和名倉山/二瀬尾根〜ヒルメシ尾根
- GPS
- 27:03
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,546m
- 下り
- 1,469m
コースタイム
6/5 テン場7:15〜11:45川又バス停(高度計・GPSが無く場所の特定できず、途中のコースタイム不明)
天候 | 6/4晴れ・曇り 6/5晴れ・曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレは川又BS、秩父湖BS、埼大寮手前 水場は造林小屋跡の沢、二瀬分岐から川又分岐間の東の沢、川又分岐から川又方面の小一時間内に沢三箇所(涸れる可能性あり?) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆吊橋〜反射板跡 吊橋の出口T字路を左、すぐのY字路を右です。 尾根までの途中にY字路があり右です。(直進方向は倒木で封鎖?されていました) 尾根に乗るまで一時間弱でした。 ◆反射板跡〜造林小屋跡 昔はトロッコが走っていた軌道跡と思われ、ほぼ水平な幅広トラバース道です。 ◆造林小屋跡〜笹ヤブ終了地 残置物(レール・滑車等)から踏み跡を直進方向に進むと水場の沢です。 沢の上流を見上げるとテープがあり苔のゴーロの急坂を登ると笹藪の始まりです。 ゴーロ上部でテープは右方面にありました。開けて歩き易くなっている左方面はテープが見つからず、おそらくNGです。 現在笹ヤブは、ほとんど藪こぎする事もなく(笹ヤブは背たけ以上有り)、馴れた方なら踏み跡・テープ共に明瞭で問題ないと思われます。踏み跡は太い本線を行きましょう。黄色の測量杭、道標(一箇所)が有れば正解でした。 ◆笹ヤブ終了地〜笹ツ場 尾根上・尾根の左下トラバース道を歩きます。一箇所だけ展望があり和名倉山〜ナシ尾根方面が見えました。 ◆笹ツ場〜北のタル〜二瀬分岐〜川又分岐 穏やかなハイキング道でしたが、テープを確認して歩きましょう。 ◆川又分岐〜水場の沢終了点 山道というより踏み跡って雰囲気です。細い沢(水場)を3箇所ほど横断する前後は踏み跡が荒れ気味ですが仮に滑り落ちても数メートルで止まると思われます。小尾根の横断が数箇所あります。右方面(ほぼ直角)のテープを正しく確認し、安易に尾根を下らないように。 水場の沢終了点〜白いプレート記載の1165m乗越地点 野鳥のさえずりを聞きながらのんびり歩ける山道でした。後半は下りが多くなります。 ◆白いプレート記載の1165m乗越地点〜川又 九十九折れ等、ほぼすべて急な下り坂です。標高が下がるにつれて踏み跡がザレて細くなり歩きにくいです。最後に吊り橋を渡りますが、頑丈に見えて実は床板が浮いていたり、腐りかけたところがありました。吊橋を渡って左の階段を登ると川又BSです。 |
写真
感想
前回は奥多摩駅で臨時バスにも乗れなかったので、今回は無性にひと気の無い山に行きたくなりました!
当初は、秩父湖にバイクデポ〜バスにて川又に移動して入山のつもりでしたが始発バス時刻が遅いため逆コースで行くことに。
コース的には日帰りできる方もいらっしゃるようですが、私は断じてビバーク・酒です(キッパリ)。道に迷って撤退になろうとも断じてビバーク&酒です(笑)。
二瀬尾根のネット情報では”藪!・やぶ!・ヤブ”と誇張されてるので藪コギに備え作業服の上下を着込み、まるで林業のオッサンです^^
埼大寮脇から吊橋を渡るとまもなく急登になりますが反射板跡まで展望はなく、尾根に乗るまでは大キライな杉の植林帯。
分岐を除けば道ははっきりしてるので、急登と植林から目をそらし、ひたすら足元だけを見つめて尾根までトコトコ登りました。
尾根に乗るとなぜだか左側だけ植林、登りは緩くなったり急になったりを繰り返し、最後に笹の急斜をこなすと反射板跡に到着です。
三峰神社の辺りが見え、”ドンドンドン”と太鼓やバイクの音なども聞こえちゃったりしてひと気が多いですw。
ここからは、ほぼ水平の森林軌道跡のトラバース道で途中から沢音のBGM・笹ヤブもどき・軽い崩落等のイベントでテンションがあがってきた頃に
レール・滑車が見えて造林小屋跡です。
ルートを確認後、普段はおにぎり持参ですが今回は軽量化対策のチャルメラを食べて大休止。
インスタントラーメンは消化が良くしばらくしてシャリばてになりました。
水場の沢からは苔のゴーロの急登を行きますが、”下を向いて踏み跡・ゴーロの足場を確認しつつ、上を見上げてテープを探す”
”急登で体力を消耗しつつ、ルート確認で神経を使う”といったカンジで急斜を終えたころの笹ヤブ入口ではホッとしました。
今回、私的にはこの間が一番のキモで正規ルートにテープ補充してきました。
ここから今回最大のアトラクションの笹ヤブ・藪コギです!作業着上下の出番がやってまいりました !
たとえ撤退になっても造林小屋跡まで戻ってビバーク・酒ですから気楽なもんです。(^_^;
笹ヤブは背丈を越える高さで、最初こそ踏み跡が多少乱れて枝道らしき分岐もありましたが、まもなく落ち着いた踏み跡となり、
しっかりしたテープがついてました。飛び出したジャマな笹を林業のオッサンはバキバキ折りながら進みます。
白い道標が現れるとあと少しでヤブは終わります。この辺なぜか笹ヤブ廊下の両脇はヤブが枯れてて不思議?。
道は緩やかに尾根を登り石楠花トンネル・岩痩せ尾根・展望地等で飽きないですが、シャリばてでけっつまずいたりよろけたりなかなか進みません。
魚肉ソーセージをかじりつつ、牛歩戦術を駆使して笹ツ場へ。あと少しで和名倉山分岐なので苔の芸術・北のタルじっくり鑑賞、本当に見事な日本庭園風で感動しまくりです !
まもなく木々の植生が変わると和名倉山分岐、山頂は次回に残しておきテン場に到着。
今日は雨の心配もなさそうでタープ無しの野宿でいこうと思いましたが、新調自作ポリタープのテストを兼ねて幕をはります。
ナッツを肴にスコッチを飲っていると背後に足音 !鹿の大群 !数えると13頭 !!ヒマなので鹿を手なずけようと話しかけてると、
最初は警戒気味でしたがだんだんと落ち着き距離を縮めてきますが一定範囲は超えません。リーダー格の一頭だけが更に距離を詰め、
「俺、人間こわくないけんね〜」と仲間にアピールか ? 違いました、私のオシッコが目当てでした。鹿は人尿が大好きなのです。
群れが去ってもこの一頭だけはず〜っと周りを可愛くうろちょろしてるので「チョッパー」と勝手に名ずけました。
夜中に息苦しくて目覚めると汗だく ! 昼間の疲れか?と考えつつ起き上がると顔に違和感が ! !
タープが崩壊し全身を覆って蒸し風呂状態になってましたw 張り直してから星明かりのみでライトを点けずスコッチを飲ってると東から足音が近ずいてきます。
チョッパーかと思いましたが音が違う、かなり体重があるようで時おり枯れ枝を踏みつけ”バキッバキッ”と。
たぶん、プーさんかと。近寄られてもクマるのでさり気なく「ふあぁ〜〜」と生あくびで己の存在をアピールするとゆっくりと西へ去っていきました。
この日の夜は暖かく、星が綺麗でした。
翌朝は4:00起床、5:00出発、のはずが起きたら6:00でしたw
ヒルメシ尾根ルートはテープがしっかりとあり、最初の小一時間は水場3箇所ほどで飲み放題です!
二日酔いで水を飲みすぎ腹痛でキジ撃ち中、尻をブユにメチャくわれました(ノ_・。) 展望地は一箇所のみですがガスっていてよく見えず。
下りが頻発するまでのトラバースはのんびりと歩けましたが、本格的な下りに入ると標高が下がるにつれて踏み跡がザレて細くなり歩きにくいです。
最後に吊橋で荒川を渡りますが、床板が浮いていたり腐りかけたところがあるので注意して下さい。吊橋を渡って左の階段を登ると川又BSです。階段の登りはもちろん牛歩戦術でした !
(追記 ヒルメシ尾根のテープは雁坂小屋の親父さんから、「2年前に日本狼調査取材の撮影」の際に自分付けたとお聞きしました 2011.7.21)
KURIRINさん、ようやく編集終わったようですね
心待ちにしてました。
あそこのテン場は鹿がウヨウヨいますね
日が暮れるにつれて増殖していきます
それにしても、あのタープはワイルド過ぎませんか
kengamineさん、こんばんは。編集と歩きの遅いKURIRINです(汗)。
鹿のウヨウヨ最高でした!kengamineさんの追っかけですが、いずれ仙波尾根〜仁田小屋尾根を歩いて再度ビバークしたいお気に入りの場所です。
ポリタープはとても軽く、雨中の昼酒で明るく広く視界があり、飲み助仕様でけっこう快適です。 (^_^)
いつか歩く。。。つもりなので興味深々で拝見しました。バッテリー切れは残念でしたねぇ。
スコッチを飲む写真が良いですね。撮るのにリハを繰返されたのでしょうか。。。
>今回、私的にはこの間が一番のキモで正規ルートにテープ補充してきました。
ありがとうございます。ご指摘の通りと思います。次回は私も右よりコースを取るつもりで〜す(^_^;)。
(^^ゞ
ootaさん、コメどーもです!
ootaさんの記録とブログも参考にさせていただきました。ありがとうございます。
ブログのフォトの二瀬分岐下の鹿君、KURIRINがかってに名ずけたチョッパーと一緒だと思います!右後足の膝下の大きな白斑点が特徴です!!(笑)
鹿の写真を撮りすぎてバッテリー切れました(^_^;)。
飲みの写真は最重要課題で毎回3枚は撮ってます。(^^ゞ
うは、今更ながら読みました。ヒルメシ尾根懐かしい。分岐の支尾根の猛烈な藪を思い出しました。
仁田小屋尾根も雪の無い時に歩いてみたいですね
roadman71さん、コメどーもです!
レコのヒルメシ尾根は正確には「ヒルメシ尾根を含む旧ルート」で予想通りテープがたくさんあり普通の道でした、純粋な尾根ルートはかなり強烈なようですね!
18年前におっかなびっくりで滝川の通行禁止の吊橋を渡りましたが、今も渡れるみたいでちょっと嬉しくなりました!
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