前回のレポに書きましたが、12日(土)に書策新道〜烏尾尾根を周回した際に、最後の下りで記録用に使っていたニコンのコンデジを落としてしまい、暗くなる前まで紛失したと思われる区間を2往復してじっくり探しましたが出てきませんでした。その時はもう暗くなる直前だったので、後ろ髪引かれる思いで下山し、翌日にまたここに来て捜索しようと決めました。本当は別の用事がありましたが、それはキャンセルして、何より大切な登山時の記録が詰まったカメラを回収することを優先しました。朝6時前に横浜を出て7時45分に新茅荘前の駐車スペースに到着。おそらく烏尾尾根には1番で入ることになりました。
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前回のレポに書きましたが、12日(土)に書策新道〜烏尾尾根を周回した際に、最後の下りで記録用に使っていたニコンのコンデジを落としてしまい、暗くなる前まで紛失したと思われる区間を2往復してじっくり探しましたが出てきませんでした。その時はもう暗くなる直前だったので、後ろ髪引かれる思いで下山し、翌日にまたここに来て捜索しようと決めました。本当は別の用事がありましたが、それはキャンセルして、何より大切な登山時の記録が詰まったカメラを回収することを優先しました。朝6時前に横浜を出て7時45分に新茅荘前の駐車スペースに到着。おそらく烏尾尾根には1番で入ることになりました。
烏尾尾根はいきなりロープのある急な勾配を登りますが、この階段状になった岩は少し濡れて滑りやすかったところから、朝露のようなものが残っているのか、未明に雨でも降ったのかしたようです。
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烏尾尾根はいきなりロープのある急な勾配を登りますが、この階段状になった岩は少し濡れて滑りやすかったところから、朝露のようなものが残っているのか、未明に雨でも降ったのかしたようです。
尾根に乗って細かくジグザグに道が折れるようにして急な区間を登ったり、木の根を階段代わりにして登ったりする区間が長く続きます。
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尾根に乗って細かくジグザグに道が折れるようにして急な区間を登ったり、木の根を階段代わりにして登ったりする区間が長く続きます。
斜面をつづら折れで登って行くと、勾配が一旦緩んだところに出ます。ここに「一本桜」と書かれたポールが立っていて、横にはベンチがあります。この辺が烏尾尾根の中間地点ですね。
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斜面をつづら折れで登って行くと、勾配が一旦緩んだところに出ます。ここに「一本桜」と書かれたポールが立っていて、横にはベンチがあります。この辺が烏尾尾根の中間地点ですね。
前日にカメラを紛失したのに気付いた地点はこの長いストレート階段の区間の上だったか下だったか、はたまたもっと下側の勾配が緩んだところか、当日はもうカメラを探すことに躍起になって記憶が曖昧になっていました。帰宅してからGPSロガーのデータをチェックすると、烏尾尾根は下り一辺倒なので、グラフの線が下りから登りに転じているところがカメラを探しに戻って登り直している地点になり、そこの標高が875mであることが分かりました。多少の誤差はあるでしょうから、860m辺りからくまなく探すことにしまして、いよいよここから1回目の探索を開始します。
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前日にカメラを紛失したのに気付いた地点はこの長いストレート階段の区間の上だったか下だったか、はたまたもっと下側の勾配が緩んだところか、当日はもうカメラを探すことに躍起になって記憶が曖昧になっていました。帰宅してからGPSロガーのデータをチェックすると、烏尾尾根は下り一辺倒なので、グラフの線が下りから登りに転じているところがカメラを探しに戻って登り直している地点になり、そこの標高が875mであることが分かりました。多少の誤差はあるでしょうから、860m辺りからくまなく探すことにしまして、いよいよここから1回目の探索を開始します。
やはり、階段区間に入るところで立ち止まり、その様子を記録しようとして懐のポケットに手を入れてカメラの紛失に気付いたのは間違いないですが、その日は一緒にフィルムカメラ用のレンズキャップもポケットに入れていて、それも落下していました。しかし、そちらは当日最初の探索で、あっさり50m程先に落ちているのを見付けました。しかし、その近辺にはカメラは見付かりませんで、人が通るであろうコース上にはどこにもカメラは落ちていませんでした。この日も目を皿のようにして歩いた可能性のあるコースを一歩一歩進みつつ、左右の踏み跡も逃さず見ますが、前日と同じくどうも見付かりません。
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やはり、階段区間に入るところで立ち止まり、その様子を記録しようとして懐のポケットに手を入れてカメラの紛失に気付いたのは間違いないですが、その日は一緒にフィルムカメラ用のレンズキャップもポケットに入れていて、それも落下していました。しかし、そちらは当日最初の探索で、あっさり50m程先に落ちているのを見付けました。しかし、その近辺にはカメラは見付かりませんで、人が通るであろうコース上にはどこにもカメラは落ちていませんでした。この日も目を皿のようにして歩いた可能性のあるコースを一歩一歩進みつつ、左右の踏み跡も逃さず見ますが、前日と同じくどうも見付かりません。
そして、標高910m辺りにあるお地蔵さんのところまで来てしまいました。ここで間違いなくコンデジで写真を撮っているので、これより上に行っても無駄です。ここからUターンしますが、今度は少し逸れた側の踏み跡をメインに下りながら探すことにします。
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そして、標高910m辺りにあるお地蔵さんのところまで来てしまいました。ここで間違いなくコンデジで写真を撮っているので、これより上に行っても無駄です。ここからUターンしますが、今度は少し逸れた側の踏み跡をメインに下りながら探すことにします。
地蔵さんのちょっと下には、杉の植林したところが続きますが、丁度登山道が真っ直ぐになっていて、杉の木もきれいにその区間を外して立っているのが面白くて、この杉並木の区間を写真に収めた記憶があります。ただ、それがコンデジだったかフィルムカメラだったかは定かでないので、やはりこの上から階段区間までをきちんと探す必要があるでしょう。
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地蔵さんのちょっと下には、杉の植林したところが続きますが、丁度登山道が真っ直ぐになっていて、杉の木もきれいにその区間を外して立っているのが面白くて、この杉並木の区間を写真に収めた記憶があります。ただ、それがコンデジだったかフィルムカメラだったかは定かでないので、やはりこの上から階段区間までをきちんと探す必要があるでしょう。
踏み跡は基本的に一本ですが、時折段差を嫌って右か左に逸れるものもあって、それらもきちんと探します。木の根や倒木、その他色々な段差のところも目を凝らして進みますが、やはり駄目なまま、2往復しました。3往復目は地蔵さんを撮った後に50m程下で少し右に逸れて、枯れ枝がたくさん落ちているところに入って小用を足しましたが、その周辺をくまなく探すことにして、もう一度登ります。土に埋まっていたコカコーラの瓶も見付けるくらい細かく見ていましたが、カメラは出てこず、この瓶を階段区間のところに置いて目印にしてしました。
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踏み跡は基本的に一本ですが、時折段差を嫌って右か左に逸れるものもあって、それらもきちんと探します。木の根や倒木、その他色々な段差のところも目を凝らして進みますが、やはり駄目なまま、2往復しました。3往復目は地蔵さんを撮った後に50m程下で少し右に逸れて、枯れ枝がたくさん落ちているところに入って小用を足しましたが、その周辺をくまなく探すことにして、もう一度登ります。土に埋まっていたコカコーラの瓶も見付けるくらい細かく見ていましたが、カメラは出てこず、この瓶を階段区間のところに置いて目印にしてしました。
これが下りでは右側になる枯れ枝びっしりのところ。ここは枝が多過ぎて歩きづらいので、入ってはいないはずですが、一応ここも目を皿にして枝枝の間を凝視しつつ進みます。
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これが下りでは右側になる枯れ枝びっしりのところ。ここは枝が多過ぎて歩きづらいので、入ってはいないはずですが、一応ここも目を皿にして枝枝の間を凝視しつつ進みます。
この枝が少し少なくなったところから崖側に進んで用足しをしたはずです。荷物はこの横たわった丸太の辺りに置いて、ストックを幹に立ててから奥に行った記憶がありますが、その周辺にもやはりカメラはありません。3度探してもなかったですが、実際ここから帰る際に、ウェストバッグのベルトを締めるのにベストの懐のカメラを上に押し上げてからベルトを止めた記憶が残っています。一応また地蔵さんのところまで行って「カメラが見付かりますように」と手を合わせて、再び路面を凝視しながら下ります。
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この枝が少し少なくなったところから崖側に進んで用足しをしたはずです。荷物はこの横たわった丸太の辺りに置いて、ストックを幹に立ててから奥に行った記憶がありますが、その周辺にもやはりカメラはありません。3度探してもなかったですが、実際ここから帰る際に、ウェストバッグのベルトを締めるのにベストの懐のカメラを上に押し上げてからベルトを止めた記憶が残っています。一応また地蔵さんのところまで行って「カメラが見付かりますように」と手を合わせて、再び路面を凝視しながら下ります。
下まで戻るともう昼近くなっていて、切り株を椅子代わりにして昼食タイム。これまで午前中ながら下山者が2人しか通らなかったですが、休憩後、単独のハイカーさんが登ってきました。日曜なのに人気のないルートですね。大倉尾根の混雑ぶりとは真逆ですが、おかげで誰はばかることなく真っ直ぐの道を右に左にゆっくりと進むことができました。
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下まで戻るともう昼近くなっていて、切り株を椅子代わりにして昼食タイム。これまで午前中ながら下山者が2人しか通らなかったですが、休憩後、単独のハイカーさんが登ってきました。日曜なのに人気のないルートですね。大倉尾根の混雑ぶりとは真逆ですが、おかげで誰はばかることなく真っ直ぐの道を右に左にゆっくりと進むことができました。
昼食後、もうここまで探しても出てこないのだから、4往復目を最後に諦めて戻りつつ、戸川のビジターセンターと秦野警察署に紛失届けを出して帰ろうと思いました。で、ここまで道沿いをくまなく探しても見付からないのだから、小用以外にどこか逸れたところがあるのかも知れないと思いつつ、最後は踏み跡から外れたところを歩いてみました。枯れ枝のところは歩きづらいので入っていないはずですが、念のためそこを登って行くと、左に黒い影が! 急いで近付いて行きます。
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昼食後、もうここまで探しても出てこないのだから、4往復目を最後に諦めて戻りつつ、戸川のビジターセンターと秦野警察署に紛失届けを出して帰ろうと思いました。で、ここまで道沿いをくまなく探しても見付からないのだから、小用以外にどこか逸れたところがあるのかも知れないと思いつつ、最後は踏み跡から外れたところを歩いてみました。枯れ枝のところは歩きづらいので入っていないはずですが、念のためそこを登って行くと、左に黒い影が! 急いで近付いて行きます。
すると、黒いコンデジが液晶側を上にして枯れ枝の上に落ちていました! 「うお〜! やった〜! 執念の発見だ〜!」と独りうなっていましたが、それにしてもなぜこんなところにあったのだろうと冷静に思い出してみました。そう言えば下りながらフィルムカメラのカウンターが10枚になっていて、12枚撮りだから後2枚だと思って一度左側の木の合間から三ノ塔の写真を撮り、反対側に進んで同じように塔ノ岳を撮ろうと思ったら、西側は雲が出ていてイマイチだったのでやめたことを思い出しました。それがここで、その時に落ちたのでしょう。レンズキャップのようにコース上に落ちてくれたら発見は当日に一発で見付かったでしょうが、よりによってこんなところで落っこちたとは(^∇^)。結局2日間で同じところを6往復もしましたが、何とか見付けることができて良かったです。
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すると、黒いコンデジが液晶側を上にして枯れ枝の上に落ちていました! 「うお〜! やった〜! 執念の発見だ〜!」と独りうなっていましたが、それにしてもなぜこんなところにあったのだろうと冷静に思い出してみました。そう言えば下りながらフィルムカメラのカウンターが10枚になっていて、12枚撮りだから後2枚だと思って一度左側の木の合間から三ノ塔の写真を撮り、反対側に進んで同じように塔ノ岳を撮ろうと思ったら、西側は雲が出ていてイマイチだったのでやめたことを思い出しました。それがここで、その時に落ちたのでしょう。レンズキャップのようにコース上に落ちてくれたら発見は当日に一発で見付かったでしょうが、よりによってこんなところで落っこちたとは(^∇^)。結局2日間で同じところを6往復もしましたが、何とか見付けることができて良かったです。
ここまではiPhoneで撮影していましたが、ここからは回収後のニコン・クールピクスP330で撮ることに。まずは、前日に撮ろうと思って叶わなかったストレート階段のところを改めてパチリ(^∇^)v バッテリーはまだ80%以上あって、夜露にもやられなかったようで、快調そのものです。
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ここまではiPhoneで撮影していましたが、ここからは回収後のニコン・クールピクスP330で撮ることに。まずは、前日に撮ろうと思って叶わなかったストレート階段のところを改めてパチリ(^∇^)v バッテリーはまだ80%以上あって、夜露にもやられなかったようで、快調そのものです。
階段を下ると尾根道が幅広くなり、どこがコースなのかはっきりしないので歩きやすいところを下る区間になります。一応リボンはあります。
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階段を下ると尾根道が幅広くなり、どこがコースなのかはっきりしないので歩きやすいところを下る区間になります。一応リボンはあります。
そして「一本桜」に到着。ここで一休みして一気に下山しますが、まだ12時ちょっとなので山頂まで登り、三ノ塔まで行ってから三ノ塔尾根を下ってみようかとも思ったものの、前日の渋滞ぶりの激しさに辟易したので、ここはさっさと帰宅してゆっくり休もうと思いました。
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そして「一本桜」に到着。ここで一休みして一気に下山しますが、まだ12時ちょっとなので山頂まで登り、三ノ塔まで行ってから三ノ塔尾根を下ってみようかとも思ったものの、前日の渋滞ぶりの激しさに辟易したので、ここはさっさと帰宅してゆっくり休もうと思いました。
歩きづらい木の根を足掛かりにして下る区間。結構な急勾配ですから、慌てると根に足が掛かってつんのめります。
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歩きづらい木の根を足掛かりにして下る区間。結構な急勾配ですから、慌てると根に足が掛かってつんのめります。
上と同じように見えますが、細かいつづら折れで少しでも勾配を緩めて下る区間が続きます。この辺になると下の新茅沢や戸沢の流れの音が大きく聞こえてきます。
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上と同じように見えますが、細かいつづら折れで少しでも勾配を緩めて下る区間が続きます。この辺になると下の新茅沢や戸沢の流れの音が大きく聞こえてきます。
こうして掘られたようなところを抜けますが、ここは表尾根のように人の通りが多くて自然に踏み跡が深くなったのではなく、道を切り開いた時に掘ったのは明らかで、路面に階段の跡が残っていますから、当初からこの状態なんでしょう。
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こうして掘られたようなところを抜けますが、ここは表尾根のように人の通りが多くて自然に踏み跡が深くなったのではなく、道を切り開いた時に掘ったのは明らかで、路面に階段の跡が残っていますから、当初からこの状態なんでしょう。
程なく駐車場が見えてきます。朝到着時には1台だけ隣りにあって、脇でテントを張って寝ている方がいましたが、その人は烏尾尾根は利用していないようです。もう1台登山準備していたグループがいましたが、その人達はそのまま先に進み、戸沢山荘方面から山に入るようです。ここに止めてもここから登る人は少ないのですね。
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程なく駐車場が見えてきます。朝到着時には1台だけ隣りにあって、脇でテントを張って寝ている方がいましたが、その人は烏尾尾根は利用していないようです。もう1台登山準備していたグループがいましたが、その人達はそのまま先に進み、戸沢山荘方面から山に入るようです。ここに止めてもここから登る人は少ないのですね。
車に戻ったのは午後1時15分頃。ちょっと帰るには早いかなと思い、道が混雑する前にちょっと寄り道して、菩提の南側にある不動ノ滝の入口まで行って道を確認してから帰路に着きましたが、やはり国道246号は甘くないですね。早い時間でも渋滞にはまり、帰宅できたのは5時過ぎでした。でも、カメラを回収できてウハウハなので、前日のようにドヨーンとした気分の中での渋滞とは違って、気が楽でしたね(^∇^)v
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車に戻ったのは午後1時15分頃。ちょっと帰るには早いかなと思い、道が混雑する前にちょっと寄り道して、菩提の南側にある不動ノ滝の入口まで行って道を確認してから帰路に着きましたが、やはり国道246号は甘くないですね。早い時間でも渋滞にはまり、帰宅できたのは5時過ぎでした。でも、カメラを回収できてウハウハなので、前日のようにドヨーンとした気分の中での渋滞とは違って、気が楽でしたね(^∇^)v
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