記録ID: 875522
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ハイキング
九州・沖縄
福岡県の山に登る(序章)
2016年05月02日(月) 〜
2016年05月08日(日)
kariogaryu
その他2人
天候 | 色々 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
福岡県の山に登る(序章) 日時:2016年5月2日(月)〜5月8日(日) 5月4日(水):足立山(598) 5月5日(木):立花山(367) 5月7日(土):求菩提山(782) 5月8日(日):平尾台貫山(ぬきさん、712) ここ5,6年前から年末・年始あるいは5月の大型連休を利用して宮崎県の山に登っている。今年もその積もりでいたが4月14日に熊本で大地震が起こり、現在も余震が続いている。そのため連れのものが宮崎には行かないと言いだし、代わって福岡県の山に登ることにした。 広島を出発したのは5月2日の午後、翌3日と6日には雨にたたられたので実際行動出来たのは4日間のみ。福岡県と言っても福智山・英彦山・犬ヶ岳・三郡山・宝満山・古処山・背振山・釈迦ヶ岳に登ってるのでこれらを差し引いた九州百名山の中から福岡県の山を選んた。したがって今回は上述のように足立山・立花山・求菩提山・貫山そして御前岳(時間の都合上、登れなかっ)とした。 実際登ってみると宮崎の山の様に山そのものが大きい訳でもなく岩がゴツゴツしているわけでもなくまた植生に変化が富んでいるわけでもなかった。いずれも800mに満たない低山ばかりであったが、そのほとんどが都市近郊の里に近く、老若男女を問わず簡単に登れてしかも展望がよいので多くの登山者で賑わっていた。そのため、どの山をとっても九州百名山(名前はよくないが)の名に恥じないものばかりだった。 詳しい記録は後日に譲るとしてこれらの山の印象を簡単にまとめてみると以下の通り 足立山(あだちやま) 標高(598)のわりには北九州市小倉北区の外れにあるとは思えないような大きな山だった。今回は車一台の関係もあって小文字山登山口から車道を妙見神社まで歩き、妙見神社から足立山へ登った。その後小文字山を経て出発点の登山口に戻る反時計回りの周回コース。 妙見山や小文字山からの下りは思いがけないほど急であったが、それ以上に足立山や小文字山からの展望が素晴らしかった。とくに小文字山に向かって下っている時、それまでの樹林帯が急に開けて目の前に北九州の町並みが眼前に迫ってきたのが印象に残った。 またこの山は山に登る事よりも山腹の妙見神社から小文字山登山口辺りまでの水平車道に並走してウォーキングコースが設けられており、これを利用して早朝(5時頃)から行き来している中高年の人が多いのには、驚かされた。 立花山(たちばなやま) 400mに満たない標高の低い山がなぜ九州百名山に選ばれたのか理解出来なかったが登ってみてはじめてその意味がわかった。 登った日がたまたま子供の日だったので登山者が多かったのかも知れないが立花山のみならずその南端にある三日月山とも老若男女を問わず多くの登山者で賑わっていた。ともに山頂は登ってきた人あるいは下山する人で入り乱れ、ちょっとしたラッシュの感じだった。登山口や登山道がたくさんあるが、危険箇所はほとんどない。しかも市街地に近く1時間以内に登れて山頂は広く展望も素晴らしい。まさに市民の憩いの場と言った感じだった。おまけにクスノキの天然林まであり、中には樹齢400年と言われる巨木(その幹の太さは屋久島の縄文杉に劣らない位だった)まで見る事が出来たので登るだけの価値は十分あった。 求菩提山(くぼてさん) 犬ヶ岳と結んで一日で登れない事はないが、犬ヶ岳には以前、野峠から往復しているので求菩提山だけに的を絞った。 求菩提山は登るだけでは意味がない。かつては修験道の山として栄え、多くの修験者が住んでいた。そのため修行の場や建物の跡があちこちに残っている。これら修行の場に思いをはせながら、五窟めぐりをすることに意味があり、そのために九州百名山に選定されたものだと思う。 ところがこの遺跡めぐり、案内板が至る所にあるのだが分かりにくい。もう少し初めての者でも分かりやすいものが欲しい。座主駐車場から最初の大きな分岐でも案内板があるものの、どちらに進むと求菩提山に向かうのかさっぱり分からなかった。部分だけではなく全体の概念が掴めるような分かりやすいものが欲しいものだ。また求菩提資料館で頂いた「求菩提山 ROAD・MAP」はごちゃごちゃし過ぎてさっぱり分からなかった。 訪れた後に分かるものでは役に立たない。要は初めて訪れた人が分かるものでなければ 意味は無い。 貫山(ぬきさん) 今回の山行で一番印象に残った山。九州にもカルスト台地があることは知ってはいたが、 これほどまで大規模で素晴らしいものとは思いも寄らなかった。 事前に寄せ集めた資料からはカルスト台地とは関わりのない山だと判断した。ところが実際歩いて見ると確かに山頂は台地から離れていたものの、山頂に至るまでは台地の中を歩き、展望も雄大で想像を絶するものがあった。カルスト台地の規模から言えば山口県の秋吉台の方が大きいかも知れないが、台地の中を歩けたり山に登れたりして雄大な景観を楽しむ事が出来た。そのため自然と一体となり親近感を持つ事が出来た。 |
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