レンゲ坂谷 鎮魂
- GPS
- 05:01
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 765m
- 下り
- 750m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
どうしても気になっていたことを確認しに行ってきました。
遭難がどのように発生したのかを調べるのは、二度と同じことを起こさないためにもとても大切なことです。限られた手持ちの情報、過去の例から仮定を積み重ねると結論が大きく違うということがよくあります。仮定を実証することで正確さが高まります。
道迷い、道間違いからの滑落という仮定を確認するために気になっていた箇所を調べてみましたが、特別な訓練をした人が特別な意図を持たない限りは進まないという尾根筋でした。これで道迷いや道間違いの可能性はなくなりました。
そうすると、検視の結果が大きな意味を持ってきます。
ちょっとした用足しに、登山道を外れて少しだけ歩くことはよくあることですが、そういう無防備な時に転倒したりすること・・・実際に、超一流の登山家でも用足しから滑落して命を落とされるケースが最近あったところです。
単独山行でなければ、すぐに気が付いてもらえて、ヘリを呼べば迅速に救助可能だったことでしょう。私も単独山行が多いので単独山行を否定することはできませんが、運が悪かった時に最悪の結果になる可能性が高い、という事実から目を背けてはいけません。
自分のスキル、体力、技量、判断力、装備。そしてコンディションの判断。これらを常にどれだけ客観的に見つめるられるか。ピークを踏みたい、早く登りたい/下山したい、この日しか休みが取れない、「拍手」や「いいね」がたくさん欲しい、などなど個人的な欲望が判断にバイアスをかけることになります。
より厳しい環境の方が訓練になり経験値も上がりますが、その結果が残された家族を悲しませる、というのは可能な限り避けなければなりません。山岳保険をかけても失った命が戻ってくることはありません。
ということを私自身が噛み締めながら、少しずつ深まり始める秋を感じた1日でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する