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札幌五輪 滑降コース跡(さっぽろごりん かっこうこーす あと)

最終更新:welcomecat
基本情報
標高 1126m
場所 北緯42度47分29秒, 東経141度16分36秒
カシミール3D
恵庭岳の西南西斜面は、1972年(昭和47年)2月3日〜13日に開催された札幌オリンピックで滑降競技のコースとして使用されました。そのためにわざわざ山腹斜面の樹木が広範囲に渡り伐採されたことは、オリンピックによる自然破壊として一部から批判を浴びることになりました。当時の総事業費は7億9,400万円で、ちょうどX染色体のような配置の右上から降りてくる男子用がスタート標高1,126m、全長2,636m、最大斜度37度(平均斜度17度)、左上から降りてくる女子用がスタート標高870m、全長2,108m、最大斜度35度(平均斜度14度)。観客収容能力は7,300人で、31人乗りのゴンドラを吊るすロープウェイも設置され、1時間に400人を運ぶことが出来ました。オリンピック終了後に植林が実施されたものの、現在でも航空写真で見るとそのコース形状がわかる程度の回復具合です。なお、この会場で使われたゴンドラの内の二台は現在、登別クマ牧場の駐車場片隅にて倉庫として第三の人生を送っているとのことです。


■参考:

<LA84財団コレクション「札幌オリンピック冬季大会公式報告書」(※pdfファイルです。ファイルサイズは大きいですが、282ページに恵庭岳滑降コースの写真、284ページに平面図があります。英仏語です。)>
http://www.la84foundation.org/6oic/OfficialReports/1972/orw1972.pdf

<札幌オリンピック時のロープウェイ「オリンピック号」(※個人HPです。全国のロープウェイ廃線跡を探索しておられます。)>
http://8beat.com/ropeway/eniwa.htm

 

山の解説 - [出典:Wikipedia]

恵庭岳(えにわだけ、アイヌ語: e-en-iwa)は、北海道の支笏洞爺国立公園にある第四紀火山である。標高は1,320 mで、1991年に気象庁より活火山に指定されている。山名はアイヌ語の「エエンイワ」(頭が・尖っている・山)に由来する。

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