草津白根山 草津温泉から山頂駅まで標高差800m積雪路を行く

2017年01月02日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.7km
• 登り: 858m
• 下り: 45m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:17
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:17

5:28 スタート地点
5:38 5:38 万代鉱源泉ゲート
7:37 7:37 殺生河原(山麓駅・草津温泉街分岐)
9:08 9:08 富貴原の池
13:45 白根火山ロープウェイ山頂駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

道の状況はレコ見ていただければ一目瞭然です
あまり人が入るルートではなく、記憶する限り　草津温泉〜富貴原の池コース　は夏でさえも殆ど人が歩いておりません

装備としてワカンがあればもっとまともに行けたと思います

ただ人が入らない理由は山頂までバスやゴンドラを乗り継いで行けるため、わざわざ豪雪地帯の冬山を歩いて登る必要が無いからでしょうか？

写真

1/2 5:28

本日は積雪期の草津町〜白根山頂駅までのアドベンチャールートを行く
ヤマレコでは冬季にこのルート行く記録が見あたらなかった
冬季はハードなのでしょう？
先ず町内のセブンで飲料を補給

1/2 5:33

ここから万代鉱に向かう林道に入ります

1/2 5:33

チェーンスパイクを装着

1/2 5:45

1/2 5:53

万代鉱から草津町内に湯を送る施設　湯気が出ている
草津町内では豊富な温泉の熱を生活用の給湯、道路の融雪に利用しています

1/2 5:55

ここから登山道に入ります

1/2 5:57

大分消えかかっていますが最初の方はトレース有り
しかし100m位行くと直ぐにトレースは途絶えました

1/2 6:13

沢沿いの傾斜した道を行く為、今回デビューのピッケル投入
でも使用するのは初めて(^^;)

1/2 6:24

トレースは皆無

1/2 6:25

見晴らしの良い笹原にでました
草津町から3km進んだようです
殺生河原まであと2km

1/2 6:28

相変わらずトレースゼロ

1/2 6:43

っと思ったら突然脇からトレースが現れます
猪？カモシカ？時々熊っぽいのも…(◎-◎;)　　

1/2 6:48

朝日です
光が鈍い…
早朝は曇りっぽい

1/2 6:57

これ一応道です
斜面に雪吹き込むとこうなるようです
後にもっと酷いところに度々遭遇(T▽T)

1/2 7:04

硫化水素発生地帯

1/2 7:05

万代鉱の湯気越しに草津町がよく見える

1/2 7:14

殺生まで1km

1/2 7:17

朝日を浴びる浅間山

1/2 7:18

榛名山

1/2 7:20

殺生河原が見えた

1/2 7:21

1/2 7:23

スキー場のリフトが見えた
朝早くからスキー場営業準備のためか？放送音が結構賑やかです

1/2 7:30

1/2 7:38

ここで富貴原の池〜白根山に向かう道の分岐
今までの積雪だと行けるのか？
とりあえず草津国際スキー場の山頂駅が第2目標点のため富貴原の池コースに向かう

1/2 7:38

だんだん晴れてきた

1/2 7:57

殺生河原を遠望

1/2 8:25

ここから先斜面の急降下、急上昇が有り、
結構大変
これ積雪期でなくてもキツいと思う(*_*;

1/2 8:29

1/2 9:08

富貴原の池に着きました

1/2 9:11

完全凍結状態
難路を通らぬと来れない場所ですが公園っぽい雰囲気の湿地帯
ここに来るのは14年前夏以来ですが、こんな険しい道の先にあるためなかなか来ることがありません
どれだけの人が訪れるのでしょうか？

1/2 9:21

ドカ雪です
徐々に腰以上？に
ラッセルも初めて
進行速度が落ちる(T▽T）

1/2 9:32

しかし片側傾斜路でないだけマシ
この後もっと地獄を見ることに(◎-◎;)

1/2 9:48

こういう所は大分楽
しかし雪は膝上超え…

1/2 9:58

登った傾斜路を振り返る
既にかなりグロッキー(*_*;

1/2 10:06

イノシシ君は元気だなぁ〜
やっと山頂駅の周回路に出ます

1/2 10:20

分岐点に道標が無い？
本白根山頂方面は左で良い筈…(^^;)

1/2 10:26

っと…どか雪の片側傾斜路を進むも何か違う…？

1/2 10:26

1/2 11:01

見晴らしの良い尾根に出ると？

1/2 11:12

ん〜？　おかしいぞ下がって行く
やっと道が違う事に気づく
こんなどか雪道をラッセルもどきで1時間かけて1km以上進んだらしい…(T▽T）

1/2 11:12

でも浅間山が綺麗💛

1/2 11:14

戻ります

1/2 11:14

白砂山、佐武流山方面でしょうか？
綺麗です

1/2 11:50

やっと元の分岐点に戻りました
積雪路はこういう時トレースがはっきりしているから良いです
復路は迷わない（但し道間違えなければ…(^^;)）

1/2 12:16

ここで道標
本白根山への道は本来こちらからです
しかし実は家族旅行の中（午前中だけ〜！！）って抜けてきたため本白根山回る時間ありません　このままゴンドラ山頂駅に向かう(T▽T)

1/2 12:16

ショートカット！？っと思いきや積雪路はもっと凄く(T-T)
北側や内側にカーブした箇所の方が積雪するようです
今回は当然ながら新しい経験ばかりです（泣）

1/2 12:52

断面図です
雪深いわけです

1/2 13:07

1/2 13:13

ムム…(^^;)まともに歩けるところが無い…
片側傾斜路では何度も雪庇を踏み抜く…
ピッケル無かったら間違いなく立ち往生です
ここも前の木をつかまないと前進できない程…
実はこの木は登山道の斜面外側にあったりする…(^^;)　　
雪庇踏み抜いて初めて解った
（しかし足元はチェーンスパイクで結構いける…！）

1/2 13:16

登山路の下の谷に階段が見えるがどうやってあそこに行くんだ？
さすがに滑り落ちると沢の下がどうなってるかわからんから恐い(*_*;
左側は完全に斜面ですが本来道があるらしぃ…

1/2 13:16

山頂駅は目の前なんだが…(^^;)
ゲレンデ放送でオリラジの　perfect　human　とかよく聴こえるが、
こっちは無謀なことしとる　ただの　「ダメ」ヒューマン(^^;)
マジ…しゃれにならない状況…(T▽T)

1/2 13:20

絶対にこの冬誰も通ってない！！(T▽T)
（クイズです！！この写真のどこが道でしょう？！…）

1/2 13:43

答えは！！？
ありませ〜ん！！
自分で考えて通りましょう〜（恐(*_*;！！）

1/2 13:43

やっとラストの片側傾斜路を超えてゲレンデへ…
生きた心地がしなかった(^^;)

1/2 13:43

あらためてラストの道を振り返る
雪崩起こしたら？っとヒヤヒヤもの

1/2 14:01

山頂駅
さっきと違って平和そのもの

1/2 14:01

レストランで昼飯食おうかな？
ビールも飲めるんだよな？？
…でも　家族待たしてるし…
さっさと帰ろうm(__)m

1/2 14:02

スキーしばらくやってないな…

1/2 14:04

復路はゴンドラ！！
帰り道片道切符を買おうとしたら
「ここまでどうやって来たんですか？！！まさか歩いて来たんですか？！！」
っと聞かれ、
「はい、歩いてきました」っと答えるσ(^_^;

帰りのゴンドラ一人乗りのVIP！！超楽チン(*^▽^*)！！

1/2 14:09

ゴンドラから上越国境の山々を遠望

1/2 14:26

草津温泉まで無料シャトルバス有り
助かります(^_^)ゞ

1/2 14:26

お疲れ様でした〜おしまい〜

撮影機器：

EXILIM Hi-ZOOM EX-H20G カシオ

D5300 ニコン

装備

個人装備

チェーンスパイク スパッツ 長袖シャツ 長袖インナー ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 着替え 靴 ザック ザックカバー ピッケル 昼ご飯 行動食 飲料 ガスカートリッジ コンロ ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール

感想

sigezo

今回は雪山経験のない中トレーニングと偵察を兼ねて行いました。

草津温泉は家族旅行で度々訪れていて、兼ねて早朝登山に行きます
GW．に芳ヶ平にも行きました。
草津温泉から殺生までは5月のGW.に行った事あって、富貴原の池コースまでは14年前の夏に行った位でした。このコースは冒頭にも記載した通りヤマレコにも記録を見かけなかったのでどのような状況か気になっておりました。
雪深い場所であることは解っていたのですが、下から見た状況はさほどでも無かったのでチャレンジしましたが、流石に志賀草津道路が冬季に閉鎖されるだけあって山頂近くは凄い積雪でした。
失敗したのは富貴原の池コースから本白根山へ向かうコースの分岐点を見誤り、登山地図に無いコースをしばらく進んでしまい、気づいて引き返す時にはラッセルで大変な体力と時間を消費しておりました。
1kmほどの僅かな距離も雪山では進むのは大変です。
それと内側に入り込むカーブは雪が吹き溜まってとんでもない積雪量であるのと片側傾斜路では斜面に雪がへばりついてるだけで、夏道はずっと内側にある事も勉強になりました。
致命傷にはなりませんでしたが何回かミニ雪庇を踏み抜いて、下が何も無かった時はゾッとしました。
人が全く入らない冬山の道がどうなってるのか？どれだけ過酷なのか！良く解りました。
次回このコースは冬に行かないと思います。
しかし今まで人の記録が読めず謎だっただけに、レコを残すべきと思いました。

スパルタでしたが、初めて使用したピッケルワークや難所を通り抜ける際の注意点、ラッセル等は全て初めての経験でしたが、現場で使用しないと解らない事です。
あとワカンさえあれば大分機動力が増したと思います。
次に冬山、あるいは夏でも雪の残るアルプスへ行く際は役に立つと思います。