元バレー部がゆく燕岳(稜線で暴風に出会う)


コースタイム
翌日は燕岳を往復し、下山。
天候 | 曇りのち雨そして暴風 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
第3ベンチから先はアイゼン着用。 合戦小屋から先の尾根は風速30mの暴風で耐風姿勢を取る。 1時間のコースタイムに2時間半を要した。 合戦小屋にて落雷の注意も受ける。 |
写真
感想
都内を夜出発し、中房温泉で車中泊。7時半合流予定のhiguを待つ。ボンネットを激しくたたく雨だれの音。朝7時半に鳴った携帯電話からは「今何処と思う?」と不敵な声。中房温泉と名古屋にある彼のベッドがめでたく電波でつながった。仕方なく穂高駅に移動しhiguと合流。登山者に開放してくれている穂高駅近くの駐車場に車を止め、タクシーで中房温泉に到着。デジャブだ。出発がかなり遅れたが、いつの間にか雨も上がり青空が見える。結果オーライだ、とその時は思っていた。下山してくる年配の夫婦が「命からがら下山してきました」という話も、あまり深く考えなかった。「またぁ〜、おばちゃんオーバーなんだからぁ」と。
合戦小屋が近づくにつれて雨が強まり、長い登りが体力を奪う。合戦小屋の兄ちゃんからは「この先相当風が強いです。雷もあるかもしれません。ビリビリっと感じたら逃げてください。というか、ビリビリっと感じたらもう遅いんですけどね。あはっ」と爽やかな注意を受ける。稜線に乗ると台風並みの暴風。あのーまったく歩けませんけど。稜線で動けないままどんどん暗くなる。なるほど、こうやって遭難するのかと思いながら必死で歩く。暗くなる直前に山荘に到着。1時間のコースタイムに2時間半かかりました。暴風でテントを張れる状況でもなく、暴風でなくても張る気力もなく、山荘に逃げ込む。スタッフのみなさん、遅くなったのに温かく迎え入れて頂きありがとうございました。やっぱり山は朝イチに動かないとダメですね。
翌日は快晴であるも、引き続き風が強く稜線歩きは断念。だって昨日怖かったっちゃもん。燕岳を往復し下山。温泉施設が向かいにある須砂渡キャンプ場にテン泊。キャンプ場で食事を作ろうと思ったのだけれど・・・穂高駅前の赤ちょうちんへ吸い込まれ、しゃべるだけで焼き鳥とビールが出てくる幸福感に浸る。ピースフルだ。
生まれて初めてです。タクシーでキャンプ場に帰ったのは。
最終日は、登れなかった常念に対するせめてものリベンジとして「そば処常念」で昼食。とても賑わっていて、そばもおいしかったです。
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