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計画ID: p417047 全員に公開 積雪期ピークハント/縦走朝日・出羽三山

朝日連峰 大朝日岳(根子~日暮沢小屋~竜門山~西朝日岳~大朝日岳)

体力度
判定データなし
体力度について
日程 2017年09月16日 〜 2017年09月17日 [予備日: 18日]
メンバー larsson0319
集合場所・時間根子集落の除雪終了点に駐車。
日暮沢小屋までは除雪されていないので根子川林道を歩いて登山口へ向かいます。
尚、古寺鉱泉方面も除雪されていないので、古寺コースから登る場合も、
同じ地点からのスタートとなります。
経路を調べる(Google Transit)
時間
65:26
距離
76.4 km
登り
5,272 m
下り
5,372 m

行動予定

■1日目
根子集落 除雪終了点 05:36 - 07:46 日暮沢小屋 07:49 - 08:55 ゴロビツ沢源頭水場 08:58 - 10:31 清太岩山 10:40 - 11:12 ユーフン山 11:13 - 11:56 竜門山避難小屋 13:10 - 13:29 竜門山 - 14:21 西朝日岳 - 15:07 中岳 - 15:25 大朝日岳山頂避難小屋(大朝日小屋) 15:49 - 16:02 大朝日岳 16:15 - 16:21 大朝日岳山頂避難小屋(大朝日小屋) 16:25 - 16:47 中岳 16:49 - 17:31 西朝日岳 - 18:10 竜門山 18:11 - 18:18 竜門山避難小屋
■2日目
竜門山避難小屋 07:10 - 07:28 寒江山前衛峰 07:29 - 07:40 竜門山避難小屋 08:38 - 09:40 ユーフン山 09:41 - 10:00 清太岩山 10:11 - 13:28 根子川林道 - 15:04 根子集落 除雪終了点
注意箇所・注意点この2日間、山中で会った登山者は竜門山往復のスキーヤー1名のみ。
天候に恵まれた朝日連峰だったが、林道の長いアプローチがある為か、
入山者は少ない。
4月末には古寺鉱泉までの車道が除雪されると思うが、それまでの期間、
朝日連峰の山中では静かな山歩きが続くだろう。

●根子集落〜日暮沢小屋(根子川林道)
 登山口の日暮沢小屋までは車両通行が出来ず、約6Kmの林道歩き。
 大雨災害により林道一部が崩壊しており通行止めの状態が続いているが、
 林道側壁に雪が堆積した事で巻いて通過できる状態になっている。
 やや急な登り降りになるが、現時点では容易に通過できる。
 途中にダムがあり、2つ目のダム周辺は、毎年デブリ地帯となる。
 まだデブリは少なく通過に問題は無いが、今後崩れてくると思うので
 雪崩やブロック崩落に注意。
 日暮沢小屋の手前で沢を渡渉する箇所があるが、
 上流側にスノーブリッジが出来ており、そこから容易に渡れた。
 行きは早朝の気温が低い状態だったので、殆ど足は沈まず楽に歩けたが、
 帰りは昼間の気温が高い状態だったので足は沈み重いラッセルになった。
 だいぶ残雪期の雪質に近づいてきた感はあるが、まだ浮力は必要な状態。
 ツボ足では、日暮沢小屋に着く前に日が暮れそう。

●日暮沢小屋〜清太岩山〜ユーフン山
 日暮沢小屋の先にある夏道から登るのが一般的だが、夏道を通る尾根の序盤は
 細尾根が続き、傾斜もきつい。
 今回はもう少し楽そうなルートで、夏道尾根の西側にある広尾根から登り始めてみた。
 目印等は無いが、すっきりした尾根型でルートは判り易く傾斜も緩い。
 夏道尾根のような登り返しも無いので、このルートの方が楽に行けると思う。
 雪が無くなれば夏道から行くしかないが、現時点では雪量豊富で全域雪道なので、
 こちら尾根の方がオススメ。
 P890mにて夏道と合流し、あとは夏道通りに進んで行く。
 ルート上に目印は一切ないのでルートファインディング要。
 しばらく夏道通りに進むとゴロビツ沢源頭の先にて視界が開け、
 進路前方へ見える清太岩山へ続く尾根へと移る。
 尾根には雪庇が出来ているので、どこから尾根上に登るか悩むところだが、
 ゴロビツから進路右(北西側)を見ると雪庇が無いポイントが見つかるので、
 そこから登った。
 このポイントは毎年雪庇が出来ない箇所なので、容易に尾根上に上がれる。
 ただ、辿りつくには大斜面のトラバースを行わなければならないので、
 トラバース時は上部からの雪庇崩落に注意。
 これとは別に、夏道通りに進んでも行けるが、尾根に上がる箇所の傾斜が
 急なので、今回のルートの方が楽に通過出来ると思う。

 尾根に上がった後は尾根通しで進むが、この尾根には残雪期になると亀裂が発生し、
 中にはクレバス級の巨大な亀裂が出来る事もある。
 現時点ではまだ崩壊は進んでおらず、目立ったが亀裂は見られなかったが、
 見えない亀裂も有り得るので、東面からは出来るだけ距離をとって進むように。

●ユーフン山〜竜門小屋
 ユーフン山の先にて尾根は細まり、ナイフリッジ帯が続く。
 通過に注意を要する箇所だが、今回は雪が少なくリッジ角度は鈍く、
 雪はクラストしており極めて安定。
 両側が切れ落ちているので視覚的な怖さはあるが、通過は容易だった。
 だが、降雪直後や強風時は危険な箇所なので天候判断は慎重に。
 ナイフリッジ帯を越えれば眼前には竜門山が聳え立ち、これを登りきれば主稜へ
 到達するが、今回は体力温存の為、竜門山へは登らず。
 竜門山雪渓をトラバースして竜門小屋へ向かった。
 雪渓上部には雪壁が出来ているので、雪崩やブロック落下に注意。
 体力的には楽できるが、気温、雪の状態によっては危険なトラバースになるので、
 基本的には竜門山直登の夏道ルートで小屋を目指した方が良い。

 竜門小屋の周囲に雪は少なく、1階から出入り可能。
 トイレは小屋内の冬季用が利用可能。
 積雪期は管理人不在なので、利用料金:1500円は料金箱へ納める。

●竜門小屋〜大朝日岳(主稜)
 大朝日岳までは、竜門山、西朝日岳、中岳の各ピークが存在するが、
 全て稜線通しで通過。
 巻きも出来ない事は無いが・・・危険を伴うので薦めない。
 稜線通しであれば危険箇所は無く、天候が良ければ特に問題なし。
 残雪期になると稜線上の亀裂が気になるところだが、
 現時点では亀裂は少なく落下の危険はあまり無かった。
 稜線上は全域クラストしており足は沈まない状態だったが、
 踏み抜き回避とヒールーリフター効果を期待し、大部分はスノーシューで進んだ。
 大朝日岳だけは、ここまでのピークに存在しなかったアイスルートが
 あったのでアイゼン使用。
 アイスルート、とは言っても部分的なものであり、大朝日岳登頂ルートの傾斜は
 全体的に緩いので、アイゼンさえあれば問題ないかと思う。

 大朝日小屋は一階出入口が雪で塞がれているが、2階から出入り可能。
 小屋内トイレも利用可能な状態であり、利用上、問題となる点は特に無かった。

●下山(中崎山尾根)
 竜門山の山頂は広いので、視界不良時は下降方向が判り難い。
 道標が出ているので、それを目印に方向確認しつつ、日暮沢方面へ向かう。
 清太岩山までは登りと同じルートで下山したが、その先のゴロビツからは
 別ルートで下山。
 夏道の通るゴロビツ沢源頭へは向かわず、そのまま尾根を辿って
 中崎山方面へ向かった。

 この尾根の正式名称は不明なので、とりあえず「中崎山尾根」
 と呼ぶ事にするが、尾根上に夏道は無く冬季限定のルート。
 当初の予定では中崎山に登り、山頂東尾根を下って根子川林道のアメリカ橋へ
 抜けるつもりだったが、中崎山手前の細尾根で雪が崩落しており断崖状態。
 中崎山への登りも厳しそうな感じだったので、中崎山へは行かず、
 細尾根手前の支尾根を下って根子川林道へ抜けた。
 中崎山尾根は全体を通して雪庇が多く、斜面崩壊が進んでおり踏み抜きには
 慎重を要する。
 また、幾つもの小ピークが連なり、アップダウンが激しい。
 地形図で見る限りでは傾斜の緩い尾根のように思えるが、各ピークの北側には
 雪が堆積し、雪壁状になっている箇所が多い。
 等高線図からは想像も付かないような急下降が連続し、ルート選定には神経を
 使わされる。
 ロープは使用しなかったが、懸垂下降を行うべきか悩まされる箇所が幾つかあった。
 この尾根は一般ルートとは言い難く、全体的に難度が高く、体力的にもハード。
 支尾根も多くルートミスの罠も多い。
 冬季バリエーションルート、と言っても良い位の手応えを感じさせる尾根だった。
 下り利用だからまだ良かったが、登りでは絶対に利用しないと思う。

装備

個人装備 長袖シャツ ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ ゴーグル 着替え ザック アイゼン スノーシュー ピッケル 行動食 非常食 調理用食材 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ 食器 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ロープ(30m) ハーネス スリング カラビナ
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