三斗小屋宿跡泊



- GPS
- 01:47
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 288m
- 下り
- 292m
コースタイム
天候 | 1日目:曇り時々晴れ/2日目:朝方8時過ぎまで雨、以降曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
車高の高いオフロード車などであれば三斗小屋宿跡の少し先まで車で通行可能なため、歩行者からすると比較的歩きやすい道(凸凹や泥濘が多数のため、許可証があってもノーマル車両での通行は無理)。また食い散らかした落ち栗が散乱。三斗小屋宿跡にはサルの1グループが(10匹程度?)いて彼らの食料になっている模様。 |
その他周辺情報 | 今回、急ぎの帰宅があったため予定していた板室温泉はスルーしたが日帰り入浴としてはここ一択。 |
写真
感想
先日、那須岳は三斗小屋温泉泊の雨天中止カキコミを見つけたサッカーチームの友人より、そのまた知り合いが付近に山小屋(プライベート山小屋!!)を持っていてお泊まりできるけどどう?とのお誘いを頂き、是非!と手を挙げて今回、今は無人地区の三斗小屋宿跡にある山小屋へお邪魔してきた。
なんとも分かりづらいが、前回雨天中止したのは「三斗小屋「温泉」」で、今回訪れたのは「三斗小屋「宿」跡」。三斗小屋温泉までは山の中をおおよそ片道1時間ほどで着く位置。
戊辰戦争では旧幕府軍と新政府軍とが争った旧宿場町で、その後、昭和32年には最後の1戸が当地を離れて無人地になったとのこと。にぎやかな会津藩当時、幕末維新から町が衰退する昭和初期と、この地の過去に思いを馳せながら周辺を散策。かつてここがヒトの暮らす土地であったことをそこに残された灯籠や石像は示していたが、苔むした人工物、猿や鹿が当たり前のように闊歩する姿などをみるにつれ、人々が紡いできた歴史のついえるさまを見せつけられているようで寂寥感のような、なんとも言えない切なさが湧き上がってくる。
とはいえ廃村泊など滅多に体験できぬこの機会。街の灯など一切ない、光源はヘッデンと燃える炭のみの真っ暗な中、周囲からわんさと聞こえる鹿の鳴き声を付け合わせに、アスパラベーコンやウインナー、ステーキなどを直焚き火で焼き上げて食し呑みまくるこの幸せ。マジ(゜д゜)ウマー
関係者特権でかなり近くまで車で入ってこれるため(駐車したところから小屋まで片道45分程度)山行というには大げさで、とはいえ電気やガス、水道、電波などあらゆるライフラインが一切ないためBBQと称すにも極限感が強く、正に「キャンプ」というのが最適解のアウトドア。普段の山登りとは全く異なる一泊二日を存分に堪能できた。
今回誘ってくれた友人はもちろん、第三者である自分の同行、宿泊を快くご了解してくださった山小屋オーナー様には、この場ではございますが御礼を申し上げます。ありがとうございました。
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