本来火曜日は仕事ですが、天気予報を見ると水曜日が雨になっていて、週末も雨マークだったために、仕事を先にこなしておいて午前中から晴れ予報だった火曜日を空けて山に登ってきました。目的地は裏丹沢の神ノ川園地で、そこから檜洞丸に登ってみます。いつものように朝5時20分に家を出て、保土ヶ谷BP+国道246号で厚木に向かいますが、まだ前日の雲が取れておらずに、大山ですら全く見えない情況です。ちゃんと晴れてくれるのかな。
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本来火曜日は仕事ですが、天気予報を見ると水曜日が雨になっていて、週末も雨マークだったために、仕事を先にこなしておいて午前中から晴れ予報だった火曜日を空けて山に登ってきました。目的地は裏丹沢の神ノ川園地で、そこから檜洞丸に登ってみます。いつものように朝5時20分に家を出て、保土ヶ谷BP+国道246号で厚木に向かいますが、まだ前日の雲が取れておらずに、大山ですら全く見えない情況です。ちゃんと晴れてくれるのかな。
宮ヶ瀬経由で国道413号を青根に進み、県道に入って神ノ川園地ゲート前に到着したのが7時15分頃。準備を整えて登山を開始したのが7時25分になりますが、もう雲はほとんど消えて日差しがたっぷりあって、これから暑くなりそうな感じです。
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宮ヶ瀬経由で国道413号を青根に進み、県道に入って神ノ川園地ゲート前に到着したのが7時15分頃。準備を整えて登山を開始したのが7時25分になりますが、もう雲はほとんど消えて日差しがたっぷりあって、これから暑くなりそうな感じです。
手前の山々の切れ間から東側の山が見えますが、袖平山でしょうか。空はご覧の通りの青空になっていますね。実は先日Manfrottoの会員登録をしておいたら、愛用している同社のバックパックとストックと同じOff Roadシリーズの軽量三脚がアウトレットで販売されているDMが来て、半額以下になっていたので、ついつい釣られてしまいました(笑。それを初めてリュックにくくり付けての山行で、頂上での富士山の姿を望遠レンズでしっかり三脚に固定して撮るのも一つの目的でしたので、晴れてくれて本当に良かったです。
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手前の山々の切れ間から東側の山が見えますが、袖平山でしょうか。空はご覧の通りの青空になっていますね。実は先日Manfrottoの会員登録をしておいたら、愛用している同社のバックパックとストックと同じOff Roadシリーズの軽量三脚がアウトレットで販売されているDMが来て、半額以下になっていたので、ついつい釣られてしまいました(笑。それを初めてリュックにくくり付けての山行で、頂上での富士山の姿を望遠レンズでしっかり三脚に固定して撮るのも一つの目的でしたので、晴れてくれて本当に良かったです。
数百m歩くと、右に登山道入口が現われました。ここが矢駄尾根入口で、帰路はここから出てくる予定です。
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数百m歩くと、右に登山道入口が現われました。ここが矢駄尾根入口で、帰路はここから出てくる予定です。
もう少し先に進むと、今度は左に東海自然歩道指定された袖平山へのルート入口が出てきます。一旦川原に下ってからまた登り直すためにちょっと面倒ですが、袖平山への距離も4.1kmと結構ありますね。
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もう少し先に進むと、今度は左に東海自然歩道指定された袖平山へのルート入口が出てきます。一旦川原に下ってからまた登り直すためにちょっと面倒ですが、袖平山への距離も4.1kmと結構ありますね。
今は神ノ川園地のゲートが閉ざされてしまったままなので、この水場に水汲みにくる人はほとんどいませんが、神ノ川方面からのアプローチではいつも利用しています。昼食の「出前山頂」用の水をここで汲んでおきます。
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今は神ノ川園地のゲートが閉ざされてしまったままなので、この水場に水汲みにくる人はほとんどいませんが、神ノ川方面からのアプローチではいつも利用しています。昼食の「出前山頂」用の水をここで汲んでおきます。
そのすぐ先にゲートがありますが、去年はここが閉まっていて、ここまで車で来られたんです。そうすれば、余計な舗装路歩きを1km弱短縮できたんですけどね。それにしても孫右衛門沢の滝がこの日は涸れていて、一滴の水も流れていませんでした。
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そのすぐ先にゲートがありますが、去年はここが閉まっていて、ここまで車で来られたんです。そうすれば、余計な舗装路歩きを1km弱短縮できたんですけどね。それにしても孫右衛門沢の滝がこの日は涸れていて、一滴の水も流れていませんでした。
ゲートから先に2つのトンネルがあり、それを越えますとほどなく道が未舗装区間になります。まだ広河原へは2kmほど歩かないといけません。
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ゲートから先に2つのトンネルがあり、それを越えますとほどなく道が未舗装区間になります。まだ広河原へは2kmほど歩かないといけません。
立派な檜皮橋まで来ると、広河原はもうすぐです。左側奥に蛭ヶ岳、手前に臼ヶ岳が見えていますね。
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立派な檜皮橋まで来ると、広河原はもうすぐです。左側奥に蛭ヶ岳、手前に臼ヶ岳が見えていますね。
そして広河原の入口に到着。こちらが本来の地蔵新道や源蔵尾根方面に進む川原への下り道です。
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そして広河原の入口に到着。こちらが本来の地蔵新道や源蔵尾根方面に進む川原への下り道です。
もう一つ、10m程先にあるカーブミラーの下に入口があり、5月に暗い中源蔵尾根を歩いて下ってきた際に、こちらに出ましたので、下流側の堰堤に向かわない場合は、こちらから入るのが得策でしょう。
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もう一つ、10m程先にあるカーブミラーの下に入口があり、5月に暗い中源蔵尾根を歩いて下ってきた際に、こちらに出ましたので、下流側の堰堤に向かわない場合は、こちらから入るのが得策でしょう。
草は多いのでちょっとウザイですが、踏み跡はしっかりしています。川原方面ではなく途中で右に折れて進みます。途中こんな花が咲いていました。調べてみるとウツギの木の花みたいです。
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草は多いのでちょっとウザイですが、踏み跡はしっかりしています。川原方面ではなく途中で右に折れて進みます。途中こんな花が咲いていました。調べてみるとウツギの木の花みたいです。
川原に下りずに真っ直ぐ進むと、先で土砂が流れて白っぽいゴロタ石が流れ落ちた窪んだ斜面が道を遮りますが、右側斜面の細い木に赤いテープのマーキングがあり、そこから尾根に取り付きます。踏み跡はちょっと曖昧ですが、なんとなく踏まれたような跡は見付かります。
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川原に下りずに真っ直ぐ進むと、先で土砂が流れて白っぽいゴロタ石が流れ落ちた窪んだ斜面が道を遮りますが、右側斜面の細い木に赤いテープのマーキングがあり、そこから尾根に取り付きます。踏み跡はちょっと曖昧ですが、なんとなく踏まれたような跡は見付かります。
一度右に進んでから折り返して左に戻り、土砂が流れたところの脇を登ります。しかし、そのまま直登するのではなく、また右に大きく折れてつづら折れします。
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一度右に進んでから折り返して左に戻り、土砂が流れたところの脇を登ります。しかし、そのまま直登するのではなく、また右に大きく折れてつづら折れします。
つづら折れと言っても、その区間は長く、画像のようにずっと先までトラバースして進んで行くような按配です。
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つづら折れと言っても、その区間は長く、画像のようにずっと先までトラバースして進んで行くような按配です。
しかし、ある程度するとまた左に折り返して緩やかに登って行きますが、距離は長くなりますね。ちなみに、折り返し地点の先に道らしきものがある場合、入らないように枯れ枝が横たえてありますから、うっかり見落とさないようにしないといけません。
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しかし、ある程度するとまた左に折り返して緩やかに登って行きますが、距離は長くなりますね。ちなみに、折り返し地点の先に道らしきものがある場合、入らないように枯れ枝が横たえてありますから、うっかり見落とさないようにしないといけません。
途中こんな花が咲いていまして、面白かったので写真に収めておきました。調べてみたら「フタリシズカ」と言う変わった名の花でした。
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途中こんな花が咲いていまして、面白かったので写真に収めておきました。調べてみたら「フタリシズカ」と言う変わった名の花でした。
つづら折れのおかげで、斜度は結構ある尾根ながら、楽に登ってきましたが、道が二又に分かれるところに出ました。マーキングは何もありません。ただ、左に進むと尾根から離れて、後で大変になりそうなので、普通に尾根の上に進みます。ここが『西丹沢登山詳細図』にある「トラバース分岐」でしょうか。
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つづら折れのおかげで、斜度は結構ある尾根ながら、楽に登ってきましたが、道が二又に分かれるところに出ました。マーキングは何もありません。ただ、左に進むと尾根から離れて、後で大変になりそうなので、普通に尾根の上に進みます。ここが『西丹沢登山詳細図』にある「トラバース分岐」でしょうか。
そこからはキツい登りがずっと続きます。それでもまだジグザグになった区間もあり、多少なりともマシなのですが、時間が経った割りに山頂までの直線距離はまだ1/3にもなっていません。しかし、鬱蒼とした林が切れて、日差しを浴びるところに出てきました。
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そこからはキツい登りがずっと続きます。それでもまだジグザグになった区間もあり、多少なりともマシなのですが、時間が経った割りに山頂までの直線距離はまだ1/3にもなっていません。しかし、鬱蒼とした林が切れて、日差しを浴びるところに出てきました。
足元を見ると千切れた太いワイヤーがあちこちに転がっていて、ドラム缶(と言うには口径が細い感じ)の成れの果てが横たわっていました。ここが「ドラム缶広場」と呼ばれるところなんでしょうね。
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足元を見ると千切れた太いワイヤーがあちこちに転がっていて、ドラム缶(と言うには口径が細い感じ)の成れの果てが横たわっていました。ここが「ドラム缶広場」と呼ばれるところなんでしょうね。
ドラム缶広場から先はそれまでの植林地帯から一転して、ブナの自然林になりますが、日差しを遮ってくれるのは同じです。直射日光を浴びると暑いですが、日影では涼しい風もやんわり吹き抜けていたので、大変心地良かったですね。画像は左右に踏み跡があったところで、明らかに尾根道は右側です。
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ドラム缶広場から先はそれまでの植林地帯から一転して、ブナの自然林になりますが、日差しを遮ってくれるのは同じです。直射日光を浴びると暑いですが、日影では涼しい風もやんわり吹き抜けていたので、大変心地良かったですね。画像は左右に踏み跡があったところで、明らかに尾根道は右側です。
こんなブナの巨大な倒木も。結構倒木が多く見付かるので、ちょっと疲れたらいつもなら立ち休みするところ、木に腰掛けてお茶を飲んでいました。
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こんなブナの巨大な倒木も。結構倒木が多く見付かるので、ちょっと疲れたらいつもなら立ち休みするところ、木に腰掛けてお茶を飲んでいました。
地図上ではこの道の途中にピークはないのですが、偽ピークは何度も出てきます。息を切らしてキツい登りをクリアすると、先はただちょっと傾斜が緩くなっただけのところなんてのが結構あります。ちなみに、今回持って行ったフィルムカメラは1964年製のミランダFで、前回持って行ったD型の改良モデルになります。レンズは28mmを付けっ放しにしていて、交換レンズは105mmレンズを持って行き、山頂だけで使いました。
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地図上ではこの道の途中にピークはないのですが、偽ピークは何度も出てきます。息を切らしてキツい登りをクリアすると、先はただちょっと傾斜が緩くなっただけのところなんてのが結構あります。ちなみに、今回持って行ったフィルムカメラは1964年製のミランダFで、前回持って行ったD型の改良モデルになります。レンズは28mmを付けっ放しにしていて、交換レンズは105mmレンズを持って行き、山頂だけで使いました。
ここのコブも実は後ろでそのまま登りになっていて、左右に回避しても、結局後でここを登ることになるので、そのまま正面から登るのが良いでしょう。踏み跡は判然としませんね。
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ここのコブも実は後ろでそのまま登りになっていて、左右に回避しても、結局後でここを登ることになるので、そのまま正面から登るのが良いでしょう。踏み跡は判然としませんね。
岩に生えた苔もこんな胞子を伸ばしていました。頑張ってますね。
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岩に生えた苔もこんな胞子を伸ばしていました。頑張ってますね。
ここもピークみたいに見えますが、偽ピークです。
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ここもピークみたいに見えますが、偽ピークです。
そしてまた偽ピークが。登り切ると多少尾根が緩やかになるので、息を整えることができるのは良いです。
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そしてまた偽ピークが。登り切ると多少尾根が緩やかになるので、息を整えることができるのは良いです。
ちょっと木々が切れるところから東側が見えました。蛭ヶ岳の凛々しい姿ですが、こうして西側から見ると、いつも見ている東側からの形と異なって、ちょっと尖ったように見えますね。山って見る角度によって大分違って見えるから面白いものです。
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ちょっと木々が切れるところから東側が見えました。蛭ヶ岳の凛々しい姿ですが、こうして西側から見ると、いつも見ている東側からの形と異なって、ちょっと尖ったように見えますね。山って見る角度によって大分違って見えるから面白いものです。
ブナはこんな感じで踊ったようにグニョグニョ曲ったものもありますが、逆に堂々と真っ直ぐに伸びたものも多いです。どんないきさつでこんなに曲って育ったんですかね。
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ブナはこんな感じで踊ったようにグニョグニョ曲ったものもありますが、逆に堂々と真っ直ぐに伸びたものも多いです。どんないきさつでこんなに曲って育ったんですかね。
それまで木の下にはあまり草はありませんでしたが、高度が上がってきたら、笹の葉とフキの葉が地面を覆うようになってきました。道はまだはっきりしています。
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それまで木の下にはあまり草はありませんでしたが、高度が上がってきたら、笹の葉とフキの葉が地面を覆うようになってきました。道はまだはっきりしています。
他の草の合間に小さな白い花が咲いていましたが、調べても何という名の花か、分かりませんでした。4枚の花弁に、2本の長いおしべが伸びていました。
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他の草の合間に小さな白い花が咲いていましたが、調べても何という名の花か、分かりませんでした。4枚の花弁に、2本の長いおしべが伸びていました。
今度は西側の山が見えました。手前は熊笹ノ峰で、奥が大室山ですね。熊笹ノ峰の斜面にはところどころ白くなったものが見えますが、多分ヤマボウシの木の花が密集しているんでしょうね。
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今度は西側の山が見えました。手前は熊笹ノ峰で、奥が大室山ですね。熊笹ノ峰の斜面にはところどころ白くなったものが見えますが、多分ヤマボウシの木の花が密集しているんでしょうね。
山頂に近付くと、地面が笹やフキの大きい葉だけでなく、ちくちくするアザミやそろそろ端が茶色くなりかけたバイケイソウがビッシリ生えていて、踏み跡が不明瞭になります。いくつも歩いた筋のようなものがありますが、もう歩けるところを自分で見付けて上に出るしかないですね。
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山頂に近付くと、地面が笹やフキの大きい葉だけでなく、ちくちくするアザミやそろそろ端が茶色くなりかけたバイケイソウがビッシリ生えていて、踏み跡が不明瞭になります。いくつも歩いた筋のようなものがありますが、もう歩けるところを自分で見付けて上に出るしかないですね。
そして、いよいよ檜洞丸山頂に到着しました。時間は11時45分ですから、昼食タイムには丁度良い時間になりました。登っている時に腹が減ってきたので、山頂での撮影は後回しにして、まずは先に食事にします。到着時には他にハイカーさんらはいませんでしたので、日影になるベンチで荷物を降ろすことができました。
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そして、いよいよ檜洞丸山頂に到着しました。時間は11時45分ですから、昼食タイムには丁度良い時間になりました。登っている時に腹が減ってきたので、山頂での撮影は後回しにして、まずは先に食事にします。到着時には他にハイカーさんらはいませんでしたので、日影になるベンチで荷物を降ろすことができました。
今回の昼食も「出前山頂」。いつもと同じ具材ですが、ちょっとだけ変更して、エノキを少しだけ追加しておきました。しかし、そろそろ気温が高くなってきたので、今後は山頂でも結構暑くなった中での熱いラーメンは、あまり美味しくなくなっちゃうかも。色々メニューを考えてみようかな(^∇^)v
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今回の昼食も「出前山頂」。いつもと同じ具材ですが、ちょっとだけ変更して、エノキを少しだけ追加しておきました。しかし、そろそろ気温が高くなってきたので、今後は山頂でも結構暑くなった中での熱いラーメンは、あまり美味しくなくなっちゃうかも。色々メニューを考えてみようかな(^∇^)v
ゆっくり食事した後は山頂での撮影タイム。食事中に結構ハイカーさんらがやって来ましたが、ツツジ新道から登ってくる場合が多いようですね。蛭ヶ岳方面からは1人だけでしたが、かなり大変でしょう。
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ゆっくり食事した後は山頂での撮影タイム。食事中に結構ハイカーさんらがやって来ましたが、ツツジ新道から登ってくる場合が多いようですね。蛭ヶ岳方面からは1人だけでしたが、かなり大変でしょう。
檜洞丸山頂のポールにはこんな土嚢が敷き詰められていて、ちょっと見た目がよろしくありません。去年より土嚢の数が増えたように見えますね。
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檜洞丸山頂のポールにはこんな土嚢が敷き詰められていて、ちょっと見た目がよろしくありません。去年より土嚢の数が増えたように見えますね。
山頂からの景観を楽しむなら西側の下り口に限りますね。そちらに向かいつつ、せっかく三脚を持って行ったのだから、ここで記念撮影。
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山頂からの景観を楽しむなら西側の下り口に限りますね。そちらに向かいつつ、せっかく三脚を持って行ったのだから、ここで記念撮影。
そして富士山を望むと今の時期ですから霞んで見えないのかと思いきや、しっかり雲の中に浮いて見えました。南から風が吹いているのが山頂の雲の向きでも分かりますね。先週登った愛鷹山の連山は、残念ながら低いところの雲に覆われて全く見えませんでした。
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そして富士山を望むと今の時期ですから霞んで見えないのかと思いきや、しっかり雲の中に浮いて見えました。南から風が吹いているのが山頂の雲の向きでも分かりますね。先週登った愛鷹山の連山は、残念ながら低いところの雲に覆われて全く見えませんでした。
この檜洞丸山頂からの下り始めの景色は本当に素晴らしいですね。主稜線ルートの筋と手前の山々に加え、奥にドンと構える大室山が見えますが、前側と左右に何も遮るものがないので、開放感でいっぱいですね。ここで三脚を立てて、フィルムカメラも望遠レンズに交換し、富士山と大室山方面をたっぷり撮っておきました。
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この檜洞丸山頂からの下り始めの景色は本当に素晴らしいですね。主稜線ルートの筋と手前の山々に加え、奥にドンと構える大室山が見えますが、前側と左右に何も遮るものがないので、開放感でいっぱいですね。ここで三脚を立てて、フィルムカメラも望遠レンズに交換し、富士山と大室山方面をたっぷり撮っておきました。
檜洞丸からの下りの階段の下側の丸太の足場に、こんなお茶目な絵や文字が刻まれています。他にも「(^_^)」みたいな絵もありましたが、こうした遊び心は歩く疲れを癒してくれますね。
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檜洞丸からの下りの階段の下側の丸太の足場に、こんなお茶目な絵や文字が刻まれています。他にも「(^_^)」みたいな絵もありましたが、こうした遊び心は歩く疲れを癒してくれますね。
鞍部に下っても、先に見えるのが熊笹ノ峰ではなく、東沢ノ丸になります。途中手前にもに細かいピークがいくつかあり、画像のような立派なものも1つ出てきます。意外と凹凸の多い区間ですが、そう厳しい登りはありません。
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鞍部に下っても、先に見えるのが熊笹ノ峰ではなく、東沢ノ丸になります。途中手前にもに細かいピークがいくつかあり、画像のような立派なものも1つ出てきます。意外と凹凸の多い区間ですが、そう厳しい登りはありません。
この岩の突起はさすがに上を越えるのは面倒なので、左側から巻いて進みます。
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この岩の突起はさすがに上を越えるのは面倒なので、左側から巻いて進みます。
その先の方では、尾根に乗るためにちょっとした鎖場が設けられています。主稜線ルートで一番厳しい区間は、熊笹ノ峰の先の大笄-小笄のところの急な岩場の細尾根の鎖場で、かなり立った角度での下りになりますが、そこだけが難しい区間で、他は危険度よりも体力度が試される道ですね。
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その先の方では、尾根に乗るためにちょっとした鎖場が設けられています。主稜線ルートで一番厳しい区間は、熊笹ノ峰の先の大笄-小笄のところの急な岩場の細尾根の鎖場で、かなり立った角度での下りになりますが、そこだけが難しい区間で、他は危険度よりも体力度が試される道ですね。
良い感じののどかな登り区間。さっき歩いてきたところとは真逆の歩きやすい草地です。それに通り抜ける風が本当に心地良くて、ずっと歩いていたい気分になりますね。
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良い感じののどかな登り区間。さっき歩いてきたところとは真逆の歩きやすい草地です。それに通り抜ける風が本当に心地良くて、ずっと歩いていたい気分になりますね。
小ピークから振り返って見ると、今下りてきた檜洞丸山頂がはっきり見えました。右に続くのは石棚山稜で、あそこも去年の年末に歩いたら、結構距離があって疲れる道でしたね。
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小ピークから振り返って見ると、今下りてきた檜洞丸山頂がはっきり見えました。右に続くのは石棚山稜で、あそこも去年の年末に歩いたら、結構距離があって疲れる道でしたね。
少し登って行くと、山頂のわずかに手前で神ノ川方面の分岐が現われます。この立派な木の表示板が立っているところが矢駄尾根への下降点です。ベンチもあるので、そのにカメラを置いて記念撮影。それにしても、やはり去年ここで写真を撮った時には、こんな柵はありませんでしたね。ちょっと見た目が悪いですが、天然のブナ林を守るためには仕方ないんでしょうね。
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少し登って行くと、山頂のわずかに手前で神ノ川方面の分岐が現われます。この立派な木の表示板が立っているところが矢駄尾根への下降点です。ベンチもあるので、そのにカメラを置いて記念撮影。それにしても、やはり去年ここで写真を撮った時には、こんな柵はありませんでしたね。ちょっと見た目が悪いですが、天然のブナ林を守るためには仕方ないんでしょうね。
両側を鹿柵で囲まれた中に新しく設けられた「不安定梯子」を横たえた階段が長く続いていました。先の方では土嚢階段もありますが、この階段がちょくちょく出てきます。
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両側を鹿柵で囲まれた中に新しく設けられた「不安定梯子」を横たえた階段が長く続いていました。先の方では土嚢階段もありますが、この階段がちょくちょく出てきます。
結構な急勾配の下りを黙々と歩いていると、左にちょっとしたベンチが設けられていましたので、ここで一休み。靴は前回の愛鷹縦走から、それまでとは別の新しいノースフェイスのものにしていますが、その前に2回履いたキャラバンのように靴擦れは起きませんでした。しかし、衝撃吸収性はイマイチで、硬いビブラムソールが地面に当たる時の衝撃を靴の方で吸収する対策が充分でなく、下りでは足裏だけでなく、足首や膝の関節も痛くなってきます。インナーソールの交換が必要ですね。
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結構な急勾配の下りを黙々と歩いていると、左にちょっとしたベンチが設けられていましたので、ここで一休み。靴は前回の愛鷹縦走から、それまでとは別の新しいノースフェイスのものにしていますが、その前に2回履いたキャラバンのように靴擦れは起きませんでした。しかし、衝撃吸収性はイマイチで、硬いビブラムソールが地面に当たる時の衝撃を靴の方で吸収する対策が充分でなく、下りでは足裏だけでなく、足首や膝の関節も痛くなってきます。インナーソールの交換が必要ですね。
途中から階段も鹿柵も消え去り、木々も植林された杉の木ばかりになります。道はますます勾配のキツい区間になり、地面も浮いた砂利が目立ってきて歩きづらくなります。
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途中から階段も鹿柵も消え去り、木々も植林された杉の木ばかりになります。道はますます勾配のキツい区間になり、地面も浮いた砂利が目立ってきて歩きづらくなります。
矢駄尾根は全体で3kmのルートですが、ここがほぼ中間地点になります。ここを登りで使ったら、景観も良くない鬱蒼とした林の中の急な勾配の浮き砂利の上を延々と歩くことになり、ちょっと疲れるだけで面白味のない道かなと思っちゃいました。
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矢駄尾根は全体で3kmのルートですが、ここがほぼ中間地点になります。ここを登りで使ったら、景観も良くない鬱蒼とした林の中の急な勾配の浮き砂利の上を延々と歩くことになり、ちょっと疲れるだけで面白味のない道かなと思っちゃいました。
こんな中にも水場がありました(ウソ^^)。いえ、ただ大きな岩のくぼみに雨水が溜まって残っていただけなんですが、日曜に降った雨がここだけ乾くことなく残っているんですね。
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こんな中にも水場がありました(ウソ^^)。いえ、ただ大きな岩のくぼみに雨水が溜まって残っていただけなんですが、日曜に降った雨がここだけ乾くことなく残っているんですね。
尾根をひたすら下っていますと、先でより切り立っていてそのまま直進できなくなりました。道はここで左にナイフリッジの脇を下るような感じになりますが、これもかなり急ですから、一般登山道として指定するなら、ロープくらいあっても良さそうなんですけどね。
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尾根をひたすら下っていますと、先でより切り立っていてそのまま直進できなくなりました。道はここで左にナイフリッジの脇を下るような感じになりますが、これもかなり急ですから、一般登山道として指定するなら、ロープくらいあっても良さそうなんですけどね。
厳しい斜面を下ると、ちょっと路面の質が杉の落ち葉の多いフカフカしたところになりました。掘られていて道らしくなり、階段が少し続きます。
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厳しい斜面を下ると、ちょっと路面の質が杉の落ち葉の多いフカフカしたところになりました。掘られていて道らしくなり、階段が少し続きます。
そしてまた急な下りになってしばらくすると、やっと林道が見えてきました。下り一辺倒とは言え、やはり浮いた砂利の区間は危険なので、そうスピードアップできませんね。
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そしてまた急な下りになってしばらくすると、やっと林道が見えてきました。下り一辺倒とは言え、やはり浮いた砂利の区間は危険なので、そうスピードアップできませんね。
そしてこれが林道から見た入口。ただ、ここが矢駄尾根の終点ではなくて、神ノ川林道を横切って、ショートカットする形で一気に下る残り1km区間があります。
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そしてこれが林道から見た入口。ただ、ここが矢駄尾根の終点ではなくて、神ノ川林道を横切って、ショートカットする形で一気に下る残り1km区間があります。
これが道の向かいにあるそちらの入口。道標もしっかりありますが、林道側から歩いてくると、今の時期は草木が茂って見落としそうになりますね。
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これが道の向かいにあるそちらの入口。道標もしっかりありますが、林道側から歩いてくると、今の時期は草木が茂って見落としそうになりますね。
下り初めに見かけたヒメジョオンの花。隣りに白いやつも咲いていましたが、この薄紫のやつの方がきれいに見えました。
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下り初めに見かけたヒメジョオンの花。隣りに白いやつも咲いていましたが、この薄紫のやつの方がきれいに見えました。
こちらの道もやはり急勾配が続きます。靴のせいもあって、かなり足に応えます。
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こちらの道もやはり急勾配が続きます。靴のせいもあって、かなり足に応えます。
おおよそは土質で杉の落ち葉もあって軟らかいのですが、こんな岩の埋まったゴツゴツした区間もあります。また、尾根の直下降ではなくて、トラバースして進むこともありますが、やはり全体として急勾配ですね。
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おおよそは土質で杉の落ち葉もあって軟らかいのですが、こんな岩の埋まったゴツゴツした区間もあります。また、尾根の直下降ではなくて、トラバースして進むこともありますが、やはり全体として急勾配ですね。
ここも見るからに厳しい勾配ですね。登りだとこれが最後まで延々と続くと思うと、はなから歩く気が消失しそうですね。
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ここも見るからに厳しい勾配ですね。登りだとこれが最後まで延々と続くと思うと、はなから歩く気が消失しそうですね。
下の方に進むと、こんな白い葉のような花がたくさん咲いていました。どうやらヤマアジサイのようです。
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下の方に進むと、こんな白い葉のような花がたくさん咲いていました。どうやらヤマアジサイのようです。
上の方の道標で0.7kmと書かれていましたが、下りでも勾配がキツいと長く感じるものですね。やっとのことでまた林道に合流しましたが、裏を返すと、この勾配分を林道で登るとすると、クネクネ長距離を進んで、ゲートから広河原までの倍の距離の分だけ歩いてやっと登れる高さなんですね。
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上の方の道標で0.7kmと書かれていましたが、下りでも勾配がキツいと長く感じるものですね。やっとのことでまた林道に合流しましたが、裏を返すと、この勾配分を林道で登るとすると、クネクネ長距離を進んで、ゲートから広河原までの倍の距離の分だけ歩いてやっと登れる高さなんですね。
これが矢駄尾根入口の案内表示板。矢駄尾根の厳しい登りのことが書かれています。
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これが矢駄尾根入口の案内表示板。矢駄尾根の厳しい登りのことが書かれています。
道の向かいには道標がしっかり立っています。ここから熊笹ノ峰まで2.8kmですが、ここを利用される場合、全線急勾配だと思っていた方が良いでしょう。
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道の向かいには道標がしっかり立っています。ここから熊笹ノ峰まで2.8kmですが、ここを利用される場合、全線急勾配だと思っていた方が良いでしょう。
林道はアスファルトの区間に出ますが、途中、小さめのマムシが日光浴していました。アスファルトは日に照らされて熱い気がしますが、近付いても動かないので死んでいるのかと思いきや、木の枝を投げようとすると、ささっと頭の向きを変えました。薮こぎでコイツがいたらイヤですよね。
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林道はアスファルトの区間に出ますが、途中、小さめのマムシが日光浴していました。アスファルトは日に照らされて熱い気がしますが、近付いても動かないので死んでいるのかと思いきや、木の枝を投げようとすると、ささっと頭の向きを変えました。薮こぎでコイツがいたらイヤですよね。
矢駄尾根の出口から林道ゲートまでは560mだけしかありませんから、すぐに終点に到着しました。車に戻ったのが午後3時38分。熊笹ノ峰の分岐からおよそ2時間掛かりましたが、詳細図でも神ノ川ヒュッテまで2時間10分となっていたので、標準的なスピードですね。
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矢駄尾根の出口から林道ゲートまでは560mだけしかありませんから、すぐに終点に到着しました。車に戻ったのが午後3時38分。熊笹ノ峰の分岐からおよそ2時間掛かりましたが、詳細図でも神ノ川ヒュッテまで2時間10分となっていたので、標準的なスピードですね。
これが今回歩いたコース図。この一周で14.5kmほどになりますが、今度は神ノ川ヒュッテから犬越路に抜けて、主稜線ルートで檜洞丸を越えて、明るいうちに源蔵尾根を下って戻るルートを歩いてみたいです。
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これが今回歩いたコース図。この一周で14.5kmほどになりますが、今度は神ノ川ヒュッテから犬越路に抜けて、主稜線ルートで檜洞丸を越えて、明るいうちに源蔵尾根を下って戻るルートを歩いてみたいです。
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