銚子ヶ峰〜三ノ峰 ブナの森と黄・橙・真赤に染まる山並み
- GPS
- 09:00
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,613m
- 下り
- 1,613m
コースタイム
天候 | 晴・絶好の秋山 三ノ峰避難小屋の室温(11℃・AM10:20) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・銚子ヶ峰から先は、アップダウンが続く。 ・ナナカマドは葉が落ちて赤い実のみ、ブナが中腹で黄葉 ・ニノ峰の三角点はルートの東側、要藪こぎで東側のみ視界がある。 ・三ノ峰は「ハクサンコザクラ〜6月初旬」の南西限ではないかと思われる。 ・帰りに道草して、阿弥陀ヶ滝(落差60m)に立ち寄った。http://shirotori.gujo.to/html/kanko/amida.htm ・残雪期2007年4月27日の記録(越前三ノ峰への上りは急な雪面の壁となる) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-105467.html |
写真
感想
石徹白(いとしろ)大杉の駐車場に着くと明るくなり始め、石段からスタート。神鳩の宮避難小屋に到着するまでは、太陽は東側の雲に隠れて日差しがなかった。避難小屋に到着すると、小屋の前の右側のテーブルの枕木が腐っていて、なくなった部分が生じて天板が傾いていた。相変わらず小屋には石油ストーブなど色々な装備が置かれていた。スミレとウマノアシガタが季節を間違えて咲いていた。アザミとリンドウは咲終わり、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナ、タムシバ、ナナカマド、ムシカリ、ツルリンドウ、ツルアリドオシなどの赤い実が多数見られた。ニッコウキスゲらしき実から黒い種が見えていた。
神鳩の宮避難小屋から主稜線に合流すると別山が姿を現した。稜線上にはナナカマドやタムシバなどの赤い実がなっていた。ナナカマドの葉は大部分が落ちていて、枯れている葉があったのみ。上部の稜線は見晴らしが良く、クマザサを切り開いた気持ちの良い尾根道が続いた。スパッツを着けていたので、朝露により靴の内部を濡らさずに済んだ。モミジはすべて葉が落ちていて、サラサドウダンの実も少しあった。常緑針葉樹に赤い実がなっていて、調べてみたら「イチイ」だった。銚子ヶ峰には母御石と股スリ岩があり、360度の展望が抜群の岩の上で小休止。アップダウンを繰り返し、三ノ峰に到着。少し北側の見晴らしの良い箇所で昼食。別山まで行こうか迷ったが、暗くなってしまいそうで少し白山に雲も湧き始めたのでここで引き返すことにした。健脚向きのコースであるが、初夏の花の季節にまた行ってみたいコース。山の上部では、葉が散って紅葉が終わっていたが、中腹では見頃だった。ブナの色付きはあまり良くないかも知れなかった。
帰り道の途中にある阿弥陀ヶ滝に立ち寄る、平日だったためか駐車料金は徴収されなかった。石段の周回コースを歩く、落差60mの大きな滝で、周囲の紅葉はこれからのようだった。周辺には砂防堰堤も多いが、滝つぼの近くの川の中を覗き込むと魚がいた。石徹白川周辺では、春と夏には多くの釣り人を見かけるが今日は見かけなかった禁漁期間なのかも?
コメント
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銚子ガ峰、2年前の秋に登った時の感動が蘇りました。
頂上から続く稜線、いつか行きたいと思ったものです。
alpsdakeさんの植物 や小動物などに対する、優しい目線が大好きでいつも楽しみに拝見させて頂いています。
ソヨゴ、私の住む近辺ではお正月の飾りに使います。
今年は実付がよいようです。
そうそう、私のプロフィールの写真、銚子ガ峰に行った時のものです。
これからも山行き記録楽しみにしています。
namiさん、こんばんは
銚子ヶ峰の山頂手前にある大きな御母石は休憩地点と眺望地点としています。
また銚子ヶ峰の山頂の少し先にある岩(雲岩・股スリ岩?)も展望抜群の地点で、いつも休憩地点としています。
三ノ峰へは、福井県大野市の上小池の登山口からの方が短時間で登れますが、東海地方からだと登山口までが遠くなってしまいます。
以前に残雪期に同コースの雪山ハイクをしましたが、雪庇や急勾配の雪面などかなりスリリングでした
残雪期に難所となったニノ峰からの三ノ峰への雪壁
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