筑波山
- GPS
- 06:30
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 782m
- 下り
- 765m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り(霞) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白雲橋コース、御幸ヶ原コースとも結構急な区間があり、よく言われる通り筑波山を舐めたらイケない。晴天が2日続いたはずなのに道は湿って滑りやすく、岩場や木段でスリップする人が続出(我々も)。スニーカーの親子連れが多々頑張っていたが、ほとんど足元ドロドロでお気の毒だった(むしろ連続階段地獄?の薬王院コースの方が歩きやすいと思う)。 なお、紅葉を期待して行くとガッカリする。時期や気候というより(少なくとも南斜面側は)そもそも樹種が違うような…。ケーブルカー山麓駅付近に植えられたモミジはきれいだった。 |
写真
感想
「スポーツクラブでちんたら自転車漕いでるなら山へ来な」と、娘ツクン♀を紅葉の季節の筑波山に誘い出した。秋の山は大賑わいだったが、期待の紅葉は予想はずれで、ただツクン♀の筋肉痛は予想通りだった。
朝8時、まだ車の少ない筑波山観光案内所前の市営駐車場に駐車して出発。11月も中旬になるのに相変わらず暖かい。神社前から振り仰ぐと、青空を背景に女体山山頂が見えた。
神社の山門(?)前から右に白雲橋コース入り口を探すが、案内板が見当たらない。境内を出た所でツクン♀が「女体山・つつじヶ丘」の表示を見つけた。間もなく植林の中の登山道に至り、濡れて滑る木段に気を付けながら登り始める。つつじヶ丘への道を分けて程なく白蛇弁天の前に着き、汗を拭いながらツクン♀が呼吸を整えるのを待った。
道の傾斜が徐々に険しくなる。木段ばかりでなく、木の根や岩などが濡れて滑りやすい。顎を出しそうなダメ娘を励まして何とか標高600m付近に至り、ロープウエーをくぐる緩い傾斜のトラバース区間で息を継いだ。そこを過ぎれば間もなく弁慶茶屋跡。つつじが丘から登ってきたカブスカウトのちびっ子をはじめ、多くのハイカーが休憩していた。
給水して出発。人がパラパラ程度だった白雲橋コースと違って、ここからは“表銀座”のような混み具合だ。弁慶七戻りをくぐると、早速、前の一団に追いついて渋滞した。ともすれば下山者も混じるので、追い越しを試みても意味はない。今日は気長に待つことにした。岩場のような難所に至るたびに登山者と下山者の交互通行を余儀なくされ、おかげでツクン♀もバテずに何とか女体山山頂に達することができた。
もっとも、お尻がムズムズする山頂の岩場は大変な人込みで近づけず、神社をぐるりと回ってUターン。滑る下り坂を慎重に辿り、ロープウエー乗り場分岐でようやく人間渋滞から解放されて御幸ヶ原へ向かった。途中、ガマ岩で中国人らしい若い子たちが口に石を投げ入れようと、楽しそうにワイワイやっている。こうした観光客と完全武装(?)の登山者が入り混じるのが、筑波山らしさなのだろう。観光客期待の紅葉は鮮やかな赤や黄色になる木が少ないと見えて、残念ながら全体にくすんだ雑木林という印象だ。
御幸ヶ原ですいている古い方のトイレ(女体山側)に寄り、「おなかすいた」とこぼすツクン♀を叱咤して男体山へ。こちらも岩場めいた区間で渋滞しかけたが、思ったよりスムーズに頂上に着いた。ただ、山の周囲がボヤっとした霞に覆われているので、自慢の関八州の眺望は全く利かない。
ここで昼食。ツクン♀には初めての山食(といってもフリーズドライのパスタ)で、うまいと言って食べていたが、果たして山で食べるゴハンが気に入ったかどうかは分からない。また、大休止の後は、それまで気づかなかった脚の疲労や痛みを自覚するものだが、下り始めると案の定、脚にきてると言い出した。
「ケーブルで下りるか」と尋ねたが、「せっかくだから頑張る」と殊勝なことを言うので予定通り御幸ヶ原コースを下る。この見栄がツクン♀には命取りとなった。いきなりの急勾配を階段で下るうちに膝が笑い出し、スリップして悲鳴を上げる。元来が運動音痴の上に疲れで踏ん張りが利かなくなっているので、ちょっと岩があったりすると後ろ向きにソロソロ下ることになる。休んでは歩きを繰り返し、山麓のケーブルカー宮脇駅が見えた時は、付き添うこちらまでホッとした。
七五三の晴れ着が三々五々見える筑波山神社本殿をかすめて駐車場を目指す。11月とは思えない日差しにあぶられつつ、もはや車道歩きもつらいのか、後ろでツクン♀が「早く温泉入りたい」とこぼしている。ここも温泉地だが、もうじき大渋滞必至の筑波山は早々に辞して、筑西市のあけの元気館に向かうことにした。
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