老いた母と歩く日影沢林道〜小仏城山
- GPS
- 04:15
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 467m
- 下り
- 397m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
<復路>小仏バス停〜高尾駅北口 http://www.tokotoko-takao.info/access/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な場所はありませんでした。 台風15号での倒木も、片付けられていました。 関係者の方々の御尽力に感謝いたします。 |
写真
感想
山歩きが大好きな高齢の母が、久しぶりに山に行きたいというので、
お天気と体調が良さそうな日を選んで山歩きをすることにしました。
母は足は丈夫だけど、最近、体力が落ちている感じなので、
林道をメインにゆっくりと自然を楽しむコースを考えました。
休日なので人が多いと予想され、バス停は終点から乗れる場所で…
ということで、道の緩やかな日影沢林道から小仏城山を目指し、
小仏バス停に降りるルートを選びました。
(体調を見て、余裕がありそうならば、バスに確実に座れる小仏、
疲れているようなら、足に楽な林道を引き返し日影の予定でした)
高尾駅北口からの小仏行きバスは、休日ということもあって増発。
2台のバスが待っていてくれたため、座れました。
日影バス停で降り、森の図書館・ウッディハウス愛林でトイレを済まし
日影沢林道を歩きました。
前夜、雨が降ったため、日影沢林道の野草はしっとりと美しく、
きれいな花がたくさん見られました。
快晴の青空に、山の緑が映え、川のせせらぎを聞きながらの山歩きで
母も大変よろこんでくれました。
先日出会った親切な植物博士のあきさんのおかげで、野草の名前も
ばっちりだったので、母に花の名前を教えてあげることができて
それも幸いでした。
小仏城山では、母がナメコ汁を、私は大きなかき氷をいただきました。
おにぎりを食べながらゆっくり休憩。
母の体力が大丈夫そうだったので、小仏峠から下りることにしました。
少し滑りやすい場所もあったので、手を引きながら降りました。
親切な方から声をかけていただきながら、ゆっくりの山歩きでしたが
母はすごく楽しかったようです。
小仏バス停では、バスが2台に増発され、座ることが出来ました。
お天気にも恵まれ、お花もいっぱい見ることが出来て、いい一日でした。
お金なんかかけなくてもサイコーの親孝行ができることを教えてもらいました。お母さん嬉しかったでしょうね。スバラシイ(泣)
nabechan さま
コメントありがとうございます。
家族で食事をしていた時に、普段あまりしゃべらない母が
「また山に行きたいなぁ。今度、一緒に行かない?」
と言い出したのです。
「今度」というと、いつになるかわからないので、
「じゃ、明日行こうか?」
と切り出したところ、すごく喜んでくれました。
「お天気は大丈夫?何時に出る?準備はこれでいい?」と、
子供のように何度も繰り返して確認する母…。
きっとすごく山が恋しかったのでしょうね。
実は、少し認知症の症状があるので、心配だったのですが
無事下山できました。
山から、いっぱい元気をもらったようです。
親孝行というほど、おおげさなものではないけど、
母が喜ぶ様子をみていたら、こちらもうれしくなって、
本当にいい時間が過ごせたなぁと、思いました。
母の体調とお天気がいい日に、また出かけたいです。
小仏からの下りで手を引きながら・・・・
(いったい自分はこんなことができるのか。)
お母様が喜ばれたのだから、素晴らしい親孝行です。
これからもお母様を大切にして下さい。
(自分もできるだけ心がけよう。)
追伸
高尾の花々がまだまだ色鮮やかなことにも驚きました。
ochan さま、コメントありがとうございます。
母は、近所での買い物などはできるのですが、
電車に乗って目的地に行くことが難しくなっていて、
大好きな山に行けなくなっていました。
まだ足も丈夫で、気丈な女性ですので、母の不調に
なかなか気付けなかった私です。
もっと元気な時に気付いていれば、もっと高い山に
連れて行ってあげられたろうと、思いました。
それでも、自分の足で山に向かって歩けていることが
母には嬉しかったようで、日影沢林道で、何度も何度も
「こうやって、自分の足で山を歩けるなんて、幸せだ」
と申しておりました。
だから尚更、怪我をしないように下山しなければと
気をつけました。手を引いたのは、無事に下山するために
必要なことだったのです。
足が丈夫とはいえ、転んでは元も子もないですものね。
無事、下山できて、本当によかったです。
母の足が丈夫なのも、山に登って鍛えていたからだと
思います。
山と、そこで出会う人から、私たちはたくさんの贈り物を
いただいているのだなと、実感しました。
一緒に歩いた自分の方が、母から教えられることのあった
一日でした。
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