瓜生山〜てん子山☆夕方の裏山散歩


- GPS
- 01:58
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 422m
- 下り
- 418m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
下山は修学院へ |
写真
感想
秋分の日、瓜生山の山麓で用事があったので、そのついでに裏山の散策に出かける。秋分の日ではあるが、秋の気配どころか、盛夏のような蒸し暑さである。薄墨を流したような雲に日差しが覆われているせいで幾分か暑さは免れてはいるものの、澱んだような空気が立ち込めていた。
一乗寺清水町の東に向かい、住宅街を抜けると山あいには突如として波切不動が現れる。ここは昼なお薄暗く、異世界への入口のような雰囲気を漂わせている。不動の手前から右手の尾根に回り込むと住宅の奥に地味な登山道が現れる。
雑木林の尾根に取り付くと、なだらかな尾根となり、すぐに石川丈山の墓が現れる。茶山からの京都一週トレイルの道に出会うが、斜面をトラバースするトレイルには入らずに尾根を直答する。すぐにもベンチが現れr、南側に大文字山と京都市街の好展望が広がる。なだらかな尾根を北上すると額縁のような杉の樹林の間から京都の松ヶ崎から岩倉にかけての展望が眼下に広がった。
ここからはわずかにひと登りで瓜生山の山頂に出る。かつての山城が築かれた平坦な山頂は樹林のない明るい広場となっている。山頂をp後にすると、京都一周トレイルを辿っててんこ山に向かう。わずかな標高ではあるが、尾根上はかすかな風がある。平坦なトレイルの先からこちらを眺める双眸に気が付く。レンズを向けるが一瞬で斜面に逃げ込んでしまった。
この時間には人とすれ違うこともあるまいと思っていたが、トレラン・スタイルの男性と一人だけすれ違う。てんこ山が近づくと、水平な道はいつしか林道のように広がる。道はてんこ山の東側をトラバースしていくが、ピークに至る踏み跡を行きすぎてしまったようだ。小さな谷から尾根に上がる。夕方の時刻が近づいているせいだろう。樹林に囲まれたてんこ山の山頂は薄暗く、陰鬱な雰囲気を漂わせている。
てんこ山から音羽川に降る林道は深い堀割りの古道が続いているが、ここを辿る登山者が少ないことをいいことに最近ではもっぱらマウンテン・バイクの通り道となっている。久しぶりにこの道を通ったが、以前にもましてタイヤによる轍が深くなっているように思う。
音羽川沿いの林道に着地し、曼殊院の壁に沿って林道の入口に向かうと蚊の羽音が耳元に近づいてくる。薄暗い曼殊院の参道を抜けると、ようやく明るい市街地に出る。鷺の森神社の南の菜園から立ち上ってくる草を焼く煙が秋を感じさせるのだった。
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