由布岳 〜出張先 de 登山 part2
- GPS
- 05:08
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,400m
- 下り
- 1,394m
コースタイム
- 山行
- 4:52
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 5:08
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ICカード使用できないため、現金を要求されます。大分駅から来るときは注意。 西登山口までは歩いて行ける距離。その他は厳しいでしょう。バスを利用するのとをオススメします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西峰はこれからの時期凍結して滑りやすくなっています。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ 1
Tシャツ 1
ソフトシェル 1
ズボン 1
靴下 1
靴 1
飲料 500mL
地図(地形図) 1
携帯 1
時計 1
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感想
出張先 de 登山シリーズ第2回。
今回も大分県の湯布院のランドマーク由布岳に行ってきました。
ちなみに前回の鶴見岳のとなりにあるトロイデ式火山です。
前回と同様、出張先登山と言うことで装備は最低限での挑戦となりました。さすがに今回は岩場があると言うことなのでワイシャツスラックスではなく、ジーンズにウインドブレーカー、トレランシューズとまだマシな装備を持って行っていました。出張の同行者は別府温泉でひとっ風呂浴びると行っていたので、今回も単独行になります。
西登山口〜牧野道分岐
西登山口は由布院駅から少し歩いたところにあります。バスでも行けますが、歩いても十分いける距離です。ただここから登るのは入口がわかりにくすぎるため、あまりオススメできないかもしれません。まず看板付近に入口らしい入口がなく、民家脇の舗装道を登っていき、沢の脇にある踏み跡のかろうじてあるところから山に入ったのですが、傾斜は40度以上、トラバースしないと登れない場所で徐々に跡は消えていき、下山もできないところで明らかにとなりの尾根にいることに気がつき、超斜面を這いながら横に進み、沢に下りることに成功しました。沢沿いに下りればさっきのところまでいけると思って岩だらけの沢を下っていったのですが、そこには8mの堰が・・・。人生最後の登山になる可能性が頭をよぎる(笑)仕方がなく沢の反対側の急斜面を登っていったら、あっさり正規ルートに合流できました。
そこから先の道は非常に整備されていて歩きやすかったのですが、結局正しい入口はどこだったのだろう。
杉林を抜けると黄金の大草原に合流しました。なかなかの絶景。ここでしか味わえません。
牧野道分岐〜合野越
踏み跡の薄い草原を横切ります。足下に注意しないとあさっての方向に進みそうで怖かった。
合野越〜マタエ
いよいよ本格登山。道自体は富士山に似たガレガレの道ですが、草木は生えているので突風や直射日光を食らうことはないと思います。時間的余裕が前半でなくなっていたので、超スピードで登らせていただきました。道を譲ってくれた方々、本当にありがとうございました。
マタエ〜西峰
マタエから左に行けば西峰、右に行けば東峰です。西峰の方が最高点らしいので今回は西峰に行くことにしました。(ほんとうはお鉢周りしたかった)この西峰最高点行くには凍結したプチ岩場を越えなければならず、手袋もないミニマム装備の私には少々厳しかった(素手で凍結した鎖をつかむため)。岩場自体は、ミニカニの横ばい以外は特に難易度は高くなかったです。
山頂は、ガスがかかっていて眺望はゼロでした。加えて超寒かったので早々と撤収しました。
マタエ〜飯盛ヶ城
ピストン登山のため来た道を下り、来るときに気になっていた円錐形の山である飯盛ヶ城についでに登ってきました。この飯盛ヶ城、難易度は高くないのですが木が一本も生えていないので突風に煽られ寒さに凍えながら登頂したものの、ソフトシェルだけでは寒さに勝てず山頂はほぼ素通り。
飯盛ヶ城〜中央登山口
黄金の大草原を藪こきしながら大疾走。
バリエーションルート故、踏み跡が細かったのですが、見通しが良すぎて2km先のゴール地点が見えているためそれに向かって爆走できました。
中央登山口〜狭霧台
中央登山口からバスで由布院駅まで下れたのですが、途中の狭霧台で山バッチを買って、その下のバス停で乗ろうとおもい車道を走って下った。しかし着いた狭霧台売店はシャッターが閉まっており、張り紙を見ると熊本地震で建物に深刻なダメージを受けたみたいで営業を停止しているそうです。未練がましくしばらく他に売店がないか探しているところで、乗るつもりのバスに追い抜かれました(笑)
【コース総評】
関東にはない大自然を体感できる山です。しかしマタエより上は踏み外したら死ねそうな危険な場所もあるので注意は必要です。あと西登山口から行く場合は道迷い注意。
【反省】
ロープウェイのある鶴見岳と違って、出張先でサクッと街着で500ミリペットボトル手に登る山ではなかったような気がします。あとあまりにも軽装だったのですれ違う人に心配されてしまいました。ぼろぼろで大分駅に現れたときに何もふれなかった同行者に感謝です。
コメント
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ralickさん
出張先登山お疲れさまでした!
九州の山には全然土地勘無いんで、難易度とかは分からないんですが…前回の鶴見岳より条件(天候や装備)は良くても、凍結ありガレ場有りで、厳しい山行だったんですね。
その中でもしっかり楽しんで来られて何よりです(^-^)
実は僕も年に数回、福岡や北九州に出張が有って、当地で気になる山もあるんですが……帰りの足(飛行機の時間)が気になって、「出張先登山@福岡/北九州」に踏み切れる程勇気が無く、実行出来ません(苦笑)
あこがれます。
でも九州の、関東とは 違う山の雰囲気、楽しそうですね!やってみたいなぁ!
明らかに山に行って来てもそれを突っ込まない同行者…この辺りも「出張先登山」を成功させるうえで大事ですね!(笑)
Naoさん
コメントありがとうございます。
出張先登山はその地の大自然を楽しめる一方、何かあっても誰も助けてくれないデメリットもあるんですよね。やはりそれなりの装備も必要なのかなと思いました。そのうちスーツケースの半分が登山ウェアになりそう(笑)
帰りの飛行機の時間やはり気になってしまいますよね・・・。いつも安い時間帯であるという建前で6時くらいの飛行機とるので時間に余裕があるんです。今回の同行者(上司)も温泉はいりたい共犯者だったのでうまくいきました。
出張先登山、機会があればお試しを。
なかなか個性的な山ばかりで、少し・・いや、かなり羨ましいです(笑)
一生縁が無さそうだなぁ(。´Д⊂)
アウェーなのに果敢なバリエーション(ほぼ新ルート開拓に近い)は、凄いですね!
パワーアップされた装備も、心許ない感じがよりスリル倍増に感じます(  ̄▽ ̄)
地図は山高だけなのかな?と読んでてドキドキしました(笑)
思った以上に、こちらより「冬」だったみたいですね( ´∀`)
これからも冒険記録を楽しみにしております(^o^ゞ
theopenさん
コメントありがとうございます。
奥武蔵、奥多摩の山々と違って、九州の山は標高が低い代わりに火山であることが多いので、岩場やガレ場、急勾配など難易度が高い傾向にあるみたいです。九州最高峰の久住連山中岳であっても東京最高峰雲取山より低いんですが。
最近予期せぬコースアウトをするようになってきました。初心に戻り正確に地図を把握することを心掛けたいと思います。
来週くらいが、今年の山納めになりそうです。今年も致命的な事故がなかったことに感謝します。
とても似ていますね〜
先月の出張では…雨で断念しました。
今週末、また大分に行くので。こんどこそは。。。
ご参考にさせていただきます。ありがとうございました。
CHIEさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
旅行先での登山ではやはり時間と装備がネックになってきます。
群馬で赤城山に登ろうとしたときは、スーツしか持っていってなく未遂で終わりました。
溶岩質の岩山、早朝の山頂は氷点下ですので行くときは、まともな靴、手袋、防寒着は必ず持っていくことをオススメします。
ご健闘を!
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