秦野市遭対協合同訓練/源次郎沢
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.1km
- 登り
- 606m
- 下り
- 593m
天候 | 曇り(山中は湿度高くガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・戸沢の登山届ポストは昨年撤去されているので、戸川林道上の滝沢園入口ポストに 提出のこと。 |
写真
感想
登山者人口の多い秦野では警察、消防、民間各救助隊などで構成される遭難対策協議会で、毎年年2回は合同訓練を行っています。
救助隊員が管轄内の登山道や沢で万が一事故が発生した際に、どのような地形なのか、人海救助するためのルートはどうか、などを確認してもらうためです。
また沢におけるロープワークやビレイワークなど技術的な確認も行います。
残念なことにここ秦野市管轄だけでも年間二十数件の救助要請事故が起こっており、しかも少しずつ件数は増えているのが現状です。
沢登りなど無縁だよ〜と言われる方も多いと思いますが、ハイカーが道迷いした挙句、沢に迷い込んだり滑落するケースが多いので、救助する側も沢に熟知していなければならないのです。
今回は普段、県警ヘリでレスキューを担当している航空隊メンバーも参加していただきました。
どうぞ登山をされる方は、他人のweb上の記録に惑わされず、体力、技術、知識など自分の身の丈以上のことはいきなりしないで、徐々にレベルアップできるような計画をお立てください。
また、どんな簡単(に思われる)ハイキングであろうと、必ず登山計画書または登山届を管轄警察に提出してください。
警察によってはメール等web上でもできますし、登山届ポストに投函でも構いません。
秦野管轄では、秦野駅北口、渋沢駅北口、大倉バス停、戸川公園山岳スポーツセンター玄関、戸川林道上の滝沢園(大倉にあるキャンプ場)の入口、ヤビツ峠バス停にあります。
最近の行方不明者は単独で登山届も出さず、ご家族や友人にも「丹沢へ行く」くらいしか伝えておらず、どのルートに登ったかわからないので、捜索する我々も広範囲に散らばってしまい、見つけることが困難になっています。
(まだ長期に渡って見つかっていない方が多数います)
そして、人海戦術的捜索になると民間救助隊も出ざるを得ず多大な捜索費用が架かります。
救助に使ったロープやギアなどの装備も当然弁償しなければならないでしょう。
公的機関ヘリが出払って、緊急を要する場合は民間ヘリも出動せざるを得ません。
ヘリは1分1万円以上架かります。
そのような捜索救助費を賄うためにも「捜索救助給付付きの山岳保険」加入はどんなハイカーでさえも加入は今や必須と考えてください。
私の知っている遭難救助では稀とはいえ過去2000万円以上架かったものもありました。
それに加えナビゲーション力(地形図を読め判断できる力)など登山技術の習得に努めなければなりません。
それら万全の準備を配して初めて「山は自己責任」と言えると思います。
どうか山岳事故が減りますように。
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