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荒沢瀧(あらさわたき)

最終更新:もんぶらん
基本情報
標高 387m
場所 北緯36度37分03秒, 東経139度45分46秒
カシミール3D
古賀志山の中腹には三つの瀧がある。男瀧、女瀧、荒沢瀧がそれである。
荒沢瀧は、前衛岩壁である「大日山」と「背中当山」との間に落ちる二段の滝である。幽玄な雰囲気を醸し出すこの瀧は、江戸期まで賑わった大日窟への参詣者が必ず立ち寄ったところであった。この地が、荒沢不動と呼ばれたのは、出羽三山の羽黒山奥の院荒沢寺
こうたくじの構図を取り入れた名残である。大日窟には享保6年(1721)、弘蔵院宥清法印が出羽湯殿山に出向いて、「常火切火免許」を受け、常火屋が建立された。この常火屋は、昭和廿年代まで存在したが、朽ち落ち取り壊された。大日窟前にあったのは「常火屋」であって、「大日堂」ではない。念のため荒沢瀧は二段の滝である。下段の瀧壺には不動明王立像が奉納されている。この不動明王立像は「荒沢不動」と呼ばれ、天明二年
(1782)には、これに至る「東 道ひがしみち通りとおり」が出来た。この道は廃道となっているが、往時の道形は残っている。大日窟に至る参道は、「湯殿大権現道」と「東道通り」と二つあったのである。尚、荒沢瀧の水は途中から伏流している。
『地誌編諿材料取調書河内郡古賀志村』によれば、「荒沢瀧」として、「高サ六間 巾七尺 村ノ子ノ方 古賀志山南面山腹ニアリ 巌石溪間ヨリ起流ス 飛流一層一條ニシテ直下ス 飛流綿ノ如ク下流ハ山礎ニ沿フテ自然尽ク 瀧下岩洞ノ中ニ石造ノ不動尊ヲ安置ス 身タケ三尺 其両脇ニ赤黒二童子ノ像ノ如キ天造物ニシテ人作ノモノト不見」とある。
NPO法人 古賀志山を守ろう会「古賀志山の三滝」から引用。

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