記録ID: 1239656
全員に公開
沢登り
大雪山
赤岳沢→赤岳→黒岳
2017年08月26日(土) 〜
2017年08月27日(日)
goshima
その他1人
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,716m
- 下り
- 1,079m
コースタイム
最近は日高の沢ばかりに目が行きがちだったが、大雪の沢は渓相がころころ変わり趣があると聞いて興味がわいた。水産ワンゲルの後輩を連れて、いざ赤岳沢へ。後輩君は沢経験があまりないが、山谷!!グレードだし問題ないだろう高をくくっていた。
8/26 雨→晴れ→雨
流星の滝下(8:30)ゴルジュ突入(10:30)1270m二股(15:30)= C1
入渓口はTHE観光地然としていて、入る際に後ろめたさがある。
警備員のおじさん「どこ登るの?」僕ら「えっと、黒岳に…。」おじさん「へぇ、こっから登山道なんてあるんだぁ」僕ら「・・・。」
流星の滝は右岸から大高捲き。天気予報が外れ、途中土砂降りに遭うが、どうせ濡れるので問題ない。進退を繰り返し、落ち口の滝を2つまいたところで二回懸垂してゴルジュへ突入。
水量は大したことないが流れが強く、冷たいのでとてもつらい。一か所、微妙なへつりの箇所があり、ザック吊り上げてシュリンゲ垂らすも後続・山内が越えられない。あれだけ冷水に当たれば少しはひるむものだが、間髪入れず何度も挑んでいくので、しばらく見守る。かわいそうな表情になってきたところで右岸捲きを命じる。
ゴルジュはじきに開け、単調な河原が延々と続く。すこし晴れ間がのぞくときがあったが、次第に強い雨が降ったりやんだり。標高1270m三俣で開削して泊まる。夜通しスコールが降り雷鳴も轟く、しばれる夜。
8/27 概ねパッとしない天気
C1(4:30)スラブ滝下(8:00)赤岳(12:00)黒岳(14:30)ロープウェー黒岳駅(16:00)
三俣直後に不安定な雪渓に出くわす。右岸の泥付きを捲くが非常に悪く、今年Best3に入るぐらい危機を感じた。落石により雪渓に亀裂が入る。後続にはザック吊り上げロープ確保。そのあともロープ出してトラバースしようとするが、山内君はビレイとは何ぞや?と問うてきたので驚きつつもレクチャーする。灌木帯からロープを解き、下を覗くも雪渓の合間から見える滝は全然登れそうにない。30mのスラブ滝下までとことん捲いていく。この捲きで3時間半もかかった。
スラブ滝の1段目は左岸をロープ出して直登。ハーケンがカチカチ決まり楽しい。2段目はそのまま山内君に緩そうな左岸を行かせるが、結構砂利が乗ってて怖かったようだ。
次にあらわれた滝を一つ左岸から捲くとナメの渓相になる。山内君を落ち着かせようとして、もう難しい滝はないんじゃないかなぁ、と言ってからしばらく行くと門構えの厳つい滝に直面する。
この門構えのカッコいい滝は左岸のザレからまいて、落ち口に向かってトラバースしていく。高度感があり開けていて、気持ちがいい。
少し行くと万年雪渓に出会い、良さげなところから沢筋を離れ夏道に合流する。赤岳を踏み、濡れた体で強風に吹かれ死にそうになりながら、黒岳経由で層雲峡に降りる。
8/26 雨→晴れ→雨
流星の滝下(8:30)ゴルジュ突入(10:30)1270m二股(15:30)= C1
入渓口はTHE観光地然としていて、入る際に後ろめたさがある。
警備員のおじさん「どこ登るの?」僕ら「えっと、黒岳に…。」おじさん「へぇ、こっから登山道なんてあるんだぁ」僕ら「・・・。」
流星の滝は右岸から大高捲き。天気予報が外れ、途中土砂降りに遭うが、どうせ濡れるので問題ない。進退を繰り返し、落ち口の滝を2つまいたところで二回懸垂してゴルジュへ突入。
水量は大したことないが流れが強く、冷たいのでとてもつらい。一か所、微妙なへつりの箇所があり、ザック吊り上げてシュリンゲ垂らすも後続・山内が越えられない。あれだけ冷水に当たれば少しはひるむものだが、間髪入れず何度も挑んでいくので、しばらく見守る。かわいそうな表情になってきたところで右岸捲きを命じる。
ゴルジュはじきに開け、単調な河原が延々と続く。すこし晴れ間がのぞくときがあったが、次第に強い雨が降ったりやんだり。標高1270m三俣で開削して泊まる。夜通しスコールが降り雷鳴も轟く、しばれる夜。
8/27 概ねパッとしない天気
C1(4:30)スラブ滝下(8:00)赤岳(12:00)黒岳(14:30)ロープウェー黒岳駅(16:00)
三俣直後に不安定な雪渓に出くわす。右岸の泥付きを捲くが非常に悪く、今年Best3に入るぐらい危機を感じた。落石により雪渓に亀裂が入る。後続にはザック吊り上げロープ確保。そのあともロープ出してトラバースしようとするが、山内君はビレイとは何ぞや?と問うてきたので驚きつつもレクチャーする。灌木帯からロープを解き、下を覗くも雪渓の合間から見える滝は全然登れそうにない。30mのスラブ滝下までとことん捲いていく。この捲きで3時間半もかかった。
スラブ滝の1段目は左岸をロープ出して直登。ハーケンがカチカチ決まり楽しい。2段目はそのまま山内君に緩そうな左岸を行かせるが、結構砂利が乗ってて怖かったようだ。
次にあらわれた滝を一つ左岸から捲くとナメの渓相になる。山内君を落ち着かせようとして、もう難しい滝はないんじゃないかなぁ、と言ってからしばらく行くと門構えの厳つい滝に直面する。
この門構えのカッコいい滝は左岸のザレからまいて、落ち口に向かってトラバースしていく。高度感があり開けていて、気持ちがいい。
少し行くと万年雪渓に出会い、良さげなところから沢筋を離れ夏道に合流する。赤岳を踏み、濡れた体で強風に吹かれ死にそうになりながら、黒岳経由で層雲峡に降りる。
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 下山後は黒岳温泉。ロープウェーで500円になる割引券がもらえる。 |
写真
感想
総合力が試される沢だった。雪渓の状態で難しさも結構変わると思う。
攻めすぎた感はあったが、後輩君は最後に「楽しかった」と言ってくれた。本当かどうかは、わからない。
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