立山定着合宿

2017年11月22日(水) 〜 2017年11月26日(日)

• GPS: 104:00
• 距離: 6.0km
• 登り: 438m
• 下り: 421m

コースタイム

1日目
11月22日　曇りのち吹雪
10:30 室堂発
11:40 雷鳥平BC
13:00~15:30 雪上訓練（ビーコン捜索、弱層テスト、ラッセル、ロープワーク）
15:40 帰営
概要
午後からホワイトアウト寸前の視界となり、風も強まった。行動できないことはなかったので雷鳥平周辺で8月に行っていない訓練内容を消化する。夜はひどい吹雪。

2日目
11月23日　吹雪
停滞（除雪4回）
概要
午前中はホワイトアウトで風自体は弱かったが、午後から吹雪。多量の降雪によって夜中でも全員での除雪を余儀なくされた。

3日目
11月24日　吹雪
9:30~13:00 BC移動→雪洞
除雪5回
概要
多量の降雪により2時間に一度のペースでも追いつかない程に。去年では考えられないほど吹き溜まりができていたので、練習も兼ねて雪洞を掘ってそこへ移ることに。地面から近すぎたためか、雪洞内は非常に寒かった。

4日目
11月25日　吹雪
13:30~14:30 BC移動→テント
14:30~16:00 雪上訓練（アイゼン歩行、わかん歩行、ロープワーク）
概要
室堂平へBCを移す予定も、予想より吹雪が長引いて雪洞に釘付けに。昼過ぎから徐々に回復してスキーヤーも現れ始めるが、我々の行動基準には及ばず再び雷鳥平にテントを張りなおして幕営。日没までの時間を使って上級生はロープワーク、下級生は歩行練習を行った。

5日目
11月26日　曇りのち吹雪
6:30 雷鳥平発
8:00 室堂着
8:30 室堂発
9:40 浄土山直下引き返し
10:20 室堂着
概要
やっとの晴れ間ということで行動することに。別山方面は雪崩が怖すぎてとてもではないが近づけず、室堂に一旦戻ってから浄土山方面に外出とした。天候の崩れが予想よりも早かったため行けるところまでとなったが、前日までの多量の降雪により良いラッセル練習となった。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

立山高原バスは積雪量や天候によっては運行が中止になる可能性があるので注意
長野側のトロリーバスはトンネル内なので期間内まで大丈夫だろう

コース状況／危険箇所等

吹雪くと室堂の周辺でも迷う可能性がある。
雷鳥平はホワイトアウトしやすく、吹きさらしなので荒天では動けない。
雷鳥沢や大走り直下は見るからに雪崩斜面で、大量降雪の後でもスキーヤーは平然と入っていったが、判断に自信がないなら近づかないほうが吉と感じた。

その他周辺情報

立山駅に温泉2箇所あり

写真

11/22 10:46

わずかな晴れ間

11/22 11:07

11/22 15:20

11/24 7:39

吹雪の中の除雪

11/24 7:39

11/24 7:40

11/24 11:54

快適…？

11/24 12:53

入口の工夫に苦労した

11/26 6:36

11/26 6:36

11/26 6:37

11/26 6:40

11/26 6:42

11/26 6:44

11/26 6:44

11/26 6:44

11/26 6:54

11/26 7:12

11/26 7:13

11/26 7:17

11/26 7:17

11/26 7:17

11/26 9:14

11/26 9:22

浄土山直下

11/26 9:23

撮影機器：

iPhone 5s Apple

COOLPIX AW130 ニコン

装備

備考

スコップとスノーソーの扱いはもはやプロ

感想

hasegami

5日間の行程の中3日間フル吹雪、入山日と下山日も数時間の晴れ間しかないなど、非常に厳しい気候条件での合宿となった。
当初目的として予定していた歩行技術の向上や、隊の行動をまとめるリーダーシップの養成などは未達に終わったが、悪天候の中でしか経験することのできないテントキープや生活技術は貴重な体験となった。
今回未達成となった部分については12月に補う山行を行いたい。