阿蘇山(高岳、中岳、杵島岳、烏帽子岳、根子岳を巡る)
- GPS
- 08:05
- 距離
- 66.1km
- 登り
- 3,014m
- 下り
- 2,925m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
仙酔峡の駐車場を利用。トイレあり。何箇所かあるが仙酔峡つつじ祭りの期間中だったためか、登山者用は一番下の駐車場に止める。ただし登山口からは離れていません。 杵島岳・烏帽子岳… 草千里ヶ浜の駐車場を利用。1日400円で200台収容。売店、レストラン、トイレあり。 根子岳… 東登山口?の駐車場を利用。20〜30台ほど止められそうでトイレはなし。 高森町からR265を行くと阿蘇市に入って最初の左の細い道になるが、登山口の案内もなく見逃しやすそうで注意。パッと見、牧場への私道かと思ってしまう。 仙酔峡から草千里ヶ浜へは、仙酔峡道路からいこいの村を抜けて阿蘇パノラマラインを走行。 草千里ヶ浜から東登山口Pへは、阿蘇パノラマラインからR265を走行。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
高岳から中岳の先の遊歩道までは火口の縁を歩くので、近付きすぎて滑落しないように注意。 水場なし。 トイレ… 仙酔峡P、草千里ヶ浜Pにあり。 温泉… 地獄温泉「清風荘」600円。泉質は硫黄泉。敷地内に全部で5つの湯があり、中でもすずめの湯は秀逸!濁り湯ですが、露天混浴なので女性は入り難いかもしれません。なお本館内湯の元湯にだけカランがあり、シャンプー等常備。各湯の移動には服を着る面倒はありますが、何度でも行きたい素晴らしい温泉です。 |
写真
感想
前日祖母山から下山後、道の駅阿蘇にて車中泊。
本日は九州山旅最終日で阿蘇山に登る。
阿蘇山へは当初、高岳〜中岳だけのつもりでいた。
しかし百名山を目指している山友から「阿蘇山は高岳、中岳、杵島岳、烏帽子岳、根子岳の総称だから、全て登らなければ阿蘇山に登ったとは言えないよ」と言われ、火が点いた。
とはいえ、1日で全て回れるのかとプランを練ると、早発ちすればギリギリいけそうだと分かり、チャレンジすることにした。
道の駅から仙酔峡に向かい、まずは高岳と中岳だ。
バカ尾根と言われる急な登り一辺倒のガレ場を登って行きます。
荷物が軽いせいか、今日もマズマズの足取りだ。
大分先に1人登っているのが見える。先行者がいるようです。
登るにつれ喘いできたが、ようやく尾根を乗り上げた。
先も長いので早速高岳へ…っと思ったら道標があり、高岳とは逆方向に高岳東峰の表示が!
う〜ん…時間はないのに、気になって行ってみることにした。
結局、山頂らしき場所には標識などはなく拍子抜け。
来た道を戻って高岳へ。東峰に寄り道したこともあり、先ほど見た先行者はすでなく山頂独占です。
ここは阿蘇山最高峰で、時間が経つにつれて人が多く訪れるでしょうから五岳の最初に持ってきたのは正解のようだ。
高岳からはガレ場を辿って行けば、程なくして中岳へ着きます。
中岳からは大きく口を開け噴煙上げる火口、黒い砂漠のような砂千里ヶ浜が荒々しい光景を造り、目を奪われる。
中岳からは火口の縁を歩いて行きますが、途中縁に近付きすぎて足下が崩れ、あわや滑落しそうになった。それほどまでに迫力ある景観なんです。
やがて道は手すりのある設置された遊歩道になります。
ここまでは観光客も多く訪れるのでしょう。
実際このまま遊歩道を歩いて、仙酔峡まで下りて来ました。
急いで車に乗り込み、草千里ヶ浜へ向かう。
途中道を確認しながらも交通量も少なく、快調に飛ばし草千里ヶ浜の駐車場に到着。
ここから杵島岳に向かう道が地図を見た感じでは分かり難かったが、良く見ると駐車場の外れに道標があり、杵島岳と書かれていたので分かりました。
さて杵島岳への道ですが、舗装された道が山頂まで続いています。
途中に階段もありますが、こちらももちろん舗装されてます。
そんな道を30分弱も登れば杵島岳へ。ここも眺望は良いので舗装路歩きでもまぁ良いでしょう。
山頂標識の前では若い男女のグループがご飯を食べていました。
広い山頂なんだからそんなとこで食べなくても…と思いつつ、写真を撮りたいのでどいてくれるよう頼むと、その中の1人の女性を昨日の祖母山で見た記憶があり、尋ねるとやはりそうでした。
今日はここだけ登ってマッタリとのこと。
私は山頂から火口縁をぐるっと一回りしてから草千里ヶ浜へ戻って行きました。
続いて烏帽子岳へ。こちらもどこから登るのかチョット分かり難かったが、少し道路を湯の谷温泉方向に歩くと烏帽子岳へ続く尾根とぶつかったので、これを辿って行きます。
ここから見上げる山頂はやや高く見えますが、いざ歩いてみるとそれ程でもなく途中やや急な箇所もありましたが、こちらも30分弱で山頂に到着。
山頂には名古屋から来られたご夫婦がいて暫しの談笑後、先に下山して行かれました。
少し遅れて私も下山します。下りは途中から右へ下って草千里に下りましたが、開放的な草原で昼寝でもしたくなるぐらいです。
観光客に混じって駐車場まで戻り、5座目の根子岳へ向かいました。
根子岳への駐車場は地図を見るとどこも車道が通じてないように見え、今回の東登山口の駐車場も途中で車道が消えてしまっている。
良く分からないが、とりあえず行ってみよう。
さすがに早朝に比べると車は増えてきたが、それでも渋滞にハマることもなく登山口近くまで来ました。
ただ登山口への道が分からず、案の定最初は通り過ぎてしまい、暫く走ってからおかしいとUターン。
地図と照らし合わせてそれらしい道を見つけたが、どう見ても牧場への私道にしか見えない。
それでも進んでいくと作業をしている人がいたので、この先に登山口があるか聞いてみるが分からないと言う。
不安になりながらも牧草地の中を進むと、やがて広くなった場所に行き当たった。
千葉ナンバーの車が1台止まっていた。
車から降りて辺りを見回すと道標があったので、ここで間違いないようです。
少し時間をロスしたので急いで歩き出した。
道はちゃんと整備されていますが、のっけから急登です。
暫くすると男性が1人下りて来ました。
声を掛けるとやはり先の止まっていた車の方で、聞けばもう定年退職して悠々自適、三百名山も終わってしまい今は1ヶ月かけて九州の山を巡っているとのこと。
最終的には、対馬の山まで登りに行くそうです。
お兄さんならすぐに山頂だよ!っと言う言葉に励まされ、先へ進みます。
途中、危険と書かれた崩壊地の脇を通って大戸尾根との分岐までひたすら急登で、分岐からは平坦な道を通ってすぐに根子岳東峰に着きました。
根子岳は西峰もありますが、そこへの道は困難なので断念。往路を下って下山となりました。
予定よりかなり早く下りられたので、少し離れているので行くのはムリと思っていた地獄温泉にも行くことができ、シメは空港での熊本ラーメン。
この5日間とも晴天に恵まれ、満点の九州遠征になりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する