奥武蔵秘境矢岳/単独/ルートミスで酉谷小屋に辿り着けず野営/矢岳〜酉谷小屋〜東日原
- GPS
- 32:05
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,983m
- 下り
- 1,644m
コースタイム
武州中川駅8:45⇒登山口案内図9:30⇒矢岳14:00⇒牛首手前野営地16:00
12/30
野営地8:30⇒長沢背稜9:30⇒酉谷避難小屋10:00⇒カフェタイム・酉谷沢を散策⇒酉谷避難小屋12:40⇒一杯水避難小屋15:00⇒東日原BS16:50
天候 | 12/29 晴れ 12/30 晴れ 酉谷小屋外気温ー2度/10:00 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
東日原BS17:22⇒奥多摩駅18:06⇒青梅18:46⇒池袋20:11⇒下板橋20:14 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆山慣れた方であれば危険箇所は無いと思われますが、道標も無く整備された登山道ではありませんので最低限、地形図持参での読図能力は必須と思われます ◆積雪情報 武州中川駅〜矢岳 10cm以下でアイゼンは不要でした 矢岳〜長沢背稜〜一杯水避難小屋 15cm以下でしたが雪下の木の根の凍結箇所がありアイゼンが必要でした 一杯水避難小屋〜東日原BS 10cm以下ですが凍結箇所がありアイゼンを装着しました |
写真
感想
長沢背稜のタワ尾根分岐〜雲取避難小屋下の未通部を繋げようと出かけました。
ついでに三条ダルミ〜三条の湯〜天平尾根も欲張って歩いちゃう作戦でしたが、、、
武州中川駅から山道まで机上学習がなく(地形図のみ、マップル無し)、roadman71さんの「秩父バリルート入門編 矢岳〜酉谷山〜熊倉山」のコピペでとりあえず千手観音を目指します。土俵の真横から南へ向かい砂利道を進むと民家の犬に5分位吠えまくられて早足でその場を逃げます、荒れた妖しい辿道を行くと藪コギの後、突然舗装路になり登山口案内図になんとか到達できました。ある意味今回の核心部かと(笑)
登山口案内図からはしばらくは山道もはっきりし分岐には表示物もあって進路に迷う事なく進みます。大反山の手前に二股があり、太い山道を右に行った先の尾根部分に山の神の祠があり、尾根筋右のはっきりとしたトラバース道を辿ると送電線の鉄塔が右に見える場所を通過、左右は伐採されていてしばらく行っての鞍部で山道は左(東)に誘導されますが、送電線&鉄塔のある南に向かって尾根を登ります。鉄塔付近は踏み後・テープが少し乱れますが、鉄塔の真横(左・東側)を登るルートが正解で尾根筋を南に登ります。
962ピ-クで初めて方位をとって現在地を確認、この後は西側の尾根筋を辿れば矢岳・長沢背稜まで問題は無さそうです。1040ピーク東は伐採されて見晴らしが良くさくら湖が見えます、その後40m下って360m登り返すと矢岳山頂に到着、酉谷山から熊倉山方面の尾根が見えます。
警告表示がたくさんあるわりにトレース明瞭ここまですんなりと歩け、そろそろトレースは薄くなるに違いない!と警告表示に洗脳されたのと、西側から登山道が合流するのではないか?との思い込みで木に赤テープが二本ある1448ピークから本来北西に向かう尾根に行かずに北東の尾根を下ってしまいました。踏み後は細くなり藪もでてきて「うんうん、盛り上がってきたぞ〜」とずんずん下りますがもはやバリルートの域を超えて沢の高巻き(下っていますが)のような辿道の雰囲気に違和感を感じ方位をとって地形図を見ます→誤ルートでした(ガチョ〜ン/古い!)
暗くなる前に長沢背稜までたどり着けばヘッデンで酉谷小屋まで行く予定でしたが、稜線の手前は北向き尾根で150mの登りがあり積雪の凍結が懸念されもはや戦意喪失、ふてくされて1448ピークに登り返します(-、-)
それからしばし下った後の小ピークへの100m位の登り返しは10cmほどの雪が所々凍結し、表面が凍っていなくてもその下の木の根がカチカチに凍りつき、ピークに近づくにつれて急傾斜になって一歩ごとにずるずると滑って4本爪アイゼンではコワイのであります(・_・、)
あと一箇所ピークを超える→牛首まで下降→長沢背稜への登り返し。
冬は陽落ちが早いのでピーク手前の鞍部で野営が正解と判断しました。
水は2リットル以上担いでいるので問題ありませんでした。
無風なのでシェルターがなくても夜を越せると思うくらい穏やかな夜です^^。一眠りして8:00から夜空を見ながらウィスキーをストレートで飲り(薄めると効きません/笑)、シェルター内壁は結露してたのでベンチレータと入り口を明けて寝ることにしました。冬の野営は初めてですがシュラフがしっかりしていればシュラフカバーが無くとも(今回無し)夜露さえしのげればなんとかなると感じました。
翌朝は内壁は霜が凍っていましたが結露に濡れることなく熟睡でき、この位の標高であれば今日より気温が下がってもシュラフカバーを持参すればシェルター(完全密閉せず開口部有り)での野営は可能だと思いました。重さは軽量ツエルト並ですがシェルターはポンチョも兼ねますのでトータル的に考えるとこちらのほうが軽くはなりますが、道無き道を藪こぎ等で歩くほどのタフな雨具ではないのでルート次第での使い分けが必要となります。
シェルターはゲートウッドケープで320g(ペグを除く)、支柱となるストックが一本必要となります。設営にはセンスとコツが必要で自立式テント&ツエルトのように誰でも同じ完成とはなりません。私もその日の一回目の設営では満足がいかずにその後毎回いじくっています(笑)
テント&ツエルトより居住性は劣りますが、春&秋の気温がやや低い時期にタープよりは快適な野営ができてポンチョを兼ね備え、冬場でもシュラフカバー追加次第で野営可能な軽量アイテムと思います。
「あと一箇所ピークを超える→牛首まで下降→長沢背稜への登り返し」
この間はテン場適地はありませんので御注意ください。
翌日は寝坊してしまいました 。酉谷小屋で休憩して先の行程を思案したところ、昨夜の深酒で酒残量が今宵一晩持ち堪えられない事が判明、雲取山荘まで行けば補充できると安易に考えていましたがたぶん到着できずに野営となるでしょうw。冬季は寒くて酒が効かずに飲酒量が増えると学習しました、酒不足で緊急下山決定!(笑)
タワ尾根ルートでの下山も考えましたが、奥多摩リモコン犬と遊んでいるうちに時間切れとなり長沢背稜〜ヨコスズ尾根にて東日原BS17:22のバスに乗り、自宅にて熱風呂入浴後21:00お疲れ下山祝いスタートとなった次第であります 。
コメント
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こりゃ寒そう
小生は寒いの苦手なので、今時のテン泊は無理
寒い夜は長そうですね
昼寝(夕寝)後、星空を眺めながらのストレートウィスキーが美味しく朝まで熟睡
翌日分の酒に手を付けてしまい一泊で下山するはめになってしまいました
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