恥を忍んでその時の顛末を報告します。
まず、前日に友人と下郷の三倉山、大倉山に行き、この日は寝坊して裏磐梯スキー場登山口9時半スタートとなってしまいました。
コースは、噴火口ルートから山頂に向かい下りは銅沼経由で戻る周回を考えていました。
天気も良く、最初の方は非常に快適なトレッキングでした。
噴火口の枯れ川になっているところで親子っぽい二人組の男性が休んでいるところを追い越していきしばらくすると土砂崩れ後のような登山道っぽいようなところを赤いウエアの女性を追いかけるように登っていきました。こっちのコースは初めてでしばらくしてもマーキングが無いので不思議に思い、その女性を追い越す際「私、こっちのコース初めてでですが、マーキング無いですがダイジョブですかね」
と声を掛けました。
女性も初めてらしく慌てて地図を取り出し確認し始めました。
「登山道ガレ場になっているので多分ここでいいと思うんですが」
私はちらっと地図をみて確認しまあ大丈夫だろうと安易に思ってしましました。
それと無数の足跡があったので「あ、だいじょぶですね」
と返し先導するように登ることになりました。
(この時、GPSなり地図コンパスできちんとルートファインディングするべきでした )
それからしばらく足跡が続き、間違ってないだろうとどんどん登り続けました。
下を見ると最初に追い越した二人組の男性が女性を追い越し私の100mくらい後に続いてました。
私も後ろも来るんだからダイジョブだろうとタカをくくっていましたが、徐々に急峻になっていき、しかも体力的にきついので後ろも見ずに黙々と登ったせいでいざ後ろを振り返ってみるともうこの斜面は戻りたくない、さらに言うと戻れそうもないくらいの急峻な斜面でした。(目が斜面に慣れてしまったせいもあります)
いやこれ以上上は無理だなと思い下にいる人たちに何度かポールでバツ印を示しました。100m下の一人の男性もわかったらしく同じバツを示してました。
その後ろの女性も気づいて戻ったことを後で尾根で確認しました。
私もポールをしまいやっとの思いでトラバースし尾根道にたどり着きました。
一歩間違えば滑落の危険がありました。
正規の登山道の尾根合流点にたどり着き、そこにいた人と一緒に後から来た二人組の人に声を出しながら身振り手振りで戻るかトラバースするよう声を出しましたが、聞こえないか危険回避のためなのか上に上がり続けるような感じでした。
まずいと思い、走ってパトロールの人を探しにいくと幸い10分位走ったところで消防署のパトロールの3人の方を見つけ二人組の人のいる近くまで案内しました。
長いザイルがあれば届きそうな距離でしたが、万全を期すため救助ヘリコプターを要請することになりました。
2名の方は無事ヘリで救助され事なきを得ましたが、改めて登山の厳しさを痛感することとなりました。
今回のことで教訓として「足跡は信じるな、マーキングを探せ。マーキングが無ければきちんとルートファインディングできるまで歩くな」ということでした。
2人組の方、天気も良く楽しいはずの登山が救助ヘリを使うはめになってしまいすみませんでした。それから救助の方ありがとうございました。
はじめまして、磐梯朝日地域の自然公園指導員を
しておりますyumechanです。
弘法清水より小屋の方々とともに
救助作業を見ておりました。
風があれば、吹き上げでヘリは無理なポイントです。
まずはみなさん無事な様子でなによりです。
そして報告コメント内容も我々の想像どうりであり、
反省ポイントもある程度おさえていると思います。
今後は今回の経験を生かして、活躍してください。
「全体に公開」ありがとうございます。
コメントありがとうございます。小屋近くにいらっしゃった方ですか。お騒させ致しました。
恥ずかしくてほんとは公表したくなかったんですが、私の失敗談でこれから山に登る皆さんの役に立てばと思いまして投稿させていただきました。それから急斜面を登るときは後ろを振り返り、確認しながら登るようにします。
こんばんわ。はじめまして、ukizaruといいます。
山開き当日、私も同じルートで9:00頃、おそらくhirokisa2さんと同じ場所で迷いました。
山行記録にも写真アップしましが、枯れ川の岩にマーキングが途中までありましたが、私自身、途中で見落としたのかな?
幸い、先行していた二人組の方が間違いに気づき下りて来て、教えて下さったので、10分位のロスで済みました。
足跡が結構あったので、間違う方が多いみたいでね。
おこがましい事を言ってはなんですが、多くの方が迷う場所みたいなので、マーキングとか標識が、もう少しあれば、助かるなぁ、なんて勝手に思いました。(本当に身勝手なこと言ってすみません)
ukizaruさんコメントありがとうございます。やっぱり皆さん結構間違えているみたいですね。人間の心理として細い山道を抜けるとどうしても広い方に行ってしまいがちですかね。確かに大きい石にでも矢印があればと思いましたが、どこの山もそんなに親切とは限らないので自分への戒めとしたいと思います。(磐梯山は有志ボランティアで整備してると聞きますし)
それから、周りの山仲間の人に聞くと土砂崩れ道を横切るとまた細い道に入るみたいでそこの入口にピンクテープがあると聞きました。
小屋の人は一時ロープが張ってあったんだけど土砂崩れで何度も流されてるんだど言ってました。
言い訳のなりますが天気が良すぎて周りが見通せるため不安を感じず突き進んでしまったというもありました。
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