ガンガラシバナ


- GPS
- 27:20
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,239m
- 下り
- 1,247m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 8:22
- 山行
- 3:57
- 休憩
- 8:12
- 合計
- 12:09
天候 | 1日目:一日中曇ったり降ったり晴れたりの安定しない天気 2日目&3日目:おおむね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
念願のガンガラシバナへ!
色々あり満点とは言えない内容だが、壮大な景色と快適登攀を満喫でき大変満足。
個人的に一区切りのついた、思い出の山行となった。
以下駄文かつ長文。
【計画や準備】
実は学生時代に釣りと見学に行こうとして撤退しており、かれこれ10年以上温めていた計画。
元々は確か面白そうな名前と壮大な景色が気になるなぁくらいの気持ちであったが、そこから全然関わることもなくこのまま忘れていくものなのかと思いきや、山岳会に入って行ける沢が広がっていった結果今なら眺めるだけではなく登攀対象にもできる!とリベンジ&もっとガンガラシバナを味わえる山行として再燃した。
本当は割岩沢へ降りる周回ルートの方がジッピも味わえて完璧なのだが、我々のレベルや天候がよりシビアになることからピストンすることに。
登攀はかなり大規模なマルチピッチだし支点は少なくてルーファイ核心だろうし、ピストンとなると下降も色々ケアが必要だしで、色々経験が足りないため昨年から練習山行を計画。
しかし昨年は全予定日の天候が悪く、ものの見事に全滅してあえなく断念、今年こそはと再度練習を開始した。
今年は順調に大規模スラブ沢のルーファイやスラブでのロープ登攀、スラブでの懸垂等を練習でき、ガンガラシバナをピストンできる自信をつけることができた。
9月の連休2つを本番日程として設定、1つ目の連休は天候悪く中止、2つ目も予報は芳しくなく、これは今年もか…?と暗雲が立ち込める気分になる。
9/22,23は安定していたので9/21だけ耐えれば行けるか?とか、ただ増水状況によってはその日にアカバ沢出合いから進めないかも?とか考えて直前までかなり悩んでいたら、tartletさんが背中を押してくれて決行することに。
あわや安牌を取るところだったので本当にありがたかった。
準備にあたって、まず足周りは練習山行での経験からフリクション勝負がしやすい沢タビを選択。(泊まり装備だと足裏が痛いのは我慢する方針)
登攀時の服装は暑さを想定して上着はフリー用の薄手のみ、50mロープを伸ばすとコールは聞こえないためトランシーバーを準備。
食料は、標高差の小ささやピストンという行程的に宴会山行と言えなくもないこと、あとアカバ沢出合いから動けないパターンも楽しめるように、とそこそこの量を持ちビール2缶と日本酒も詰め込んだ。
首都高の渋滞に耐え東北道を北上するにつれ雨は強まり、23時頃に道の駅みかわに到着した時には音を立てて降っていた。
少し興奮していたのか寝つきは悪く、30分ほどうだうだしていた気がするがその後は熟睡。
【行程詳細】
1日目9/21
5時起床したら雨は止んでおり、真っ先に天気予報を確認すると多少好転の様子だったので予定通り入渓点へ向かう。
釣り人の入渓ルートであろう踏み跡は発見するものの、テンションが上がっていたのか最初から遡行しようと進言、一ノ俣橋から入渓する。
しかしヌメるし水量が多いため遡行が割と面倒で、これは完全に判断ミスだとすぐに判明するももうそのまま進むことにする。
テンションのまま動くとロクなことがないなw
一ノ俣沢の遡行は、基本的に巻き道の踏み跡は明瞭だし1箇所荷上げをした他は特に難所もなく乗越に到着。
今早出川への下降も、少し踏み跡ロストしかける箇所はあれど明瞭だし時たまピンクテープもあった。
途中から断続的な雨に降られながら予定通りに今早出川に到着。
懸念された今早出川は暗い水の色をしており増水はしていたが、進むのに問題はない程度だったため計画通り魚止沢出合い付近を幕営地とすべく進む。
川原と時々へつり箇所という感じの渓相ではあるが、ヌメリの強かった一ノ俣沢・アカバ沢と違いこちらは全くヌメリがなく、とても快適に歩ける。
490mの支流出合い付近の高台にある幕営適地を確認後、竿を出して釣り上がるが思いのほか渋く、1バラシ、1キャッチのみ。
22cmほどと大きくはなかったのと、雨が降り続いていて焚き火不可の懸念もあったのでリリースした。
良く太っていてとてもかわいく、今シーズン初釣果でもあったので生簀的水たまりを作ってしばらく撮影して堪能w
もうちょい釣れると思っていたので意外だったが、後々考えると先行者がいた影響かもしれない。
もうすぐ魚止沢出合いというところで強めのへつりポイントに遭遇。
ロープを引いて空身突破&荷物引き上げも考えたが、万一濡れると焚き火懸念があったので490m支流出合い付近を幕営地とすることとして引き返す。
幕営地は素晴らしい適地で何とか焚き火もつきようやくテンションが上がる。
ただ相変わらず雨は断続的に降り続け、星が出たと思ったら曇って見えなくなって雨が降り、雨が止むとまた星が出る、といった感じだった。
ダウンを出すほどではないものの終始レインウェアは脱げないし、けっこう冷えるためこの日はビールは開けられず…
色々飲み食いしてから21時頃に就寝、夜中もけっこう降ったみたいだがほぼ気づかず熟睡。
2日目9/22
いよいよアタックの日。
夜明けとともに出発しようと4:30起床、夜中の雨で薪が濡れたので焚き火はやめてタープ下で朝食。
徐々に明るくなってきて天気は良いようなので安心する。
昨日引き返したへつりポイントはハンドホールドぶら下がり&スメアリングで突破、横滝の巻きがやや迷ったものの問題なく進み、いよいよガンガラシバナと対面。
写真で何度も見た光景だが実物はもっと規模感が大きくて、壮大なすり鉢状のスラブに水流が一筋だけ流れていて出来すぎなくらい美しい!
東のナメ沢もカッコよかったが規模感が段違いでこれはワクワクだわ!
大休止を取り着替えてから、奇数ピッチを僕担当としていざ登攀開始!
最初の滝の落口までのトラバースは少し悪いように見え2ピン取ったが進んでみるとフリクションバチ効きであまり不安はなかった。
落口すぐの水流右側のクラックにある残置ハーケンで3ピン目を取り進むも目指す終了点までは届かず、左岸側のブッシュ2本で分散を取って1ピッチ目終了。
2ピッチ目はtartletさんが左岸をそのまま直上、テラスに出たようでロープはだいぶ残っていたがピッチ終了。
定石通りなら2ピッチ目で右岸へ渡ってそのまま右岸を登っていくルートなので、3ピッチ目はトラバースだけのピッチにするかと打ち合わせてスタート。
しかし右岸側は登りやすさや灌木の量が見えず、逆に左岸は登りやすさも灌木の量も見てとれたため、そのまま左岸を登ることとする。
定石から外れるため、毎ピッチで懸垂可能かは気にしつつ登ろうと決め、3ピッチ目もロープいっぱいまで伸ばして終了。
スラブだしテラスみたいなのは無いため、ランナウトしていても落ちた際に死ぬことは無いと判断して支点は2~3個のみでガンガン登る。
というか5m滝だったら絶対ロープは出さないなというレベルの斜面ばかりなのでガンガン行ける。
快適に登れて沢床がどんどん遠くなるのがとても気持ち良い!
5ピッチ目終了時点で12時近くてタイムアップ間際だったが、6ピッチを登るという欲が出たのと各自3ピッチにしようと思って登ってもらった。
まあ当然ながら規定時間オーバーで登攀終了。
下降は事前検証の通り50m細引きで回収する形とし、木の向きから全て捨て縄で支点作製。
時間が押しており回収でトラブるとヘッデン確定となるのでセカンドで降りる際はルート取りと障害物の除去にけっこう神経を使った。
結果的に回収は全てうまくいき、細引きが絡まるトラブルも最小限にできたのでこれは練習の成果!
ただし最終6ピッチ目で残置ハーケン2本から流動分散させたら回収がえらく大変だったのでこれは事前検証すべき点だった…
全体を通して、フリクションばっちりで斜度もきつくないのでどこでも快適に登れるし、下降も捨て縄は必要になったが支点は豊富でルートに困ることなく、とても気持ちの良い岩を味わえた。
大変満足だ!
だいぶ時間は押してしまったが本流の下降を開始、なんとかヘッデンを使わずに幕営地まで帰還。
何かあったらヘッデンだったと考えると時間的マージンの無さは危うい状況と言え、前に先輩から言われた経験値不足はやっぱり否めないなと痛感、ちょっと反省点もある結果だったな…
とは言え達成感はあり、焚き火の前で真っ先に開けたビールは最高の美味さだった…!
夕食の開始が遅くなったので遅めの就寝となったが気分よく熟睡。
3日目9/23
運転の帰路を考えると早めに下山したいのでこの日も夜明けとともに出発しよう4時起床。
下山ルートは特筆することなく…と言いたかったが一箇所、滑る滝の下降を懸念して巻いてみたら完全に判断ミスで無駄に時間をかけた…
後から考えると50mの長さを活かして細い木からロープを伸ばしてトップはカムとかハーケンでバックアップを取りつつゴボウ下降、とかやれば行けた気がする。
巻きから沢への復帰していたら割岩沢周回のパーティと遭遇。
なんか1番恥ずかしいところを見られた気がする…
あとはヌメリにひたすら耐えて下降し最後は踏み跡を辿って車止めへ。
天気が危ぶまれたが結果的にとても良い山行となった。
長年行きたかった念願の山に、色々練習して行くことができて本当に満足。
2年間練習にお付き合いいただき大変感謝!
2年間目標にしていたガンガラシバナ、ついに実現した。2年前に声をかけてくれ、目標に向けて練習し、本番も私を引っ張ってくれたutagには本当に感謝。
【当日まで】
・ガンガラシバナを目指さないか?と誘ってくれたのは2年前の春。私でも知っている有名沢、かつ山岳会の過去ログで壮絶な記録が残っている沢、そんなところに行けるのか?と疑問しかなく、「練習山行で行けそうだと思えたなら、行きたい」ということで、半信半疑の状態だった。
・1年目は夏以降天候不順が続き、練習山行すら全くできない状況・・・諦める。
・2年目の今年、7月後半以降をほぼ全て練習山行用にあけておいた。天候の巡りが良かったこともあり、予定していた練習山行を全てこなすことができた。練習山行は以下のとおり(足慣らしレベルを除く)。
(1)西ゼン:スラブ沢練習
(2)釜ノ沢東俣カラ沢:泊まり沢の練習&スラブ練習
(3)東のナメ沢:スラブ沢練習&懸垂下降検証
振り返ると、東のナメ沢でルーファイの練習や、懸垂下降の検証ができたことは本当に大きかった。
・9月の三連休は天候不順で中止。飛び石連休が最後のチャンスだったが、土曜日は雨、日曜日も寒冷前線通過の影響で雨が残る予報。一旦は「またダメか・・・」と思ったが、月曜日・火曜日は天候が安定するのが確実そうだったのもあり、土曜日昼の天気で最終判断することとする。最終判断前に改めて初日の行程を確認し、小雨だったとしても何とかなりそう、かつ昼過ぎから雨が止みそうな予報になったこともあり、これなら行けるかも?という気がしてきていた。過去にtedtacさんが「本当に行きたいなら、現地までは行け」という名言を残していたことを思い出し、「最悪釣りだけして帰るんでも良いから、行こう」ということになった。
【1日目】
・朝からパッとしない天気なのは想定内として、一日中曇ったり晴れたり降ったりで、一喜一憂させられた。午前中はまだよかったのだが、天候が持ち直すはずだった夕方以降も雨が降ったと思ったら星空が広がるというのを繰り返し、焚き火で乾いた衣服がまた濡れるのが、この日の一番の核心。
・ガンガラシバナの過去ログを見ていると一ノ俣沢について触れられているものはあまりない。ここに来るパーティーはこのレベルの沢なら特筆するべきことはないってことか。とはいえ、ヌメりと増水のせいもあって、鼻歌を歌って登る、というような沢でもなかった。ここに入る釣り師ってすごいな・・・と思う。一か所空身で登って荷揚げした箇所、一か所先行したutagにお助けロープを出してもらったところがあった。
・コルまでは明瞭な道あり、コル以降は下降点に目印がなく一瞬迷うが、一度道に入ってしまえば大半は明瞭だった。途中倒木等で分かりにくいところもあり。
・赤ツバ沢を経由して今早出沢に到達。よどんでいて、あまりきれいじゃない印象だったが・・・増水のせいだと最終日に分かった。
・初日は「行けそうなら魚留沢との出合まで」と考えていたが、途中大きな淵があり、ヘツリで失敗したらずぶ濡れ⇒焚き火がつかないと悲劇、ということでこれ以上進まず、事前に目をつけていた高台のビバークポイントに戻る。沢を歩いていると薪になりそうな木がほとんどなく、薪集めに苦労する気がしていたが、幸いビバークポイントが森林状態になっていたことで、十分に乾いた木を集めることができた。タープも張りやすく、素晴らしいビバーク地点だった。
・上質な薪が揃ったこともあり、焚き火はすぐについてくれた。が、夕食を食べている途中にも雨が降る・・・寒さもあって、ビールはもちろん、日本酒も手が出ず、ひたすら焼酎のお湯割りを飲み続ける・・・それも100mlも飲めなかった。最後まで火が消えなかったのが幸いだった。ちなみに、前日からの雨で相当シブいだろうと、炭とハンディ扇風機を持ち込んでいた。
・雨は夜中も降り、特に真夜中がひどかった。翌日、タープには大量の水が溜まっていた。寒さもかなりあり、夏用シュラフでは寒く、途中で湿ったレインウエアをシュラフの上にかけたが、これが思いのほか暖かく。新たな発見だった。
【2日目】
・予報通り、約束された晴天。水量もずいぶん減っているようだ。これなら「ガンガラシバナを見る」ことまではできそうだと思った。岩がずぶ濡れだったらどうしよう、と思いつつ・・・
・初日に折り返した淵、水量が減って簡単に通れるようになっていないかなという期待は裏切られた。が、utagが上手くルーファイしてくれて、なんとか二人ともドボンせずに突破。左岸のかなり深いところに足場あり、足場がないところは手を頼りにステミングしてヘツる。
・横滝は右岸の巻き道をコル状になっている方向に進み、あとは巻き道を追っていく。巻き道を進み切るとルンゼから下降できる。どこから巻くか?は明瞭ではなく、行けそうなところを行くかんじ。
・横滝の先にも、若干登りにくい滝があり、下降のときに面倒だろうな、と思う。
・この3つのポイント以外は大きな困難はなく、いよいよガンガラシバナが見えてきた。写真では何回も見ているが、実物はものすごい迫力。パッと見、乾いているようで、これなら登れそう。どうやら先行パーティーもいたらしく、心強い。
・定石通り、途中までフリーで登り、1ピッチ目開始。ここで、私とutagが印刷してきた登攀ルートのイメージ図が全然違うことに気が付く。しまった、そこは確認しておくべきだった・・・二人のイメージがかみ合わない状態にさせてしまったことに反省。
・登攀は、奇数がutag、偶数が私。2ピッチ目は草付きクライミングに近い内容。4ピッチ目はリッジに近い箇所を登る。テラスにあがるところでちょっと迷う。岩を登っても行けそうではあるものの、万が一落ちたときに中間支点がかなり下なので、灌木の間を強引に突破することにした。6ピッチ目はフリーでも登れる内容だったので、最低限だけ中間支点をつくって登りきる。2ピッチ目以降は、水流の右側のルートをたどっていった。その結果、いわゆる「ガンガラシバナ登攀の最終地点」にたどり着くことなく、フワッと終わってしまった感はある。まぁ、最終地点より高い場所まで登っているのだから良しとしよう。
・全般的に困難なピッチはなく、快適クライミング。東のナメ沢のほうが難しい、というのは当たりな印象。スラブ登攀というより、手足が置けるところを確実に拾っていくイメージ。岩質もザラザラで、全然異なっていた。
・12時までには下降開始と意識合わせしてたものの、6ピッチ目が終わると12時を軽く回っている。休憩はほぼ取らずに、下降開始。事前調査段階では下降支点がどうなるか心配していたが、水流右であれば灌木が十分あり、捨て縄を使わざるを得ないが、問題なく懸垂下降できた。最後の6ピッチ目だけ、なかなかロープが降りてこなくて、とても焦った。二人かかりで何とか引っ張ったが、最初は数cmくらいしか動かず。後から考えると、残置ハーケン2枚で「流動分散」にしたのがまずくて、重さによってロープが締め付けられてしまったのだと思う。固定分散にして、ロープが余裕を持って通るループを作っておくべきだった。
・事前練習でもそうだったが、懸垂下降にかなり時間がかかった。50mロープ+50m細引きでの懸垂で、細引きが絡まる問題はセカンドが送り出すことで大幅に改善したが、ロープ側がからまったりで無駄に時間がかかってしまった。。
・後から考えると、セカンドの出発準備にも時短できる要素があった気がする。「セルフ用のスリングはガチガチに固定しなくても良いのでは?(出発時に外すのに無駄に時間がかかる)」「懸垂セットしたあとに仮固定して、セルフ用のセットを片付けるべきでは(両手で作業できて効率が良い)」あたり。(後者は、気がつけば当たり前のことだ。これまで気が付かなかった・・・ゴメン)
・というわけで、懸垂が終わって下降し始めたのが16時。大幅に遅くなり、釣りをする時間がないどころか、暗くなる前に帰れるか非常に怪しい。激焦りで、下山を開始する。難関ポイントは上記の3か所、特に最後のヘツリの部分はヘッデンでこなせる気がせず、最悪途中ビバークもありえるか?と覚悟していたが、なんとか明るいうちにビバーク地点まで戻れた。あと10分でヘッデン無しでの行動が難しくなるタイミングだったので、本当にホッとした。急いでタープを張り、薪を追加で集め、一通り整った後に飲んだビールは最高に美味しかった!
【3日目】
・早めに帰路につきたいということで、若干出発を早める。来た道を戻るので、気は楽だった。初日より随分水量がなかったせいもあってか、今早出沢は特に問題なく下降。
・赤ツバ沢はともかく、そのあとのコルまで抜けるルートが急登&ズルズルで大変!雨が降ってたら、ややこしいことになっただろう。コルからの下降も最初がズルズルで悪い。
・一ノ俣沢は、行きで予想していたとおり下降だと面倒なところが数か所。一か所、「登りはフリーだったけど、このヌメりで階段状のところを降りるのも危ない」という箇所があり、懸垂下降する支点も見つからず、仕方なく左岸に大巻き&懸垂した箇所があった。周回してきた別パーティーは普通に降りてきたようで・・・。よく考えると、補助ロープで確保してもらったうえで体重が軽い私が空身で先行し、階段をタワシで磨きまくる→二人の荷物を降ろす→utagが空身で降りる、とかだったら簡単に降りれたかも。。
・降りれば降りるほどヌメりがひどくなり、疲れもたまってしんどくなる。最後の巻き道にたどり着いたときは、やっと終わる・・・と正直安堵。駐車場に着いて、あぁ、無事に全行程をこなすことができたんだなぁと、やっと心から達成感が実感できた気がする。本当に、2年前には実現するとは思っていなかった。ここまでこれたことに、本当に感謝。
・オマケ。道の駅への帰り道、見たことがある車があるような・・・と思ったら、本当に同じ山岳会のメンバーの車だと後でわかってビックリしたw
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