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Yamareco

記録ID: 156511
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ハイキング
丹沢

東沢乗越〜女郎小屋ノ頭〜大タル丸〜大タギリ(おまけ丹沢鉱山)

2011年12月17日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:23
距離
11.1km
登り
1,320m
下り
1,317m

コースタイム

07:15 立間橋
08:00 仲ノ沢径路入口
   (鉱山探索含む)
10:45 東沢乗越
11:00 モチコシノ頭
(ルートミス調整時間含む)
12:20 女郎小屋ノ頭
13:00 大タル丸
13:15 大タギリ
13:30 白ザレのピーク
14:15 芋ノ沢ノ頭トラバース
15:00 敷地山
15:30 小川谷出合
15:35 立間橋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
一般的ではありません。

仲ノ沢林道を除いて、ほとんどが変わり者のバリルートです。
富士山や景色を楽しむルートでもありません。

世をすねた変わり者に残された最後の聖域です。
そっとして置いてください。
立間大橋からしばらく
仲ノ沢林道を歩く。

大橋からすぐのところにある
湧水・レッコ水があふれて
林道は川状態。
立間大橋からしばらく
仲ノ沢林道を歩く。

大橋からすぐのところにある
湧水・レッコ水があふれて
林道は川状態。
いつもの仲ノ沢径路を使って、
東沢を目指す。

ここの苔むした岩壁は好きだ!
いつもの仲ノ沢径路を使って、
東沢を目指す。

ここの苔むした岩壁は好きだ!
欅平のワサビ田跡。
ここもおなじみの景色。

東沢出合にはここを下りる。

欅平のワサビ田跡。
ここもおなじみの景色。

東沢出合にはここを下りる。

小滝を楽しみながらの
沢歩き。

飛沫を浴びた岩は凍っている。
小滝を楽しみながらの
沢歩き。

飛沫を浴びた岩は凍っている。
沢靴なら何でもない流れでも、
長靴はアカン。
1
沢靴なら何でもない流れでも、
長靴はアカン。
東沢の湧水はこの先。

実際は写真ほど立派じゃない。
ひとまたぎって云う程度。
東沢の湧水はこの先。

実際は写真ほど立派じゃない。
ひとまたぎって云う程度。
東沢の湧水。

ちなみに、
今年2011年実施された
神奈川県勤労者山岳連盟自然保護委員会
による丹沢水質調査報告では
ヤビツ峠近くにある行列のできる湧水、
護摩屋敷の水から大腸菌を検出したと
あった。

トイレもすぐ側にあるっていうのに、
何なんだろう・・・、
水汲みに来てる人の心境って・・・
オレにはワカンネー。
東沢の湧水。

ちなみに、
今年2011年実施された
神奈川県勤労者山岳連盟自然保護委員会
による丹沢水質調査報告では
ヤビツ峠近くにある行列のできる湧水、
護摩屋敷の水から大腸菌を検出したと
あった。

トイレもすぐ側にあるっていうのに、
何なんだろう・・・、
水汲みに来てる人の心境って・・・
オレにはワカンネー。
東沢乗越。
モチコシノ頭。

土面に刺してあるのは、
シモンのスーパーフォックス。
バイルタイプだが、沢登りの時にも
草付きなど結構使う。
通常のピッケルの半分の長さで、
使い勝手がいい。
モチコシノ頭。

土面に刺してあるのは、
シモンのスーパーフォックス。
バイルタイプだが、沢登りの時にも
草付きなど結構使う。
通常のピッケルの半分の長さで、
使い勝手がいい。
女郎小屋ノ頭への尾根を外しちまった。
結構注意してたのに、やっちまったよ。

どうも、モチコシ沢の源頭部の
ヤセ尾根に乗っかったらしい。

こんなこともあろうことかと今日は、
先述のシモンのアックス、懸垂下降用に
ロープ(8mm×20m)、ハーネス、エイト環
を持ってきた。

木に掴まって降りれなくもないが、
折角だから懸垂で下りた。
女郎小屋ノ頭への尾根を外しちまった。
結構注意してたのに、やっちまったよ。

どうも、モチコシ沢の源頭部の
ヤセ尾根に乗っかったらしい。

こんなこともあろうことかと今日は、
先述のシモンのアックス、懸垂下降用に
ロープ(8mm×20m)、ハーネス、エイト環
を持ってきた。

木に掴まって降りれなくもないが、
折角だから懸垂で下りた。
ルンゼを少し登ると、ガレの先に
正規(?)の尾根が見えた。

進路としては、手前のザレの斜面を
よじ登って尾根に合流した。
ルンゼを少し登ると、ガレの先に
正規(?)の尾根が見えた。

進路としては、手前のザレの斜面を
よじ登って尾根に合流した。
同角ノ頭。
このあたりは下ると、
一息つける鞍部ではなく、
気の抜けないキレットになる。
このあたりは下ると、
一息つける鞍部ではなく、
気の抜けないキレットになる。
女郎小屋の頭。
富士が見えたが、
新緑の生い茂る春先は
こうはいくまい。
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富士が見えたが、
新緑の生い茂る春先は
こうはいくまい。
あまりにも気持ちいいので、
ここで小休止。
あまりにも気持ちいいので、
ここで小休止。
女郎小屋乗越にはコブ無しのロープが
ぶら下がっていた。
それをトップロープ代わりにして
懸垂で下りた。
女郎小屋乗越にはコブ無しのロープが
ぶら下がっていた。
それをトップロープ代わりにして
懸垂で下りた。
大タル丸の大石を通過して、
大タギリに向かう。
大タル丸の大石を通過して、
大タギリに向かう。
大タギリ。

コブ付きのトラロープが
二重で垂れ下がり、
2ピッチ切ってあった。

斜度はかなり強い。
大タギリ。

コブ付きのトラロープが
二重で垂れ下がり、
2ピッチ切ってあった。

斜度はかなり強い。
大タル丸側の壁。

それにしてもこの斜面、ザレ過ぎ!
油断してると、ズルッと滑って、
バランスを崩してしまう。
腕力のない人はその時点で、
オーマイガー状態になるだろう。

面倒くさがってロープを出さなかった
自分って・・・、馬鹿みたい。

大タル丸側の壁。
大タル丸側の壁。

それにしてもこの斜面、ザレ過ぎ!
油断してると、ズルッと滑って、
バランスを崩してしまう。
腕力のない人はその時点で、
オーマイガー状態になるだろう。

面倒くさがってロープを出さなかった
自分って・・・、馬鹿みたい。

大タル丸側の壁。
白ザレ側から覗いた大タギレ。

最初の出だしから中間部までは、
ほぼ垂直の岩壁。
ホールド、スタンスは十分だが、
何しろズルズル状態。
白ザレ側から覗いた大タギレ。

最初の出だしから中間部までは、
ほぼ垂直の岩壁。
ホールド、スタンスは十分だが、
何しろズルズル状態。
白ザレのピーク。

パンツにダニが二匹ついていた。
大タギリ最後の詰めのスズタケを
通過した時に付いたものと思われる。

ダニ(ヤマトマダニ)は一年中
活動してる働き者。
白ザレのピーク。

パンツにダニが二匹ついていた。
大タギリ最後の詰めのスズタケを
通過した時に付いたものと思われる。

ダニ(ヤマトマダニ)は一年中
活動してる働き者。
ブナの木は大きく美しい。
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ブナの木は大きく美しい。
芋ノ沢ノ頭は北側を巻いていく。
芋ノ沢ノ頭は北側を巻いていく。
伊勢沢ノ頭。

敷地山手前のなだらかな尾根上から。
伊勢沢ノ頭。

敷地山手前のなだらかな尾根上から。
ナナカマド。
葉を落とし、
後は春を待つだけの
ミツマタの花芽。
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葉を落とし、
後は春を待つだけの
ミツマタの花芽。
小川谷出合。

玄倉川の上に立間橋が見える。
右側の橋を渡ったすぐの、
駐車スペースに車を止めた。
小川谷出合。

玄倉川の上に立間橋が見える。
右側の橋を渡ったすぐの、
駐車スペースに車を止めた。
丹沢鉱山。

切り立った斜面に
ひっそりと口を開けていた坑口。
丹沢鉱山。

切り立った斜面に
ひっそりと口を開けていた坑口。
坑道入口横にぶら下がっていた
アクリル名板。
坑道入口横にぶら下がっていた
アクリル名板。
坑道内部。

よ〜く見てもらおう・・・、
すでに台枠ははないが、
水中に、はっきりとトロッコの輪軸が
見える。
車輪は赤く錆びている。

坑内はくるぶし迄水が溜まり、
暗いしー、気持ちワリイしー、
怖いしー、狭いしー
とか何とか理由をつけて、
これ以上は入らなかった。
坑道内部。

よ〜く見てもらおう・・・、
すでに台枠ははないが、
水中に、はっきりとトロッコの輪軸が
見える。
車輪は赤く錆びている。

坑内はくるぶし迄水が溜まり、
暗いしー、気持ちワリイしー、
怖いしー、狭いしー
とか何とか理由をつけて、
これ以上は入らなかった。
坑道内から坑口を撮る。
坑道内から坑口を撮る。
赤く錆びて、
崩れ落ちた土砂に消え入るレール。
赤く錆びて、
崩れ落ちた土砂に消え入るレール。
こんなガレを登っていて
坑口を見つけた。
下からは絶対にわからない。

帰るときは、別ルートで下りた。
こんなガレを登っていて
坑口を見つけた。
下からは絶対にわからない。

帰るときは、別ルートで下りた。

感想

思った通り、楽しい一日だった。

珍しく二度もルートミスを犯してしまったが、
それはそれでアドレナリンの刺激をうけて、
気分は高揚する一方だった。

飽きることのない山域であることは間違いない。

丹沢に鉱山があったというのも興味深い。
しかもそれが信玄の隠し金山となればなおさらである。

もともとは丈量小屋と呼ばれていたものを、
女郎小屋と書き改めるのも、
なにやら、金山には付き物の遊郭を連想させるようで
これまた興味深い。
黒川千軒の「おいらん淵伝説」を思い起こさせる。

ただ、坑口の名板にも記されているが、
掘り出されていたのは金ではなく、良質の銅であったらしい。
とすれば、なまめかしい女郎小屋の説明はどうつければいいのだろう。
謎が謎を呼ぶ。

その鉱山跡の側は何度も通っていたが、まったく気づかなかった。
もちろん、分かるような場所ではないので、当然と言えば当然なのだが。
でも、まぁ、見つかってよかったよ。
今日はそれだけで満足だ。

それと、もうひとつ嬉しいこと・・・。
モチコシノ頭から、ミスコースで降り立ったモチコシ沢の源頭を
少し下ったところにも鉱山跡があるらしいのだ。
いやはや、まったく、
道迷いをしてよかった。

また楽しみが増えた。

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