八ヶ岳/裏同心ルンゼ


- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,137m
- 下り
- 1,134m
天候 | 12/11 晴 12/12 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
12/12
八時過ぎにのんびりと赤岳鉱泉を出発。
裏同心ルンゼに入り、昨日基礎練習を行ったF1まで進む。
F1ではすでに2,3パーティーが順番待ちをしており、待っている間にも続々と後続が到着。
この時期の裏同心ルンゼは、アイスの入門ルートとして大盛況である。
F1を越えると、裏同心のメインのF2に到着。
このF2は最後で右手へ進むと、バーティカルな氷柱になるのだが、そこを登ろうとしてアックスを決めようとした瞬間、血痕が飛び散っているのを発見し、一瞬戦慄。
アイスは、決まりすぎたアックスのピックを抜こうとした際に、勢い余って顔をブレードで切り裂いてしまう事故がよくあるそうなので、注意が必要である。
(今回は落氷による鼻血とのことであったが)
また、そもそもそのようなリスクを回避する為に、アックス&バイルではなく、バイル×2にしておいた方が良いとのこと。
今回は借り物のシモンのナジャで登っていたが、刺しやすいピックの角度等も含め、個人購入の際には色々検討が必要そうである。
F2の上部では、人の入らない左俣の滝を偵察してみるが、結氷がいまいちなのと、上部からアラレが降り注いで来て痛そうということで、今回は見送り。正規のルートを忠実に詰める。
その後はF5までチーム84の方々と抜き抜かれつで快適なアイスクライミングを楽しみながら進み、F6下部で大同心稜基部に斜上して終了。
前方には大同心の威容、振り返ると北・中アや御嶽山の絶景が広がり、先週の石尊稜登攀に勝るとも劣らない、充実の一時を満喫する。
大同心大滝の方には1パーティーしか入っていないようで、シーズン初めということもあり、皆こぞって裏同心に集中していた様子。
また、遠くから見ると立派な大同心も、基部から見上げるとガレガレで非常に悪そうな雰囲気。登るなら小同心の方がスッキリとして楽しそうではある。
後は大同心稜を下り、赤岳鉱泉でデポしていた荷物を回収し撤収準備。
アイスキャンディーは相変わらず大盛況で、アイスコンペ上位陣や、谷口ケイさんらの姿も見える。
アイスを上達させたいなら、単純にキャンディー通いが有効そうではあるが、南八ヶ岳はまだまだ魅力的なルートやゲレンデが目白押しなので、中級者レベルになるまでは色々周ってみるのが楽しそう。
この魅力的なフィールドでアイスクライミング、及び雪稜登攀技術を磨いて、少しづつ自分のスキルセットを充実させて行きたい。
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