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日記
中国の登山事情
中国での登山はブームとしては始まったばかりである。日本の高校や大学の山岳部の活性期1960年代ブームの時期に相当するだろうか。私などは中学一年生(13才)の時、中学山岳部に入り登山を始め今に至っている。中国の大学生の間にも今ブームが始まったばかり。大きなアタックザックを背負って北京の地下鉄などに乗ると、奇異な視線が投げかけられる。まだまだ大学生や経済的にも余裕のある若い社会人の間でのマイナーなスポーツ。したがって50L程度のザック上に天幕乗せ背負う私なども驚かれる。中国人は以前から、スニーカー運動靴で歩く観光地での散策は好きで一般化している。しかしスポーツとしての登山は「特殊」の部類にまだある。日本で60年代に盛り上がった登山ブームは、その後その年代が仕事へ専念、80年代後半あたりは登山熱は下降線をたどる。そしてリタイヤ組が再び山歩きを再開。いま日本の山には「年配者がほとんとだ」と言っていいだろうか。中国の山ではシニア世代は皆無と言っていいくらい見かけない。大学生がほぼ中心となり盛り上がり始めたばかりである。登山用具も「戸外活動」専門の店もでき始め、キャンプ用品は日本と大差ない価格で販売されている。日本のようにコースと所要時間など書かれたガイド用登山地図、等高線の入った5万分の1地図などもちろん無い。軍事機密の部類にあたる。私は等高線入りの地図を自作して使っている。「戸外用品店」は北京では登山の盛んな大学が多い、私も足繁く通う「北三環路」沿いの北太平橋周辺に集まっている。テントやザックやシェラフ、ストック、ザイル,ハーケン等登攀用品、携帯高度計,ナビ、ほぼ何でも揃う。但し厳冬期対応の羽毛シェラフや重登山靴はほとんど手に入らない。軽登山ハイキング/キャンプのレベルに対応している。厳冬期の北京近郊の山での彼らの幕営は、シェラフの二重重ね使用は一般的。私の厳冬期対応の羽毛シェラフや、履き慣れた重登山靴などは珍しがられる。「戸外活動」は他にはマイナーだがヘルメットをかぶり快走する自転車ツーリングのグループ、2,3台の車を連ねての農村リゾート地へマイカードライブが、日本の7,80年代の様に、北京では富裕層の間でブームとなり始めた。
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はじめまして
もしかして中学山岳部とは、武蔵野市立第三中学校山岳部のことでしょうか?
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