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記録ID: 94656
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ハイキング
北陸

氷見海岸・氷見駅から脇へ

2009年05月05日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
17.7km
登り
229m
下り
219m

コースタイム

氷見駅10:29-10:54日美乃江大橋11:00-11:07公園11:14-11:59阿尾城跡・灯台12:21-12:46立山展望ポイント-12:57R160薮田トンネル-14:29小堺大栄神社-15:10大境洞窟住居跡15:20-
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2009年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
車と電車,バスを併用。氷見駅に駐車して電車で雨晴海岸へ移動,雨晴から県境の脇まで歩いてバスで氷見駅に戻る。
コース状況/
危険箇所等
氷見の道の駅から石川県との県境・脇地区までの区間で危険個所や分かりにくい道はないが、脇方から小境に至るR160のトンネルを迂回するため海岸線を廻る道を探したが分からず、トンネル内を通行した。大境の洞窟住居跡から海岸沿いの小山に登り、山畑の道を辿って適当に歩いて国道に戻った他は殆ど国道を歩く。
10:56 比美乃江大橋斜張橋 主塔が向こう側に倒れている
10:56 比美乃江大橋斜張橋 主塔が向こう側に倒れている
同 反対方向から見る
同 反対方向から見る
11:07〜14 大橋の少し先の公園で休憩
11:07〜14 大橋の少し先の公園で休憩
同 行く手 阿尾地区方面
同 行く手 阿尾地区方面
同 先端に阿尾城跡と灯台がある
同 先端に阿尾城跡と灯台がある
同 斜張橋を振り返る
同 斜張橋を振り返る
11:25 県道373右折
11:25 県道373右折
11:59 阿尾城跡・榊葉乎布神社入口
11:59 阿尾城跡・榊葉乎布神社入口
同 榊葉乎布神社由緒
同 榊葉乎布神社由緒
12:00 大伴家持・歌碑 
 英遠の浦に 寄する白波いや増しに 立ちしき寄せん 東風をいたみかも
12:00 大伴家持・歌碑 
 英遠の浦に 寄する白波いや増しに 立ちしき寄せん 東風をいたみかも
12:02 山門を上がって右手にさらに上がる。何も書いてないので何の建物なのかわからない。
12:02 山門を上がって右手にさらに上がる。何も書いてないので何の建物なのかわからない。
12:05 左手の山道を登ると白藤が咲いていた。
12:05 左手の山道を登ると白藤が咲いていた。
同 最奥にお堂があるも説明などなし
同 最奥にお堂があるも説明などなし
12:10 お堂から岬に通じる細い道の先端に灯台があった
12:10 お堂から岬に通じる細い道の先端に灯台があった
12:11 木の間越しに阿尾の漁村を見る
12:11 木の間越しに阿尾の漁村を見る
12:25 阿尾集落の海岸から灯台を振り返る
12:25 阿尾集落の海岸から灯台を振り返る
12:28 阿尾の浦にて
12:28 阿尾の浦にて
12:46 万葉氷見・神々の伝説と大伴家持
12:46 万葉氷見・神々の伝説と大伴家持
同 立山を模した岩
同 立山を模した岩
同 晴れていればこう見える
同 晴れていればこう見える
12:48 氷見温泉をかえりみる
12:48 氷見温泉をかえりみる
12:57 R160薮田のトンネル
12:57 R160薮田のトンネル
13:24(阿尾から約1時間)
13:24(阿尾から約1時間)
14:29(阿尾から約2時間) 小堺地区の大栄神社
14:29(阿尾から約2時間) 小堺地区の大栄神社
15:05 大境漁港 この先に穴居住居跡がある
15:05 大境漁港 この先に穴居住居跡がある
15:10 大境洞窟住居跡のある白山神社
15:10 大境洞窟住居跡のある白山神社
同 大境洞窟住居跡の説明
同 大境洞窟住居跡の説明
15:13〜16 洞窟住居跡
15:13〜16 洞窟住居跡
15:33 農作業の婦人
15:33 農作業の婦人
同 ミカン畑発見!
同 ミカン畑発見!
2010年6月29日再訪時撮影
2010年6月29日再訪時撮影
17:44 県境に到達
17:44 県境に到達

感想

※この記録は2009年5月5日に歩いたものを、写真等を頼りに2011年1月12日に書いたもので、1年半以上経過しているので記憶がはっきりしないところがあり曖昧なものは省いた。

5月5日(祝)
 早朝,雨晴海岸から道の駅氷見まで歩いて一旦氷見駅に停めてある車に戻り、10:29から再出発する。10:54,雨晴海岸からずっと目標にしてきた比美乃江大橋の斜張橋を渡る。高さ50mもある主塔は北側に向かって倒れており、それを両側からワイヤーで引っ張っているので、橋を渡る時には向こう側に倒れている背を見ることになり、近くでないと分からないが、進行方向に対して斜めないし直角方向から見ると主塔が倒れているのがよくわかる。何にしても珍しい橋だ。
 11:07,大橋を越えると緩やかに湾曲した海岸線に沿った道が阿尾と言う地区の城ヶ崎と言う岬に続き、その中間辺りまでは護岸堤になっていて遊歩道の内側が芝を張った広い公園になっている。その一画のあずま屋風の休憩所で休む(11:14発)。
 11:59,阿尾城と言う城跡の山門に到達。城跡を見るべく急な坂道を登ると右手に全面をガラス戸で囲った建物があったが、手がかりになるものが何1つ書かれておらず何の建物か分からない(後に神輿舎資料館と判る)。戻って左手の細い階段を登ると小さな社があったが、こちらも不明(後に白峰社と判明)。社から先にも階段が続き、5分で岬の先端にある灯台に着く。灯台からは木の間越しに阿尾の海岸と集落が見えた。
 12:21山門に戻って狭い町道を阿尾の集落のある海辺向かう。突き当りを左折,海岸線に沿って進み、阿尾川と言う小川を渡る橋からは県道373となる。道は温泉街を抜けて国道に重なるが、薮田と言う地区の小漁港までは護岸堤に沿う帯状の公園の道を歩ける。
 12:46,阿尾の街から20分ほど歩いた所に海を挟んで立山を見ることのできるビュースポットがあり、そこには立山連峰を表した岩山の模型と展望標示板ががあり、『万葉氷見,神々の伝説』と書かれた説明板には大伴家持の歌が記されてあった。残念ながらこの日本州全土は深い気圧の谷にあって太平洋側は雨,山沿いでは雷も発生すると言う天候で北陸一帯はどんよりと曇って肌寒く、海越しの立山連峰は望むべくもなかった。
 薮田地区の小漁港の先からトンネルになっており、このトンネルを迂回する道を探して港の向かい側の公園を横切って町道に出るとトンネルの上を通る細道があることを教えられ、海沿いに細長く並んだ家並みの側を通って再び国道に戻る(12:57〜13:15)。
 以後は小杉(漁港),脇,宇波,脇方(漁港)〜と、国道を淡々と歩き、2つ目のトンネルは中を通って阿尾から約2時間後の14:29,小境の大栄寺と言う寺に至る。そこから一息で小境海水浴場と言う砂浜のきれいな浜に出ると前方に海に突き出た小さな岬があり、そこに洞窟住居跡があると聞いて、洞窟の入り口となっている白山社に向かう。15:10より大境洞窟住居跡を見学。
 洞窟入り口は幅16m,高さ8m,奥行きが34mもあり、奥は狭くなって最奥に湧水がある。1918年に発見され、日本で最初に発掘調査されたこの洞窟遺跡の特徴は、落盤によってできた6つの地層が遺物を含んだまま年代順に区別された状態で保存されていることで、特筆されるのはこれによって縄文時代と弥生時代のどちらが古いかが実証されたという点であることなどの説明がされている。
 
 洞窟を見た後,国道に戻るのはつまらないので、漁港の一番奥から岬の上に抜ける道はないかと探したところ、上の方に向かう細い道があった。息を切らして急な坂道を登り切った所は海を見下ろす小高い耕作地で、そこに黙々と鍬をふるう老婦人の姿があった。さらに進むと驚いたことにミカンの木があり、それを手入れしている人がいた。訝りながらその人に聞くと8年前からミカンの栽培を手がけて収穫するに至っていると言う。
 信じられないような事実であるが、よくよく見るとそこは海に面した南東向きののびやかな丘で、背後に山があって北風を防いでおり、いかにも温暖かつ風光明媚な『みかんの花咲く丘』と言う感じで、どこか瀬戸内の島を思わせなくもないと言う気がした。
※この時ミカン畑の写真を撮らずに通り過ぎたことが悔いになって後々まで残ったので、翌10年6月の帰省からの帰り道に再度ミカン畑を訪ね、耕作者の方に話しを聞く機会を得た。みかんの写真はその時のものを含む。

 15:50,ミカン畑の丘から国道に戻る。国道が姿と言う地区で海岸線に出るとこの日の終着点になる石川県との県境付近と思われる湾岸を望むことが出来た。
 以後はメモも写真もなく、記憶も曖昧で詳細を記することが出来ないが、女良小学校,灘浦海岸・海水浴場,女良漁港・・,と単調な道を歩いて17時頃、脇地区のバス停(終点)に着き、荷物をバス停に置いて県境まで往復してから高岡行のバスで氷見駅に戻る。氷見駅から車で脇まで行き、翌日に備えて路傍に停車し車中泊。
   

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