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Yamareco

記録ID: 114899
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ハイキング
近畿

熊野古道 中辺路 紀伊田辺〜熊野本宮大社

2011年06月03日(金) 〜 2011年06月05日(日)
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GPS
47:57
距離
66.2km
登り
2,634m
下り
2,575m

コースタイム

6/3 紀伊田辺〜鮎川王子 約18km
6/4 鮎川王子〜滝尻〜近露〜継桜王子手前 25.5km
6/5 継桜王子〜発心門王子〜本宮大社 約20km
トータル 65km(garminGPS記録)
過去天気図(気象庁) 2011年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
滝尻の熊野古道会館
滝尻の熊野古道会館
滝尻王子
ここから世界遺産
滝尻王子
ここから世界遺産
高原
果無山脈を望む
高原
果無山脈を望む
高原の水車小屋
牛馬童子像
近露王子
継桜王子
野中の一方杉
この杉、那智大社を向いているらしい
継桜王子
野中の一方杉
この杉、那智大社を向いているらしい
岩神王子手前
男坂
岩神王子手前
男坂
発心門王子
熊野本宮大社の入り口
発心門王子
熊野本宮大社の入り口
水呑王子手前の奇妙な木像群
水呑王子手前の奇妙な木像群
これぞ!熊野古道石畳
これぞ!熊野古道石畳
熊野本宮大社
やっとゴール
1ヶ月で2回目
熊野本宮大社
やっとゴール
1ヶ月で2回目
大斎原
旧社殿

感想

6月3日(金)曇り
3連休1日目 朝10時前発で途中うろうろしていて紀伊田辺についたのが14:14
それから中辺路スタート。

しかし、田辺から滝尻まではほとんどが舗装路、それも車が横をばんばん通るところも多い。かと言って○○自然歩道のように「自然の道」を選ぶわけにもいかず。
田辺からの完歩を目指したがあまり面白みはなかった。

稲葉根王子手前の峠越えでは、道迷いで右往左往。

18時まで歩き龍神バス下附バス停からバスに乗り、紀伊田辺まで帰る。紀伊田辺のBホテルで一泊。

6月4日(土)晴れ
紀伊田辺から朝6:35発のバスに乗り、鮎川王子まで。
昨日のゴールの下附で降りるつもりがうっかり居眠りしていて、ひとつ先のバス停で降りることになってしまった。バス降りてから一駅分引き返そうかとも思ったが、国道を歩くのも味気ないし、本日の行程の長さからそのまま先へ急ぐ。
昨日よりは車の走っているところは少ないが、やはり舗装路がほとんど。

鮎川王子7:00過ぎ発→住吉神社→清姫の墓 休憩&お参り
そして、熊野古道中辺路世界遺産の入り口滝尻へ。
熊野古道古道館で、中辺路押印書をGET!
それから本日の宿を探す。古道館にあった宿泊案内にあった宿(継桜、近露辺り)にTEL。1,2軒目は満室で断られたが3軒目の近露「月の家」で予約をとる。

で、滝尻熊野古道館でしばらく休憩後、9:30過ぎに再出発。

ところで、熊野古道館に「熊」の剥製があった。
滝尻から歩き始めてすぐ近くの茂みで大きくガサガサという音が・・・
鳥(キジとか)ではないなと身構えていると、黒い物体が前を横切る!!
まさか初めての熊に遭遇か!と3秒間思った。
かの動物は、目の前を猪突猛進。。。。。。イノシシでした。
六甲のイノシシはもっと図体がでかいけど、動きが非常にのろい。
ここ熊野のイノシシは小さくて黒くて動きが素早かった。

その後、野ウサギにも遭遇した。
が、本日土曜というのに古道を歩く人には遭遇しない。。。
滝尻出発が少し遅かったからか??

胎内くぐり、乳岩、ネズ王子、高原熊野神社と過ぎる。
高原で小休止。果無山脈と水車小屋の風景を堪能。

これから「3時間民家はないので入山は気をつけて」!?との看板。

が、それほどきつくはなく大門王子、十丈王子へと進んだ。
昼になり、やっとここで古道ウォーカーと遭遇。
2グループ3人。
でも結局その後、本日は山道でのちゃんとしたウォーカーはこの2グループだけだった。(牛馬王子付近の車で来た観光客はのぞく)

そして、牛馬童子口バス停に。
パーキングに駐車車両&人は多く、さぞ牛馬童子像付近ごったがえしているかと思ったが、さにあらず。
行き2グループとすれ違ったのみで、わたしが見学中は誰も来なかった。

牛馬童子像:西国三十三箇所巡礼で有名な花山天皇の熊野巡礼の姿と言われる。
何故、牛と馬に同時にまたがっているのか解せない。
おもしろい姿ではあるけれど。

それから少し下ると近露の村が。
いきなり明るくなり、ニッポンの故郷という感じの農村。

本日近露泊であったが、明日の行程を考えてもう少し歩くことにした。
継桜王子まで行って、山を下ればバスがいい時間にある。
が、結局継桜手前の比曽原王子付近で下山。15:51のバスで近露へ。

近露民宿「月の家」泊。

6月5日(日)曇り後雨
今回熊野古道へ来る前の天気予報ではこの日曜が雨だったが、2日前から晴れ(曇り)に変わっていた。本日の天気予報でも晴れマークだったが・・・

近露から宿のご主人の車で継桜王子前まで乗せていってもらう。
一緒に泊まっていた夫婦も同乗、彼らはさらにその先の小広王子まで乗せてもらうらしい。
近露王子では野中の一方杉、野中の清水、秀衛桜と見所が多い。

小広王子まで舗装路であった。
小広までの道中にあった高尾隧道、見るからに古いトンネルで廃坑、危ないから進入禁止となっており、近くに1997年完成の新高尾トンネルがあった。
今から14年前の完成なので、わたしが以前20年以上前にバイクで来たときにはさっきの高尾隧道を通っているはず。
西日本一恐ろしいと言われたあの隧道、今はこぎれいなトンネルに。
物の怪、お化けも居所なくなったなぁ。熊野の神様も果たして・・・

小広王子から発心門王子まで3度の峠。草鞋峠、岩神峠、三越峠。
ここが最後の難関であった。
三越峠手前、湯川王子を過ぎてから雨がポツポツしだした。時刻は10時。
発心門まで行けばバスもあるしなんとかなると思いもうひと踏ん張りする。

11:35 発心門王子着。
ここが熊野三山神域の入り口である。
鳥居をくぐるときは、ザックも帽子も取って入りなさいよ、と近露の宿のご主人の教えられたとおりに入ってお参りする。

12時前、雨は少し本降りに。そのうちバスが来て、Uターン発車まで待機している。
よっぽどバスに乗って本宮→田辺まで帰ろうかと思った。
が、気を取り直して、先へ進む。

本宮までの道はほとんど下り、それも舗装路が半分以上で、雨が降っていてもあまり苦にならなかった。

伏拝王子では2km以上先の大斎原大鳥居が見え「伏して拝み」たかったが、雨で煙って何も見えず。
そうこうするうちなんとか本宮大社ゴール!!

今年5月3日以来、生涯3(4?)度目の熊野詣で。

後白河上皇には到底及ばない。。。。

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