日向薬師と鐘ヶ嶽

2016年11月23日(水) [日帰り]

• GPS: 05:41
• 距離: 13.6km
• 登り: 1,029m
• 下り: 1,015m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:00
• 休憩: 1:32
• 合計: 5:32

6:54 日向薬師バス停
7:07 7:22 日向薬師
7:50 7:53 日向山
8:00 8:00 七曲峠
8:06 8:13 大釜弁財天
8:44 8:44 二の足林道ゲート
8:50 8:53 山の神沢広場
9:23 9:35 鐘ヶ嶽
10:33 10:33 鐘ヶ嶽BS
10:50 11:32 七沢温泉 中屋旅館
11:43 11:49 亀石
12:14 12:18 日向薬師
12:26 日向薬師バス停

○コース参考
・昭文社　山と高原地図　「28　丹沢」（2014年版）

天候

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

町田→伊勢原　小田急　308
伊勢原駅北口→日向薬師　神奈中バス　279


起点・終点：日向薬師バス停

日向薬師→伊勢原駅北口　神奈中バス　279
伊勢原→町田　小田急　308

コース状況／危険箇所等

・コース全般危険個所なし

その他周辺情報

○温泉　七沢温泉　中屋旅館　1,000

写真

11/23 6:54

伊勢原駅から神奈中バスで日向薬師へ。
大山行きは混雑しているけど日向薬師行きは空いている。

11/23 6:56

参道の入口近くにある石仏。

11/23 7:00

日向薬師の仁王門。

11/23 7:01

仁王門の金剛力士像。

11/23 7:01

意外と古く江戸末期のものだとか。

11/23 7:01

朝7時頃。
まだ誰もいない参道。

11/23 7:05

両脇の幟もすべて新しくなっていた。

11/23 7:08

約270年ぶり、6年にも渡る大改修を経て新しくなった、日向薬師の本堂。
最初に見たときはずいぶん変わったように思ったけれど...

1/12 11:00

【2009年】
昔の写真と見比べてみると、同じ形だった。

2/14 10:25

【2010年】
約6年半前、大改修前の本堂。
この年に大改修が始まった。

11/23 7:09

虚空蔵菩薩。

11/23 7:09

この鐘堂もかなり古そうで、立入禁止になっている。
次の改修はこの鐘堂だろうか。

11/23 7:10

宝城坊の幡かけの杉。
2本並んで見事な巨木。
推定樹齢800年。

11/23 7:12

紅葉の下から。

11/23 7:13

屋根と紅葉。

11/23 7:20

11/23 7:20

本堂はまだ閉まっていて、今の時期は拝観は10時から。

11/23 7:21

彫り物もまだピカピカで初々しい。

11/23 7:22

日向薬師の境内。

11/23 7:25

ひとしきり境内を見て回ったら、宝物殿の前を通って駐車場の方へ。
駐車場の片隅に登山口がある。

11/23 7:26

奥にひょっこりと頭を出しているのは、大山。

11/23 7:28

外側から見ると赤茶けていたけど、内側から見ると鮮やか。

11/23 7:40

熊出没注意の看板が新しいのが気になる...

11/23 7:40

丹沢名物、階段地獄。

11/23 7:50

日向山の山頂に到着。
弁天さまを祀る大きめの祠がある。

11/23 7:51

日向山からは、少しだけ展望がある。

11/23 7:51

江ノ島が見えた。

11/23 7:52

横浜のランドマークタワーとその奥にベイブリッジ。

11/23 7:52

日向山には四等三角点がある。

11/23 7:59

日向山から少し下って、七曲峠。
左に折れて大釜弁財天の方へ。

11/23 8:00

七曲峠の山神の碑。

11/23 8:04

急斜面をジグザグに下って、舗装された林道に出る。

11/23 8:06

林道を少し下ると、大釜弁財天。

11/23 8:07

左手の岩の隙間に...

11/23 8:09

祠がある。

11/23 8:10

天気が良ければ水の色が映えそうだけど...

11/23 8:17

さらに林道を少し下ると、滑岩が見える。

11/23 8:21

これから向かう鐘ヶ嶽。
ここで猟師さんらしい車が20台くらい立て続けに通ってびっくり。

11/23 8:23

左の道から下りてきて、今度は右の道へ。
後ろは広沢寺への道。

11/23 8:24

正面に鐘ヶ嶽。

11/23 8:30

新しい堰が出来ていた。
山の神沢3号えん堤。

11/23 8:31

堰の向こう岸に猿がいる。

11/23 8:32

山の神沢3号えん堤。
上側から。

11/23 8:44

林道のゲート。
一般車両はここまで。

11/23 8:44

ゲート前には車がいっぱい。
ここから先、所々に猟師さんが銃を携えて待機していた...

11/23 8:50

しばらく林道を登ると、山の神トンネルの手前に鐘ヶ嶽の登山口がある。
トンネルの先にも登山口があるけど、猟師さんの話ではこっちからの方がキツいらしい...

11/23 8:58

急坂を登ると、紅葉。

11/23 8:59

とても宣伝的な案内。

11/23 9:00

急坂を10分ほどで稜線に出る。
稜線に出ると、少し展望。

11/23 9:01

そして、ときどき紅葉。

11/23 9:02

登山道から少し外れた小ピークに祠と石仏。

11/23 9:08

基本的には樹林だけど、時々展望がある。

11/23 9:17

意外となだらかな稜線が続く。

11/23 9:23

そして、山頂に到着。
でも展望なし。

11/23 9:24

山頂には二体の大きな石仏。

11/23 9:24

雨ざらしで修復の跡が痛々しい。

11/23 9:25

もう一体はかなり風化が進んでいる。

11/23 9:28

鐘ヶ嶽の山頂。
広い山頂ではあるけど、展望が全くない...

11/23 9:31

山頂から少し下に浅間神社がある。

11/23 9:31

浅間神社からは、東側の展望。

11/23 9:32

薄く筑波山が見える。

11/23 9:33

左奥にスカイツリー、右奥には東京タワー。
真ん中手前は、町田市街。

11/23 9:35

浅間神社。
随分古くからあるらしい。

11/23 9:36

浅間神社の鳥居。

11/23 9:37

鳥居近くにあった像。
昭和5年建立、と書いてある。

11/23 9:38

苔蒸した岩から参道を見守る。

11/23 9:39

その苔蒸した岩は、とんでもなく大きい。

11/23 9:43

参道はひたすら石段。

11/23 9:45

ずいぶん立派な丁目石がある。

11/23 9:51

眺めのいい露岩。

11/23 9:52

向かいの見城山とその奥に日向山。

11/23 9:53

江ノ島。

11/23 9:54

大山。
さすがに上の方は紅葉は終っているようだ。

11/23 9:54

紅葉の尾根の奥に、大山。

11/23 9:57

スカイツリーも。

11/23 10:02

十五丁目の石仏。
嘉永五年と書いてある。
ということは...1852年。

11/23 10:06

上杉公内室の墓、とあったので行ってみる。

11/23 10:10

分岐から1分程のところにあった。
左下に当所上杉定正公奥、と書いてある。
ここは扇谷上杉家の当主、定正公の奥方の墓所らしい。
奥方は鶴姫と呼ばれ、北条氏に攻められて七沢城が落城する際に、ここで自害したのだとか。
麓の広沢寺に定正公と共に位牌があるらしい。

11/23 10:15

九丁目。
この辺りから下は、丁目石に石仏が乗っている。

11/23 10:16

どの石仏も丸い顔が特徴的。

11/23 10:21

顔を傷付けられている石仏が多いのが傷ましい。

11/23 10:25

二丁目の石仏は姿が見えなくなっている...

11/23 10:26

鳥居と灯篭を過ぎると...

11/23 10:27

一丁目。

11/23 10:33

鐘ヶ嶽バス停。
鐘ヶ嶽がよく見える。

11/23 10:34

赤と緑。

11/23 10:36

左手の山に巡礼峠がある。

11/23 10:38

曇り空の紅葉。

11/23 10:44

七沢温泉へ。

11/23 10:47

山茶花。

11/23 10:50

七沢温泉には数件の温泉旅館がある。
中屋旅館で温泉にする。

11/23 10:54

時間がまだ早いので、貸切状態で入れた。
つるつるのお湯。

11/23 11:34

温泉の後は、とぼとぼと林道を行く。

11/23 11:49

ちょっと亀石に寄り道。
異様な巨岩。
左側から向こうに回りこんで上に登れる。

11/23 11:51

林道の途中に展望台がある。

11/23 11:52

展望はあるけど、鐘ヶ嶽に登った後だと高度感がなくて面白味に欠ける。

11/23 12:12

とぼとぼと林道を行くと、日向薬師の駐車場に出る。
駐車場は一杯になっていた。

11/23 12:12

正面に大山。

11/23 12:13

再び日向薬師へ。

11/23 12:16

再び日向薬師。
もう開いていて、多くの人。

11/23 12:17

11/23 12:18

11/23 12:22

仁王門。

11/23 12:25

参道を抜けて入口の石仏。

11/23 12:26

日向薬師バス停に到着。
バスは1分前に出たばかり...
でも次は20分後なので大丈夫。

11/23 12:28

バス待ちの間に近くの神社へ。
白髯神社。
通称、日向神社。

11/23 12:35

バスが来た。
今回はこれで終了。
食事処がなかった...

撮影機器：

PENTAX K-3 ペンタックス

PENTAX K20D ペンタックス

感想

WashiTabi

今回もまた近場で軽めに。
江戸の頃から270年ぶり、6年にも渡る大改修を終えて11/20にお披露目を迎えた、ということを知り新しくなった本堂を見に日向薬師へ。
さらに日向山と鐘ヶ嶽を歩いて七沢温泉に入りつつ日向薬師に戻る、というコースにした。

日向薬師の本堂を最後に見たのは6年前、2010年の2月。
その年の後半に改修工事が始まったようで、翌年に何も知らずに訪れた時は、改修工事中で本堂が見られずがっかりした。
いつの間にかあれから6年。
新しくなった本堂を感慨深く見ることができた。
何事もなければ次の建て替えは2〜300年後。
新旧両方の姿を見られたのは貴重な巡り合わせ。

日向山から鐘ヶ嶽に向かう途中、林道で20台くらいあろうかというほどたくさんの車が連なって走って行き、驚いた。
どうやら猟が行われるらしく、途中途中に銃を携えた猟師さんが待機していた。
途中、車で待機していた猟師さんに
「写真ですか？」と声を掛けられ、「ええ、鐘ヶ嶽まで」と答えると、
「じゃあ他の人にも無線で連絡しとくよ」と。
そんなに猟の真っただ中を通るのか...と不安になった。
さらに「今日は見晴らしいいからいい写真撮れると思うよ。追われたヤツが飛び出してくるかもしれないけど」と。
きっと半分冗談ですよね...

山の神トンネル前の登山口に着くと、そこに待機していた猟師さんにも「鐘ヶ嶽ですか？」と声を掛けられた。
どうやらすでに連絡は行き届いているらしい...
「これから猟ですか？」とわかりきったことを訊いてみたら、不安を察してくれたのか「今回は鐘ヶ嶽とは反対側の方なので大丈夫ですよ」と教えてくれて、ひと安心。

鐘ヶ嶽を歩いていると...
犬が吠え立てて、しばらくして人の掛け声、そして銃声。
聞こえるのは向かい側の山からだけど、やっぱり少し不安になる...

で、鐘ヶ嶽。
広沢寺方向の登山道には丁目石にたくさんの石仏もあり、古くからの信仰が伺える。
山頂には大きな石仏があるけど展望はない。
でも少し下の浅間神社からの眺めがいい。
登山道には所々で眺めがあって、石仏を探しつつ、景色を眺めつつで意外と楽しめる道だった。
ここは麓からの眺めもとてもいい。

そして最後は七沢温泉。
自分が知る中でもお湯のつるつる感はこの辺りの温泉が随一。
（一番は近くにあるかぶと湯温泉、そして七沢温泉、伊勢原温泉もつるつる感が凄い）
時間が早いせいもあるけど、貸し切り状態で入れた。

というわけで、日向薬師と鐘ヶ嶽。
けっこう地味な歩きになるかと思っていたけど、所々に眺めもあるし、意外といろいろ楽しめる道だった。
紅葉に彩られた山里風景を眺めながらの沢に石仏に岩に温泉。


○すべての写真（Googleフォト）
https://goo.gl/photos/37s8Uveq1cjqzYfr6

○過去の日向薬師
・2011年12月　日向薬師から大山　（本堂はすでに工事中）
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-198149.html
・2010年2月　日向薬師から広沢寺
http://www.yamareco.com/modulesd/yamareco/detail-212805.html
・2009年1月　大山阿夫利神社下社から日向薬師
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-229418.html