篝場山☆朝陽を拝み、藪を漕ぐ


- GPS
- 01:51
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 197m
- 下り
- 197m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
仕事で淡路島で訪れたついでに部下達も山に登りたいのことで、北淡にある篝場山からのサンライズ登山をすることになった。この篝場山のある一帯は県立淡路島公園となっているが、その登山口のあたりはシャリオ北斗七星という高級宿泊施設になっている。朝が早いせいで、その入口はチェーンが張られているので、手前の道路余地に車を停めて歩き始める。
明瞭な登山道があるわけではない。敷地の奥から防獣柵を乗り越えて小さな尾根に乗る。あとは尾根伝いに薄い踏み跡を辿って山頂に辿り着ける筈ではあるが、木立の間には無数の蜘蛛の巣が張り巡らされているので、木の枝で払いながら先に進む。
山頂手前の小ピークca230mに辿り着くと樹林が切れて好展望が広がる。東の空から丁度、朝日が顔を出したところであった。山頂までは樹木のない灌木帯の尾根を辿ってわずか距離である。篝場山の山頂からは文句なしの360度の展望が広がる。朝日が登るにつれて、大阪湾の上には朝陽の反射による光の帯が広がってゆく。やがて、南に望む東浦の町や島の北側にかかる明石海峡橋がオレンジ色に輝き始める。
復路は地理院の地図に実線で記された道があるので、この道を辿ることを考える。しかし、これはどうやら考えが甘かったようだ。GPSを確認すると間違いなく道がある筈であるが、目の前に広がっているのは藪ばかりだ。完全に道は消失しているようだ。おまけに足元の藪の中には頻繁に茨が潜んでいる。あともうすぐで舗装路というところに辿り着くも、背丈より高い笹の濃密な藪となっている。その中を無理矢理、藪を漕いで進むと舗装路に出る。後を振り返るも、到底、進入する気にはなれないような藪であった。ズボンの足元には無数のひっつき虫がついているのだった。
あとは出発地点まで歩いて1kmのない距離である。藪漕ぎを強いられたのは500mもなかったかもしれないが、かなり難度の高いルートだったように思う。部下達はほとんどが登山の未経験者であるが、それでも大阪湾の上に昇る朝日の美しさには喜んでくれたようであった。
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