(羽衣登山口)→七面山→八紘嶺→(梅が島温泉)
- GPS
- 25:50
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 2,206m
- 下り
- 1,374m
コースタイム
新宿駅 07:30
↓(バス)
表参道登山口 11:27 11:49
↓
敬慎院(泊) 15:17
【DAY 2: 11/14】
敬慎院 06:44
↓
ナナイタガレ 07:28 07:33
↓
七面山 07:45 07:49
↓
喜望峰 08:15 08:20
↓
八紘嶺 11:16 11:42
↓
梅が島温泉下山口 13:19
↓(梅が島新田温泉経由バス)
新宿
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所無し 羽衣登山口から敬慎院までは整備された階段状の道 |
写真
感想
【DAY 1: 11/13】
宿と足の確保が面倒だったので、今回はアルプスエンタープライズのツアーで楽をする。バスは狭かったが、登山口、下山口まで送迎があるので非常に楽である。
甲駿国境の山並みは、間ノ岳から農鳥岳、笊ヶ岳と南へ伸び、山伏で東に向きを変え、八紘嶺で再び南へ向かう。八紘嶺から北に派生する短い尾根のピークが七面山で、法華経の守護神である七面大明神を奉る日蓮宗の聖地である。
表参道である羽衣登山口に着くと、白装束に景気よく太鼓をたたきながら南無妙法蓮華経と唱える集団(150名ぐらい)がいる。徳川家康の側室の「お万の方」が身を清め七面山に登って女人禁制を解いたといわれる白糸の滝を見物し、白装束の後を、南無妙法蓮華経の高らな唱和聞きながら登り始める。遥拝路は、よく整備された階段になっており、太く高い杉木立の中を登って行く。登山口が1丁目、敬慎院が50丁目となっており、あとどれだけ上るのか目安になってとても良い。最初の宿坊(神力坊)で、白装束の団体を追い抜き、宿坊ごとに休憩しながら登って行き、和光門、吉祥門を通り敬慎院に、意外にあっさり到着する。登山道が整備されてとても歩きやすかったので、1200m登った感じはしなかった。部屋に荷物を置き、風呂に入って温まり、随神門から富士山を見る。とても質素な精進料理を食べ、9時前には眠りに着く。
【DAY 2: 11/14】
5時頃に起床し、随神門前から、南無妙法蓮華経を唱える白装束の一段とともに、御来光を期待して待つが、雲が厚く日の出は見えなかった。残念。夕食を上回る質素な朝食を食べ、0650頃、敬慎院を後にする。登山道らしい道を進むと、崩壊の進む大崩れ(ナナイタガレ)の縁に出る。なかなかの迫力である。ガレの縁に沿って進み右へ回り込み、コメツガや樅の雑木林を抜けた先が七面山である。木立に囲まれ眺めはない。さらに南進し喜望峰と呼ばれるピークに出ると谷を挟んで笊ヶ岳のある山塊の上に、南アルプスの主な山が展望できる。どれも雪を少し冠っている。喜望峰からは八紘嶺は、展望のない雑木林の中を行く。踏みつける枯葉が心地よく、しらびその香りも気持ち良い。森林浴をしながら、何度かピークを越え、インクライン(伐採した材木を搬出する装置)跡を越え、木立で展望のない八紘嶺山頂に着く。かろうじて木立の隙間から赤石岳が見える。壮大そうな名前の割には大したことない。(八紘嶺の命名は冠松次郎)。昼食休憩を取り、梅が島温泉に向かい下山開始。すぐに、梅が島温泉を望む西側の景色が良い八紘沢の頭に出る。そこから、2、3か所ザイルのある、なかなかに急な道を下り、景色の良い富士見台の先で梅が島温泉、阿部峠の分岐に出る。分岐の先からは、紅葉の盛りとなり、紅葉の中を下って行く。林道に出た少し先がバス駐車場で、非常に楽である。
バスは紅葉の中を走り、梅が島新田で、露天風呂のある黄金の湯に入り、大渋滞にはまりながらも9時前に新宿に着く。
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