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計画ID: p1163096 全員に公開 沢登り日光・那須・筑波
都道府県 群馬県

片品川水系栗原川ツバメ沢〜ケヤキ沢下降

体力度
判定データなし
体力度について
日程 2020年10月02日 (日帰り)
メンバー keita11
集合場所・時間
経路を調べる(Google Transit)
時間
32:00
距離
12.9 km
登り
843 m
下り
845 m

行動予定

■1日目
栗原川林道松ゾリ沢基点P 10:00 - 10:15 栗原川本流 - 13:00 大膳滝下 - 15:30 不動沢出合 - 17:00 五段ノ滝上 - 18:20 ツバメ沢出合BP
■2日目
ツバメ沢出合BP 06:20 - 07:05 ツバメ沢左俣 - 08:05 栗原川林道 - 09:20 ケヤキ沢下降点 - 12:15 大滝下 - 14:20 栗原川本流 - 15:35 栗原川林道松ゾリ沢基点P
相方が栗原川はきれいなところだよ、釣りしながら行こうよとのことで、ゆるふわ沢気分で足を運んでみることにした。
栗原川は色々ルートをとれるようだが、今回は、ツバメ沢〜ケヤキ沢下降にする。
しかし、沢は確かにきれいでもっと人が訪れてもいいのではと思ったが、私にとってはゆるふわではなく、裏切られました。ともあれ、沢のきれいさは最高。

栗原川林道の追貝側が直前まで通行止めだったため、当初の予定の逆ルートで行こうかと考えていたが、直前に追貝側も規制がなくなったため、当初の予定通りで行くことに。

■7/21夜
いつもの駅で待ち合わせしようと思ったら、財布を落とし、改札を出るときに気付き、パニック。ちょうど携帯が鳴り、出てみると、地元の駅の駅員さんで財布が届いていると。ほっ。よかった〜。
結局、地元の駅に戻り、相方にピックアップしてもらい、関越に乗る。

道の駅 川場田園プラザでテント張って、仮眠。
広い敷地内にそば処やらミート工房やら野菜直売所やら色々あって、1日楽しめそうな道の駅だった。

■7/22
栗原川林道は四駆でないと厳しい感じ。途中から携帯が使えなくなる。
ケヤキ沢出合の対岸に位置する松ゾリ沢脇の駐車スペースに駐車。
地図ロイドでスマホナビしながら走ったので迷わなかったが、何もないと迷いそう。

松ゾリ沢を下降していくと、栗原川出合手前に堰堤があるので、懸垂下降で越える。

栗原川本流に降り立つといきなり明るく広大なナメ!これは期待できる。

8mの幅広滝。岩塚ノ滝。
直登はできないため、左のルンゼから上がって滝との中間リッジを上がって巻き、沢床へ懸垂下降で降りた。

源公ノ滝は美しく癒される。天然ジャグジー。飛び込みたい。

癒し系の渓相の中を進むと、やがて、栗原川の核心部のゴルジュ。

ゴルジュ入口の2段6mを超えると両岸は狭まり大膳滝がそびえる。
ゴルジュ内にいると段々と寒くなってきたので雨具を羽織る。
岩魚の魚影があったため、休憩したあと、ちょっと相方が釣り。残念ながら釣れず。

さて、気合入れて登攀開始。大膳滝は3段ある。
1段目、簡単だからリードで登る?と言われたが、今日は完全怖いモードにスイッチが入っていたため、相方がフリーで登り、ロープを出してもらいフォローで登る。
胸まで水に浸り、水流左から取りついて登る。簡単だが、高度感がある。
落ち口にがっちりとした残置支点が打ってあった。
山登魂の記録では手前から高巻いていたが、両岸とも岩壁がそびえており、どこをどうやってという感じ。
登りきりとすぐ右手に2段目。7m滝。
ちょっとぬるっており、水流右をスリップに注意しながら、登る。
3段目、18m滝。
もうすでに私的にはお腹いっぱいなのに、これ登るのという感じの岩壁が見える。
水流左側の岩壁を登るが、悪そうで、相方とこんなところ登るのも初めてなのもあり、ビレイしている間ヒヤヒヤ。
フォローで登るにしろ沢靴で幅2cmもないスタンスに乗り、トラバースしなければならず、げろろ。
こんなところ好き好んでリードで登る山屋ってほんと馬鹿だと思った。

は〜もう登攀いいですという気持ちで一杯なのに、大膳滝を登ると間髪入れずに本流ろ不動沢と出合となっており、本流にはハイライトの五段ノ滝がそびえる。げろろである。
階段状になっており、1段目は左から、2段目は中央、3段目は中央から左へ、4段目は左側をボルダ―ムーブで突っ張って越えた。ここまでは問題なし。
最後の5段目。核心部。結構な水量。水流近くはかなりシャワーな登りになりそう。
水流左壁の最初の垂壁下部はスタンスホールドともに乏しくそのままでは登れないため、空身の相方に肩を貸し、ずぶ濡れになりながら水流に耐え、1ポイントショルダーで越えた。
岩じゃこんなんやらないよね。沢屋だけだよね。ほんと沢屋って馬鹿だよね。さみ〜。
相方の荷物を荷揚げしてからザイルを出してもらい、上がる。
が、しかし、これが一番手間取った。アッセンダ―を使って登ろうとしたが、スリング切れしてると思い、足用のプルージックが作れず、どう頑張ろうにも登れない。
もうずぶ濡れで寒いわで、帰りたい気持ちMAX。
なかなか登ってこない私にしびれを切らした相方に助けてもらい、何とか突破。

五段ノ滝を越えると、再び癒し系。
BPまで最後に一つ、10m滝が現れる。釜が深そうなので、右から巻く。
バンドを行ってもいいが、何だか悪そうなので、さらに上から巻いたが、これも結構悪かった。バンドの方が怖くなかったかも。

2段10m滝を越えると、ツバメ沢出合近くの右岸にテンバ適地。
私がぐずったおかげですっかり到着が遅くんってしまったが、本日の行動終了とする。

夜は結構冷え込み、少し寒かったが、モンベルのウールのベースとタイツにシュラフカバーで寝れた。

■7/23
5時出発のつもりが、起きれず、のんびり6:20出発。
BPからツバメ沢出合はすぐ。ツバメ沢に入ると、奥秩父的なナメ床交じりの癒し系の渓相。

特に難しい滝もなく、すいすい進む。
途中、釣りのおじちゃんに遭遇。2日間で会ったのはこの2人だけ。ほんと人いない。
おじちゃんたちはツバメ沢を下降し、本流で釣りをするらしい。
途中、滝らしい滝と言えば10m滝が出てくる。
相方は直登したが、朝一でフリーでは気が進まないため、沢装備もないおじちゃんたちが下降してきたくらいだからきちんとした巻道があるだろうと思ったら、右岸にかなりちゃんとした巻道がついていたので、巻いた。

上流は踏み跡がしっかりついていた。ただ、釣り師のゴミか、ゴミがひどい。
踏み跡を拾って詰めていくと林道に出る。

下降のケヤキ沢へは、当初、沢屋のひろたさんの記録と同じく、ツバメ沢支線の先の支線の合流点付近のカーブミラーから下降を開始しようかと思ったが、地形図を見る限りでは、滝がありそうだったので、林道をもう少し進んだところから下降を開始とした。

ケヤキ沢は平凡な流れの中に、幾度もきれいなナメ床が現れてきれい。
下降するに従い、次第に険しくなる。

10m滝は右岸から巻いて降りる。
950m付近でハイライトのケヤキ沢大滝。
右岸から懸垂下降2回で大滝下に出たが、アルパイン慣れしていないと下降点のルートファインディングが難しそう。
しかも、結構な高度感で怖い上で、懸垂後のルンゼの下降もボロボロで慎重に下らなくてはならない。

滝は、迫力があり、見ごたえがある。
あんな平凡な渓相の中にいきなりこんな滝が登場するのだからびっくりです。

この先は長い伏流区間に入り、左岸に脆い岩壁を見ながら進む。
左岸から枝沢が入ると水が復活するが、この先も結構いい感じであった。

明るいブナ林の中にひたすらナメ床なのだが、白く靄がかかっていて幻想的。
途中、スリットゴルジュに落ち込む滝があるが、ここは簡単に左から巻いて降りれた。
スリットゴルジュ入口には道を塞ぐように大きな岩があるが、中をのぞいてみると、滝は登ろうと思えば登れそうな感じであった。
最後に、ナメ滝を二つ降りると栗原川本流にぶつかる。

さて、駐車ポイントに戻るには最後にもう一登りしなければならない・・・。
栗原川ノ本流へ降りるのに使った松ゾリ沢は堰堤があるため、復路には使えない。
そのため、本流右側の岩壁が無くなるところから斜面を登り、小尾根に乗り、林道に出た。
林道から駐車ポイントまでは目と鼻の先。

無事帰ってこれてほっ。
沢旅おつかれさまでした。
注意箇所・注意点■栗原川林道
栗原川林道は落石多発地帯で、往路にはなかった岩が道の真ん中に転がっていたりした。土砂崩れも結構あるよう。事前に林道の情報を沼田市観光協会HP確認した方がよい。今回は、直前に追貝側も規制解除になり、追貝側、根利側どちらからも通行可能になった。
その他■日帰り温泉
望郷の湯 560円
「道の駅 白砂」に併設。木造のモダンな外観で露天風呂のところにも洗い場があるなど、ちょっとおされな日帰り温泉でした。眺めも良い。

装備

個人装備 基本装備+下記沢装備<br />沢靴 沢靴下 スパッツ 膝ガード グローブ ハーネス ヘルメット<br />確保器 PAS スリング180cm×1 スリング120cm×1 アルパインヌンチャク×2 環付カラビナ×3 カラビナ×1 マッシャ―用ロープスリング60cm×1 アッセンダ― ナッツキー ハンマーorミニバイル
共同装備 ロープ(40m) トライカム#0.5-1.0 ストッパー#4-8 ハーケン*3 finetrackツエルト?ロング ソロ用タープ 捨て縄(6mm×5m) 釣り道具<br />バーナー ガス缶(110ml)
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