記録ID: 142563
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ハイキング
奥秩父
奥秩父・甲信国境の支尾根のきのこ探索。チャナメが盛期で秋はたけなわ
2011年10月16日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 395m
- 下り
- 400m
コースタイム
午前7時すぎ、入山。
午後1時すぎ、下山。
午後1時すぎ、下山。
天候 | 霧、のち快晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
撮影機器:
感想
前日夕の天気予報で、雨がやむのが早くなりそうだったため、奥秩父
の自然林に出かけることに。
16日の夜が明け始めると、西の空は雲が少しずつ薄くなってゆき、急
いで家を出発しました。
標高1500m。10月半ばの森は、黄葉、紅葉が始まっていて、夏の時期に
くらべてずっと明るくなっていました。
でも、その分、きのこは、鮮やかな落ち葉の絨毯に身を隠し、保護色と
もなって、じっくりセンサスしないと視界にとらえられません。
でも、森が下層まで明るくなるこの時期は、いろいろな色合いの光が交
錯して、きのこをあでやかに飾ってもくれます。
静かな森に、風が少し吹くと、樹木の木の葉の滴が、ぱらぱらと落ち
て、落ち葉に降りかかります。体を伏せての撮影もあり、服がずいぶん
濡れました。
今日、目立ったのは、秋後半からきのこのチャナメツムタケ。
このきのこが出ると、秋も深まります。
ブナシメジ、ヒラタケ、ヌメリスギタケなども、初々しい姿を見せて
くれました。
お昼ご飯を、針葉樹の倒木に腰掛けて頬張りました。
傾斜のある斜面から、下に広がる森を見渡すと、遠くの朽木の幹に、サ
ンゴハリタケがついているのが見えました。空は真っ青になり、色づい
た葉が照らされて、まさに秋たけなわの景色でした。
選別して採集し、持ち帰ったきのこで、晩御飯のきのこ汁をつくりま
した。
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コメント
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楽しい楽しい奥秩父のキノコの探索ですね
そうですか紅葉が進むと保護色になるのですね
日の当たりぐあいで色が違ってくるのですね。
ゴムタケ真っ黒でタイヤの味がしそうです
やまぼうしの実かわいいですね!(^^)!
きのこは、自分でその色を選んだわけではないので
しょう。でも、紅葉の時期に落ち葉で埋まる林床や、
倒木から生え出すきのこは、落ち葉のなかでは目立ち
にくい色になっていますね。
秋遅くに生え出すのは、保護色のことよりも、きの
こに害虫対策に有利なためと思います。この時期は蚊
はぐんと減ることで、人間にも虫が激減したことがわ
かります。きのこを食べる虫はいろいろいますが、そ
の虫たちもまた、夏に比べたら、かなり減っています。
そして、人間にとっても、とくにおいしいきのこが
増えるのも、秋にですね。こんなきのこは、真夏に生
え出したら、虫だらけにされるでしょう。
きのこは、自分で秋を選んだわけではなくて、変異
のなかで、自然に秋の条件が生存と繁殖のうえで有利
になり、選択されて生き延びてきたのでしょうね。
色があふれ、色の洪水のようなこの時期は、白や赤
の派手なきのこも、目立たないことがある。
でも人間は、倒木や朽木の周りは、落ち葉を除いた
りしながらていねいに探すので、しっかり見つけて
しまいます。
他の野生動物では、ヒグマが幹に登ってタモギタ
ケを食べる様子は、テレビで見たことがあります。
今回も、倒木から生え出したムキタケが、何かにか
じられていました。
けれども、きのこにとっては、人間ほど、自分たち
の仲間を系統的に食べにくる動物はいないんじゃない
でしょうか。
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