
2
51休暇村蒜山高原本館レストラン「四季彩」より蒜山三座…牧草地越しに左半分の山塊の中央が標高1,199.5m三角点「上蒜山」のある上蒜山三角点峰、すぐ右が上蒜山（かみひるぜん）ですぐ左手前が槍ヶ峰、さらに左手前は下福田山、右の山塊は中蒜山で右奥に下蒜山がひょっこりはんになっています。
1
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子（フード付き）
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
ザックカバー（防水用）
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
|
|---|
感想
【三度（みたび）岡山県と鳥取県境の山へ】
残暑が続く中、3週続けて岡山県最北部で山行を行いました。
8月24日は岡山県鏡野町と鳥取県三朝町（みささちょう）の境にある岡山県立森林公園
8月24日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8607496.html
8月31日は岡山県新見市と鳥取県日野町の境にある剣山（けんざん）と三日月山
8月31日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8632881.html
そして、この日は岡山県真庭市と鳥取県倉吉市の境にある二俣山（ふたまたせん）と皆ヶ山（みながせん）を訪問しました。
皆ヶ山は標高1,159mの山で、中国山地中部の蒜山（ひるぜん）連峰の一部です。山名の「皆」は水気の多い地を意味し、水源豊かなブナ林に覆われていましたが、尾根筋と鳥取県側を除いて広く植林されてしまいました。それでも山頂付近にはブナやシナノキの老木が残り、自然の原型を保っています。そして、この山は知る人ぞ知る“キノコの宝庫”です。
【山のキノコ？いやキノコの山！】
この時期（9月）はどこの山も多かれ少なかれキノコが生育します。その中でも特にこの二俣山（ふたまたせん）＜写真34,35＞と皆ヶ山（みながせん）＜写真41〜43＞には多種多様なキノコが多数生育し、毎年10月中旬（第2土曜日）に皆ヶ山の登山口から二俣山までの山道で『キノコを楽しむ会』が催されます。知らなかったので、単に午後からの雨に遭わないように早めに下山できるという理由で訪問先に決定。2年前の6月には多少は展望もありそれなりに花も見られたことから、この時期もキノコか何か多少はあるかもくらいにしか考えていませんでした。
2023年6月25日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5652718.html
前回同様、蒜山高原キャンプ場南西の駐車場に自動車を停めました。今回は皆ヶ山登山者用駐車場の立て札ができており、ここから先は登山者用駐車場はないと明記されていました。
駐車場から細い舗装道路を進み、キャンプセンターからはキャンプ場内を通り抜けました。ミンミンゼミとツクツクボウシがにぎやかでしたが、人気はありませんでした。
銀色の配水タンクの左が皆ヶ山登山口で、皆ヶ山案内図＜写真10＞があります。ここから木陰の土道が始まりました。歩きやすいのですが苔むした粘土で、ほぼ平坦なのに妙に滑りやすかったです。
しばらくは登っている感じが全くない緩やかな道が続き、途切れることなくキノコが出てきました。形や色も様々でまるでキノコアート展を楽しんでいるような気分で、常に下を向き、きょろきょろしながら歩を進めていきました。今回見られたキノコの一部を画像でも紹介していますが、何度も出てくるのもありました。山道に陽が当たらないのもキノコにとっては好適環境なのでしょう。ここまで多いのは初めてで楽しいのですが、なかなか先に進めません。昼メシ間に合うんやろな😅
キノコといえば、50年程前に某菓子メーカーから販売された「きのこの山」というチョコ・ビスケットがメガヒットしました。当時は高度経済成長も一段落して安定成長に入った時期であり、余裕が出てきた消費者が自然ののどかさを求めていると読んだメーカーが郷愁や自然、人間のやさしさといったイメージを表現する親しみやすい名前をと「きのこの山」にしたようです。今回の山行は山のキノコを観賞したというよりも、キノコの山に登ったという感じです。頭の中ではなぜかCMソング『きのこの唄』のフレーズ「きのこのこのこ げんきのこ♪」 が何度もオートリバースしていました。たまに急登になりますがすぐに終わるので、のんびり歩きながらキノコの山を楽しみました。
しかし、可愛いキノコの山をナメてはいけません。アカヤマドリ幼菌＜写真32＞撮影地点を過ぎると急登が皆ヶ山（みながせん）＜写真41〜43＞頂上直下まで続きます。木の根や石が天然のステップのようになっており、急なだけで歩きやすいです。
二俣山（ふたまたせん）頂上＜写真34,35＞には、休憩中の方々が1組おられました。展望は南方面しか効きませんが、蒜山ベアバレースキー場や耳スエ山などが見えました。周辺は開けており木陰なのでゆっくりできますが、先に出発しました。
皆ヶ山南斜面＜写真37＞撮影地点で急に日向に出ました。ここから皆ヶ山（みながせん）頂上＜写真41〜43＞までは日向が多くなりますが、その代わりに展望が効きます。東側に限られますが、上蒜山（かみひるぜん）などが見えるとテンションが上がりました。
皆ヶ山頂上は開けていますが木陰がないので、この時期はまだのんびり休憩はしにくいです。前回は天気がいまいちでアゼチくらいしか見えなかったのですが、今回は真庭市の星山（ほしがせん）や鏡野町の富栄山（ふえいざん）なども見えました。展望はあまり期待していなかったのでうれしかったです。ここまで広範囲に見えるとは思いませんでした。
頂上三角点「皆仙」はピーク標のすぐ左（南側）だったようですが、根曲がり竹のヤブの中をのぞき込んで探しました。道標が倒れていたので、下敷きになっていたのかもしれません。ヤブに突っ込むのはやめておいてよかったです。
二俣山でもお会いした方々と少しお話して急いで下山開始。大丈夫かと思いきや、下りが苦手な連れはペースダウン。苔むした石が怖かったそうですが、ゆっくり下りたので滑らずにすみました。
最後に往路の西側の舗装道路に入ると、ヨメナの群生＜写真46＞がお出迎え。喜んで近づくと、連れに制止されました。ワレモコウに真っ赤なナツアカネのオス＜写真45＞が😊妙に警戒心がなく、30cm程まで近づいてもじっとしていてくれました。おかげで、秋らしいシーンを撮影することができました。
【山行後のグルメは蒜山名物】
せっかく蒜山高原まで来たので、山行後に蒜山名物を食べることにしました。皆ヶ山登山者用駐車場より1.7�卍�南下した所に休暇村蒜山高原があります。本館2階にある展望レストラン「四季彩」では、土日祝11時半〜14時（ラストオーダー13時半）限定で「ジンギスカン食べ放題ランチビュッフェ」＜写真47〜49＞を提供しています。
レストラン閉店まで1時間余りでしたが、食事時間が1時間もあれば十分と考えていた我々は、迷うことなくここで食事をすることにしました。昨年11月24日に訪問した際は大人一人1,980円（税込み）でしたが、2,700円（税込み）に値上げされていました😱しかし、近くの人気ジンギスカン店の土日限定食べ放題よりも200円安く、蒜山名物料理も食べられるとなれば、こちらのほうがお得感があります。値上げの分、料理がグレードアップしているとポジティブに考えることにし、前夜に訪問を決めました。
13時前にはお客さんは3組程とかなり寂しかったです。テーブルにはジンギスカン用の固形燃料などが置かれており、自分で専用の鍋をとってきてセット、着火はスタッフの方にお願いします。その他の料理やドリンクはすべてセルフです。13時を過ぎると、アルコール類の提供は終わりますとアナウンスがありました。それ以外は下げるときには前もってお知らせしますとのことでしたが、実際にはラストオーダーの13時半を過ぎてもなくなった料理はなく、閉店ギリギリまで楽しめました。
料理は前回とあまり変わっておらず、ジンギスカンのジャージーヨーグルトたれがなくなったくらいでした。ラム肉は3mm程と少し厚めに切ってあるので噛み応えもあり、肉の味をしっかり味わえます。
冷ややっこはいつも地元の有名店「とうふ屋元勢」（もとせ）の製品かもしれません。以前に青大豆の冷ややっこがあり、とてもおいしかった記憶があります。今回は「とうもろこし豆腐」だそうで、とても滑らかな舌触りでトウモロコシではなく大豆の味がしておいしかったです。
ひるぜん焼きそばは、今回はニンニク風味と多少塩コショウのピリ辛感もありました。ジャージー牛のビーフカレーは塊肉だったためか、肉の味がしっかりしておいしかったです。ジャージー牛のヨーグルトは今回は加糖もありました。酸味が強いので加糖でもおいしく食べられます。パンもありましたが、とってくるのを忘れました😅連れが後日気づきましたが、まあええか。
料理のグレードや種類は変わらず700円の値上げですが、米や野菜などの値上げ幅を考えると許容範囲でしょう。やたら流行っている近くの人気ジンギスカン店に比べるとかなりお客さんが少ないですが、蒜山名物も食べられるのでお勧めです。バイキング店が減っているので、ここは続けていただきたいです。
休暇村蒜山高原を出て次に向かったのは、蒜山ICのすぐ側にあるチョコレート工場兼直売所の「ヒルゼンミルキー」です。ここは蒜山高原で育ったジャージー牛の牛乳や乳製品（生クリーム、クリーム、チーズバターなど）を使ったチョコレートの製造直売をしています。14時過ぎには車がひっきりなしにやってきましたが、10台近い駐車場は満車にはなりませんでした。
2年前は試食できるのは一口チョコ10種類程でしたが、今回は試食は全くなくなっていました。カカオが値上がりしているので、当然でしょうか。店内をひとまわりした印象は、とにかく高い。買いやすいように数個くらいのミニパック商品が増えていました。
不思議だったのは「イチゴチョコのガチャガチャ」。店の中央にあるので看板商品なのでしょう。お得ですとのことですが、何をどうすればいいのかいまいちよくわかりませんでした。ハマっているファミリーがおられたので、側でよく見ていればよかったです。
プリンなどのチョコレート以外の商品は初めて見たような気がします。板チョコはオレンジなどのかんきつ入りなど相変わらず種類が豊富でした。
めったに来られないので、値段は見ないことにしてチョコを物色。今回は前回おいしかったルビーチョコレート（60g880円）😱、各120g680円の割れチョコ4種類＜写真52＞を購入しました。前回までは保冷剤は無料サービスでしたが、今回は2,000円以上で無料、それ以外は保冷剤購入可能（確か100円）となっていました。かなり値上げしているわりには皆さん大量にお買い上げでした。お店は安泰のようです😊
購入したルビーチョコレートは、ダーク・ミルク・ホワイトに続く第4のチョコレートと呼ばれています。ルビーカカオというピンク色のカカオ豆を使用しており、イチゴチョコと勘違いするほどの天然のピンク色とキイチゴのような甘酸っぱい風味が特徴です。前回の商品とは違いジャージー牛の生クリームとバターを使用し、かなりマイルドになって万人受けするイチゴミルクチョコ味に変身していました。ただし、前回同様、イチゴ味のお菓子が嫌いな家族もこれはパクパク食べました😊
割れチョコは抹茶やレモン、オレンジなど味の想像がしやすくおいしそうなのもあったのですが、おそらく今あるのが売り切れたらおしまいになるだろうと考えた連れが変わり種ばかりチョイス😅冒険は山だけでよくないか？
生姜は最初は普通においしくどこがショウガ？という味。3秒程後からショウガの辛みが突然きました。けっこうしっかりした味でした。
薔薇は花ではなく香料使用で、口の中にきつい香りが広がります。味は苦みのないチョコレートですが、香水を食べているようでちょっと😅
明日葉はかすかに特有のクセがありますが、苦みや青臭さはなく普通に食べられます。これが一番まともでした。
スパイシーカレーは口に入れた瞬間にスパイスを感じます。辛さよりもスパイスの香りと風味がきて完全にカレー味ですが、チョコレート菓子らしい甘みもあります。
結局、チョコで冒険する必要はなく、そのうちに淘汰されて食べやすく受け入れやすい味だけが残るだろうというまあ当然の結論に至りました。チョコレートをめぐる冒険は次回いつになるかわかりませんが、変わり種でウケるチョコに出会えると期待し、心の若さを保っておきたいと思います。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する